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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編セット13


 番外編61


 海人邸の門前。
 洋風の大きな門の横に呼び鈴代わりの銅鑼が並んでいるという、変わった場所。
 そこで、海人はリレイユの躾に勤しんでいた。

 と言っても、人は食うななどの基本的な躾は終わっている。
 トイレも自分で穴を掘って行い、終わった後はきちんと土を戻して埋めるし、
餌を食べる時も海人の待てがかかればピタリと止まってお座りし、五分でも十分でも涎を垂らしながら許可を待つ。
 海人達を乗せて飛ぶ際の指示も一通り学習し、左と言えば左に、右と言えば右に、上昇と言えば上昇し、
着陸と言えばゆっくり着陸していく。
 
 しかし、リレイユの外見を考えると、今後来る生徒達が怖がらぬよう面白い芸も仕込む必要がある。
 単純にあまり怖がらせたくないというのもあるが、もし生徒がリレイユを見た時に萎縮し、
それが尾を引いてしまうと授業効率に悪影響が出てしまう。
 教師として、それは放置できない。 
 
 短期間で要求が大きくなってしまうのが哀れではあったが、
やらないわけにはいかなかった。

「そうだリレイユ! いいぞ!」

 少しずつ、少しずつ、慎重に爪を動かしているリレイユに声を掛ける海人。

 仕込んでいる芸は、御茶汲み。
 超絶的なまでのリレイユの器用さと賢さと魔力を活用した、ある種究極の芸。
 急須に茶葉を入れ、魔法で水を出してブレスで適温に加熱し、風の魔法で動かして注ぎ、蓋をする。
 そして一分間蒸らした後、用意された湯呑に濃さが均等になるように注ぎ入れる。
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