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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編。
というわけで番外編になります。
定番ネタですが、ちょいと書き方の実験してます。

では、急ぎ足ですがコメント返しさせていただきます。


ときつみかさん

正確には数日あれば、ですね。ここ、書き直すかもしれません。
ミッシェルの治療期間中に準備を整えてたと仮定した場合の数値です。

シェリスというか、あの世界だと刃物に幼い頃から触れる機会が多いです(無論、親が見守ってますが)
仰る通り、セキュリティの都合でシェリスの使用人はそうそう増やせません。
エプロンドレス自体も色々仕込んであるので、外注も難しいんですよね。

脳のオーバーヒート対策ありがとうございます。
作者の場合、時間帯や状況が許せば頭に冷水シャワーですね。

服サイズ出す創造魔法はまだ魔力消費大きいので、手軽にはできないですね。
毎回新品も美宙の教育上あまりよろしくないでしょうし。

現実的な懸念を指摘したら、たまたまご褒美タイムになっただけです(目逸らし)

ローラは初期から大食い枠かと。
第二部時点であれですし。

 さん

ん~、多くなりそうなのは、やばみそ(ヤバい美宙)かもしれません、

Gentleさん

シェリスの部下で海人との通信手段持ってるのがローラだけですからね。
今後も何かと絡みは多くなるかと思います。

コスモさん

タガ、というか色々と緩めてはいますね。
教育に関しては、特に緩む事になるかと。

UMA……伝承でしか確認されてない生物などはいます。

・・・さん

返信不要なのかもしれませんが、公開コメントでしたので一応返信させていただきます。

最近の話、楽しんでいただけなかったようで残念です。
御指摘の点ですが、まず美宙は血の繋がった子の代わりではなく元々誕生予定だった子です(第一部で書いてあります)
海人の心情的には、美宙を作らないのは彼女を殺すに等しい事でした。
そして海人からすると、無機物だろうが有機物だろうが会話が成り立つなら同じです。
まともな友好関係が成立するなら、触手の化物とも握手できる男です。異常なのは事実ですね。
メイド達にバレない理由はありますが、ネタバレなので現状黙秘で。
現状周りが許容している理由は、刹那と雫は海人の意思の尊重、シェリス達はそれに加えて機嫌を損ねないためですね。
美宙の未来については、海人も考えてますとだけ。一応十四部ラストでその点にちょっと触れています。

 さん

自制してるだけに、真っ当な口実ができると嬉しいようです。

がんぼったれさん

一応、シェリスの屋敷の人間は全員知ってます。
その熱量まで推し量れている人間は少数派ですが。


最新話の修正ですが、一応大規模なものは行わない事にいたしました。
不満点はあっても良い改善案は思いつかず、大きな問題はなさそうなので、ちょこちょこと修正するだけにしようと思います。
気分を切り替え、次話執筆に全力を傾けたいと思います。

では、今回も数多くの方の御来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。






 番外編


 海人の屋敷の地下室。

 久方ぶりに、雫はコマンド式RPGをやっていた。
 普段やっているゲームに比べれば、総じてレトロ。
 グラフィックはドット絵、音はいかにもなピコピコ音、戦闘システムもシンプル。
 唯一最大の特徴は、戦闘中に出るアニメ調の攻撃エフェクト。
 ドット絵とは思えない程に滑らかに動き、迫力に満ちて美しい。

 全体として悪くはないが、やる事、というかやれる事が決まりすぎていて、雫としては少々退屈さを感じる。

 とはいえ、たまにはのんびりしたゲームも良いものだ。
 手応えは大事だが、毎度毎度理不尽にのたうち回るのは精神衛生上よろしくない。
 現実と見紛う美麗なグラフィックも良いが、ドット絵も独特の味があって楽しめる。

 ゆえに、つい一時間程まで雫はそれなりに楽しんでいたのだが、 

「……海人さん」

「どうした?」

「なんで偽勇者一行がこんなに強いんです!?」

 通算3回目のゲームオーバー画面を指差し、雫は絶叫した。

 勇者を名乗って小さな村を支配し、搾取していた者達との戦い。
 そのイベントが始まった時は、ド定番だなぁ、と暢気な事を考えていた。
 レベルも上がりにくくなってきたし、普通に蹂躙して終わりだろう、と。

 ――――甘かった。

 初挑戦時は、何もできぬまま終わった。
 偽勇者が放った雷を伴う斬撃が、こちらのパーティーのHPを一瞬で消し飛ばしたのだ。
 あまりにも圧倒的だったので負けイベントかと思ったら、ゲームオーバーの画面。 
 
 これは何か見落としたな、と思い丹念に話を聞き込むと、強いので酒で酔い潰して叩くべきという話が出てきた。
 勇者としてどうかとは思うが、これなら勝てるだろうと思って挑んだら、やはり偽勇者の一撃で全滅。
 ダメージは最初の一割まで落ちていたが、それでもこちらのHPを全損させるには十分だったのだ。

 そして今回は握り潰したコントローラーを新しい物に変え、改めて調べ直したら偽勇者一行の宿泊所に火をかけられる事が判明。
 酔い潰した上で火を放つとか、本当に勇者としてどうなんだろうと思いつつも再襲撃。
 すると1ターン目全員動けなくなっていたので最大火力を惜しげもなく叩き込んだのだが、次のターン偽勇者一行の僧侶の回復魔法で全快。
 そしてその直後、再び偽勇者の一撃で全員消し飛ばされた。

「設定では元々歴戦の冒険者パーティーらしいからな。強くてもおかしくはない」
 
「こんな奴らいるなら勇者いらないでしょ!? こいつらが魔王討伐行きゃ解決じゃないですか!?」

「残念ながら、設定上聖剣の加護を受けられない彼らでは、魔王の側近一掃が限界だ」

 雫の叫びに、淡々と返す海人。

 このゲームの魔王は、聖剣なしでは絶対に倒せない。
 単なる設定の話ではなく、システム上も勇者が聖剣を装備してなかったり死んだりすると全てのダメージが無効化される。
 そして聖剣の加護を受けられるのは特別な血筋の主人公一行だけなので、偽勇者達がどれほど強かろうが魔王討伐は不可能だ。 

「ならせめて付いてきてほしいっ……! ってか、偽勇者の技カッコいいんで超使いたいんですよ!」

「ああ、その技なら戦士がレベル60になると覚えるぞ」

「この偽勇者レベル60以上!? こっちまだ10なんですけど!?」

「設定的には戦士が史上最高の才能の持ち主らしいから、実際はそれ以上だな」

「どんだけ努力したんですか!? ってか、そんだけの力あってなんでこんなショボい事やってんですかこの連中!?」

「現実でも割といるようだがな。普通に能力使えば真っ当に大金得られるのに、手っ取り早く稼ごうとして無駄な危険を冒す馬鹿」

 雫の疑問に対し、大仰に肩を竦める海人。

 伝聞ではあるが、かつて人種的特徴が似通っているだけの男が海人の名を騙り研究資金を募った事があった。
 一部ではそこそこ名が通り将来を嘱望されていた男だったようだが、つまらない詐欺で一気に大金を稼ごうとどこかで知った海人の名を使ったのが運の尽き。

 海人の名とその価値を知る者は、そのほとんどが裏組織か国家機関所属だが、
国家機関で海人の名を知る者は顔と名前が一致しており騙しようがなく、裏組織もほぼ全てが同様。
 海人の名を騙って都合良く騙せる者など、新興の裏組織で偶然彼の名と実績のみを知ったような三流未満。
 そして、そういった連中は大概短絡的であり、世界中を敵に回したに等しい海人が五体満足で生き延びている理由を考えもしない。
 さらに己に都合の良い妄想を隠された事実と思い込み、事実を告げられてもそれを否定する事がある。
 
 海人を騙ってしまった彼は、死という救済を得るまでに相当な時間を要したらしかった。
 
「いやまあいるでしょうけど! ってーか、そもそも!」 

 話をぶった切り、海人の鼻先にビシッ、と人差し指を突きつける。
 刹那がいればあらぬ方向に指を曲げられる行為だが、彼女は今茶菓子を取りに厨房に行っていた。

「そもそも?」

「あたしは普通の、疲れないRPGがやりたいって言ったでしょうがぁぁぁぁぁぁっ!!」

 海人の鼻先を指で押し込みながら、雫は叫んだ。

 ここのところ理不尽すぎるゲームが続いたので、のんびり楽しめるゲームがしたい。
 農業系などは性に合わないので、疲れずそこそこ楽しめるRPGがやりたい、雫は海人にそう頼んだ。
 
 よかろうとあっさり引き受けた海人が、差し出したのがこのゲーム。
 いつもの悪戯なのだろうが、今回はちょっと許しがたい。
 夜更かしの罰に姉の拳二十発も叩き込まれた当日なのだ。

 が、海人はそんな雫に対し悪びれる様子もなく、ゆっくりと首を横に振った。 

「まったく、心外だな。ちゃんと要望に応えてやったのに」

「ほっほーう? 徒歩しか移動手段がない序盤に、そこ通らないと先に行けない町。
しかも通過する為にはイベントクリアしなきゃならず、そのクリア条件がこのクソ強偽勇者一行討伐。
コマンド戦闘だから技術での打開も無理。どー考えてもクソゲー理不尽ゲーの類だと思うんですがねぇ?」

「真っ当なRPGだし、クリアだけなら難しい要素は本当にないぞ? 一点だけ、プレイヤーに優しくないだけで」

「……一点、それも優しくないだけ? ふざけまくってるとかではなく?」

 海人の面白がるような意味深な言葉に、雫の目が細まった。

「うむ。いやまあ、ふざけまくってると言えばふざけまくっているんだが……」

「考えるの面倒なんでさっさと解答お願いします」

「よかろう。実はその偽勇者一行を倒すには原則として聖剣が必要なんだが……」

「王城の宝物庫に安置されてるって話でしたよね、でも――――まさか!?」

 くわっ、と雫の目が見開かれた。
 
 王城の宝物庫は、最初にちゃんとチェックした。
 これまでのゲームでは、最初に取らないと重要アイテムを魔物に奪われるなんて展開もあったからだ。
 すると開けられない鍵がかかっており、扉横の衛兵が中に聖剣が安置されている事を教えてくれた。
 
 が、調べたのはあくまでもその一回のみ。
 聖剣なんて重要アイテム、通常は序盤に取れるはずがないからだ。
 数秒で終わるイベントの後、わざわざ再チェックするような事はしなかった。

「お察しの通り、宝物庫の鍵は旅立つ主人公一行のために開けられている。王との謁見後にな」

「っがあああああああああああああっ!? そんなのありぃぃぃっ!?」

「開発者曰く、勇者が死んだら人類終わるのに小遣いと弱武装だけとかありえん、という考えからそうなったらしい」

「ぬっがああああああっ! なんて無駄な試行錯誤をぉぉぉぉぉっ!?」

(……あながち無駄でもないんだがな)

 慌てて最初の城下町に戻ろうとする雫を見て、内心そんな事を思う海人。

 先程、雫はそこそこ惜しい所まで行っていた。
 このゲームは聖剣を持っていれば詰まる事などないが、魔王戦以外は持っていない場合も打開策が用意されている。
 今回の偽勇者の場合、酔い潰すための酒に下剤を混ぜ、回復以外できない女僧侶の部屋の窓から侵入して始末した後そこに火を付けて脱出すれば、
現時点での主人公でも聖剣なしで問題なく倒せる程度まで弱体化する。

 海人の世界で『RPGとしては並、謎解きゲームとしては上』そんな評価を受けた所以である。

(ま、今は疲れてるようだし……手応えの無さに飽きるか一度クリアしたらそっちの楽しみ方も教えるとしよう)

 どんなゲームをやっても負けん気が一向に尽きる様子のない護衛の背中を見ながら、海人は薄く笑った。      


コメント

>回復以外できない女僧侶の部屋の窓から侵入して始末

これ薄い本展開になるべきでは
[2023/10/30 02:18] URL | ときつみか #P9.62vhY [ 編集 ]


番外編では、雫ちゃんのゲーム関係の話が多いですが、私が個人的にシェリス様のメイドさん達が大好きなので、これからの番外編はメイドさん達のエピソードは増える予定はありますか?
[2023/10/30 02:22] URL | メイドスキー #- [ 編集 ]


う~ん、古きゲームか洋ゲーにありそうな謎解きメインかつ自由度が高いゲーム感よw
聖剣については大体は王の側近かその辺りに話しかければヒントがあったりしそうなもんですが…

ところで雫はド◯クエモンスターズ的な作品は得意な方ですか?


追伸
雫が漫画やアニメ、ゲームの技を再現する(しようと努力する)話とかいかがでしょうか?
[2023/10/30 03:51] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


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