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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
没ネタ二十三回目……どのネタを後に回すか(汗)
没ネタ23回目です。
今回はどこにも繋がらない話ですが、時間軸としては28話です。
あまり話の体裁が整ってない物ですが、所詮没ネタなのでご容赦いただけるとありがたいです。

では、そろそろコメント返しをさせていただきます。


華羅巣さん

失礼しました。
その部分に関しては単純にルミナスの勘違いです。
彼女の認識としてはあの時の事は海人に乗せられて一時的に試す気になった、ぐらいです。
その後シェリスが胸揉まれそうになった事を知っていれば話も変わったんでしょうが。

リファルスさん

一応内容的には護衛としての能力に関わる事なので、殴るにはいたりません。
無論話の仕方を考えろ、というお説教はされますが(笑)

あきらさん

おそらく届いているのだと思います。
お名前が違いましたが、以前拍手でいただいたコメントと大部分が一致していましたので。
ご意見はとても参考になりました。ありがとうございます。

にょるさん

上位ドラゴン七体はオーガストの全盛期の話なので、現在はそこまで強くありません。
まあ……全盛期ならローラに勝てるかというと、かなり怪しいんですが(汗)
ちなみにあれはあの時点での登場人物の話ですので、そこは覚えておいていただけるとありがたいです。



さて、例によって今回も苦戦してるわけですが……どのみち、まだほのぼのした話になると思います。
おそらく36話か37話からドタバタになると思います。
海人はともかく旧同居組と現同居組は、まだ互いに遠慮があるため、あまり派手にやれないんです(汗)
とりあえず後半の下準備をしつつ、できるだけ面白い話に仕上げたいと思ってます。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で没ネタをお楽しみください。











 没ネタ――どこにも繋がらない、時間軸的には28話なネタ。


   

「しかし、本当に他で鉱石は手に入らないのか?
溜めこんでいた貴族の貯蓄とかありそうなものだが……」 

 刹那は溜息を吐きながら、確認する。
 無駄だろうとは思いつつも。
 
「残念ながら。
一応最後の心当たりにも向かわせたのですが……遅いですね」

「カイト様をお連れしました」

「御苦労様。わざわざ御足労いただきありがとうございます」

「……事情は聞いたが、無理だぞ。在庫は無いし、仕入れルートも無い」

「本当に何とかなりませんか?」

「ならんな。大体、それだけ品薄な状態で今からひょいひょいと仕入れられるはずが無いだろう?」

「確かにそうですね……はあ、カイトさんなら何とかできるかと思ったんですが」

「期待に添えなくて悪かったな」

「……僣越ながら、よろしいでしょうか?」

 静かな、それでいて良く通る声でローラが口を挟んだ。

「なにかしら?」

「仰るとおり仕入れる事は無理かと思いますが、カイト様の御助力があれば手に入れる事は可能かと」

「矛盾して――ちょっと、まさか」

「はい。セツナ様とシズク様の護衛付きで一緒にドースラズガンの森を探していただければ、容易に見つける事が可能かと。
それに関しては保障できます。なにしろ、この間私が判別出来ないと確信していた物を容易に見破られてしまいましたので」

「何の事だ?」

「先日いただいたクリームの事です。ドースラズガンの鉱石は私でも容易に見つけられる物。
ならばカイト様に見つけられぬ道理はないかと存じます」

「――なるほど」

「却下よ! 万が一の事があったらどうなると思ってるの!?
書類の処理能力! 知識の教授能力! どれ一つとっても間違いなく代替が利かないわ!
それだったら他の国からの輸入を利用した方がマシよ!」

 珍しく、シェリスは激しくがなり立てた。
 
 海人の存在価値は金の卵を産む鶏ですら比較にならない。
 口に出した二つもそうだが、何よりも創造魔法という反則がある。
 今回は使ってもらう事は出来ないが、将来的に使ってもらえる可能性が無いわけではない。
 それこそ自分の情報制御能力に大きな信頼を寄せてもらう事が出来れば問題の無い話だ。
 未だ長いとは言えない付き合いゆえにそこまでは至っていないが、関係を続けていれば至らせる自信がある。
 
 海人との契約で口外禁止になっているため理由を口には出せないが、シェリスとしては絶対に認めるわけにはいかない内容だった。

「存じております。ですが、どこかに遠出して運悪く山賊に殺される可能性より、今回のケースの方が可能性は低いかと。
お二人の力量からして、エンペラー・カウの群に襲われても余裕で守りきれるはずです」

「ん~、あたしもお姉ちゃんも護衛は決定的に苦手なんですけど」

「自信が無いわけではないが、下手に逃げ回られたりすれば保証は出来ん。やめておくべきだろうな」

 己を弁えた姉妹が、揃って反論した。
 
 元より姉妹二人で旅してきた冒険者。
 しかもその実力ゆえに短時間で稼ぎ易い魔物退治を好んで選び、安全ではあるが時間がかかり実入りが少ない護衛の経験はほぼ無い。
 海人があまり動かなければそれを行う自信もあるが、見た目貧弱な男にそれは高望みが過ぎる。
 現実的に考えれば、彼のような研究者タイプの人間が戦場に放り込まれれば混乱しない方がおかしいのだから。

 が、そんな姉妹の考えをローラはあっさりと一蹴した。  

「その心配はございません。
不本意ながらカイト様の胆力については私の部下よりも上ですし……護衛の力に不安がなければ傍観に徹するでしょう。
ええ、間違いなく、確実に。なにしろ健気に孤軍奮闘すると言った、か弱い女を躊躇無く見捨てるような御方ですから」

「さり気なく恨み言が混ぜるな。そして、どこがか弱い」

 半眼でローラの言葉を否定する海人。
 彼の認識からすれば、いかに大半が弱兵だったと言えども、千の単位の敵を碌に手傷も負わず殺戮できる女性はか弱いとは呼ばない。

「あの時点ではか弱かったかと。せいぜいが中位ドラゴン二体仕留められる程度の余力しか残っておりませんでしたので」

「ふん。それでナイフ突きつけて協力を強要したのはどこのどなただかな。
まったく、あの時は生きた心地がしなかったぞ」

「御冗談を。首にナイフが若干食い込んでいても、声音にまるで変化はありませんでした。
むしろその冷静さからして隙を見て背後から襲われるのではないかと私の方が肝を冷やしておりましたが」

 即座に反論しつつ、ローラは海人に冷淡な眼差しを向けた。
 海人も海人で冷たい眼差しで目の前の絶世の美貌を見つめ返している。

 両者共に静かではあるが、他を圧するほどの気迫を放っている。

 そして部屋中に息苦しいほどの緊迫感が満ち――ふ、と緩んだ。
 お互いが、その視線を微かに緩めた事によって。

 それで緊張を強いられていた者達が気を緩めた瞬間、

「軽い冗談です。人格的な欠陥があるのは事実ですが、それでもカイト様ほど優れた殿方は他に存じません」
「ただの冗談だ。色々問題がある人格なのは疑いようもないが、なんのかんので護衛は全うしてくれたしな」

 同時に口に出し、再び視線を交錯させる。
 互いの口元に浮かぶは、笑み。
 極々僅かなそれだが、それだけで二人の根底にある凡人を蹂躙する化物がまざまざと浮かび上がっている。
 
 それにシェリスは思わず硬直し、刹那は生唾を飲み込み――割と性格が黒い雫だけが苦笑しながら紅茶を飲んでいた。

「それで、本題はどうなるんです? カイトさんが邪魔になりそうにないのは分かりましたけど、本人の意思が肝心ですよね」

「嫌に決まってるだろうが。万分の一だろうが無用な死の危険なぞ冒したくないわい」

 雫の問いに、海人は一瞬も迷わず即答した。
 足元には大地がある、そんな自明を語るかのようなつまらなそうな口調。
 ついでに肩も大仰に竦めているため、聞かされる側の苛立ち度は倍化する。

 そんな発言に、シェリスの時がしばし止まった。

「――――――カイトさん。ごもっとも、と手を叩いて喜びたい言葉のはずなんですが、何故でしょう?
とりあえずこの馬鹿野郎をぶん殴れ、と天の声が聞こえるのですが」

 たっぷりと硬直した末に、シェリスは震える声で海人に話しかけた。
 その震える拳にはやり場のない怒りが魔力の輝きとなって宿っている。

「気のせいだな。というか、分かってなかったのか?」

「ええ、分かってます、分かってますとも。
結論なぞ始めから一つしか無いはずだというのは。
ローラとの話を引き伸ばして楽しんでいただけという事に気づかなかった方がどうかしていると……!」

「ならいいじゃないか。一つ勉強になったな」

「ぬぐぐ……殴りたい、すごくぶん殴りたいです」

「そこらへんは評価すべき自制心だな。ルミナスだったら嫌だと言った段階で蹴りが飛んでいる。
いやいや、君は色んな意味で安心してからかえるな」

 くっく、と意地悪く笑いながらカップを傾ける海人。
 その尊大な笑みと紅茶を啜る仕草は、どちらも超大物と呼ぶにふさわしい威厳がある。
 ただし、どこからどうみても悪党のそれだが。

 が、シェリスとて相応に修羅場を潜っている女性。
 そうそうからかわれっぱなしのはずもなかった。

「……ふふ、ふふふふふ……お褒めに与り光栄ですよ……ところでカイトさん」

「なんだ?」

「私、ルミナスさんの帰還日はほぼ確実に見極められます。
位置情報と彼女の予測される行動パターンを考えれば、その程度は容易ですから」

「それがどうかしたか?」

「最近、少し暑くなってきましたよねぇ……私服の外出なら薄着が一番でしょう。
それこそ、ちょっと運が悪かったら下着が見えてしまうような軽装が。
悲しいけれど世の中事故はつきものですし、本当――授業の日が、とても楽しみですね?」

「……ま、待て落ち着け! 作られる状況の程度によっては本気で殺されかねん!」

 シェリスの企みを察した海人が、慌てて止める。
 が、一気に盤面をひっくり返した御令嬢はその程度では許してくれなかった。

「あら? どうしてでしょう? 私察しが悪くて分かりません」

「……ぬぐぐ……分かった、からかったのは悪かったから許してくれ」

 悔しげな顔で、ぺこりと頭を下げる海人。
 かなり珍しい光景なのだが、それでもシェリスは満足しなかった。

「あら? 許しを請うわりには少々頭の位置が高んぎゅ!?」

「調子に乗りすぎかと存じます。機嫌を損ねてはまずいはずでしょう」




 没理由――最大の理由はこれの前提となった展開の消滅。
      次点で問題のある展開が多かった事。
      他にも色々あった気はするが、作者の鳥頭により全て忘却の彼方へ。
  

コメント

お疲れさまです、
ローラさんの時代はまだまだこれからだと信じながら次の日曜日を待ちます(笑)
[2010/10/04 00:30] URL | さとやん #6x2ZnSGE [ 編集 ]


更新、お疲れ様でした。
没ネタ、まだその場に居る人物の中で海人の創造魔法がシェリス以外の登場人物にはバレていない状況の時の話ですね。これが本編だったらまた随分違う雰囲気になったかも知れませんね。シェリスっていじられキャラの方が似合っている気がしてきました…。
[2010/10/04 00:53] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]


更新お疲れ様です。
あぁ。これがキャラの暴走か…

今後の更新も期待しています。
とくに修羅場とか
リア充の不幸は蜜の味なので
[2010/10/04 08:57] URL | fuji #- [ 編集 ]


保守
[2010/10/07 01:22] URL | 保守 #- [ 編集 ]


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