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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄39
 海人邸の地下の隠し部屋。三区画に分けられたその最奥部にて、
山のような書類に目を通す屋敷の主の姿があった。
 左手に書類、右手に電卓と完璧に役割を決めて書類の検算を行っている。
 タタタタタ、と迅速かつリズミカルに電卓を叩くその姿は妙に様になっていた。

 やがて、長かった検算作業が終わりを告げた。
 
「……記入ミス計算ミス共に確認できず。思ったより楽だったな」

 軽く肩を回し、伸びをする。

 常人ならば相当な苦行である書類の量だったが、
海人の計算能力をもってすれば、必要なのは時間と手を動かす速度のみ。
 手の方は流石に疲れたが、それも魔力で自己治癒力を高める事で程なく回復する。 

 結果として、海人はさしたる負担を感じずに書類を仕上げてしまっていた。

「ルミナスの午後の鍛錬が終わるまでまだ時間はある……ローラ女士のレシピを今のうちに確認しておくか」

 そう呟くと、海人は懐にしまったままの便箋を取り出した。
 
 そして中身を読み――――レシピを片手に掲げたまま、机に突っ伏した。

 その体はぷるぷると痙攣し、何かを堪えている様子だ。
 
「か、完敗だ……数の読み違いだけならまだしも……」

 屈辱に身を震わせながら、言葉を吐く。
 
 ローラが渡してきたレシピには、隅に小さく全五十二工程中の二工程と記されていた。
 海人は全十五しかないレシピの一つだが、ローラはレシピの二十六分の一しか出していない。
 数の上では、前回の交渉は海人の敗北であった。
  
 が、それだけなら甘かった、の一言で済んだ。
(スカイエンペラーの卵を産卵から十分以内に溶き――この段階で無理だ)

 レシピの工程の一つを見て、海人は嘆息した。

 スカイエンペラー自体は、さほど珍しいわけでもない。
 それなりの金は必要になるが、用意できれば難なく仕入れられる。
 鎖に繋いでおけば飼育も容易なため、食にこだわる貴族の屋敷なら大概産卵用に飼っている。
 
 だが、産卵から十分以内。これはいけない。

 産卵直後のスカイエンペラーは非常に気が立っており、近づくだけで暴れ始める。
 落ち着くのは一時間後なので、どう足掻いても戦いは避けられない。
 そのうえ元々かなり強力な魔物なので、下手に近づけば並の戦士は嘴で突き殺される。
 なにより、十分以内に確保する間に卵が壊れない保証が無い。

 魔法を使えば海人でも確保は可能だろうが、いくら美味い食べ物の為と言えど命を懸けるつもりはないため実行する気にはなれない。
 かと言って他の人間に頼めば、レシピの事を察知される可能性がある。
 約束した以上漏らす可能性は極力減らさなければならない為、これも実行できない。
  
 よしんばその作業を乗り越えたところで、調理器具もとんでもない物を要求されている。
 風味を柔らかくするためにボウルの素材に使うユグドラシルの樹なぞ、
シリルでさえ使っていない世界最高峰の弓の素材だ。
 買えばとんでもない額になるだろうし、そもそも素材が市場に出回る事自体稀なので創造魔法でのコピーすらできない。
 ローラに見せてもらうよう頼むにしても、また別の要求を突きつけられるだろう。
 
 一つの工程だけでこれほど難題だ。
 五十二工程全部なぞ、考えただけで気が遠くなる。
 研究でどうにかしようにも、既にケーキは平らげてしまっている。
 元の材料がないのでは研究のしようもない。

 なので、彼にしては珍しい完全な敗北には違いないのだが――海人の顔にはまだ余裕が残っていた。

 レシピの関係上カレーを作るための食材に関して多少問題があるのだ。

 と言っても、ローラに渡したレシピの材料は全てこの世界で調達可能である。
 さらに言えば、ローラの人脈を活用すれば入手も困難というわけではないだろう。 

 が――ただ一点、致命的な問題がある。

 それは海人の住んでいた世界ならそうそう起こらぬ問題。
 本来であれば、解決を頼まれれば素直に引き受けるつもりだった問題。
 
「さてさて……全ての材料を揃えるには何ヵ月かかるか」

 この世界、船はあるが飛行機はない。
 船の速度は風の魔法を使う事で格段に速くはあるが、それでも所詮帆船の速度だ。
 個人が飛翔魔法で大陸間を移動して荷を運ぼうにも、海を縄張りにする魔物の襲撃があるため事実上不可能に近い。
 そのため、他の大陸から何かを取り寄せるにはかなりの時間がかかるのだ。

 そして、今回渡したレシピには他の大陸でしか取れない香辛料が数種類含まれている。

 急いで手配するにしても、それなりの時間がかかる事は明白だった。
     
「ま、この程度のセコさは容認してもらわんとな。さぁて……おっと」

 少々情けない奥の手をどう活用すべきか考えようとした瞬間、海人の背後で電子音が鳴った。
 ピー、ピーと耳障りな音を立てているその機械達は、海人がやらせていた作業が完了した事を全身で告げている。

「終わったか。賑やかで楽しいが、人が増えればやる事も増える――難儀な話だ」

 言葉とは裏腹に楽しそうな笑みを浮かべ、海人は仕事を全うした機械の方へと歩み寄った。

 
 
  



















 海人が地下で作業をしている時、刹那と雫は庭でお茶を啜っていた。

 つい先程まではルミナス達と一緒に鍛錬をしていたのだが、
刹那達の方が少しばかり早く始めていたため、先に帰ってきたのである。
 その名残か、二人の肌にはうっすらと汗がにじんでいる。
 この状態ならば、さぞかしお茶が美味いだろう。
 
 が、雫は笑顔で運動後の一杯を思う存分堪能していたが、なぜか刹那は若干浮かぬ表情だった。

「うーむ……雫、拙者はどうすればいいと思う?」

「唐突だねー。っていうか、何を?」

 ポリポリと煎餅を齧りながら、問い返す。

「こう言うのもなんだが……ルミナス殿達がいらして以来、拙者の仕事が全く無くなってしまっただろう?」

 沈んだ口調で吐露する刹那。

 ここ数日、彼女は本当にやる事が無かった。
 カナールで買った肉などがまだ残っているため、狩りをする必要が無くなってしまったのだ。
 その分鍛錬の時間に当ててはいるのだが、言い換えればそれだけだ。

 きちんと役に立てている、と思えるような仕事が無くなってしまったのである。 

「ん~、確かに何もないね。でも、二人がお仕事行ったら元に戻るでしょ?
それに、そもそもあたし達の本来の仕事は護衛。海人さんが基本的にここから動かないからあんまりやる事ないけど、
鍛錬は今まで以上に長く時間を取って有事の備えもしてるわけだから、気に病む事は無いと思うけどねー」

 お茶を啜りながら、軽い口調で答える。

 どうでもよさそうな口調ではあるが、内容はこの上なく正論だ。
 海人が動かないため護衛としての仕事は無いに等しいが、それは彼の都合にすぎない。
 鍛錬ぐらいしかできる事が無く、それは怠っていないのだから後ろめたい事は何一つない。
 
 理屈の上では、気に病まなければならない理由などないのだ。

「だが、お前は常に気配を探っているだろう?
拙者の場合は鍛錬以外本当に何もやる事が無い」

 しょぼん、と肩を落とす。

 雫は気配察知技能が恐ろしく高いため、それを活用して屋敷に近づく存在を把握している。
 なので万が一裏の森から魔物などがやってきたとしても、被害が出る前に迅速に始末できる。
 護衛として、危害を未然に防ぐために働いていると言えるだろう。

 余計な殺気を感知して殺戮狂という悪癖が刺激されないよう感知範囲は狭めているが、
それでも刹那よりも広範囲かつ高感度であるため、刹那が気配察知に労力を割く意味はない。

 結果として刹那がやるべき仕事など何もなく、ただ鍛錬に打ち込むしかない。
 その鍛錬すらもやりすぎはかえって衰えを生むため、程度は弁えなければならない。

 根が真面目すぎる刹那は、仕事をしているという実感が無い事に悩んでいた。

「そんなに申し訳ない?」

 ごくっとお茶を飲み下し、腹を撫でる。
 腹ごなしのつもりか、雫は立ち上がってぴょんぴょんと軽く飛び跳ねた。

「ああ。衣食住から装備までこれ以上ない程完璧に揃えていただいているのに、何もする事が無い。
かといって家事をしようにも……」

「お姉ちゃんの場合、まともに出来るようになるまでにどれだけ被害出すか分からないからねー。
そもそもあたしがいるからそんな無駄な出費の必要もないわけだし」

「そうなんだ……どうすればいいと思う?」

 割と辛辣な妹の言葉にも、刹那の反応は鈍い。
 普段なら怒鳴りはせずとも、不服そうに睨みつけているところなのだが。  

 妙に落ち込んでいる姉に雫はしばし悩み、 

「……あ、一つだけあった」

 軽やかにくるりと回って背を向け、指を一本立てた。

「何!? なんだ!? 拙者に何ができる!?」

「夜伽」

「寝ろ、愚妹」

 冷たい声と共に刹那の姿が雫の視界から消えた。

 直後彼女は雫の真横に現れ、右の拳を腹に、左の手刀を背中に叩き込んだ。
 妹を殴り飛ばしつつも、庭や屋敷の外壁を破壊しないよう気遣った連撃だが、
拳と手刀のサンドイッチにされる雫はたまったものではないだろう。

 ――それが本当に叩き込まれていれば、だが。

「変わり身……相変わらず逃げ足だけは速い」

 軽く舌打ちし、慣れた様子で手元に残った濃緑の半着を雫に投げ渡す。

 戦闘能力全般において雫を大きく上回っている刹那だが、逃げに関してはその限りではない。
 成功率は六割程度だが、今回のように変わり身で逃げられる事はさして珍しくなかった。
    
「何で怒るのかなぁ? 雇われた日には海人さんと一緒の部屋で寝たいって言ってたくせに」

「あ、あれは護衛の効率だけを考えて大事な事を失念していただけだ!」

 頬を赤く染めつつも、刹那は雫を怒鳴りつけた。

 が、同時に彼女は自業自得である事も嫌になるほど自覚していた。
 護衛という仕事を真面目に考えすぎていたせいとも言えるが、
確かに後々散々からかわれても仕方のない失言だったのだ。 

 ――刹那はその日、海人の部屋で寝泊まりさせてほしいと言ったのである。
 
 しかも雫は別室で寝させてほしいとまで。
 問題発言ここに極まれりであった。
 
 無論、実際は色気のある話ではない。

 護衛という仕事上、可能な限り護衛対象は目の届く範囲に置いておくべきである。
 当然、寝る場所も何かあった時すぐに対応できる位置が望ましい。
 刹那の発言の大まかな意図はこれだけだった。

 刹那が海人の部屋で寝泊まりしたいと言ったのは、護衛の仕事の効率を考えるあまり、
お互いが年頃の異性であるという基本的な事実を失念していただけにすぎず、
雫を別室にと言った理由も海人の部屋を敵に囲まれてしまった場合に備えて
外側から崩せるように、という至極真面目なものである。

 が、困った事に刹那は理由の説明をする前に提案だけを口にしてしまった。
 どうぞ誤解してくださいと言わんばかりの内容だけを。 
 
 ――結果、てんやわんやの大騒ぎになった。

「いや~、あの時のお姉ちゃんは面白かったねぇ……海人さんもあたしもすぐに冷静になったのに、
顔真っ赤にして言い訳し続けるんだもん。温度差が凄いったら」

「お、おのれ……」

「ま、それはそれとして……どーしても気になるって言うんだったら、
この間ルミナスさんに教わった料理でも作ったら?
美味しいって褒めてもらったんでしょ?」

「む……だが、夕食が……」

 雫の言葉に、刹那は呻いた。

 ルミナスが買った卵を勝手に使うわけにはいかないが、
裏の森に入ればグランバードの卵を取ってこれる。
 海人が作れる物に関しては好きに使っていいとも言われているので、
食材に関しては何の問題もない。

 が、作って食べてもらうとなれば、夕食が入るスペースをそれだけ圧迫する事になる。
 元々海人は少食気味なので、折角の最高の食事を楽しめなくなってしまいかねない。

 どうするべきか悩んでいると、 

「教わったのはオムレツと付け合せでしょ?
トーストしたパンにオムレツを挟むだけで手軽な軽食になるから、
ディルステインの合間に軽く摘まむにはいいんじゃない?
多いようだったらあたし達が食べたっていいんだし」

「……それもそうだな。よし! 早速卵を取ってくるとしよう!」

 刹那はそう言うと、足早に庭を出て行く。

 やるべき事が決まったためか、その表情は実に生き生きとしていた。
 あの調子なら卵の二十や三十は集めてきそうだった。 

 雫はそんな姉の背中が消えて行ったドアを一瞥し、
 
「やれやれ、いつも通り馬鹿やってるのが一番いいんだけどねぇ……ま、お姉ちゃんには分からないか」

 小さく息を吐き、肩を竦めた。
 
































 個人用としては非常に広い一室にて、海人とルミナスの静かな戦いが繰り広げられていた。

 が、うんうんと唸りながら一手一手熟考するルミナスに対し、海人は自分のターンになった瞬間に駒を動かしている。
 それでいて、盤面はハンデまでつけられていた彼の方が優勢。戦い、というよりは遊ばれていると言った方が適切な状況だ。

 ハンデの一環としてルミナスは思考時間に制限を掛けられていないため、長いと一手十分近く悩んでいる。

 その間海人は観戦している他の三人に、一局前の試合についての解説を行っていた。
 
 というのも、ゲームの存在は知っていても詳しくは知らなかった雫が、解説をせがんだからである。
 ルミナスの家では頼まれなかったので解説はしなかったのだが、
今回は雫に頼まれ、自分の番まで暇な事もあり、海人は徹底した解説を行っていた。
 その精細さたるや初手から全てのやり取りを再現するどころか、
ルミナスの打った手に込められていたであろう意図まで説明している。
 まさに至れり尽くせりの解説であった。

 が、雫は両者の一手一手に込められた膨大な意図と解説の分かり易さにひたすら感嘆しているのだが、
その横から盤面を覗き込んでいる刹那とシリルはそれとは対照的に笑みを引き攣らせていた。

 なんというか、海人側の戦略がとにかく悪辣なのだ。

 盤上の戦略に限っても数手先まで読む限りでは良手、十手以上先では悪手に変わるような手を打たせるよう相手を誘導したり、あえて一つの駒を動かさず相手の意識から外し、その実それが終盤に決定打として使えるよう局面を操作したり、とひたすら相手を掌の上で踊らせ続ける悪魔の知略を用いている。

 これだけでもルミナスの勝ち目はゼロに近いというのに、
海人はそれに飽きたらず己の表情すらも罠に使っている。
 
 普段は無表情を装いつつ、相手が狙い通りの手を打った時に時折わざと極僅かに顔を顰めたり、
逆に嫌な手を打たれた時に楽しそうに笑ったり、自由自在に表情を操って相手の判断を誤らせる。
 表情を読まなければいいだけなのだが、この罠の効果が出るのはかなり先である事に加え、
あくまで僅かな変化なのでそれが罠とはかかった後でもそうそう気付かない。

 ――戦うとなればどこまでも容赦の無い男であった。

「くうう……悔しいですわ……!」

 ギリギリ、と歯軋りしながらシリルが呻く。
 ルミナスの思考を妨げぬよう遮音魔法で声は彼女に届かないようにしてあるが、
それを突破して響きそうなほどに怨念に満ちた声音だった。
 
 と言っても、彼女は盤上の戦略でとても敵いそうにないという点については悔しさを覚えていなかった。
 知力に雲泥の差があるため、その点においては勝ち目がないと割り切っているからだ。

 が、海人が表情までも戦略に含んでいた事に、シリルは今の今まで気付かなかった。
 これは非常に悔しかった。盤外の心理戦は、秀才にすぎないシリルが海人に対抗しうる僅かなカードの一つなのだから。
 
 無論、冷静に考えれば海人のような怪物的な頭脳と根性悪な性格を兼ね備える男が、
それを戦略に含んでいない可能性などありえない。

 が、変化が極僅かであった事、それを引き出した一手が自分が先読みできる範囲では悪手に繋がりそうになかった事で、シリルは完全に見落としていた。
 これでは何戦やっても勝ち目がないはずである。

 シリルが己の不甲斐なさに苛立っていると、刹那がおずおずと口を開いた。

「……と、ところで、海人殿、その、お味の方はいかがでしょう?」

「美味いぞ。焼き加減も味付けも完璧に覚えているようだな」

 刹那が持ってきたオムレツサンドを頬張り、笑う。
 中身が前食べた物と変わらない塩加減なので少し塩味が足りないなど問題もあったが、充分に美味かった。

「ありがとうございます!」

「が、少し注意だ。サンドイッチを作る場合は、パンにうっすらとバターなどの脂を塗った方が良い。
そうすればレタスなどの葉物を挟む時も水がパンに染み込まず、良い食感が保てる。覚えておくといい」

「は、はい、分かりました!」

「いや~、でも本当にお姉ちゃんがこんな美味しい料理作れるようになるとは思ってませんでしたねー。
恐るべきはルミナスさんの根気強さと指導力でしょうか。
お母さんも六歳の時に匙投げたって言ってたのに……」

 はむはむとサンドイッチを摘まみながら、感慨深げに頷く。  
 姉の料理の腕は痛いほどに知っているため、雫の驚きは大きかった。

「ああ……本当に、良く付き合って下さった」

 そう言って刹那がルミナスに顔を向けると同時に、ようやく彼女の駒が動いた。
 それに反応して海人が振り向き――盤面を見た瞬間に、不敵な笑みと共に駒を動かした。

 カッ、と軽い音と共に打たれたその一手に、ルミナスが硬直する。
 固まった表情のまましばし次の手を思考し――絶叫した。

「っだあぁぁあああっ! また負けたぁ!」

 頭をかきむしる彼女の前にあるのは、自分の敗北を示す盤面。
 まだ皇帝は取られていないが、どう逃げても最長四手で取られてしまう状況だ。 

 これで、通算五十四連敗。

 海人はハンデとして駒を幾つか抜いているにもかかわらず、
ルミナスにはいまだに勝ち筋が想像もできなかった。

 とはいえ、ハンデを付けているおかげか、シリルと違って無惨な盤面にはなっていない。
 大差ではあるものの、一応常識的な範囲での敗北だ。

「そうそう勝ちは譲らん。ま、どうしてもと言うのなら後二つぐらいなら駒を抜いてもいいぞ?」

「いらないわよ! いつか絶対に吠え面かかせてやる……!」

 憎々しげに海人を睨み付ける。

 今の段階のハンデでも、なぜ負けるのか理解できないほどの差だ。
 これ以上ハンデを増やして負けた日には、残っている細やかなプライドも粉砕されてしまう。
 何十敗も負けを重ねてなお勝ち筋が見えなくとも、現状のまま打開策を探すしかなかった。

 やり場のない怒りに身を震わせていると、横から手が伸びた。

「あの、ルミナス殿もお一ついかがですか?」

「……ありがと……ん、美味しいわ。ちゃんと覚えてるみたいね。
ただ、サンドイッチにするんだったら、少し塩を足した方がバランスが良くなるわ。それと……」

 ルミナスが解説をし始めると、刹那はふんふんと頷きながら聴き入り始めた。
 その表情はかなり真剣で、熱意に溢れている。

 そんな刹那を海人がしばし微笑ましく眺めていると、 

「あのー、海人さん、続きお願いできますかー?」

 雫が催促の声を上げた。

 余程楽しみなのか、笑顔で体を小刻みに左右に揺らしている。
 彼女に尻尾が生えていたら、さぞかし勢いよく振られていただろう。

「っと、すまんすまん。魔法兵を取らせた一手だったな。
あれは取らせる事によってルミナスの竜騎士か奇兵か騎馬を動かすのが主目的だった。
無論他の駒を動かしてくれれば魔法兵で皇帝を取れたわけだが」

 そう言って、刹那へ一通りの解説を終えたルミナスにちらりと視線を送る。
 
「いくら私でもそこまで馬鹿じゃないわよ」

 心外だ、とばかりに唇を尖らせる。

 ルミナスは海人は勿論シリルにも劣る指し手だが、決して弱くはない。
 やや駒の位置が遠い上に進路上が混戦状況で分かり辛くなってはいるが、
魔法兵が皇帝を一手で取れる位置にある事ぐらいは把握できていた。

 もっとも、海人にまんまと誘導されて魔法兵の進路を確保させてしまった事は事実なので、
決して威張れた話ではないのだが。

「分かっている。つまるところ、皇帝の守りを崩すために駒を一つ犠牲にしたわけだ。
好都合な事に竜騎士を動かしてくれたから、その後の展開がやり易かった。
あそこで騎馬を動かされていたらもう少し時間がかかっただろう――雫、理由は分かるか?」

「ん~……あ、そっか。騎馬を動かして魔法兵を取った場合、
竜騎士の動きを制限し辛くなるんですね?」

 盤面を見て少し考え、雫は結論を出した。

 何手か先を読まなければ分からないが、騎馬で取った場合は最強の駒である竜騎士がある程度自由に動けるようになる。
 逆に竜騎士で取ってしまうと、一手で取られるような事こそないが動きがかなり制限されてしまう。

 実際、この後の展開でルミナスは折角生き残っていた最強の駒をほとんど動かせなくなり、そのせいであっという間に負けてしまった。

「その通りだ。あれはルミナスらしくないミスだったな。
普段なら確実に騎馬を動かしている局面だ」

「むう……そう思うんだったら待ったしてくれても良かったじゃない。
あんたの手が駒に伸びる前には気付いたんだから……」

「待ったは五手に一回。決めたのは君だぞ?
決めたルールを守らなければ、ゲームも楽しくないだろう?」

 ルミナスの恨めし気な声を、あっさりと切り捨てる海人。

 最初にハンデを決める際、海人はルミナス側のみ三手に一回待った有りを提案した。
 駒を幾つか落とした程度では勝ちが明白なので、その方がお互い楽しめるだろうと思っての配慮だった。

 しかし、ルミナスはそれを固辞し、五手に一回で落ち着いたのである。
 自業自得と言えば自業自得であった。
 
「むうう……ホント可愛げがないわね。
どうせあんたの優位は覆らないんだから、もっと鷹揚に構えなさいっての」

「根が小心者だから無理だな」

「ローラさんにペテン仕掛けるような奴が何言ってんだか」

「生憎、お互いに遊びの範囲でのペテンだ。
流石に仕事絡みなどで仕掛ける度胸はないぞ?」

「十分凄いっての。まったく……」

「で、どうするんだ? もう一戦やるか?」

「今日はやめとくわ。頭使いすぎてこれ以上回りそうにないから。
ま、あんたの解説聞いて次以降の対策でも練るわよ」

「そうか。っと、すまん雫。待たせたな」

 唇を尖らせ始めていた雫の方に振り向き、解説を再開する。

 もはや終盤に差し掛かった盤面ではあるが、先はまだ長かった。

 その原因は海人が試合中に考えていた戦略の膨大な数もあるが、雫の熱心さによるところも大きい。
 彼女はいっそ清々しいほどに悪辣極まりない戦略を熱心に聴き入りつつも、疑問に思った事はすぐ尋ねてくる。
 その質問がなかなか鋭く、答えている海人も楽しいのだ。 

 自然解説にも熱が入り、長引いてしまう――が、可能な限り早めに切り上げなければならなかった。

 先程までとは違い、今はルミナスが己の敗因を探ろうと耳を傾けている。
 今はまだ暢気にオムレツサンドを頬張っているが、どこまでも海人の思うがままに操られていたと分かれば、良い気はしないだろう。
 
 現に解説が進むごとに、気楽そうだった彼女の顔はみるみる険しくなっている。
 さりげなく刹那が海人とルミナスの間に陣取って自制を促しているのだが、
あまり効果は無いようだった。

 そして、ある意味一番扱いに慣れているシリルは、我関せずを貫いている。
 ルミナスが暴走したとしても、止める気は一切なさそうだ。

 才覚の割に変な所で小心者な海人は、早口で解説を続ける事にした。


































 

  
「いや~、単純そうに見えてすっごい色々と考えてるんですね~。
面白かったです。ありがとうございました」

 解説が終わると、雫は嬉しそうに礼を言った。

 海人の解説は、ディルステインをやった事が無い彼女でも楽しめるよう工夫されていた。
 無機質な盤上の戦略だけでなく、それによって相手がどう考えどんな手を打ってくるかなどの想定を交え、
さらに気分を盛り上げるための話術を使う事で楽しい解説を演出したのである。

 刹那は悪辣ながらも優れた思考によって組み立てられた戦略に呆れと同時に畏敬を覚え、
海人をいつか負かさんとしているシリルは、多少の光明が見えてきた事に歓喜を覚え、と
終わってみれば海人の解説は概ね好評であった。 

「うぐぐぐぐ……悔しいぃぃぃ……」

 ――ひたすらに弄ばれただけと言われ続けるも同然だったルミナスには不評であったが。

「しかし、よろしかったのですか?
詳しくは分かりませんが、あそこまで手の内を明かしてしまっては、次は――」

「その心配はない。あの程度の解説をしたぐらいで負ける事はないさ」

 刹那の問いに苦笑しながら答える海人。

 確かに戦略は色々と明かしたが、それを可能にしているのは海人の規格外の頭脳。
 シリルでは読める手数が海人に遠く及ばないため、強力な対応策は打てないのだ。

「ふん。その慢心、今に打ち砕いてさしあげますわ。
次からは今までほど楽勝だとは思わない事ですわね」 

 余裕たっぷりの海人を、シリルが不敵に見つめる。 

 今回の解説は、色々と学ぶ事が多かった。
 最大の収穫は海人の表情に関してだったが、戦略も目から鱗が落ちるような物が多くあった。
 
 すぐに勝てるようにはならないだろうが、今までほど易々と翻弄されはしない、そんな確信があった。 

「というか、海人さんって教え方凄い上手いですよね。
お姉ちゃんに植物の事教えてる時も横で聞いてるだけで普通に覚えられちゃいましたし」

「そうらしいが……正直、教えた経験なぞほとんどないから分からん」

「そうですよ。それに、この間授業の予行練習兼ねて魔法学教えてくれた時も凄い分かりやすかったです」

 くすくすと笑いながら、雫はその時の事を思い返した。

 ルミナス達が帰ってくる前の話だが、とある事情により、雫は姉共々海人から魔法学を学ぶ事になった。
 それは授業の予行練習も兼ねて教室で行われたのだが、教え方が非常に分かり易かった。
 質問をぶつければ丁寧に解説し、しっかり理解したと証明できれば優しく褒めてくれる。
 
 諸事情により海人の授業という事でかなり怯えていた刹那も、
少ししたら積極的に質問をぶつけ、学問の楽しさを満喫していた。

 あれで教えた経験があまりないというのなら、本当に大したものだった。

「あの時は基礎的な内容だったから、分かりやすいのは当然だ。
使った教科書も私が作った物だったしな」

「そういえばあの教科書ってあらかじめ準備してたんですか?」

「ああ。魔法学が一番質問が多そうだったから、基礎的な内容から少しずつ説明用に纏めていたんだ。
まさかあんなところで役に立つとは思わなかったが」

 そう言って、海人は疲れたように肩を落とした。

 あの教室での授業の予行練習がしたかったのは事実であるし、
二人も良い生徒ではあったが、そこに至った経緯はいただけなかった。
 
 正直に言ってしまえばあの日、海人は心臓が止まりそうなほどに驚いたのである。
  
「……め、面目ありません」

「ん? なにかあったわけ?」

「その、恥ずかしながら、拙者も雫も魔法学は全く知らなかったもので……海人殿が使っておられた防御魔法が
どれほど凄まじい代物なのか、全く分かっていなかったのです」

 赤面し、俯く刹那。

 刹那達が使っている魔法は両親から教えられた物と、魔力判別所に置かれている本から得た物のみだった。
 一応どちらも上位魔法まで含まれてはいるのだが、いかんせん情報が古い。
 しかも二人共近接特化の凄腕の武人であるため、防御魔法があまり必要なく進んで覚えようともしていなかった。

 ゆえに海人の防御魔法の性能を知っても、魔法の進歩は早い、ぐらいにしか思っていなかったのである。
 実際は、無属性魔法研究の時計の針を数百年分は進めた規格外極まりない魔法だというのに。

 知らぬままでいたら海人にどんな災厄を招いていたか――それを考え、刹那は身震いした。 

「へ? って事は……」

「ああ。たまたま食事の時の雑談で気付かなかったら、えらい事になっていただろう。
なにせ、仕事上必要だろうと思って私の術式を教えるつもりだったんでな。
町中で迂闊に使って発動時間を見破られでもしたら、本気で笑えん事になっていたはずだ」

「そりゃそうでしょうね。でも、それは単にあんたが迂闊だっただけでしょ?
普通、魔法学なんてその道を志す人間以外は勉強しないんだから」

 ルミナスは咎めるように、海人を見つめた。

 魔法は魔法学の理論を知らずとも、魔力を持ち術式を覚えていれば使える。
 そのため研究者やその道の人間と接する機会の多い者以外で魔法学を学ぶ人間は少ない。
 冒険者であった二人が魔法学に関して何の知識もなかったとしても、決して責められる事ではないのだ。

 が、所詮書物の範囲でしかこの世界の常識を把握していない海人は、それを知らなかった。

「は? 待て。君でも普通にあの程度の事は……」

「生憎、お姉さまはこれでも勉強家ですわ。
傭兵の中では間違いなく上位の知識人ですのよ?」

 肩を竦め、海人のルミナスに対する過小評価を正すシリル。

 確かに元々貧しい平民であるルミナスは、教養らしい教養が無かった。
 彼女の祖国は一応十二歳までは学費免除で国営の学校に通えるシステムがあるのだが、
そこで学べるのは基礎の基礎であるため、教養というには足りなかったのだ。

 実際教養があってもさして傭兵稼業の役に立つ事は無いという事もあり、身に付ける必要性も感じなかった。

 が、名を上げ始めると事情が変わった。
 貴族などと顔を合わせる事も多くなり、それに連れて教養の無さを馬鹿にされる頻度も増えたためだ。
 多くの傭兵は教養について馬鹿にされたところで、稼ぐ実力があるのだから問題ないと割り切るのだが、
ルミナスは違った。

 あんな連中に馬鹿にされるのは我慢ならない、と暇を見つけては様々な分野を勉強し始めたのだ。
 時間が少なかったため広く浅くではあるが、短期間で様々な学問を身に付けた。
 その後も時折時間が空いた時に学び続け、知識を蓄えている。

 その甲斐あって、今のルミナスはそこらの貴族などものともしない教養を持っているのである。 
  
「あんたやアンリにはとても敵わないけどね。
ま、それはそれとして……私の評価についてきっちり問い質さないとね?」

 聖母の如き微笑みを浮かべ、海人ににじり寄る。
 そしてゆっくりと手を伸ばし、まるで恋人を愛でるかのような柔らかい手つきで、海人の首を撫でた。
 そのまま手の甲を使って緩やかに海人のおとがいを小さく上げると、優しく――あくまで優しく、首を握った。

 海人は椅子に座ったままであるため、ルミナスは圧し掛かるように彼に体重を預けている。
 顔の距離も非常に近く、海人が彼女の美しい唇から洩れる吐息の暖かさを感じる程だ。
 見方によっては恋人同士の睦言の様にも見える、そんな体勢。

 だが、まるで笑っていないルミナスの目と、思いっきり恐れ戦いている海人の表情を見てそんな勘違いをする人間はまずいないだろう。
 はっきり言って、猫が鼠を甚振り殺そうとしているようにしか見えない。

「す、少し落ち着こうルミナス。これはどう考えても問い質すための姿勢ではない」

「充分落ち着いてるわよ? で、私はどれだけ侮られてたのかしら? 
教養ないって昔アホ貴族共に散々馬鹿にされたから、結構勉強して色々身に付けたんだけどねぇ……。
いや、仕方ないとは思うのよ? あんたから見りゃ私の知識量なんてゴミみたいなもんだろうし。
でも、やっぱり大事な友達からそんな事思われてたってのは……ねえ?」

 悲しいわよねー、などと笑顔でのたまいつつ、指に僅かに力を入れる。
 
 海人の首はまだ苦しいというところまでは絞まっていないが、不安感は凄まじい。
 今は真綿程度の締め具合だが、ルミナスの力ならそれは一瞬で断頭台に早変わりするのだ。
 
「ま、ままま待てルミナス!
君の場合どちらかというと武技を磨く事と美食に傾倒して勉強の暇など無いだろうと思っていただけだ!
一般平均をはるかに上回る教養を持っているというのだったら、むしろ改めて尊敬するぞ!?」

「へえ~? 尊敬されてたんだ、私。初耳ねえ?」

 まるっきり信じていない口調で、再び僅かに力を加える。
 
 呼吸に支障はないが、絞められているとはっきり知覚出来る、そんな絶妙な力加減。
 僅かな違いでありながら確実に力が加わったと悟らせるそれは、己の力を完全に制御している達人ならではの技巧だった。

 が、それで更に慄くかと思われた海人は、予想とは違う反応を返した。

「は? この間も言っただろう? 君は容姿から何からおおよそ非の打ちどころがない。
身体能力が壊滅的な私からすれば、尊敬せずにはいられんぞ?
碌に勉強出来なかっただろうから知識に問題があるだろうとは思っていたが……それも問題が無いのなら、
それこそ尊敬しない理由がぐぎゅ!?」

 心底不思議そうに語っていた海人の言葉が、途中で遮られた。
 思わず握り締められた、ルミナスの右手によって。

「こ、こここここの馬鹿! なんでそんなこっぱずかしい事真顔で言えんのよ!? ま、まったくもう……!」

 真っ赤にした顔を思いっきり海人から背け、憎まれ口を叩く。

 その年に似合わぬ可愛らしい反応は、美貌と相まって空恐ろしい程の魅力を放っている。
 う~、と小さく聞こえる唸り声も何とも微笑ましい音色である。 
 どれ一つとっても男にとっては保護欲をそそられる事この上ないだろう。
 
 ――――が、困った事にこの場唯一の男である海人の首は掴まれたままである。
 
 しかも、恥じらいのせいか握力はどんどん強くなっていき、それに比例して海人の顔色もどんどん悪くなっていく。
 彼はかなり必死に己の首を絞めている指を外そうとしているのだが、流石と言うべきかビクともしない。
 照れのあまりかルミナスは海人が必死で彼女の手を叩いている事に気付いておらず、自ら外してくれる事も期待できなかった。
 それでも諦めずに手を叩くが気付いてもらえず、海人の手の力がみるみる抜けていく。

 奮戦虚しく海人の意識が途絶えかけた瞬間、呆気にとられていた周囲が一気に慌ただしく動き始めた。
 
「ル、ルミナス殿! 絞まってます絞まってます!」

「っていうか海人さんの顔色が凄い事に!?」

「へ? って、ああっ!? ご、ごごごごめんカイト! しっかりして!」

「お、お姉さま! まずは手を放してくださいまし!」

 わーわーぎゃーぎゃー、と賑やかに自分を心配する声を聞きながら――海人の意識は闇に落ちた。


テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

コメント

さすがカイト!どうでもいい事にその知力を使いまくってます!
まぁ、将棋やチェス系のゲームでカイトに勝てるのは「はわわ」や「あわわ」軍師くらいですかね~

レシピもお互い無理難題し放題で見るだけで作る気なくなりますねw
でも魔物とか毒草とかが地球と違うからそもそも作れないんじゃないかな?と思ってましたが、そこはこちら用に置き換えてるんですか?
[2011/01/10 23:00] URL | 煉恋々 #xl3yL0pg [ 編集 ]


初めまして
最初から通して読ませていただきました
とても整っていて読みやすい文章でページをめくる手が止まりませんでした(ページありません
が・・・^^;)
特に日常会話は、gdgd感がまるで無く、心地良いテンポで会話のキャッチボールがされておりすごくいいなぁと思いました
そのおかげか、各キャラがとても生き生きとしているように感じられました

没ネタの数々も読ませていただきましたが、これで没になるのか・・・と思えるようなものも多々あり、しかしだからこそこれだけ面白いものが書けるのかと感心させられました

これからも更新を楽しみに待たせていただきます
[2011/01/10 23:53] URL | 鳴 #UYppvBwQ [ 編集 ]

祝40話!!
執筆お疲れ様です。昨日あー、そのミス大変だなーと思いながら待ってましたwちょっとしたことでもその知略が冴えわたってる海人に笑えました。ルミナスの照れ隠しもよかったです。リアルが忙しいでしょうが執筆頑張ってください。                        P.S また一応報告ですが目次にリンクされてません。お忙しくて疲れられてるでしょうから気づかれてないのかな?
[2011/01/11 01:17] URL | 剣士 #t50BOgd. [ 編集 ]


こんばんはー

>>タヌキとキツネの化かしあい

・・・なるほど確かにこれは海人の完敗だwww
というか調理器具に世界樹使うとは、スケールが半端なさすぎるチーズケーキだなぁ。

>>電卓

思えばルミナスに最初に会ったときに電卓見せてるんですよね・・・
シェリスにルミナス経由で情報が渡ったら、血涙流して売買交渉してきそうだw


執筆お疲れ様でしたッ!次の40話も楽しみにしてますね!
[2011/01/11 03:30] URL | リファルス #- [ 編集 ]


さっすが海人!俺たちにできないことを平気でやってのける!そこにしびれるあこがれるぅ!
ただもうそろそろ月のない夜は気をつけた方がいいと思うんだ。
まあそんなことやったら、次の日にはそいつはお日様の下を歩けなくなってると思うけどね!

次の話も楽しみに待ってます!
[2011/01/11 11:16] URL | 神楽 #qbIq4rIg [ 編集 ]


更新お疲れ様です。
とりあえずカイトもローラも、レシピ寄越せというより、お互いに作って上げなさいよ。
読んでて思ったことで、呆れと優しさを交えた突込みをしたい。
そしてボードゲームで数十手先読めるなんぞ、プロくらいだーー!
やはりカイト、君は一文字で鬼、二文字で悪魔、三文字で編集長と言ってやる。
こういうの見てるとカイトが元の世界で、嫁さんと一緒に暮らしていた時の話も知りたいと思ってしまいますね。どんな風に嫁さんと接していたんだろう?
では次の更新を楽しみにしております。
蜜芋やキャラ作成の質問に答えてくださりありがとうございました。

[2011/01/13 19:39] URL | 光 #- [ 編集 ]

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[2011/01/23 01:24] | # [ 編集 ]


チーズケーキの前話であんなこと書いたけれど、甘かった(;_;)
なんということでしょう
[2011/03/15 21:15] URL | xx #- [ 編集 ]


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