FC2ブログ
ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄40
「……本当に、ぐっすり眠っておられますね」

 穏やかな顔で寝ている海人を眺め、刹那が苦笑した。

 ルミナスに絞め落とされた時は心配したが、手を放されてすぐに顔色は元に戻った。
 それどころか、顔色が戻った途端安らかな寝息を立て始めたのである。
 念の為呼吸と脈は確認したが異常はなく、本当に眠っているだけだった。

 心配した自分達が馬鹿馬鹿しくなるほど、穏やかな顔で。
  
「なんのかんので疲れてたんでしょ。
シェリスのとこからの大量の書類片付けて、ディルステインでもあんなに頭使ってたんだから。
ったく、疲れてるんなら言えば明日にしたって良かったのに……」

「ん~、多分、お二人がいつ仕事に行くか分からないから頑張ったんじゃないですか?
確か、最後の仕事から三ヶ月以上経つんでしょう?」

「……それはありそうね。こいつ、ひねくれ者のくせに変なとこで気を遣うから」

 やれやれ、とルミナスは息を吐き――そこで、ふと気付いた。

 何故自分が海人の書類仕事が早めに終わると聞いて安堵したのか。

 いつ仕事が来てもおかしくない状況なのだから、可能な限り大事な友達と共に過ごしたい。
 穏やかで平和な時間をより楽しく、より長く過ごしたい。
 考えてみれば、それだけの事であった。
 
 そう考えてみると、咄嗟にディルステインをやりたいという言葉が出たのも頷ける。
 毎度の様にズタズタにされる事は目に見えていたが、それでも一緒に楽しく過ごせるからだ。
 どちらかがやめると言い出さない限りは、何時間でも。
 
 妙にモヤモヤしていた疑問が解消され、ルミナスの気分は一気に晴れた。
 なぜこんな単純な事に気付かなかったのか、と思わず口元が緩んでしまう。

「どうかなさいましたか、ルミナス殿?」

「いや、大した事じゃないわ。にしても、能天気そうに寝てるわねぇ……」

 機嫌良さそうに、つんつんと海人の頬を突く。

 相変わらず触り心地はあまり良くないのだが、時折小さく顔を顰める際の表情が良い。
 普段の悪人面からは想像できない、なんとも愛嬌のある、叱られたやんちゃ坊主のような顔になるのだ。

 それが面白くなり、ルミナスは起こさぬ程度につんつんと突き続けていた。

「あの、ルミナス殿、あまり突きすぎては……」

 飽きずに延々と海人の頬を突くルミナスに、刹那が苦言を呈す。

 やりたくなる気持ちは分からなくもない。

 ルミナスがなぜ飽きずに突き続けるのか、理由は見ていれば分かる。
 普段の海人の表情と、寝顔を突いた時の反応のギャップが楽しいのだろうと。
 横で見ている刹那とて真似たくなるのだから、やっているルミナスは余程楽しいはずだ。

 だが、ルミナスの突く速度は楽しさのあまりか、少しずつ早くなってきている。
 このままでは、本当に海人を起こしかねなかった。

「あ、ごめんごめん。楽しくてついついね」

 慌てて海人から指を離す。
 幸い、海人は深く寝入ったままであった。

「いえ、気持ちは分かります。なんというか、普段との違いが……その、非常に興味深いです」 

「あ、セツナさんもそう思う?
ホント、普段あんな悪人面なのに寝てる時はどーしてこんなぼへ~っとすんのかしら。
つーか、態度さえひねくれてなきゃ普通に良い男なのに……勿体無い」

「ほっほ~う、そのセリフ……ルミナスさんはよほど海人さんがお好きと見えますねぇ~?」 

「あはは、恋愛感情って意味なら違うわよ?
今のところ、そういう感情は無いわ」

 からかうように笑う雫に、ルミナスは苦笑しつつ手を横に振った。

 確かに海人の事は大好きだ。
 一緒の空間にいるだけでも楽しく、共にお茶を飲んでいるだけでも気分が和らぐ。
 性格の悪さも許容でき、むしろ彼女にとっては平和な生活の良いアクセントになっている。 
 これだけ一緒にいて楽しい相手はそうそういないだろう。

 だが、それは恋愛感情によるものではない。
 ルミナスはそう思っていた。

 彼とは短くない期間寝食を共にしていたが、胸が高鳴る程ときめいた事は無く、
他の何を捨てても独占したいという情熱に駆られた事もない。
 彼の言葉に一喜一憂した事もなく、夜眠れぬほどの狂おしい思いを感じた事もない。

 初恋の時には近所に住んでいただけの男に全てを感じたというのに。 
 半年ほどで冷めたが、それまでは身が弾けそうな程の熱情を抱いていたというのに。

 だというのに――海人にはそれらを全く感じない。

 ゆえに、ルミナスは海人に対する感情を親愛だと結論付けていた。
 おそらくは実の家族以上の、強すぎるほどの親愛であると。

「はあ、そうなんですか……」

 雫が拍子抜けしたような声を上げる。

 雫としては、ルミナスが真っ赤な顔をして否定すると思っていたのだ。
 実際にそういう感情があるかどうかは別として、とりあえず慌てて否定するだろうと。
 そこからからかい、楽しもうと思っていたのだが、当てが外れてしまった。

 そんな雫が残念そうに肩を落としていると、彼女の額をシリルがこつんと叩いた。  

「まったく、当然でしょう? お姉さまの伴侶はこのシリル・メルティ以外にはありえませんわ」

 ふふん、とシリルは鼻を鳴らし、薄い胸を張った。

「そっちの方がもっと無いから。それよりはカイトの方が何百倍も――いや、0は何倍しても0か」

「冷たぁっ!? 冷たすぎますわお姉さま! 仕事も私生活も必死で尽くし続けていますのに!」

「ん~……仕事はともかく、私生活の貢献度はカイトの方が高いわね。
なんせ美味しい食材これでもかってぐらい提供してくれるし?」

「くう……!? た、確かに食道楽なお姉さまにとって創造魔法はまさに至高……!
か、かくなる上はカイトさんを亡き者にして相対的に貢献度を高めるしか!」

 追い詰められたような声を出しつつ、海人の首へと手を伸ばす。

「……やめんか天然年齢詐称娘」

 冷たい声と共に、海人の目が開かれる。
 その手は今にも己の首へと伸ばされようとしていた腕をがっしりと掴んでいた。 

「ちっ。タイミング良く起きやがりましたわね」

「なにせ誰かさんが騒がしかったからな。目覚めるには十分な騒音だった」

 海人はそう言って嘲るように笑った。

 海人が目覚めたのは、偏にシリルが騒がしかったからだ。
 自分以外にルミナスの伴侶がありえない、と宣言した際の声の大きさで意識が浮上し始め、
亡き者にという物騒なフレーズで完全に目が覚めたのである。

 もう少しシリルが静かであれば、彼女の手は海人の首に到達していただろう。

「それは失礼いたしました。ところで、そろそろ手を放していただきたいですわね。
女性の細腕を強く握り締めるなど、まるで暴漢のようですわよ?」

「放すのは構わんが、君が手の力を緩めてからだな。
一流の武人が無力な一般市民を絞め殺すなど、究極の恥晒しだ。
私としても大切な友人にそんな愚行は犯させたくない」

「ええ、そんな愚行はいたしませんわ。ですから、先に力を緩めて下さいまし。
今のままですと、緩めた途端に両腕が砕けそうで怖いんですの」

「それはこっちも同じだ。緩めた途端に手が滑ってそのまま首をへし折られるかもしれんからな。
臆病者の私としては怖くて怖くてとても力を緩められん」

 両者同時に、笑みを浮かべる。

 シリルが浮かべるのは、一流の武人に相応しい凄味のある笑み。
 並の武人ならば腰を抜かして逃げ出すほどの迫力に満ちており、
彼女の可愛らしい顔にはあまりに不釣合いな、恐ろしい笑顔だ。 

 対する海人の笑みは、まさに魔王。
 刃持つ勇者を視野に収めながらも、絶対の自信と傲慢を持って取るに足らぬ、と見下しているかのような笑みだ。
 これは元々悪人系の顔立ちな海人には非常によく似合っていた。  

 それはなかなか見応えのある対決で両者共に譲らなかったが――終わりは唐突に訪れた。  

「やれやれ、そんなら両方の頭に拳骨ぶち込んで力緩めさせてあげよっか?」

 言いながら、ルミナスは左右の拳を打ち鳴らす。

 海人とシリルはそれにすかさず反応し、同時に力を緩めた。
 すかさず両者は揃って両手を上げ、継続の意思がない事を示す。
 一瞬前まで睨み合っていたとは思えない見事な呼吸の合い方だった。 

 その光景を眺め、雫が感心したように頷く。

「おー。ちゃんと言う事聞きましたねー。
なるほど、聞こえてさえいれば二人共ルミナスさんの言葉には従うんですか」

「怒らせると怖いからな。というか、彼女の拳骨は骨に響く」

「ええ。お姉さまのなさる事なら大概は受け止める自信がございますが、あればっかりは遠慮したいですわ」

「人聞きが悪いわねぇ……で、カイト、調子はどう?」

 少し心配そうな表情で、海人の顔を覗き込む。

 大丈夫だと思うからこそ寝かせておいたのだが、それでも心配は心配だった。
 なにせ、短い時間とはいえ加減を忘れて首を絞めてしまったのだから。

「問題ない。よもや褒め言葉を言って絞め殺されかけるとは思わなかったがな」

「うぐ……わ、悪かったわよ。ごめん」

 海人の皮肉に、小さい声で謝罪するルミナス。

 どこか不貞腐れたような、それでいてしょんぼりとして見える彼女の姿は、
二十代半ば過ぎの女性とは思えぬほどの愛嬌を放っていた。 

「はっは、冗談だ。それはそうと、君とシリル嬢にちょっとしたプレゼントを用意してあるんだが……」

「プレゼント?」

「うむ。思ったより時間がかかってしまったが、喜んでは貰えると思う。
そこのクローゼットに入れてあるから、開けてみろ」

 どこか楽しげな海人の言葉にシリルが立ち上がり、彼の指差すクローゼットを空けた。

 その中にはハンガー一つごとに上着から靴下まで一通りまとめてかかっており、すぐに着れるようになっていた。
 並べた人間の几帳面さを示すかのように、ハンガーごとに適度な間隔が開いており、取り出しやすくもなっている。
 
 しかも、左半分はシリルに教わったコーディネートを踏まえた非常に趣味の良い組み合わせになっており、
右半分は教師をする時用の、海人が自分の感性だけで選んだ地味ではない程度に無難な組み合わせが揃っている。
 
 教えた甲斐はあった、とシリルが満足していると、ふと違和感を感じた。

 その元を探っていると、右半分の一番隅にひっそりと吊るされていた女性用の服が視界に入った。
 一着は背中が大きめに開いた袖無しの服。
 もう一着は前者に比べるとかなり小さめの半袖の服。
 
 ――色はどちらも、すっかり見慣れた僅かに青みがかった白。 

「……あの、これって、まさか……」

 手触りを確かめながら、シリルは海人に驚きで固まったままの顔を向けた。

「ああ、がっちり布三号製の君とルミナス用の服だ。
後で着てみてくれ。長らく観察して確かめていたからそうそう大きな誤差にはなっていないと思うが、
サイズは目分量なんでな」

「……いや、今着てみるわ」

 そう言うと、ルミナスはシリルから自分用の服を受け取り、
闇魔法による暗闇で自分達の周囲を覆った。

 しばし、暗闇のドームの中から衣擦れの音が響く。
 遮音魔法を使っていないのか、かちゃかちゃと軽装鎧が外される音、静かに服が落ちる音、
新たな服を纏い鎧を纏い直す音に至るまで鮮明に聞こえてくる。
 
 そして着替えの音が止むと同時に、闇の魔法が解除された。

「……ピッタリだわ。しかも肌触りが良いから着てて快適」

「同じく、ですわ。まさか服の仕立てまで出来るとは思いませんでしたわね……」

 試着した二人は、思いっきり目を見張っていた。

 二人共海人に採寸された覚えなどないというのに、サイズが完璧に合っている。
 体をどう動かしても服が突っ張る感じはなく、それでいて布地がダボつくような事もない。
 まるで職人が個人専用に仕立てたかのような、見事な着心地だ。

 多芸な上にどれもこれも能力が高い男ではあるが、ここまでの芸当ができるとは流石に思っていなかった。
 改めて尋常ならざる万能具合を思い知り、ルミナス達だけでなく刹那と雫も海人へ畏怖の眼差しを向けていた。
 
(……実際に私がやったのは採寸とデザインだけなんだがな)

 周囲の視線を浴びながら、海人は居心地の悪さを感じていた。

 一応海人も裁縫はできるが、せいぜいほつれを繕う程度で服を仕立てる技術の持ち合わせはない。
 というより、服にまるで頓着の無かった彼がそこまでの技術を持っているはずがないのだ。

 実際にルミナス達の服を仕立てたのは、元の世界で海人が作った仕立てロボットである。
 
 これは元の世界の知人を介して大量に取った様々な名職人の動きや力の入れ具合のデータを元に作り上げたロボットで、
必要なデータさえ入力すればありとあらゆる素材を男性用から女性用まで自在に仕立てられるという恐るべき性能を誇る。
 迂闊に他人に背中を見せられない生活を送っていた海人が、がっちり布三号で己の白衣を仕立てるために作った傑作だ。

 が、残念ながらそんな真相を明かすわけにもいかない。

 そんな葛藤に苛まれた海人が気まずい思いでそっぽを向いていると、ルミナスが気遣わしげに問いかけてきた。

「でも、これ本当に貰っちゃっていいの?」

「そのつもりで作った。ただ、仲間含め他言はしないように」

「それは分かってますわ。他言したら、間違いなくこの屋敷に皆が殺到しますもの」

「ならば問題はない。せいぜい大事に――ではまずいか。遠慮なく使い倒せ。
駄目になったら持って来れば新しいのと取り換えてやる」

 海人は肩を竦め、途中で言葉を言い換えた。
 
 渡した服はいわば戦装束。
 大事にするのではなく、使い倒してもらわなければ何の意味もない、と。
 
「はは、そうね。ありがと、しっかり活用させてもらうわ」

「ありがとうございます。これ以上ないプレゼントですわ」
  
 笑顔で礼を言う二人に、海人の顔もまたほころぶ。
 
 驚かせようと思い、同居中から何度も何度も目分量で計測し採寸を確認するなど、
海人としてはかなりの労力を払っている。
 それが報われたのだから、嬉しくないはずがない。

 自然、口も軽くなった。

「喜んでもらえれば、私としても嬉しい。しかしサイズが合って本当によかった。
シリル嬢の方は自信があったんだが、ルミナスは完全に目分量だったからな。
翼の事もあるし、採寸が違っていたらどうしようかと思っていたんだ」

「あれ? なんでシリルの方は自信あったわけ?」

 きょとんとした顔で、ルミナスが訊ねる。

 自分が知らぬ間にシリルは採寸していたのかとも思ったが、
彼女に視線を向けたら即座に否定が返ってきた。
 
 さてどういう事か、と海人に視線を戻すと――冷や汗をだらだらと流していた。

「はっはっは、失言だった。忘れてくれ」

「はっ……!? ま、まさか私が寝入っている間にこっそり採寸なさったんですの?
ああ、知らぬ間に穢されていたなんて……鬼! 悪魔!」

 わざとらしく、まるで悲劇のヒロインのように大仰に崩れ落ち、膝立ちになるシリル。
 その華奢な指は海人のボトムスをぎゅっと握りしめており、眉も悲しげに顰められている。
 
 そんな彼女の姿は外見が外見なだけに非常に絵になり、なおかつ弱々しさも演出できている。
 海人の悪人風な外見の事もあり、何も知らずに見れば年端もいかぬ幼気な少女が己の純潔を穢した外道に
せめてもの抵抗としてしがみついて罵倒しているようにしか見えないだろう。

 ――が、多少なりとも二人に関して知識があればまるで違った構図が現れる。

 シリルは外見はともかく実態は数多の戦士の死骸を積み重ねてきた歴戦の傭兵。
 海人はこと近接戦においてはシリルと比較する事すらおこがましい弱者。
 
 その観点から見れば、さりげなく海人の足の甲に乗せられているシリルの膝が逃亡を防ぐためであり、
彼女の手の位置は海人の男の急所をいつでも握り潰せると脅しているという事は明々白々。
 ふざけてはいるが言い逃れもごまかしも許す気がない、完全な臨戦態勢である。

 無論、海人もその事はよく分かっていた。   
 
「断じてそんな事はしていないから落ち着いてくれ。
この状況は男として余りにも恐ろしい」

「ならばどうしてですの?」

 表情を一転させ、冷たく海人を睨み据える。
 その目には有無を言わさぬ気迫が籠もり、爛々と輝いて見えていた。
 
 どう考えても答えるまで解放してくれそうにない彼女に、海人はやむをえず白状する事にした。
 シリルの怒りを再燃させないために避けたかった話を。
 
「……いつぞや、君の実年齢を聞かされた時があっただろう?
あの時肌の張り具合などと一緒に調べていたんだ」

 慎重に言葉を選びながら白状する海人。

 この場にいるのが現場を見ていたルミナスだけならば気にする事もないのだが、
困った事にその時は知りあってすらいなかった刹那と雫がいる。
 動機はどうあれやった事がやった事なだけに、可能な限り言葉を濁さねばならなかった。
 
 無論シリルはそんな小細工など見抜いていたが――今回は見逃す事にした。

「……まあ、今回はこの服に免じて許して差し上げますわ。
ところで、セツナさん達の分は無いんですの?」

「ああ、まだな。君らはいつ仕事になるか分からんから最速で仕上げたが、
少し時間をかければ染色も出来るんでな。
二人の分は後で好みの色を聞いた上で作ろうと……どうした、雫?」

 言葉の途中で、海人が雫に怪訝そうな目を向けた。

 常時屋敷の周囲の気配を探っている頼もしい護衛は、
いつのまにかぶつぶつと数を数え始めており、その目に真剣さが宿っていた。

「……全部で十五か。どうもお客さんのようですね。
この数となると、あたしの知る限りじゃ心当たりないんですけど……ルミナスさんの家の方向っぽいんですが」

「あー……そこからとなると、私の部下だわ。
ったく、呼びに来るのにぞろぞろ来たって意味ないでしょうに」

「休暇は終わり、なのか?」 

「うん。外出先に押し掛けてくるって事は、遊びに来たわけじゃないはずだからね。
ギリギリだけど、この服貰った後で良かったわ」

 海人に貰った服を指差しながら、僅かに寂しげに微笑む。

 ルミナスの仲間達は傭兵らしく遠慮のない豪快な性格の者が多いが、
それでも休暇中の外出先に押し掛けてくるほどではない。
 それが来ているという事は、仕事の話以外ではありえない。

 つまり――これから長期間、海人達とは会えなくなるという事を意味している。
 
「そうか……寂しくなるな」

 海人は心なしか沈んだ口調で呟いた。

 刹那と雫だけでもかなり賑やかな生活だったが、やはりルミナス達が加わると一味違っていた。
 未だ長いとは言えない付き合いだが、何ヵ月も寝食を共にしていたため、気の休まり方が違うのだ。
 いなくなるとなれば、やはり寂寥感が出てきてしまう。

 が、そんな海人の感傷を、ルミナスは豪快に笑い飛ばした。

「ほらほら、湿っぽい事言ってんじゃないの。
どーせ仕事終わったらまた遊びに来るつもりなんだから」

 小気味良い音を立て、海人の背中を叩く。

 その言葉はどこまでも明るく、不安を感じさせない。
 それどころか、周囲の不安を根こそぎ吹き飛ばすほどの陽気が宿っていた。
 
 それに釣られ、海人の顔にも自然と笑顔が浮かぶ。

「なら、また美味い物を用意して待っていよう。
シリル嬢も当然一緒に来るんだろう?」

「当然ですわ。折角私の衣装部屋をいただいたんですし。
あと、その際には今回教えたコーディネートをきっちり身に付けているかどうかチェックしますから、努々忘れませんように。
もし忘れていた場合は……ふふ、今度こそ丸一日着せ替え人形ですわよ?」

「それは怖いな。忘れないよう習慣づけておかんと。
ま……いずれにしても、二人共頑張ってくれ。無事を祈るぐらいはしておく」

「ありがと。シリル、あんたは準備にどれぐらい時間かかりそう?」

「いつでも出立できるよう、既に必要な荷物はまとめてありますわ」

「私もよ。それじゃ、お互い荷物取ってくるだけでいいわね」

 話しながら、ルミナスとシリルは着替えた己の服を丸め、脇に抱える
 そして、別れを惜しむような表情の三人に向かって、それぞれ声を掛けた。

「それじゃ三人共、またね。セツナさん、帰ってきたらまた少し料理教えてあげるわね」

「では、失礼いたします」

 あっさりとした口調で海人の部屋を出る二人。
 そして、彼女らはそのまま薄暗い廊下をゆっくりと歩いていく。

 ――まるで平和な日常の名残を惜しむかのように。


 



























 十分後、海人の屋敷の門の前でルミナスの部下達十五人が頭を悩ませていた。

 理由は、呼び鈴代わりに設置された銅鑼。

 とはいえ、それが悪いというわけではない。
 それほど一般的ではないが、使用人が少ない屋敷では大きな鐘を使っているところもある。
 それが銅鑼に変わったところで、屋敷の主の趣味が変わっているというだけの話でしかない。

 ――問題は二つ。

 一つは既に夜十時を過ぎているという点。
 一応幾つかの部屋に明かりが付いているのは見えるが、銅鑼を鳴らすには非常識な時間帯だ。
 とはいえ、急ぎの用件なので日を改めるわけにもいかない。

 もう一つは、この屋敷の主。
 
 彼らの傭兵団は休暇中に家を空ける場合、決められた場所に行先と外出期間を記した物を置いておくよう義務付けられている。
 ルミナスとシリルの置き場所は、彼女の家の裏。
 そして、そこにはルミナスとシリルが揃ってこの屋敷に私用で一週間以内の外出をすると記されていた。 

 仕事以外で外出するとなると、親しい友人の場所と考えるのが妥当。
 そして現状の最有力候補は、ある一人の男である。 
 
 ルミナスだけでなくシリルとも仲が良い、色々な意味で凄まじい男。
 おそらくは一流、あるいはそれ以上の大魔法使い。
 なにより、機嫌を損ねれば二人の目の前でも彼らを虐殺しかねない男。

 一度殺されそうになった面々は当然ながら、その腰の引けた様子を横目に見る者達も二の足を踏まざるを得なかった。

「……おい、誰か鳴らせよ。アンリ隊長は急ぎっつってたじゃねえか」

 隻眼の男が、引き攣った顔のまま背後の者達に声を掛ける。

「ならお前が鳴らせっつーの。俺は嫌だ、怖い。
上位魔法の乱発でも飛んできた日にゃ、マジで死ぬかもしれねえんだぞ?」

「く、なら女連中はどうだ? 色気出せば最悪の場合でも生存率は高いかもしれねえ」

「馬――馬鹿! こないだあたしらもまとめて吹っ飛ばされるとこだったの忘れたのかい!?」

 思わず怒鳴り返しかけた浅黒い肌の女性は、寸前で音量を落とし、隻眼の男を睨み付けた。
 
 彼女の怒鳴り声は、銅鑼を高らかに鳴らすよりもやかましい。
 危うく、率先して自殺行為を行うところであった。

 そしてほっと一息吐いた瞬間、隻眼の男が小さく舌打ちをした。
 小さな音ではあったが、彼女はそれを聞き逃さなかった。
 
「こ、このクソ野郎……! 女生贄にしようとするなんてそれでも男かい!?」

「ふ――生き死にの場では老若男女全てが等しい。引っかかる奴が馬鹿なのさ」

「ほっほ~う……そんじゃ、あんたの頭でそこの銅鑼鳴らして、ボッコボコにして独断でやったって突き出すのもありだね?」

「は、できるかどうか試してみやがれ……!」 

 常人ならば失神するほどに強烈な眼光で睨み合う男女。
 争いの低レベルさに反し、名立たる戦士同士の一騎打ちのような気配が流れる。
 実際、世に名立たる傭兵同士であるからなお性質が悪い。

 それを見かね、一人の男が止めに入った。

「ま、まあまあ落ち着けよ……俺らはよく知らねえんだが、そんなヤバい奴なのか?
隊長達の話聞いてる限りじゃ普通の兄ちゃんっぽかったが」

「……多分隊長が止めなかったらそのままあの世逝きだった。
体がぶっ壊れるギリギリまで肉体強化やって、下位の無属性防御魔法多重起動が間に合えば……まあ、即死は免れたかもしれねえが」

「多分、その後に身動き取れなくなってるとこで止め刺されただけだろうねぇ……」

 ふ、と遠い目になる、以前海人と会った事のある面々。

 あの時は本当に危なかった、彼らはそう確信している。
 なにせ確実に致死レベルの砲撃を放とうとしていながら、その目には何の揺らぎも見られなかった。
 一応表情は笑っていたが、おそらくゴミ掃除程度にしか思っていなかったのだろう。

 その態度に面識のない面々も頬を引き攣らせる。
 仲間がこうまで断言する以上、多少の誇張はあってもそれを実行しかねない人物である事は間違いない。

 無論、本当に上位魔法の乱発が飛んできたところで準備さえしていれば逃げ切る自信はあるが、
いくら命知らずの傭兵達と言えど、金にもならないのに命を懸けたくはない。

 重い沈黙が、場を支配する。
 深刻でありながらもどこか間が抜けたような、そんな静寂。

 やがて、皆の思いを代弁するかのように一人の男が口を開いた。

「……何で仕事が始まる前に命懸けなきゃならねえんだ!?」

 その声を皮切りにやいのやいのと賑やかに、しかし音量は控えめに騒ぎ始める。

 ――そのうちに門の奥のドアが開いた。

 そちらに目を移した直後、彼らにとっては馴染みのある人影が二つ現れる。
 夜間で照明もないため顔は見えないが、どちらもシルエットに十分な特徴があった。
 片や小柄な体躯と背に携えた大弓、片や長身と背中の大きな翼。
 片方だけでも特徴的なそれを、よもや両方揃って見間違うはずもない。
 
 どうやら銅鑼を鳴らさずに済んだ、と一斉に安堵の息を吐きかけたところで、二人の表情が見えた。
 至極真面目な、仕事に赴く際の緩みのない顔が。

 ――瞬間、彼らは表情を一気に引き締め、整列して直立不動の姿勢を取った。 

 一瞬前まで情けなく騒いでいた時とはまるで違い、全員の顔に精悍な輝きが宿っている。
 男女問わず一人一人が歴戦の勇士と呼ぶにふさわしい、威厳にも似た雰囲気を醸し出していた。
 そんな彼らが整然と立ち並ぶ様は、いっそ荘厳でさえある。
 
 そして彼らの視線は、一様にゆっくりと歩み寄ってきている長とその副官に注がれていた。
 意図しているわけではないが、歴戦の勇士たる彼らの注視はそれだけで圧力を発する。
 
 だが、並の胆力では気圧されて動けないほどの視線の中を、二人は悠々と歩き続ける。
 その程度をいちいち意に介すようでは彼らの上には立てない、と示すかのように。

 そして、お互いの顔が完全に見えるほど近くになり、ようやく足を止めた。

「久しぶりね、皆」 

 ルミナスがそう声を掛けると、威勢の良い返事と共に敬礼が返ってくる。
 
 その動作も極めて高い次元で統率されており、まさに一糸の乱れもない。
 長たるルミナスの尋常ならざる統率力の高さが窺える動きだった。

 部下達が弛んでいない事を確認すると、ルミナスは淡々と彼らに問うた。

「で、今度こそ仕事ね?」

「はい。仕事の説明のためにカナールに副隊長以上全員集合だそうです。
他の方々はカナールに来る途中で団長達に合流したらしく、残りはお二人だけとのことでした」

 最前列中央にいた隻眼の男が、きびきびと返事をする。
 騒いでいた時とは違い、実直で真面目そうな、まるで騎士のような誠実さを漂わせている。

「そう。なら行きましょっか。皆――続きなさい」

 短く語ると、ルミナスは大地を蹴って飛翔した。

 続いてシリルが飛び、さらに続いて隊員達が隊列を組んで飛んでいく。
 一定の間隔を空け、速すぎず、遅すぎず、乱れもなく。
 まるで一つの生き物のように。
 
 月光に照らされた彼らの姿は、一羽の大きな鳥が羽ばたいているかのようであった。






















「すっごいなぁ、あの統率力……見惚れるぐらい完璧な編隊飛行です」

 飛び去って行くルミナス達を窓から眺めていた雫は、感嘆の息を漏らした。

 遠目に見た限りでも、ルミナスの部下はなかなかの猛者揃いであった。
 騒いでいる様子は実にコミカルで面白かったが、筋肉の付き方、何気ない動作、
どれを取っても並ではない実力を感じさせられた。
 
 それが何を命じられたわけでもなく完璧な統率を誇っているとなれば、
隊としての力は個々人の力の足し算ではなく、掛け算になる。
 あの一隊の前ではそこらの騎士団など、それこそ蟻のように踏み潰されてしまうだろう。

 とはいえ、あれだけの猛者達をあそこまでまとめ上げるのは容易な事ではない。

 各々強い自負があるであろう屈強な傭兵達をまとめ上げるには、
実力もさる事ながらそれ以上に絶大な人望が不可欠だからだ。
 
 あの光景は、ルミナス・アークライトという女性の類稀なる統率者としての資質を示していた。

「あれだけの統率力があり、高い実力も持ち合わせながら、
普段は穏やかで家事も万能……海人殿の言葉ではありませんが、尊敬できない点が見つかりませんね」

「だろう? ま、年の割に初心すぎたり照れ屋だったりという難点もあるが」

「あの方の場合はむしろ美点かと。海人殿が絞め落とされた時の照れ方など、思わず見入りましたので」

「ほほう……つまり刹那、君はルミナスに見惚れていたために私が絞め落とされるのを見過ごしたというわけかね?
それは護衛としては怠慢ではないかな?」

 ニヤリ、と人の悪い笑みを浮かべる。  

「う……も、申し訳ございません……」

「お姉ちゃんに責任転嫁しちゃいけませんよ~?
海人さんの言動がそもそもの原因なんですからねー」

「……雫、折角からかえるネタが出来たのに御破算にするな」

 不満げに、雫に苦情を言う。
  
 海人としては、生真面目な刹那をからかうのは楽しい。
 普段凛々しいだけに、あたふたと慌てる仕草が何とも嗜虐心をそそられるのだ。

 それを味わう機会を減じられ、海人の唇は我知らず僅かに尖っていた。

「いや~、これから少し真面目な話しようと思ってるんでそうもいかないんですよね~」

「真面目な話?」

「ええ。かな~り、真面目ですよ?」

 表情は普段と変わらぬ、可愛らしい笑顔。
 だが、その目の奥にはこの上なく大真面目な光が宿っている。

 海人は表情を引き締め、ベッドに腰を下ろした。

「……聞こう」

「ありがとうございま~す。
先に断っておきますけど別に無理強いするつもりはないんで、嫌ならスパンと頭引っ叩いてくれれば黙ります」

 雫はそう言って海人の足元に跪き、頭を差し出した。
 偶然か計算尽くか、その位置は海人が一番叩きやすい位置にある。

「分かった。それで、話は何だ?」

「ぶっちゃけちゃうと海人さんの素性の話です」

 あっけらかんと放たれたその発言に――場が凍りついた。

 刹那はなぜ蒸し返す、と言わんばかりの驚愕の表情に怒りの色を滲ませ、
海人は不機嫌そうな顔で瞑目し、雫は張り付いたような笑顔を浮かべている。

 やがて、海人が大きな息と共に口を開いた。

「……気遣ってくれたものだと思っていたんだが?」

「一応、現在進行形でそのつもりです。でも、ルミナスさん達とあたし達じゃ、立ち位置が違います。
あのお二人相手なら隠し続ける事も出来るでしょうけど――あたし達相手に出来ますか?」

「待て雫。どういう意味だ? 些か歯がゆいが、現状は拙者達よりあのお二人の方が海人殿と親密だろう?
ならば、逆――」
 
「親密さじゃなくて、関係の性質と接触する時間だよ。
ルミナスさん達は仕事の関係上万一を考えて手札は極力明かせないうえに、長期間会えない事も多い。
対してあたし達は仕事の関係上一定以上の手札を明かさなきゃいけないし、顔合わせない日は考えられない。
ルミナスさん達相手なら会ってる間さえ黙秘してれば仕事に行っている間に不満も風化する。
逆にあたし達相手じゃ不満は風化どころか積もっていく一方。
ま、それでも隠し通すのが不可能とは思わないんだけど――ここで、海人さんの性格がネックになると思いません?」

 にっこりと海人に笑みを向ける雫。
 そこに邪気は無いが、見透かすような光がある。
 
「……なるほど、勘違いで痛い思いをしたのでなかったようで何よりだ。
というか、そういう意味では君も同じだろう?」

「あはは、確かにそうですね。
あたしも明るい雰囲気は大好きですけど、暗い雰囲気は苦手です。
だからこそ、似た者同士気持ちが理解できるんでしょうけどねー」

「ま、待て雫。まさか、この間のあれは……」

「あたしが胸の大きさなんか気にするわけないでしょ?
まだまだ未来はあるんだしね」

 けけけ、と意地悪気に笑う雫。

 海人の素性の話が出た時、雫はあえて話をふざけた方向に持っていった。
 あの時、シリルはそうでもなかったが、真面目なルミナスと刹那はしばらく引き摺る事が目に見えていた。
 だからこそ、重い空気を一気に崩して脱力させる方向に話を進めたのだ。
 海人に痛い思いをしてもらうのは些か心苦しくはあったが。

 結果は大成功。海人も雫の意図を察し、シリルまで巻き込んでその場を崩す事ができた。

 実の姉にすら悟らせず芝居を打っていた妹に刹那の顔が強張るが、
当の妹はそれに目もくれず話を進めた。
  
「で、話続けますけど……」

「言わなくていい。確かに一年二年ならまだしも、五年十年という単位になったら耐える自信はない。
必然的に余計な心労も抱え込む事になるだろうしな。なら、早い段階で話すのが一番だという事は――分かる」

 はあ、と海人は思いっきり嘆息した。

 確かに、雫の言う通りなのだ。
 黙っていたところで二人との関係悪化の可能性が高まるだけで、益はない。
 信じざるを得ないほどの証拠も、目の前の二人相手ならば出せないわけではない。

 ルミナス達が仕事に行かなければ二人だけ除け者にするわけにはいかない、という言い訳も出来たが、
二人が行ってしまった以上、話さない事は海人の心の弱さ故でしかない。

 かといって、おいそれと話せる内容でもない。
 なにせ自分が聞かされれば、間違いなくメンタルケアを薦めるような話だ。
 
 そんな事を考えながら海人が呻いていると、

「……海人殿。お話になりたくないのなら、それで構いません。
拙者共も、種族の事や雫の悪癖の事を口に出せなかったのですから、偉そうな事を言える筋合にはありません。
ですから話す気になるまで待てと言われれば、十年でも二十年でも……いつまでもお待ちいたします。
無論、雫にも絶対に追及はさせません」

 刹那が雫の横で跪き、まるで忠臣の様に頭を垂れた。

 その仕草は実に真摯で、実直そのもの。
 おそらくここで海人が話さないと言えば、本当にいつまでも待ち続けるだろう。
 明かされぬ不満も、悲しみも、全てを胸の内に飲み込んで。

 横にいる雫も、姉の言葉に異を唱える様子はない。
 最初に言っていたように、無理強いするつもりはないのだろう。
 いずれ不満が積み重なり、限界を迎えるであろう事は覚悟の上で。

 それを悟り――海人は今度こそ完全に観念した。
 
「……いや、話そう。
ただ、かなり荒唐無稽で正気を疑われてしかるべき類の話だ。
その心構えだけはしておいてくれ」

「あ、それは察しついてます。
こないだ見せてもらった銃とか、どう考えても常識的にありえない性能ですし」

「雫の言う通りです。さらに言うなら、そもそも海人殿程の才人が未だ世に知られていない事自体が荒唐無稽です」

 海人の言葉に、雫と刹那は何を今更、と言わんばかりに平然と答えた。
 
 追及こそしなかったが、刹那も雫も海人の素性については色々考えていた。
 だが、どう考えても……というか考えれば考えるほど海人が世間的に無名な理由が分からなくなる。
 親しい人間には気前の良い海人の性格や創造魔法を始めとした凄まじい能力の数々を考えると、
この年まで世に知られない為には想像を絶する回数の奇跡が必要となるはずなのだ。

 どんな素性かはまるで察しがつかないながらも、とりあえず常識的な素性でない事だけは察していた。  

「……鋭いと褒めるべきか呆れるべきか。まあいい、多少は気が楽になった。
それでは――地下室に行こうか」

 そう言って、海人は立ち上がった。
 今まで誰にも話せなかった、己の荒唐無稽極まりない素性を語るために。











テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
待ってました!
白衣の英雄40、今回で一応の区切りという感じですね。
むしろ次回に海人の素性が宝蔵院姉妹に明かされるのが楽しみです。
これから大きくストーリーが動きそうですね。
でもシェリスのメイド達への授業も見たい。

次回更新を楽しみにしています。

あと、目次への40話の登録をよろしくお願いします。
[2011/01/28 22:50] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]

お疲れ様です
忙しい中での執筆お疲れ様です。
毎度楽しく拝見しています。

では、誤字の報告です。

 どう考えても答えるまで”介抱→解放”してくれそうにない彼女に、海人はやむをえず白状する事にした。

上記のように解放が介抱になっているようなのでご報告いたしました。

気長に更新を待っていますので、無理の無い範囲で頑張ってくださいね。
[2011/01/29 00:20] URL | #- [ 編集 ]


傭兵団の方々はONとOFFがしっかりしててまさに一流って感じがしますね
そしてそんな強者達を率いるルミナスもかっこよかったです
そして次回はついに海人の身の上話ですか
正直に異世界から来たって言っても簡単には信じられないかもしれませんが、大抵の事は まぁ海人だし と理解できてしまいそうな感じもしますね(笑)
では次回も楽しみに待ってます
[2011/01/29 00:32] URL | 鳴 #UYppvBwQ [ 編集 ]


地下室 解・禁!
とうとう一部の人物だけとはいえ海人の素性が明かされるんですね
しかし、初めに教えられるのがこの2人だとは……
でも、確かに仕事上、隠し通すのはつらそうですね

個人的にはシリアスも大好きなので九重さんが納得できる範囲で好きなようにしてもらうのが一番いいです
では、次回更新も楽しみにしています
[2011/01/29 00:47] URL | 華羅巣 #zR7lJLBY [ 編集 ]


がっちり布3号の感動再び(笑)


ルミナス達の集合場所がカナールなのは少し気になりますね~次回も楽しみにしてます
[2011/01/29 01:39] URL | さとやん #6x2ZnSGE [ 編集 ]


執筆お疲れ様ですッ!

>>がっちり布3号再び
でたながっちり布3号www
シリル辺りに改名させられているかなと思ったらされてなくて一安心ですw
(というか海人製ロボの性能がはんぱねぇ・・・きっとがっちり布3号を縫い合わす
時は、布をばらしたがっちり糸3号[仮称]を使用してるんでしょうねぇ)

>>宝蔵院姉妹禁断の地下室へ・・・

おお、ついに元の世界の話になりそうですね!
それにしても地下室って機械だらけだったよーな・・・

・・・刹那さん大丈夫かなぁ・・・・なんか誤って壊しそうなイメージがwww
[2011/01/29 02:05] URL | リファルス #- [ 編集 ]

待ってました!!!!
おおー、ついにキター!!いや、発表されてから今か今かと待ってました。きっとキャラが暴走してたんですね。執筆お疲れ様です。ガッチリ布量産化w部下たちのコントと楽しかったです。次はいよいよ雫達に話すか。続きを首を長ーくして待ってます。
P.Sいや、立て続けに書いててウザイwかもしれませんが、目次とリンクしてません。
[2011/01/29 03:34] URL | 剣士 #t50BOgd. [ 編集 ]


海人が今まで見せた能力を考えれば、ぶっちゃけ素性の問題はもったいぶるほどのことじゃない気がするのは自分だけかな?w
頭おかしく思われるもなにも、すでに変人認定っぽいしw
異世界を自由に移動できるわけじゃないですしね。前にも思ったのですがこの世界での秘密のレベル的には個人的には、創造魔法>科学技術なんですけどどうなんだろう?
もちろん世界全体へのじゃなくて親しい人に対してのってことですけど。

[2011/01/29 06:07] URL | ガヤ #- [ 編集 ]


さすががっちり布3号www
名前だけでコミカルな雰囲気になるww

しかしやっとバラしますか、好感度的にルミナスが最初かと思ってましたが立場上で姉妹からとは。
ルミナスが嫉妬しそうですなw

だがPCのすごさが刹那に伝わる気がしない
[2011/01/29 14:51] URL | 煉恋々 #h2YGRmSs [ 編集 ]

The初感想
ある意味がっちり布で作った服は手作りで問題ないですね
布を織る機械から手作りってだけですしね
自分で織ったわけじゃないですが、作ったってのは間違いないですね

着替えのシーンが良かったです
目を魔法でふさがれてるとはいえ、逆に萌える
目が見えなくても布のこすれる音とか、見えるよりよっぽどエロいです姉さん方よ
[2011/01/29 21:11] URL | 鬼水 #NMgcaBO6 [ 編集 ]


毎回楽しく読んでいます。
次回の二人の反応が楽しみです!
後、がっちり布三号いいですねぇ。

39話が、カテゴリ-白衣の英雄にリンクされていないかな。
[2011/01/29 22:25] URL | masa #sSHoJftA [ 編集 ]


ついに地下室解禁!
出生の秘密もうちあける!?
あと今回でルミナスとのフラグは否定ぎみ?

毎回、楽しく拝見させていただいています。
癒やしの時間をありがとうございます。
[2011/01/30 02:07] URL | #mQop/nM. [ 編集 ]


がっちり布の人気がすごいww
確かに名前とかいろいろつっこみどころはあるけど、それでもこの反響はww

そして次回、とうとう海人の秘密が明かされる!
まあ海人に言えることは、次にルミナスたちが来たときに、刹那がうっかりで口を滑らせないようにちゃんと教育をしとけよ、というくらいか。
それがどんな教育になるかはわからんけどww

では、次の更新も楽しみにしてます
[2011/01/30 17:33] URL | 神楽 #- [ 編集 ]


初感想です!

すごく今更なんですが海人がこの世界に来た時に文字や言葉が違うとあったんですが、シェリスと密談していた時にルミナス達が読唇術で理解できたということは、海人はこの世界の言葉でしゃべってるのですか??

初期に口の動きと内容が一致していないとあったので疑問に思いました。
まぁ海人の頭脳なら1日もかからず理解してそうなんですが。
[2011/02/08 12:11] URL | ジッポ #JvaAk.1M [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://nemuiyon.blog72.fc2.com/tb.php/133-e5d4cc0d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

九重十造

Author:九重十造
FC2ブログへようこそ!



最新記事



カテゴリ



月別アーカイブ



最新コメント



最新トラックバック



FC2カウンター



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QRコード