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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄47
 刹那は、自分の主を心配そうに見つめていた。
 
 先程シェリスが帰ってから、海人はかれこれ三十分近くその場で唸っている。
 苦悩している、というよりは困っている、という表現が適当な様子ではあるのだが、
良くも悪くも決断が早い彼にしてはかなり珍しい事だ。

 そして、困った事に声を掛けても反応が返っていない。
 先程の石の時と同じく考え事に完全集中しているらしく、
ぶつぶつと小さく呟き続けているのみだ。
 
 大声を出せば気付かせる事は出来るだろうが、悩みを聞くためだけに邪魔をするのも憚られる。
 どうしたものかと悩んでいると、

「ったく、しょーがないなぁ……海人さーん! 周り見えてますかーっ!?」

 雫が海人の頭をがっしりと両手で掴み、激しく横にシェイクした、
 その揺さぶり方たるや、解放された海人が平衡感覚を狂わせるほどであった。

 遠慮の欠片もない声のかけ方に、刹那は思わず怒鳴っていた。

「し、雫!」

「お姉ちゃんは少し黙ってて。んで、何悩んでんですか?
シェリスさんに隠した話絡みだと思いますけど」

 ふらつく海人の頭を優しく両手で押さえ、問いかける。

「いや、正直現実味は乏しいし、考えがまとまってないんでな。
無駄な心配をかける事になりかねんから、せめてもう少し考えをまと――ふぁひをふる?」

 両手で頬を引っ張ってきた雫に、抗議の視線を向ける。
 冷静な対応ではあるが、元が一応美形なだけに変形した顔はかなり間抜けておりどうにも締まらない。 
 
「まったくもう……そーんな気遣いは一切無用です。
無駄な心配上等。一人で悩んでるのを眺めながらやきもきするよりよっぽど楽です。理解できます?」

 ぴ、と人差し指を立てながら、海人の顔を覗き込む。
 その仕草はお姉さんぶろうとしている少女のようで、なんとも言えない愛嬌があった。
 
「ん~、言いにくいんだが、悩んでいるという程ではないんだ。
気にする必要が無いと頭では分かっているというのに気になってしまうというか……」

「話してるうちに再確認できて安心できるって事もありますよ?
さあさあキリキリ吐いちゃってください」

 ほれほれ、と海人の頬を指で突く。
 海人はそんな遠慮の欠片もない雫に苦笑しつつ、優しく頭を撫でた。

「……そうだな。変に考え込んで心配をかけるよりは話した方がまだマシか」

「分かってもらえて何よりです。で、シェリスさんに隠した事ってなんなんですか?」

「実は王女の脱出手段で一つだけ別の可能性を思いついてな。奇遇というかなんというか……」

 言いながら、刹那に視線を向ける。
 が、向けられた当人は意味ありげな仕草に困惑した。

「どういう意味でしょう?」

「シェリス嬢が来る前に君が見ていた術式があっただろう?
ラクリア王女があれの完成版を持っている、という可能性だ」

「ほう……そう言えばまだ伺っていませんでしたが、いったいどんな効果なのですか?」

「そうだな……幸い電力は余っているし、実際に見た方が良いだろう。地下室へ行くぞ」

 そう言うと海人は席を立ち、白衣を翻して地下室へと向かった。








































 数分後、刹那と雫は地下室で唸っていた。

「……何なんだろうね、あれ?」

「わ……分からん」

 全身を金属の塊で覆っていく主に、姉妹揃って引き攣った表情を浮かべる。

 今現在海人が億劫そうに纏っている物は全身甲冑のようにも見えなくもないが、
少なくとも雫達が知る物とは全く違っていた。

 なにしろ、全てのパーツが異常な程に大きい。
 肩から兜から、通常の甲冑が比較にならない程にごつい。
 並大抵の斬撃をぶつけようものなら、刃こぼれする事請け合いだ。

 付け加えると、海人に使いこなせそうな装備にも見えない。 

 関節部分は随所が動きやすいように伸縮性の高い繊維で出来ているようだったが、
ここまで大きな装備ではどのみち動きを阻害される事に変わりはない。
 それを補うためか両腕や両足、果ては頭部まで随所に銃弾の発射口と思しき物が設けられているが、
弾が切れれば格好の的――率直に言えば棺桶に早変わりである。
 今は外されている肩口に設置するであろう二つの大砲など凶悪なオプションには事欠かないが、
こんな無駄に大きい甲冑のオプションにする必要は無いだろう。

 ――もっとも、刹那も雫も何か仕掛けがある事ぐらいは察しがついていた。
 
 外見からして、これは海人が元の世界で使っていた物だ。
 つまり、魔力による肉体強化無しで使用していたはずなのである。
 装備の重量からして、海人の素の身体能力では動く事もできないだろう。
 
 となれば、動けるような仕掛けが施されている事は疑うべくもない。
 そして、そもそも地下室に来た用件から考えれば、それとは別にもう一つは仕掛けがあるはずだ。

 二人が若干わくわくとしながら海人の動きを見ているうちに、装着が完了した。

「よし、装着完了っと。それでは、実演するぞ」 

 全身を甲冑――もといパワードスーツで覆った海人はそう言うと両掌を合わせた。
   
 その瞬間、刹那達は自分の目を疑った。

 一瞬前まで目の前にいたはずの海人の姿が、忽然と消えたのだ。
 文字通り影一つ残さずに、目立つ事この上ない衣装と共に消え去っていた。 

 が、二人もまだ短い付き合いながら、海人の事はそれなりに知っている。
 彼の性格も、非常識ぶりも、出来る事の大雑把な限度も。
 すぐさま気を取り直して気配を探り、

『そこっ!』

 姉妹揃って叫びながら、何もない空間――否、何もないはずの空間を掴む。
 それと同時に、海人の姿が再び現れた。

「むう……あっという間に見抜かれるとは」

 パワードスーツを脱ぎながら、海人が残念そうに呟く。

 彼としては、二人がもう少し目を白黒させてくれると思っていた。
 目の前にいたはずの人間が、しかも瞬時に二人の死角に入りこむ事など出来るはずもない人間の姿が消えれば、さぞ驚いてくれるだろうと。
  
「いくらなんでも空間魔法もどきが使えるとは思えませんからね。
どういう方法かは分かりませんけど、姿を消してるだけってのはすぐ分かりますよ」

「海人殿の事を何も知らずに見せられればさぞや混乱したでしょうが、
ある程度教えていただいた今ならば――まあ、いちいち混乱はいたしません」

 落胆した様子の海人に、宝蔵院姉妹は揃って大した事でもないように言った。
 海人と会って以来毎度毎度驚かされていたためか、若干悔しそうな彼を見る二人の顔には笑みが浮かんでいる。
  
「むう……ま、理解が深まっていると喜んでおこう。
それはそれとして……これと同じ効果の魔法が使えれば城からの脱出は難しくない事は分かるな?」

「ええ。遮音魔法と併用して使えば城から逃げる事はそう難しくないでしょう。
仮に気配で気付かれたとしても、カイザーウルフの速度なら直後に察知範囲外に逃れる事も可能でしょうし、
突入時の位置によっては味方の気配と誤認する可能性も高い。
となれば気を付けるべき点は敵と接触しないように逃げるだけです。まさか姿が見えないとは思わないでしょうし、
何かを感じたとしても普通は気のせいで済ませてしまうでしょう」

「そういう事だな。満点だ」

 丁寧に見解を述べた刹那にパチパチと拍手を送ると、彼女は照れ臭そうに視線を逸らした。
 
「なーるほど、シェリスさんに伏せたのも頷けますよねー。
でも、もしもこれと同じ効果を出せる術式があるんだとしたら……今の状況は相当まずくないですか?」

 雫の言葉に、刹那も頷いた。

 姿を消せる、という段階で充分に脅威。
 それが輝石族ともなれば、最上位魔法の使用で町どころか都市が消されかねない。
 最上位魔法の欠陥である発動時間も、姿を消したままであれば満たせてしまう可能性が高い。
 使い方一つで、比喩ではなく一国の軍を滅ぼしかねない。

 が、海人はそんな二人の懸念をあっさりと否定した。

「いや、持っているとすれば王女だけだろう。国王達が持っているのだとすれば、
九割も戦力を減らされる前に逃げる事が出来ただろうし、やり方次第では軍を返り討ちにも出来たはずだ。
仮に最上位魔法級の発動時間が必要だとしても、未だに被害が出ていないはずはないだろう?」

「……確かに。それに、シェリス殿の話と違って王女の人格に問題があれば軍に馬鹿にならない被害が出ていたでしょうし、
今に至るまで何も被害が出ていない事もおかしい。仮に持っていたところで、害は無いという事ですか」

「いや……及第点だが、若干違う」

「と仰いますと?」

「もしもラクリア王女がその術式を所持していてシェリス嬢に捕まった場合、彼女に術式が渡る可能性がある。
それが的中した場合は、あまり愉快ではないな」

「……ローラさんにでも使われたら、それこそ怖いですよねぇ。
シェリスさんから別のところへ流れる可能性もありますし……」

「しかも場合によっては防衛設備も一部役に立たなくなる可能性があるからなぁ……」

「えっと、どういうことです?」

「面倒なんで詳しい説明は省くが、これは大雑把に言えば光を操って透明に見せる技術だ。
つまり、赤外線――この間見せた、光に当たると作動する系統の罠は役に立たない可能性もある。
ま、この間説明した通り、それだけで突破できるような優しい防衛設備ではないがな」

 そう言って、海人は不敵に笑った。

 先程着ていたパワードスーツは赤外線センサーすら無効化する物だが、それ用の対策も防衛設備にはたっぷりと盛り込んである。
 防衛設備の起動中にのみ作動する地雷の類もあるし、古典的な糸に引っかかると作動する系統の罠もある。
 さらに言えば、防衛設備起動中に屋敷の窓を破ると指向性の超強力爆薬が起爆して侵入者を爆殺する仕組みもあり、
いずれは外壁全体に同じ物を仕掛けるつもりでもある。
 
 知らずに侵入すれば、例え姿を消したローラであっても返り討ちにする自信があった。

「ん~、それでも怖いものは怖いですし……念を入れてシェリスさんとの接触前に王女を始末したくありません?」

 可憐な笑みを浮かべながら、悪魔のような提案をする雫。

 そんな妹に若干冷たい目を向けつつも、刹那も否定の声は上げなかった。
 人道的にどうか、というのはさておき海人の保身を第一に考えるならばおかしな事でもない。
 お世辞にも良い気分ではなかったが、否定できるほどの材料もないのでは仕方なかった。

 ――それだけに、直後海人が返した言葉には少し意表を突かれた。

「いや、基本的に害意を向けてこない相手を積極的に殺すのは私の主義に反する」

「ありゃ、意外ですね。出来る事ならそれが一番って言うかと思ってましたけど」

 海人の返答に、軽く目を見開く雫。
 否定が返ってくることは予想していたが、理由が意外だった。

 彼女の予想としては、現在友好的なシェリスとの関係を悪化させる危険を冒すよりは放置の方がマシ、
あるいはそもそも情報力の差でシェリスよりも先んじてラクリア王女を確保する事が無理と言われると思っていたのだ。

 まさか自分の主義の関係でやりたくないと言うとは思っていなかった。  

「昔、将来害になる可能性があるとかの理由で、何もしてないのに散々命を狙われたんでな。
自分が同じ理由で動くのはあまり気が進まんのだ」

「もう、甘いですねぇ……」

 呆れたように言いつつも、雫は海人らしいとも思っていた。

 世間一般での価値観からすれば非情極まりない側面を持ちながらも、
普段は穏やかで平穏を好む彼らしい、と。

「ま、甘いというのは否定できんが、今回に限って言えばそもそも対応策も外出時、在宅時共に信頼に足る物があるわけだし、
そこまでする必要を感じないというのもある。一番危険な外出時も、怯えなければならない程ではないしな」

「へえ、信頼してもらえてるとは嬉しいですね~」

「当たり前だ。君の気配察知に加え、二人の戦闘能力があれば大概の状況はどうにでもなるだろう?
それに時間を稼げば刹那のドーピングも出来るわけだし、私の武器もある。
ま、これだけ揃って殺されるのなら諦める他あるまい」

 軽い調子で、海人は雫に言葉を返した。
 そこに強い信頼を込めながら。

「御信頼、ありがとうございます」

 嬉しそうに、刹那が小さく頭を下げる。

「護衛を信じるのは当たり前だと思うが……まあ、どのみち仮定の話だ。
存在するとすれば超大当たりの古代遺産か独自開発になるわけだが……前者は私の魔力属性よりも希少だろうし、
後者は効果の出し方を知る段階で多大な偶然が絡む上に、完成させるには新たな構築法や配置法が最低十は必要になるはずだ。
王女にそれだけの開発能力があって全く情報が流れないというのは考えにくい。
有り体に言って、どちらも現実的とはとても言い難い」

「ん~……でも、そこまで分かってても不安があったから、さっきは考え込んでたんですよね?」

「まあ、な。ただの偶然だと思うが、先日輝石族を見かけたからなぁ……」

『は?』

 刹那と雫の間が抜けたような声が同時に響き、互いに顔を見合わせる。

 ここしばらく、二人は海人から離れて行動した事はない。
 屋敷にいる間は別として、外出時は常にどちらか片方海人の傍についていたのだ。
 が、自分が不在の間に見たのかと思いきや、刹那も雫お互い全く心当たりはなかった。

 その様子を見た海人が、思い出したように口を開いた。

「……そう言えば、言ってなかったか。ほら、先日助けた女性がいただろう?
布で隠してはいたが、追われている間は額付近の布の色が変わっていた。
で、あの男達を片付けたらその変色は消えた。輝石族と見て間違いないだろう」

「ちょ、それなんでシェリスさんに言わなかったんです!?」

「あのな……輝石族はルクガイア特有の種族ではないんだぞ?
一時期激減したらしいが、近年では人口もそこそこ増えて様々な国にいる。
それに、確率で考えれば王女はまだルクガイア国内にいる可能性の方が圧倒的に高い。
余計な情報を与えて無駄な労力を使わせるわけにはいかんだろ」

 溜息を吐きながら、諭す。

 確かにこのタイミングで輝石族を見かけたとなると不安にもなるが、
確率だけで考えればありえないと切って捨てて問題ない話なのだ。

 そんな不確かな情報で大真面目に働いているシェリスを惑わすのは、惨いと言わざるを得ない。
 もしもシェリスがそれに気を取られて判断を誤れば、無駄な被害が出る可能性さえ出てくる。

「そ、そりゃそうですけど……」

「付け加えると、シェリス嬢の話からして仮に彼女がラクリア王女だったとしても害は無い可能性が高い。
王女探しは国王達を無事始末してからでいいはずだ」

「……なるほど」

 海人の言葉に、雫は納得したように頷いた。
 仮に当たっていたとしても危険が無いのなら、確かに急いで言わなければならない理由もない。 

「が、タイミングがタイミングなんで、どうにも気になって考え込んでいたわけだ。
とりあえずこんなとこだが、何か質問はあるか?」

「……あの、この件とは全く関係ないのですが、質問をよろしいでしょうか?」

 おずおずと、刹那が口を開いた。

「全く問題ない。何だ?」

「あの、シェリス殿が言っていたルミナス殿を助けたとか英雄のような活躍とかいう話は……」

 意を決したように、刹那は尋ねた。

 シェリスが言っていた話は、聞いた覚えがなかった。
 以前自分達のために命を張ってくれた場面は目に焼きついているが、
この基本的に揉め事を避けて通りたがる男が冗談半分にしても英雄と呼ばれる行為を行う光景がなかなか想像し難かった。

 が、どんな事をしたのか非常に興味はあった。

「あー……それか。うーむ、大した話ではないし、正直恥ずかしいから……」

 言いたくない、と続けようとしたところで、海人の舌が止まった。

 原因は、刹那の表情。
 彼女にしては珍しく、表情に落胆したような色を浮かべている。
 さらには、まるで縋る子犬のような良心の呵責に苛まれるような目までしている。
 
 普段凛然としている女性なだけに、ギャップによる破壊力が凄まじかった。

「……まあ、刹那が聞きたがるというのも珍しいしな。話すとしようか」

 その言葉を聞いた途端刹那の表情が目に見えて明るくなるが、直後に顔を引き締めた。
 どうやら、普段の彼女の凛々しさはある種の見栄も混ざっているらしい。 
  
 それを見ながら、海人は主観をなるべく排除して数か月前の出来事を話し始めた。
 『甘いなぁ……』と苦笑している雫から視線を逸らしつつ。










































































「これで、五つ目」
 
 今しがた発掘した宝石を手に取り、ラクリアは薄く微笑んだ。

 ここ数日寝る間も惜しんで同様の宝石を探し続けたが、その分の成果はあった。
 掘り出した宝石に魔力を流し込むと宝石の数に応じて共鳴を起こし、
近くに宝石がある場合、額の宝石がちりちりと痛む感覚で教えてくれるという事が分かったのだ。
 生まれ持つ宝石だけでは駄目なのか、一つ目の時はそんな感覚は覚えなかったが、
見つけた宝石が増えるたび加速度的に探索時間が短くなっている。
 今見つけた宝石など、近くに来たらすぐに地中深く埋まっている宝石の場所が分かってしまった。

 これなら、カナールで手に入れ損ねた宝石も探しやすくなる。
 近くに行って額が疼かなければ、掘り出したという事だろうから聞き込みをして行方を探ればいい。
 まだ地中にあるのなら困りものだが、その時は頼み込むなりなんなり別の手段を考えてみればいい。

 それとは別に目的の一つが完了した事を考えれば、そこそこに良い成果だった。

(……隠し財宝は全て集まったから、多分良いペース)

 そう、ラクリアが王城から逃げた目的の一つはルクガイア王家に伝わる隠し財宝を探し出す事であった。

 その財宝はかつてルクガイアが現シュッツブルグの国土の一部を保有していた時期に、
当時の国王が密かに有事の軍資金として隠した物である。
 時が流れてその領地がシュッツブルグに奪われてしまった為、
そしてその後掘り出さなければならない程の窮地に陥らなかった為に長らく埋まったままであったが、
国が滅びた以上それはルクガイアの民に還元されてしかるべき物だ。

 なのでラクリアは祖父から教えられた隠し場所を記した地図の場所を探し、掘り出した地図に従って財宝を集めた。
 
 最終的に集まった財宝は金額に直せば千億ルン前後。
 現在のルクガイアの国家予算からすればさしたる額ではないが、大昔の物なので仕方ないと言えば仕方ないし、
それでも様々な事が出来る金額ではある。
 この金がルクガイアの民の為に使われれば、復興は確実に早まる。

 ――――問題はこれを誰に託すかという事だった。

 シュッツブルグの首脳部が旧ルクガイアの民を軽視しているのなら託すわけにはいかず、
かといって信の置ける旧ルクガイアの貴族に託したところで大金を手にした途端に変貌する可能性は否定できず、
そもそも彼らは不安なく託せる程に優秀な人間達でもなかった。
 結局、託す相手は己の目で見極めなければならないと感じたために、ラクリアは王城から逃れたのである。

 その為にラクリアはこの国の王城に忍び込み、国王と有力貴族と思しき者達の会話を何日か盗み聞きした。

 結論としてはシェリス・テオドシア・フォルンという人物に託すのが一番堅実そうではあった。
 どうやらその女性はこの国を浄化するために動いているらしく、軍務大臣やら財務大臣やらの不正の証拠を大量に掴み、
現在の状況が一段落したら一気に粛清を行う腹積もりらしい。
 しかも表には出ていないが国王の信頼も厚く、地域にこだわらず国全体を発展させるための行動を続けてきた人物であり、
これから行われる旧ルクガイア領の税制優遇措置を提案したのも彼女だという。
 話半分にしても、そういう人物ならば託された財宝を直接ルクガイアの民に還元せずとも、国全体の発展という形で還元してくれるだろう。
 
 都合の良い事に王城内でこそこそと調べ回った結果、カナールの近くに住んでいる事も分かったので、
最後の宝石を探すついでにその人物を確かめに行く事が出来る。

 とはいえ、それで及第だったとしても全ての財宝を託すつもりはない。
 一人に託すのはリスクが大きい為何人かに分配しなければならないという事もあるが、
そもそも聞いた限りではシュッツブルグ領になるルクガイアの国土は北半分。南半分はガーナブレスト領になる。
 当然、財宝も半分はガーナブレスト側に渡さなければならないのだ。
 
 もっとも、危ない事も多々あったもののシュッツブルグの王城にはさほど労せず忍び込むことが出来、
見つからないためのコツも掴めたため、ガーナブレストの方での情報収集はもっと楽になる。

 実際にガーナブレストに向かうのは後始末を終えてからになりそうだが――ようやく、終わりが見えてきた。

 そう思った瞬間、ラクリアのお腹がぐうぅ~、と鳴った。

(……そういえば、碌に食べてなかった)

 リュックに手を伸ばし、ラクリアは中に入れておいた肉を取り出した。

 それは刹那と会った日に手に入れた、ブラックボアの肉。
 彼女の言う通り日が経つに連れて旨味が増し、今や最初の味は何だったのかと思う程の味になっている。

 塩を振って肉を焼き始めると、横にいるフェンが涎を垂らし始めた。
 が、彼は切なそうな鳴き声を漏らしながら、じっとお座りの姿勢で待っている。
 余程我慢しているのか、たらたらと垂れていく涎が小さな水たまりになっていた。
 
「少しだけ待って……はい、焼けたわ」

 すんすん、と鼻を引くつかせて我慢しているペットに苦笑を向け、
ラクリアは焼き上げた肉をフェンと自分の皿にそれぞれ盛った。
 
「……塩加減も上達。ん、上出来」

 もぐもぐと芋と一緒に頬張りながら、満足そうに頷く。

 純粋に味の調節が出来るようになった事も大きかったが、やはり肉の味自体が違う。
 日数が経過しすぎたためか次第に味が落ちているが、それでも最初の味よりははるかに上だ。
 無論毎日食べていた料理に比べれば質は劣るが、これはこれで美味い。
 自分で作ったという達成感もあるため、感慨も一入である。

 満足感と共に綺麗に食事を平らげると、ラクリアは同じく食事を終えて丸まっていたフェンの腹に背を預けた。

「ん。やっぱり寝心地良い」

 ふわふわとした毛皮の感触を感じながら、ラクリアは微睡んだ。
 心地良い寝心地に疲れが引き出され、穏やかな眠気が襲ってきたためだが、まだ日暮れ前なので寝るには若干早い。 

 眠気を堪えるため、何か適当に考え事をして紛らわそうとしたラクリアだったが、

(ふう……本当に、なんでこんな事に…………) 

 浮かんできたのは気分を滅入らせる、虚しい問いだけだった。

 そもそも、ルクガイアはその昔輝石族が自衛の為に作り上げた国家であった。

 輝石族の額の宝石は本人から離れると輝きを失いただの石ころに成り下がってしまうのだが、  
その魔法具としての性能の高さゆえに多くの者が変化させずに取り出す方法を模索した。
 当然、その過程では欲に駆られた数多の人間によって多くの輝石族が犠牲になった。
 
 そんな状況を打開するために作られたのが、ルクガイアという国家。
 始まりは当時少数だった輝石族がシュッツブルグの一角に寄り添い集う小さな集落だったのだが、
当の国家から狙われても退け続けた事により、徐々に多くの輝石族が集い始めた。
 そして最終的に独立を果たし、当時のシュッツブルグの領土の三割程を国土としたのである。

 これはルクガイアの貴族全てが幼少時に叩き込まれる建国の経緯。
 虐げられた痛みを忘れるなという怨念と――かつての敵と同じ事をしてはならないという戒め。

 だというのに、父はそれを無視して民を虐げた。
 厳格な祖父から、そこらの貴族よりもはるかに厳しく教えられたはずだというのに。
 断じて許される事ではなく、許してはならない事である。
 
 ――が、ラクリアはそれでも父を憎みきれなかった。

 幼い頃の自分の目から見ても父は放蕩者で小心者で卑屈ではあったが、
母が亡くなるまでは家族の記念日は欠かさず祝ってくれていたし、
なにより遊び歩いてはいても母を悲しませる事だけはしなかった。
 自分より優れた才を持つ娘に大人気なく嫉妬して引っ叩いたり、
それを母に咎められて一週間家出をしたりと問題は多かったが、一応優しい父親だったのだ。

 それが母が亡くなってからおかしくなり始め、続いて祖父、伯父と亡くなって悪化し、王位を継いでから決定的におかしくなってしまった。
 放蕩ぶりに際限が無くなり、まるで気が狂ったかのような暴政を敷き、果ては諫言を繰り返した自分を王城内に監禁した。
 幼かった弟も、そんな父の影響で王族にあるまじき人間に育ってしまった。
 
 ――同情の余地はない。そんな事は分かっている。

 だが、それでも長らく決心がつかなかった。

 幼い娘にやり込められて激怒しても翌日の誕生日は仏頂面で祝ってくれた父。
 放蕩して呆れられてはいたものの、周囲に嫌われていたわけでもなかった父。
 仲の悪かった父親を娘が慕っても、不機嫌にとどめるよう努力はしていた父。

 ――母の死から徐々におかしくなっていったが、それでも王位に就く前の父なら暴政を敷くとは思えなかった。

 そのせいでいつか昔の父に戻り、善政は望めずとも普通の政治はしてくれるのではないか、という儚い希望をどうしても捨てきれなかった。
 その結果が、数多の犠牲と国の滅亡。

(――結局、私が一番悪い。お父様を戻せなかったのも、
アイザックを矯正できなかったのも……お祖父様に万一の時の事を頼まれていたのに)   
  
 己が、つくづく情けなかった。

 祖父は幼い自分を見込んでルクガイア王位継承者にのみ伝わる魔法と生涯をかけて作り出した魔法の正規版を教えてくれたというのに、
最悪の場合はそれを使って父を討ち、王位を簒奪してくれと言われていたのに、その覚悟が決められなかった。
  
 父の行動矯正も失敗し、挙句弟まで暗愚にしてしまい、やった事と言えば時折城を抜け出して行った細やかな人助けのみ。
 それも、自分の覚悟一つで助けられた数を思えば何の価値もない、自己満足にさえならない物だ。 
 今やっている事も、それと大差はない。 

 そんな虚しさを噛みしめていると、急にフェンが立ち上がって騒ぎ始めた。
 
「ウォンッ! ウォンッ!」

「……囲まれてる」

 いつの間にかぐるりと自分達の周囲を囲んでいた猪型の魔物の群れに、ラクリアは表情を引き締めた。
 この距離までフェンが騒がなかった事からすると、遠方から徐々に間合いを狭めてきていたのだろう。
 その証拠に、群れの奥にはそれを指揮したであろう上位の魔物が数匹見える。
 
「グルルルルッ……!」

 最前列の魔物達が唸り声を上げながら、今にも突進せんと足を鳴らす。
 それが実行される前に、ラクリアの鋭い声が響いた。

「咆哮!」

「ウゥォォォォォォォオオオンッ!!」

 主の命を受け、フェンは高らかに吠え声を放った。
 雄々しさと威厳に満ち溢れた、皇帝の一喝を。

 それだけで、襲いかかろうとしていた魔物は全て身動きを封じられた。
 
 彼らは処刑を待つ罪人の如くカタカタと震え、体を縫いつけられたかのようにその場から一歩も動けない。
 いかなる末路も受け入れるしかないと言わんばかりに。

 ――王者の咆哮。そう呼ばれるカイザーウルフの特技である。

 下位の魔物を魔力を込めた吠え声一つで動きを縛る、まさに皇帝の雄叫び。
 効果範囲はさほど広くはないが、これのおかげでカイザーウルフは下位の魔物を相手に不覚を取る事は無い。
 少量の魔力による一喝で、範囲内の弱き魔物は全て一時間以上の金縛りにあってしまうのである。

 ――が、強い魔物にはそれほど効果が無い技でもあった。

 事実、後方にいた上位の魔物達は若干身を強張らせつつも、ラクリア達の周りをゆっくりと動きながら攻撃の機を窺っている。
 当然ながら、そこに撤退の意思は無い。あるのは目の前の獲物を食い散らかさんという、原始的な食欲のみ。

 それを哀れむように見つめながら、ラクリアは魔法を唱えた。

「……焔の槍よ、我が意に従い敵を討て《フレイムランス》」

 詠唱の完了と同時にラクリアの額の宝石と懐の五つの宝石が強く輝き、二十本余りの火の槍が現れる。 
 
 ただし、槍とは言っても巨人の槍。
 一本一本が大人の胴よりも太い、なんとも巨大な槍だ。
 それが、一斉に機を窺っていた魔物達へと降り注ぐ。

 が、《フレイムランス》は所詮火の下位魔法。
 宝石の魔法増幅効果で強力になっている為威力は申し分ないが、
射出速度は増幅されてもさほどではなく、上位の魔物を仕留める事は難しい。

 それを証明するかのように、魔物達の多くは回避、あるいは若干肉が焼ける程度でしのぎ、
体勢を立て直すとすかさずラクリア達に襲い掛かってきた。

「剛風よ、我が敵を薙ぎ払え《ウインドブラスト》」

 すかさず次の魔法を唱え、ラクリアは風の砲弾を魔物達に叩き込んだ。

 これもやはり元が下位魔法であるため、その威力は決して高くはない。
 風の魔法である為に元の速度が速く、今度は全ての魔物に余さず的中したが、それだけで絶命させる威力は無い。
 体を吹き飛ばすには十分だが、所詮その程度の威力だ。

 しかし――魔物が吹き飛んだ先には、先程放たれて地面に突き刺さったままの炎の槍が依然として存在していた。

 超高熱を発する炎に叩き込まれた魔物達は、絶叫しながらその命を終えていく。
 その場で焼死しなかった者も、全身に纏わりついた高温の炎が消えずかえって苦しんで息絶えていく。   
 
 その様を一通り見届けた後、ラクリアは荷物を片付けてフェンに跨り去っていった。
 焼殺した魔物の死骸と、動けなかったために助かった下位の魔物達をその場に残して。

 
 























 ルクガイア王国のとある山中。

 そこに、総勢二十名ほどの男達が潜んでいた。
 彼らの周囲にはカイザーウルフを始めとした狼型の魔物がじっと待機しており、
その近辺に生息している他の魔物への牽制を行っている。
 
「陛下、まだ準備を続けるおつもりですか?」

「ああ。どうせ最後だ。派手にやらなきゃつまんねえだろ。
あと、何度目だか忘れたがその堅っ苦しい言葉遣いやめろ。もうここは王城じゃねえんだぞ?」

 陛下と呼ばれた男――元ルクガイア王国国王ゲイザー・マクレミッツ・トレンドラはそう言って低く笑った。

 彼の顔にはまだ四十代前半だというのにその顔には深い皺が幾つも刻まれており、
まるで人生に疲れ切った老人のような風情がある。

 だが、その目だけはなぜか生き生きとしており、とても国を追われた王の目には見えなかった。

「それは承知し……あー、いやそれは分かってんだが……なんつーか、十年も続けてたからなぁ」

 若干つっかえながらも口調をがらりと変えた男の呟きに、周囲が失笑を漏らす。

「まったくだ。出来損ないの寄せ集めがやりたい放題やって、よくもまあ十年も続いたもんだな。
ちゃんと統治してりゃ死ぬまで続いたのかね」

 くっく、とゲイザーは楽しそうに笑う。
 捨て鉢でありながらどこか清々しさを感じさせる、なんとも奇妙な笑顔。
 十年ですっかり見慣れてしまったそれに対抗するかのように、男は皮肉気な笑みを浮かべた。
 
「知らねえよ。つーか、どのみちやる気なかっただろ?」

「まあな。その為に周囲をお前らで固めたんだし。
暗殺なんてつまんねー手段で終わるのは流石に御免だったからな」

 違いない、と一斉に笑い声が響く。
 遮音魔法の結界で覆われているため周囲には響かないが、陽気なような陰気なような、不思議な声だった。

「……そういえば、ラクリアちゃんはどうなったかねぇ……」

 ふと誰かが漏らした呟きに、空気が若干重くなる。

 本来こんな下らない事に巻き込まれるべきではない人間にもかかわらず、巻きこんでしまった哀れな娘。
 王女どころか王にさえ相応しい才覚を持ちながら、父やその取り巻きである自分達の勝手で悲運に陥れられてしまった女性。
 父や取り巻きに冷たい視線で威圧され体を震わせながらも、監禁されるまで毎日父に諫言を繰り返し続けた、王女の鑑。 

 勝手な言い分だろうが――あの少女だけはこんな負け犬達の下らない騒ぎに巻き込みたくなかった。 

「ふん。あの馬鹿が俺に監禁されて、城を毎晩こっそり抜け出すようになって何年になる?
良い子ちゃん貴族や城下町の連中の助命嘆願で助かるだろうよ。
しかも祖国奪還なんざ考えもしねえ超優秀な魔法使いだぜ? 使い道なんざ山ほどある」

 重い空気を吹き飛ばすかのように、ゲイザーは笑い飛ばした。
 父親に似ず出来の良すぎるあの娘ならば、まず殺されはしないと。

「なるほど……だが、アイザックはいいのか?」

「……あいつは俺ら側だからな。
十歳で割り切っちまって俺らと同じ事やってたわけだし、助かる道はねえ。本人も承知してる。
さすがに何日か前……まだ死にたくないって言ってたがな」

 数日前、涙を堪えながら話してきた息子の顔を思い出し、嘆息する。
 覚悟は決めながらも恐怖を隠せなかった息子の顔は、見ていて哀れだった。
 息子がそうなってしまったのは自分の責が大きいがゆえに、尚の事。  

「まだ十四だからな。無理もねえ」

「ま、仕方ねえさ。それに逃げ続けた挙句にとっ捕まって処刑よりゃ、最後に派手に暴れて殺される方がなんぼかマシだろ。
捕らえられたとしても、暴れた分多少はすっきりするだろうしよ」

 湿っぽくなった空気を再び打ち払うかのように、明るく話すゲイザー。
 周囲もそれに釣られて再び笑みを浮かべ始める。

「……だな。まあ、派手に暴れる相手ってのが情けないがな。俺ららしいっちゃらしいが」

「しょーがねーだろ? 国民は今まで散々殺したし、ガーナブレストに喧嘩売ったらまともに暴れる前に皆殺し。
グランベルズやミュルツガンフェも多分似たような結果。
となりゃあ、シュッツブルグ相手が一番マシだ」

「ま、予想してたとはいえ実際に滅亡運んできた連中だしな。
ガーナブレストに挑む度胸がねえ以上、あっち相手に憂さ晴らし兼一花咲かせるってのが俺ららしいか」

「そーいうこった。あと、進撃する時はドースラズガンの森の方へ一直線に抜けるぞ。
あっちの方は警備も手薄だろうし、一番都合が良いからな」

「そうだな……しかし、なんでこんな事になっちまったかねぇ」

 万感の思いを込め、男は呟く。

 その答えはその場の全員が身に染みてよく知っていた。
 それは今となっては誰もが認め、否定の声など上がらない事実。

「……俺らが生まれつきの屑だったからだろ。
ま、出来損ないでも他に誰もいなけりゃ王位を継げたって事もあるだろうがな」

 どこまでも気楽そうにゲイザーは答え、空を仰いだ。
 まるで自分達のように光が乏しい、今にも雲の奥に消えそうな月を。 

















テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

コメント

白衣の英雄47、更新お疲れ様です。

今回はルクガイアを含めたシュッツブルグ近隣国の歴史を少し垣間見た感じですね。
あとルクガイアと輝石族の事も。

>カナールで手に入れ損ねた宝石
おそらく海人が貰ったあの宝石なんでしょうね。

>焼殺した魔物の死骸と、動けなかったために助かった下位の魔物達をその場に残して。
うーん、誰かがこの助かった(とは言え傷ついてはいるだろう)魔物を見かけると、ちょっと引っ掛かる物を感じるかも?

隠し財宝を渡す人物。
白衣を着た某ひねくれ科学者は当てはまるのかな?
でも海人の場合は創造魔法のせいであんまり金って必要無いんですよね。
(あっ、でも金が有れば、もしシェリスとも敵対してローラが敵に回っても、エアウォリアーズ全員雇えば大丈夫かも?…こんな展開は読者的にはなって欲しくないですが。)

>ドースラズガンの森の方へ一直線に抜けるぞ。
うわーっ、確実に海人達は巻き込まれる事が決定、とか言ってみます。
でも相手にとっては一番手を出してはいけない存在だろうな…。

ひとつだけ気になったのは海人がラクリアでは無いかもと思いながらも輝石族の女性をカナールで見かけたのにシェリス達に言わなかった事。たとえ可能性が低くてもそういう人物を見かけた事は報告しても海人に害は無かったのではと思うのですが…。

後、ラクリアが後悔をしながらの考え事の部分ですが、以前も似た様な場面が有ったのでちょっとしつこい気がしました。まあラクリアが深く後悔しているのを表現されているのかも知れませんが、心情の変化が無いのなら要らないのではと思ったので…。

次の更新を楽しみにしています。
[2011/06/22 22:52] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]


うおっ、更新されてる
お疲れ様です
ちょっといつもの癖でみてたので更新されてることに驚きました

例の隠しごと、やはりそういう魔法でしたか
光魔法だったので可能性としてはあるかなぁ程度だったのですが
ただ、気配などでばれるんじゃないか?と思ってました。
しかし、相手の知識にない+獣のスピードならそこまで問題じゃないのか
そもそも、海人の周りの人間がおかしいだけで、全員が完璧な気配察知できるわけでもないですよね

さて、次回は輝石族がそれぞれどんな動きをするのか
そして、海人はどう巻き込まれるのか
次回の更新を楽しみにしています
[2011/06/22 23:04] URL | 華羅巣 #zR7lJLBY [ 編集 ]


逃げた方法がまさか光学迷彩でしたか
海人が研究して詰まるようなものを開発した人物は実に偉大だったのでしょうね。

ちなみに転移装置の実現はされていたのですか?
それができたら空間魔法が・・・
[2011/06/23 22:31] URL | fuji #- [ 編集 ]


使えない宝石って、輝石族の石ですかね。
さすがに名商人でも外道の物は知識に無いかな。
輝石族のみが同族の遺物を使えるということですかね。まぁカイトなら有効活用しそうな…w
あと、カイトと交渉しようとしたら、食い物にされるんじゃ?ローラさんじゃあるまいしww

しかし、王女様は…覚悟無かったせいで色々起こったようですが、償う機会は与えられるのかな…。なんかカイト陣営が殲滅しそうなフラグがw

カイトが未完成のものを完成させるとか、偶然からの奇跡だったのか、マジものの天才だったのか。
[2011/06/24 09:11] URL | トマト #mQop/nM. [ 編集 ]


初コメントデスよろしくお願いします             使えない石って創造魔法で作られた物だと思っていたんですがなんか違いそうデスね
[2011/06/24 18:10] URL | 心の原っぱ #- [ 編集 ]


光学迷彩が危惧されてた魔法なんでしょうか? たしかに厄介ではありますね。
それともミスリードでまだなにかあったりするのでしょうか?
[2011/06/26 03:14] URL | 法皇の緑 #BnWMKt0M [ 編集 ]


光学迷彩かぁ……。
この世界ではとてつもなくすごい魔法って扱いなんだろうけど、見破れるような人がいっぱい集まってるからなあ…。
海人はサーモグラフィーとかでできそうだし、ほかの人も言われてるけど気配察知とかもあるし。というかローラさんなんて、気配まで消してても空気が動いたからなんて言って見破りそうだしww
では次回の更新も楽しみに待ってます。
[2011/06/26 21:39] URL | 神楽 #aEQFP9kI [ 編集 ]


元ルクガイア王国国王ゲイザー・マクレミッツ・トレンドラ
のキャラ付けが良く分からなかった。
コレまでの話で、もっと屑なの予想してたので、臣下とのやり取りや言葉遣いに違和感が凄い。

>俺らが生まれつきの屑だったからだろ。

 正直、まんまコレをイメージしてたので……
 生まれつきの屑は、己が行いを客観的に見れないからこそ屑なのでは?
 まぁ、これから先の更新で、実はこれこれこういう理由があったんです~って展開なのかな? とは思いますけど、前回の他国視点、今回の王女視点、含めて見て普通に生まれつきの屑で書いた方が無理なく読めそうです。

 ここから無理なく、実は計算された屑演技だったんですよ~って展開が予想できない。
 次回は楽しみは楽しみですが、同じぐらい無理矢理感が出ないか不安です。
[2011/06/26 22:20] URL | 冥 #heXXx5yE [ 編集 ]


お久しぶりです。

間違いを発見しましたのでご報告します。
『それは刹那と会った日に手に入れた、ブラウンボアの肉。』
となっていましたが44話ではブラックボアになっています。

コメントをあまり書いていませんが毎回更新で一喜一憂しています。
今後の更新も期待しています。
[2011/08/27 11:39] URL | fuji #viWYSvG2 [ 編集 ]


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