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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
没ネタ五十五回目……やはり制御が難しい(汗)
没ネタ五十五回目です。

今回は57話のネタになります。
冒頭からの展開候補です。

では、コメント返しをさせていただきます。


hatchさん

御意見ありがとうございます。

ん~、やはり慎重すぎましたかねぇ。
割りと深刻な話も絡むので、ある程度仕込みと自重も必要かとも思ってたんですが、匙加減が難しいですね。
とりあえず最低限必要な仕込みは終わったので、次は多分ちょっと暴走します(汗)

リョウさん

多分、次ははっちゃけます。
どうやって海人を生き延びさせるかが最大の難関です(笑)

fujiさん

実のところシェリスとの交渉に関しては『面倒』ぐらいの認識です。
万年筆をバラす事それ自体があまり気が進まない、というのが最大の要因です。
とはいえ、絶対に知られたくないほどでもない、といったところでしょうか。

分かりにくくてすみません(汗)

連恋々さん

ひょっとして煉恋々さんでしょうか?
違っていたらすみません。

多分、次話でようやく大き目の騒動が起きます。
これ以上仕込む必要はない、はずですので(汗)

MH.GrePonさん

数々の御指摘、ありがとうございました。
該当箇所52話と53話を除き、修正出来たと思います。
魂の石に関しての括弧は一応の基準があるので、しっかりチェックしてからにさせていただきます。

いや、本当に助かりました。
特に句読点の見落としや、同じ語の連続使用は気をつけてるつもりでよく見落とすので。
最近は古いのをチェックしている暇もあまりないので(汗)

Vebulidさん

情報格差って怖いですよねぇ……身近な相手だと、特に(汗)
正直扱いの難しいネタですが、楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います。

計算機系は海人の貴重な収入源に影響大ですからね(汗)
シェリスはそんな便利な物の存在は知らされずに、その頭脳を酷使し続けるでしょう。


 さん

確かにサランディアの聖水の複製はリスク高いですよね。

さん

いらっとして作った……多分、拳が飛んできます。
最悪、主従両方から(汗)

隆広さん

ひょっとするとシェリスとローラよりはメイベルの方がマシかもしれません。
彼女らと付き合ったら扱き使われて過労死の可能性が(汗)

シャロンお気に入り……かなり嬉しいです。
作中で数少ない常識人ゆえに、正直影薄いと思ってたので。

……出番が増えるかは未定ですが(汗)




58話はかなり抑え目でしたが、次は色々はっちゃけると思います。
まあ、あれだけフラグ立てておいて無事で済むはずもないのですが(汗)
コントロールしきれるよう、頑張りたいと思います。

ただ、正直時間がないので次の日曜は58話の没ネタになると思います。
58話執筆中の作者の暴走具合が分かるかも(汗)

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で没ネタをお楽しみください。













 没ネタ――57話展開候補?




 雫から夕食準備中の話の詳細を聞き終えると、海人は静かに口を開いた。

「……良くやってくれた、雫。御褒美は何が良い?」

「ふ――――我が役目を全うしたまでの事。
御褒美をいただく謂れはございませぬ」

 膝をついて頭を垂れ、雫らしからぬ仰々しい口調で申し出を断る。
 
 一応刹那は生真面目で口も堅いのだが、同時にそれを上回る程の間抜けさもある。
 いかに過酷な拷問をされても口は割らないと信頼できるが、
日常の雑談で口を滑らせる危険は否定できないという困った女性なのだ。

 それが分かっている以上、姉のフォローも妹の仕事。
 特別褒めてもらえるような事ではない。
 それが本心だと示すかのように、雫の態度は静謐そのもの。
 まるで真面目一徹に忠義を尽くす従者のようである。
  
 ――――口元に邪悪な笑みさえ張り付いていなければ、だが。

「……そうもいかぬ。部下の忠義に報いるもまた主の務め。
それ無くしては主としての――――否、男としての器量に関わろう。
そして、お前は忠義を示した。さあ、何を望む?」

 雫の口調に同調するように答える海人。
 
 そこらの男が放てば失笑が漏れそうな仰々しい言葉だが、海人の場合は違う。

 美しく鋭い、貴公子の如きその顔立ち。
 当然のように他者を見下す、尊大な笑み。
 なにより、それらに不動の芯を与える圧倒的なまでのその威厳。

 その御伽噺の魔王さながらの風格は、芝居がかった口調がこの上なく似合っている。
 
 ――――同時に、どこからともなく聞こえる苦悶の声がそれに更なる迫力を与えているのだが。

「……勿体無い御言葉。その一言でこの雫にとってはいかなる褒美にも勝る至福にございます。
ですが、主様の御心遣いを断るもまた不忠。まず、御傍に寄らせていただいてもよろしいでしょうか?」

 顔を上げ、海人に許可を求める。
 その表情には、主の耳を借りるなどという不遜を申し出た忠臣の畏れが表れていた。

 ――――やはり、口元だけはニタニタと笑っていたが。

「許す」

 不敵な笑みを浮かべ、鷹揚に頷く海人。
 その声に反応したかのように腰かけている椅子が震えたような気がしたが、
彼は全く意に介さなかった。

 雫はそんな海人の膝に尻を乗せ、耳元で囁いた。

「大きな板を、頂きたく存じます」

 外見に似合わぬ、甘い、魔性を感じさせる声。
 格別大きいわけでもないのだが、その音は不思議と部屋中に響いた。
 その甘美な音色は、同時にどこからともなく響いたくぐもった声をかき消してしまう。

「ふ、良かろう。材質は何を望む?」

「特には望みませぬ」

「では、純金にするとしようか」

 その言葉に抗議するかのように椅子がガタガタ揺れるが、二人共意に介す様子はない。
 まるで睦言のような距離で、お互いの目を見つめ合っている。
 邪悪、としか形容出来ない表情で。

「主様、そのような高価な物を頂くのは……ぷくっ」

 一瞬表情が崩れ、普段通りの可愛らしくも憎たらしい笑みが零れる。
 海人はそれを無視して、話を続けた。

「その謙虚さ、実に素晴らしい。それに免じて、十枚ほど作ってやろう」

 海人の楽しげな声が響き、詠唱が始まろうとした瞬間、

「むがああああああああああああああああああああああっ!」

 くぐもった怒鳴り声と共に、海人と雫の体が宙を舞った。

 が、それを予想していたかのように、雫はすかさず身を翻すと海人をひっつかみ、天井を蹴って着地した。
 海人はそんな雫が掲げた両手を椅子にした状態で楽しげに笑う。

「はっはっは――――刹那、失態は失態だから罰は甘んじて受けるんじゃなかったのか?」

「限度があります! 肉体強化を解いた状態で正座に石を抱かされ椅子にされ、
この上純金の板十枚追加など、いくらなんでも体が壊れます!」

 猿轡に使われていた布を外し、涙ながらに抗議する。
 
 確かに、言い出したのは自分だ。
 ついうっかり口を滑らせるなどあってはならない事だと。
 今後の戒めの為にも罰はしっかり受けねばならないと。 

 が、いくらなんでも限度がある。
 抱いていた石の板でも限界が近かったというのに、純金製十枚追加など冗談ではない。
 いくら鍛え抜いている刹那でも、肉体強化抜きでそれをやれば無事ではすまない。

 そんな至極真っ当な姉の抗議に、雫はやれやれとばかりに頭を振った。

「どーせお姉ちゃんなら海人さんから血貰えば回復するのに。根性ないなぁ」

「そういう問題かあああぁぁぁぁぁっ!」

 刹那の怒号が、完璧な防音を誇る地下室に虚しく響き渡った。




 没理由――――脱線しすぎ。この後の流れに無理が出る。
        勢いで書いたが、早々に没に突っ込んだネタ。
        
      

テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

コメント

@http://nemuiyon.blog72.fc2.com/blog-entry-129.html 「白衣の英雄39」
> 表情を読まなければいいだけなのだが、この罠の効果が出るのはかなり先である事に加え、
> あくまで僅かな変化なのでそれが罠とはかかった後でもそうそう気付かない。

の『罠とはかかった後』は「罠とは、かかった後」で区切るんですね(汗)。気付かず済みませんでした。
[2012/02/27 10:17] URL | MH.GrePon #a1IwGVTU [ 編集 ]


そこは金よりもオスミウムで……
[2012/02/27 21:22] URL | 科蚊化 #9ODPgEpw [ 編集 ]


>連恋々さん

>ひょっとして煉恋々さんでしょうか?
>違っていたらすみません。

あってます、名前のミスに気がつかなかったです。


ずいぶんカネがかかる拷問ですね。

脱線しすぎですが、だがそれがいい
[2012/02/29 21:23] URL | 煉恋々 #h2YGRmSs [ 編集 ]


『石抱』ならぬ『金抱』の刑?
刹那は貧乏だったゆえに一瞬は目が眩むかも知れませんが。
贅沢を度外視して重さを考えるととんでもない刑罰ですね。
しかしそれでも血を貰えば復活できるとは……吸血族の(刹那が吸血族の中でも特殊なのかな?)再生能力はスゴそうですね。まあ以前に腕もあっさり再生した位だから当然なのかも知れませんが。
[2012/03/04 22:05] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]


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