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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄59
 シェリスのメイド達は作業を続けつつも、難しい顔で唸っていた。

 今現在、彼女らは大量の書類を木箱に収めている真っ最中だ。
 丁寧に並べて梱包していくそれらの書類は、ここ数日で分別された計算系の書類である。
 一枚一枚見ていて頭痛がする程数字がズラッと並んでいる上、枚数も膨大。
 詰めながら軽く眺めるだけでも眩暈がしてくる。

 もしこれを一人で処理しろと言われたら、彼女らは迷わず辞表を書き残して国外逃亡を企てる。
 当然最恐の上司から逃れなければならないだろうが、連れ戻されるよりは捕らえられる前に自決する方が余程マシに思える。
  
 だというのに――――これは唯一人の男に処理させる為に用意された物なのである。

「……いくらカイト様でも、過労死なさるんじゃないかしら?」

 誰からともなく、呟きが漏れる。

 今までにも、海人に書類処理を頼んだ事はある。
 一番量が少なかった最初の時でさえ、計算能力が高いシャロンでも連日徹夜して期日を大幅に過ぎる、そんな量だった。
 彼は毎回それを肩が凝った、腕が痛い程度のダメージで期日前に仕上げて来た。

 なので、負担軽減の為にさらに頼む量を増やすという理屈は分からなくもない。
 海人のおかげで仕事に相当な余裕が出来たのは事実だが、彼に任せられない機密性の高い書類も多く存在し、
毎日の戦闘訓練もある為それでも激務なのだ。
 
 が、いくらなんでも今回は増やしすぎている気がする。

 いかな超人といえど、限界は存在するはずだ。
 海人の体力自体は常人かそれ以下のはずなので、尚の事。
 今までとて必死で片付けてやせ我慢していた可能性は否めない。
 正直、今度こそ海人が倒れるのではないかと一同心配してはいるのだが、
それでもこれが片付いた時の負担軽減を考えると、主に進言する事は憚られる。
 進言したところで、返答は分かりきっているというのも一因だが。

 各々そんな事を考えているうちに、書類が箱に詰め終えられる。
 箱の数はさして多くないが、中にはこの世の地獄がしっかりと詰まっている。

「…………で、誰が運ぶ?」

 赤髪の女性の言葉に、場の空気が凍る。

 書類を運ぶ者は、その時スケジュールの空きがある人間だ。
 激務の関係上、都合良く時間のある人間はせいぜい一人か二人。
 ゆえに、今までは選ぶ必要は無く自然に決まっていた。

 が、今回はこの場の全員の時間が空いている。
 海人が書類処理を引き受けてくれたおかげで、仕事に余裕が出来た為だ。
 勿論暇というわけではないのだが、届け物の一つ程度は十分こなせる時間がある。
 あらゆる意味で恩人と呼ぶべき人物に、地獄を運べるだけの時間が。
 
 自然、押し付け合うような空気が流れる。
 誰しも、罪悪感に駆られるような仕事はしたくない。

 が、その気まずい空気はひょっこりと姿を見せたメイベルによって打ち砕かれた。

「私が運んであげるわ」

「メイベル先輩!? で、ですが先輩は休暇中では……」

「休暇って言ってもねぇ……あんまり何もしてないと仕事に戻った時大変だもの。
ま、気にしなくていいわ」

 ひらひらと手を振り、優しく笑いかける。
 
 別に、メイベルは善意で仕事を引き受けたわけではない。
 海人を籠絡するに当たって、授業だけでは接触の機会が少なすぎるのだ。
 荷運びでも何でも、接する機会を逃すわけにはいかないのである。  
 ついでに、主の無茶な押しつけに対する詫びとしてプレゼントでも持っていけば心証が良くなることも期待できる。  

 そんな打算はおくびにも出さず紐で括られた木箱を持ち上げた時、

「なら、ついでにこれも届けてもらえるかしら」

 静かな声と共に、メイベルの背後から便箋が差し出された。

 彼女が振り向くと、そこには案の定見慣れた絶世の美女の姿。
 その完璧なまでの無表情からは、相変わらず一切の感情が読み取れない。
  
 後輩達の手前、敬語で応対する。

「構いませんが、中身は何でしょう?」

「大した内容ではないわ。それと、ちゃんと返事も貰ってくるように。頼んだわよ」

 話を打ちきり、ローラは何事もなかったかのように去って行く。
 やって来た時と同じように、気配も足音もなく。 

 その背中を他のメイド達が畏怖を込めて見つめる中、メイベルだけは楽しそうな笑顔で見送っていた。





















 シリルは思う。 

 世の中、理解は出来ても納得が出来ない事は山程ある。
 実際うんざりするほどに体験しているのだから間違いない、と。

 例えば、どこぞの化物研究者が使う防御魔法。

 あれは世に出せば確実に戦場の常識がひっくり返る。
 強度もさることながら、発動時間の短さがあまりにも脅威的。
 その上、海人の使い方を見る限り魔力消費も恐ろしく少ないはずだ。
 国に売り込めば絶大な栄誉と人生数回遊んで暮らせるだけの富が手に入るだろう。

 が、その用途は主に友人との喧嘩。
 揉め事嫌いで売り込みなど考えてもいないとはいえ、他にもっと真っ当な用途があるだろうと言いたくなる。
 あの才能の無駄遣い。理解はできるのだが、とても納得はできない。

 例えば、どこぞの性悪研究者のディルステインの腕前。

 一流と言って差し支えない力を持つ自分が、まるで虫けら扱い。
 自分より強い人間の心当たりはあるが、それでも十戦やれば三戦は確実に取れるし、敗北時にも接戦はできる。
 だというのに、あの怪物相手には全て無惨極まりない惨敗を続け、勝った事は一度もない。
 心を読まれている、どころか心を操られているような錯覚さえ覚える。
 これも理路整然たる戦略の末なので説明されれば理解はできるが、やはり納得はできない。
 
 と、世の中はとても納得できない理不尽な事で満ち溢れている。
 そしてそれらはただ諦め、受け入れる他ない。
 どんなに足掻いても、現実は変わらないのだから。

 とはいえ――――そこで素直に諦められないのが人間である、とも思っていた。 

「ふふふ、良い輝きになってきましたわねぇ~~」

(うう、もうすぐ人間やめそうだなぁ……)

 雫が、思いっきり表情を引き攣らせる。

 彼女の視線の先では、シリルが剣の手入れをしている。
 本職の研ぎ師もかくやという気迫を持って、丹念に、小まめに刃の様子を見ながら。
 それだけならいいのだが、その砥ぐ姿からはおどろおどろしい何かを感じる。
 刃を見つめるその目は血走り、見る者の心を凍てつかせる迫力がある。
 砥ぎ音一つ一つからも形容し難い怨念が滲み出て、まるで呪いの儀式のようだ。
 心なしか、一砥ぎごとにシリルの姿が人外の化生に変わっていくかのような錯覚さえ覚える。

 普段は傭兵らしからぬ気品と優雅さを崩さない彼女がこうも変貌している理由は、やや離れた木の下にあった。

「ん~、本当にカイトも寝顔は可愛いのよねぇ」

 海人の頭を膝に乗せ、楽しそうに呟くルミナス。

 彼女は時折海人の顔に寄ってくる羽虫を手の風圧で穏やかに吹き飛ばし、
身動ぎする際も揺れで安眠を妨げないよう細心の注意を払っている。

 心地良さそうに眠る海人の顔を覗き込むその表情は、まさに聖母。
 何もかもを包み込み癒すような、穏やかで優しい微笑み。
 それは演技では到底出す事が出来ない、慈愛に満ち溢れたものである。

「ええ。見るのは久しぶりになりますが」

 柔らかく微笑む刹那。

 海人の寝顔は、同居している刹那でも意外に見る機会がない。
 普段は自分でそれなりに早起きするし、しない時は前日に何らかの作業で疲れ切っている時なので誰も起こしに行かない。
 庭で寝っ転がっている時も軽く目を閉じる事はあるのだが、昼寝する事はまずない。
 大概は風景を眺めながらゆったりと御茶を楽しんでいるのである。

 今日は、かなり珍しい事例だ。
 教科書の手直しなどで朝方まで起きていたらしいのだが、普段ならば軽く朝食を取って自室で一眠りしている。
 それが今日に限っては余程疲れていたのか、食後の御茶をしている間に眠り始めてしまったのだ。 
 そして、部屋に運んで寝かせるよりは木陰で寝た方が心地良いだろうという事で現在に至っている。
 
 貴重な光景なので、今のうちにしっかり目に焼きつけておこうと刹那は食い入るように寝顔に見入っていた。

(気付け馬鹿姉ぇぇぇぇっ! ここにいつ刺客になってもおかしくない危険人物がいるって分からないのっ!?)

 状況を満喫している姉を睨みながら、心で罵声を浴びせる。  

 そして、直後に後悔が襲ってくる。
 雫が今ここにいるのは、ルミナスが海人を木陰に連れて行った時に何気なくシリルの顔を見てしまったからだ。
 優しく横抱きにされて熟睡する彼を見るその目には、見紛うはずもない嫉妬心が宿っていた。
 
 仕方ない、と思ってシリルを宥めつつ遠くに離していたら、今度はルミナスが膝枕をした。
 雫はシリルが剣を抜き放った音に身構えたが、彼女は突撃する事無く砥石で剣を研ぎ始めた。
 心を鎮めるべく努力してくれたのはありがたかったが、本音を言えばいっそ突撃された方が楽だった。
 それならば即座に昏倒させて縛り上げれば済んだのである。

 平穏な時を満喫している木陰の三人に対し、いつ爆発するか不明な危険人物を見張らねばならない自分。
 貧乏籤を引いた、という思いは拭えなかった。 

「うふふ……シズクさん、そんなに警戒なさらなくても大丈夫ですわ。
どうにかこうにか理性は保っていますので。ふ、ふふ、ふふふ……」

 一応笑顔と称される表情で、静かに語りかけるシリル。

 だが、極限まで引き攣った笑顔というのはむしろ威嚇的。
 さらには時折地獄の鬼も裸足で逃げ出す人外の鬼気が滲み出ている。 

「そんな形相で言われても説得力の欠片もないですよー?」

 引き攣った笑みのまま、シリルの動きを観察する。
 
 一応、先程に比べれば落ち着き始めている。
 砥ぎに集中し、海人達の方に視線を向ける頻度が減っている。
 放たれる鬼気も徐々に薄れ、普段の優雅さが戻りつつある。

 が、何か切っ掛けがあれば爆発しそうな事に変わりはない。
 所詮精神力で暴走する感情を無理に宥めているにすぎないのだから。

 そうやって雫が神経を張りつめさせていると、状況が動いた。

「んむう……」

 そんな声を出しながら、海人が寝返りを打つ。
 さほど大きく動いたわけではない。
 仰向けから横向きの体勢になっただけだ。

 が、動いた方向がよろしくない。

 彼が動いたのは、ルミナスの臍がある方向。
 柔らかくも引き締まった太股に頬が押しつけられている。
 そして元々寝ていた位置も膝より臍に近かった。
 
 それを見た瞬間、雫に若干の安堵が生まれた。

 ルミナスという女性は、年に似合わずかなり初心な面がある。
 不可抗力とはいえ、ああも際どい所に顔を密着させられたら確実に過剰反応する。
 反射的に海人の頭を引っぺがし、速やかに膝から転がり落とすだろう。
 それこそ、シリルが嫉妬心を爆発させるよりも早く。

 シリルが滾っているのは膝枕という状況のせいなので、それが解消されれば一気に落ち着く可能性が高い。 
 宙を舞うであろう海人は少々気の毒だが、この際諦めてもらう他ない。

 ――――そんな事を考えているうちに、ふと気が付いた。

 寝返りを打って一秒近く経つというのに、悲鳴が聞こえない。
 予想通りの反応をしていれば、確実に誰かの悲鳴が聞こえるはずだというのに。
 代わりに聞こえるのは、砥石と刃がガチガチと小刻みにぶつかり合う音。
 
 嫌な予感を覚え再び海人達に視線を向けると、ルミナスが苦笑しながら海人の頭の位置を戻しているところだった。
 頬をほんのりと赤らめつつも、優しい手つきで。

 危険を感じてシリルに振り向くや否や、

「…………も、ももももう限界ですわぁぁぁぁっ!」

「させません!」

 剣を振りかざして海人達へ突進しようとしたシリルの足を払う。

 空中で一回転し姿勢を立て直そうとするシリルだが、近接戦においては雫の方が上だ。
 回転の勢いを利用した投げ技で見事に地面に叩き付けられてしまう。
 立ち上がろうとするも、その前に雫が利き腕に関節技をかけ、地面に押し付ける。
 同時に転がった剣も手の届かない所まで蹴り飛ばしておく。
 
「シズクさん! 一回で良いですからあの能天気男の首を捻じ切らせてくださいませ!」  
 
「それ死にますから!? ってかその前にお姉ちゃんかルミナスさんにぶっ飛ばされますよ!?」
 
 関節技の痛みをものともせずジタバタ暴れるシリルに、忠告する。

 今のシリルの剣幕では、二人共射程範囲に入った瞬間に間違いなく迎撃にかかる。
 ルミナスは膝に海人がいる関係上僅かに遅れるかもしれないが、刹那は確実に反応するだろう。
 
 そして困った事に、刹那は非常に間の抜けたところがある。
 反射的に手加減抜きの一刀を放ってしまう可能性が否定できない。
 シリルは近接戦の腕も立つが、一撃でも本気の刹那の攻撃を止められる可能性は一割未満。  

 つまり、刹那の反応次第では九割以上の確率でシリルの人生が終わる。 

「ぬぐぐぐぐ……力が! 力が欲しい……! この残酷な現実を覆すための力が……!」

 仇敵に完膚なきまでに叩きのめされた復讐者の如く、呻く。
 この世の全てを呪うかのようなその声音は、控えめに言っても恐ろしい。
 圧倒的優位で関節を極めている雫でさえも思わず気圧されてしまう。

 その怨念を感じ取ったのか、熟睡していた海人が目を開け始めた。

「……むう……んあ?」 

「あ、起きた?」

 目を開いた海人の額を、優しく撫でる。
 その心地良い感触を感じながら、海人は記憶を探り始めた。

「確か朝食を食べて……ああ、話の途中で寝てしまっ……?」

 思い出している途中で完全に目を覚まし、海人は現状に気付いた。
 頭に当たる心地良い感触と、自分を見下しているルミナスの顔に。

「どうかした?」

「いや、なぜ膝枕をされてるんだろうと思ってな」

「手近な枕が無かったからね。嫌だった?」

「いや。実に良い感触だが……ん?」

 ふと、海人の目が横を向いた。

 その視線の先には般若の形相で彼を睨むシリルの姿がある。
 雫に関節を極められながらも、睨み殺さんばかりの眼光を放っている。

 頬を、冷や汗が伝った。
 
 シリルの形相は凄まじく、今から慌てて起き上がったところで後で殴られそうだ。
 あれで理性が完全に飛ぶ事は滅多にないので命は保証されるだろうが、筆舌し難い激痛もまた保証されている。
 つまり、睡魔に負けている間に悲惨な結末が確定してしまっていた。

 ――――が、ここで素直にそれを甘受しないのが、海人という男である。
 
 海人はゆっくりとシリルの方に寝返りを打つと、笑みを浮かべた。 
 羨ましいかと言わんばかりの、優越感に満ちた嫌味ったらしい事この上ない性悪な笑顔を。
 ついでにルミナスの腿の感触を堪能するかのように瞑目しつつ、僅かに身動ぎする。
 
 当然、シリルが穏やかなはずもない。

「おぉぉぉのぉぉぉぉれぇぇぇええっ!」

 左腕の五指を地面に突き立て、大地を抉りながらジリジリと進み始める。
 極められた右腕に振動が伝わって相当痛いはずだが、その速度は一向に緩む様子が無い。

「ちょ、下手すると外れちゃいますよ!?」

「腕一本と引き換えにしてでも、あの根性悪の首をぉぉぉおおぉぉっ!」

 怨念に満ちた禍々しい声で、這い進んでいく。
 
 そんなシリルを雫は地面に押さえつけようとするが、なかなか止まらない。  
 はずみで関節を外さないよう気遣っているのもあるが、それ以上にシリルの執念が凄まじい。
 左腕は勿論、今は両足まで使って動いている。
 当然極められた右腕の痛みも飛躍的に増しているはずなのだが、まるで気に留めた様子がない。

 ――――このままでは埒があかないと判断し、雫は賭けに出る事にした。

 まず、関節技を解く。
 当然シリルは再び抑え込まれる前に、背筋に加えて両腕と両足の力を使って背中の雫を振り落とそうとする。
 雫の体重は軽いので、抑え込まれる前であれば十分可能な事だ。 
  
 が、雫は抑え込むのではなく、少し強めの手刀を後頭部に打ち込んだ。
 シリルの体が、力なく大地に落ちる。
 脳が激しく揺さぶられ、瞬く間に意識が飛んだのである。
 
 そんな光景を眺めながら、ルミナスが溜息を吐いた。
    
「……あんたってホントに性格悪いわねぇ」

「私の考えに気付いていたくせに、膝から落とさなかった君も似たようなものだと思うが?」

 軽く拳骨を落としてきたルミナスに、意地悪そうな目を向ける。

 遮音魔法を使っていたらしく雫達の暴れる音は聞こえてこなかったが、
ルミナスともあろう者がシリルの様子に気づかなかったはずがない。

「……あんたに膝枕したぐらいであれじゃ恋人も作れないし、いい加減多少は慣れてもらわないとね」

 海人の頭をなんとなく撫でながら、ぼやく。

 現状ルミナスは恋人を作る予定はないが、将来的に結婚したいという願望はある。
 まだ小さい弟妹達が独り立ちすれば傭兵をやめて別の仕事に就き、結婚相手を探す予定なのだ。
 
 が、シリルがアレでは結婚どころか男と付き合う事さえ不可能だ。

 ルミナスが傭兵をやめれば、確実にシリルも付いてくる。
 彼女はあくまでルミナスに付き合っているだけで、傭兵を続ける理由はないのだ。

 なんだかんだで心を許している海人に膝枕をした程度であの反応では、恋人探しなど到底不可能だ。
 彼女の一睨みで世の大半の男は逃げ、残りも武力で追い払われるだろう。  
 本気でルミナスが相手を思っていれば別だろうが、そもそもそこまで到りようがないのである。 

「あの様子からすると到底慣れるとは思えんがな。そういえば、刹那はシリル嬢の様子に気付かなかったのか?」

「いえ。シリル殿はまだまだ理性的でしたし、何かあっても雫で十分対処できると思っただけです」

 主の問いに、淡々と答える。

 当然だが、シリルの様子には刹那も気付いていた。
 間抜けた所はあっても一流の武人である彼女が、あの剣呑な空気を察知しないはずがないのだ。 
 
 だが、シリルは激怒しつつも愛用の弓には手を伸ばさなかった。
 一番使い慣れた、それも遠距離から使える武器だというのに。 
 
 ゆえに、刹那はまだまだ理性的と判断して放置したのである。
 無論、万が一を考えて視界の隅には入れ続けていたが。

「まったく……無駄な勇気出さないでくださいよぅ……」

 糸で縛り上げたシリルを引き摺りながら、雫がやって来た。
 仮にシリルが目覚めたとしても、しっかり縛ってある上に海人の白衣と同じ材質の糸なので到底脱出できない。

「私に非がないのに殴られるのは納得いかん。
どうせ殴られるなら納得できる理由を作らなくては腹が立つだろう?」

 疲れた様子の護衛の頭を撫でながら、海人は悪びれる事もなく笑った。
   
「前向きなんだか後ろ向きなんだか分かんないですねぇ……おりょ? お客さんみたいですね」

 警戒区域内に侵入した気配を感じ、門の方へと首を向ける。
 驚く程ではないが、そこらの獣よりも遥かに早い速度でこちらに向かっている。

「……ああ、そういえば今日は書類が届くんだったか。
折角だ、眠気覚ましがてら出迎えるとしよう」

 ゆっくりとルミナスの膝から頭を上げると、海人は襟を正した。



 


 

 


























 
 
 

 メイベルは、上機嫌だった。

 屋敷につくなり海人が直々に出迎えてくれた。
 これだけでも嬉しい誤算だったのだが、ローラの手紙とお土産を渡したら、
時間があればと御茶にまで誘ってもらえた。
 分かりにくいだけで、意外に心証が良いのかもしれない。
 
 そして、もう一つ。今は余計な邪魔者がいない。
 正確には、いるにはいるが庭の隅で談笑にふけっている。
 二人でじっくり話してみたい、という旨をそれとなく伝えたら海人が遠ざけてくれたのである。

 全員の視線がこちらに固定してはいるが、話の邪魔をしてくる事はないだろう。
 一人怪しいのがいるが、それも口実なく突っ込んでくるとは思えない。

 もっとも海人に害を成そうとすれば、その前に何故か後頭部をさすっている傭兵に射殺されるだろうが、
メイベルにそんな気は全くないので、何一つ問題はない。

 アプローチするには、まさに絶好の機会である。

「さてさて、何が書いてあるのやら」

 席に座りつつ、海人はメイベルから貰った便箋を開く。 

 中には、二枚の紙が入っていた。
 差出人の完璧さを物語るかのような美しい字を目で追っていく。
 内容は非常に簡潔だったため、一枚目は数秒で読み終える。

 そして二通目に目を通したところで――――海人は静かに笑った。

 書いてあった内容は、たった一行の文章。
 場合によっては意味不明なまでに簡略化された言葉。
 だが、書いた人物の性格の悪さが良く出ている文章だ。  

「何かございましたか?」

「いやいや、大した内容じゃない。
これの返事だが、どの日付も空けておくから好きな時に来るよう伝えてくれ」

「承知いたしました」

「――――それと、演技はやめてもらって構わんぞ。
言葉遣いだの態度だのをいちいち気にするほど私は繊細ではないからな。
素はそんな馬鹿丁寧な態度ではないだろう?」

 海人が苦笑しながら放った言葉に、メイベルの目が軽く見開かれた。

 カマかけかとも思ったが、海人の目は確信に満ちている。
 ならば、答えは一つしかありえない。

「…………成程、二通目に書いてあったのね?」

 言葉遣いを素に戻し、静かに訊ねる。
 人の努力を打ち砕いた上司への怒りを、腹の底に沈めながら。
 
「あながち外れとも言えんが、違うぞ。読んでみるか?」

 苦笑しながら、二枚目の紙を手渡す。

 溜息を吐きながらメイベルがその紙を開き――――硬直した。

 その紙には、メイベルの演技の事など記されていない。
 だが、間違いなくこの紙が止めになっていた。

『追伸。見抜いている事を暴露すれば愉快な反応が見られるかもしれません』 

 という、何とも憎たらしいこの言葉が。

「……つまり、既に私の演技は見抜かれていたって事ね。
いつから気付いていたのかしら?」

「最初からだ。嘘や演技を見抜くのは得意でな。
とはいえ、大した名演技だったぞ。場合によっては見逃していたかもしれん」

 不敵に笑いながらも、称賛する。

 事実、メイベルの演技力は大したものだった。
 海人が見抜けたのは、初対面という事で条件反射的に注意深く観察していたからこそだ。

 少しでも気を抜いていれば海人も気のせいで済ませていたかもしれない。
 それほどまでに完璧な演技だったのである。

「お褒めの言葉をありがとう。まったく嬉しくないけどね」

 唇を尖らせ、頬杖を突く。

 どんなに褒められたところで、メイベルにとっては何の慰めにもならない。
 ローラ以外には見抜かれた事の無い演技を看破されたというだけでも屈辱なのに、
その事にすら気付かず虚しい演技を続けていたなど、道化と呼ぶ他ない。

 そして、あの文面からすればローラは演技を看破されていると読んでいた事になる。
 おそらく、先日服選びをしているところに顔を出した時の段階で。
 まだまだ海人を見くびっていた自分の姿がどれだけ滑稽に映っていたのかを考えると、
それだけではらわたが煮えくり返る。
 
 手紙の文面からしても、ローラがメイベルの行動を読んでいた事が窺える。
 他のメイドが届けたのであれば、二枚目は意味不明になってしまう。
 便箋を受け取った状況を考えればメイベルが行く事を見越して、あらかじめ書いておいたのだろう。
 
 海人とローラの掌の上で踊った上、滑稽な舞まで見せてしまった。
 メイベルにとって重要なのはその一点。

 役に立たなかった演技の高評価など、むしろ煩わしいぐらいのものだった。
   
「くっく、そう怒らんでくれ。というか、君の狙いは未だに読めとらんからな。
お互い様、と言ったところだろう」

「は……? あら? 分かってなかったの?」

 唖然として、問い返す。
 
 メイベルの態度が演技である事が分かっていたのなら、目的も見当がつくはずだ。
 女が男に媚を売る理由など、そう多い物ではない。

「あれだけの情報でどう推察しろと?
いや、悪意を持ってああいう接し方をしてきたのなら候補もあるが、特に悪意は感じなかったのでな。
何か変な悪戯でも仕掛けるつもりだったのか?」

「あらあら、本気みたいねぇ……変な御方。
私の演技を見抜きながら、こんな単純な話に気付かないなんて」

 本気で分かっていないらしい海人に、思わず微笑む。

 疑り深く、知に優れ、観察力もあるというのに変な所が抜けている。
 それが何とも可愛らしく思えた。

「む……そんなに単純な話なのか?」

「ええ、だって魅力的な男に一晩付き合っていただきたいだけの事だもの」

 あっけらかんと、メイベルはその目的を口にした。

 素の性格がバレている以上、取り繕う意味は無い。
 更に、演技を見抜かれた事からすると、嘘も同様に見抜かれる可能性が高い。
 ならば下手に隠して勘繰りを受けるよりも、素直に話す方が上策である。
 
 ――――もっとも、全てを話すほど考えなしでもないが。
 
「……ふむ、半分本当……いや、目的がもう一つある、かな?」

 メイベルの表情を観察し、海人は目を細めた。

 表情に、嘘の色は見当たらない。
 海人に魅力を感じているというのは本当だろう。
 珍しい趣味だとは思うが、この判断は疑う余地はない。

 だが、それだけでもなかった。
 嘘ではないが、極僅かながら何かを隠しているような素振りが見受けられる。

 探るような海人の視線に、メイベルは妖艶な微笑みで応えた。

「ふふ、良い読みね……そう、もう一つは教えて上げられないけど、抱かれたいのは本当よ」

 優雅に身を乗り出して海人の顎を人差し指で軽く上げる。
 そのまま流れるような動きで海人の側に回り、静かに語りかけた。

「貴方にその気があるなら、今まで味わった事が無い快楽を提供してあげるわ。
他の女では満足できなくなるかもしれないけれど、ね?」

 言いながら、豊かな胸を海人の二の腕に押し付ける。
 
 甘く、男の理性を蕩かすような魔性の声音。
 ギリギリで耳にかかる、艶めかしい吐息。
 衣服越しでもその柔らかさを想像させる絶妙な力加減で押しつけた、豊満な胸。
 そして、相手を飲み込まんばかりの圧倒的な色香。 

 だが、海人はまるで動じる様子を見せず軽く受け流した。

「ふむ、なかなか魅力的な提案ではあるな」

「別に、一回関係持ったから何かしろっていう事はないわよ?
だから後腐れは一切無し、そちらにその気があるなら定期的に続けてあげるけどね」

 海人の瞳を、熱を帯びた青の瞳で覗き込む。
 その表情に嘘の色はないのだが、それでも海人は苦笑を禁じ得なかった。

「そういう言葉に騙されて破滅した男は山ほどいると思うがなぁ……」

 メイベルの言葉は、典型的な甘い罠だ。
 海人は引っかかった事はないが、この手の言葉に騙された男は何人か知っている。
 それで温かい家庭を築いた者もいたが、大概は泥沼に嵌まって地獄を見ていた。
 
「心配しなくても、私のはただの遊び。責任取れなんて間違っても言わないわ。
なんだったら、念書でも書きましょうか?」

「率直だな。だが、他にも問題はあるぞ?」

「あら、何かしら?」

「例えば――――本当に君がそこまでの快楽を提供できるのか、とかな」

 その言葉を聞いたメイベルの表情に、僅かな嘲りが生まれた。

 今までメイベルが関係を持った男の数は、二百を越える。
 経験豊富な者もいたし、快楽を拒むような堅物もいた。
 その全てを、メイベルは虜にしてきたのだ。
 
 どれだけ女慣れしているのかは知らないが、あまりに身の程を知らない。
 メイベルは、当然のようにそう考えていた。

「ふふ、ならそれを知る為にも一度試してみるべきじゃないかしら?」

「くっく……それも面白いかもしれんが、もう一つ大きな問題があってな」

 甘えるように囁くメイベルに、海人は軽く肩を竦めた。
 その口元には、どこか面白がるような不敵な笑みが浮かんでいる。

「あら、どんな問だ……ひゃうっ!?」

 突如手の甲から生じた刺激に、メイベルは仰け反って可愛らしい悲鳴を上げた。
 触れた箇所は体の末端だというのに、どういうわけか体の芯まで響いたのである。
 
 半ば反射的に海人の顔を覗き込み――――息を呑んだ。

 視界に入ったのは。普段と変わらぬ悪人系の整った顔立ち。
 美形ではあるが、メイベルが目を奪われる程ではない。
 
 違うのは、その表情の質。
 具体的にどこがどう違う、というわけではない。
 遠目で見れば何も変わらないかもしれない。

 しかし、確かに滲み出る雰囲気が違う。

 それは、全てを食らい尽くすかのような凶暴性。
 世界の全てを見下すかのような、圧倒的な傲慢さ。
 それらの内包が当然に思える程の、絶対的な威厳。  

 そしてなにより――――目の前の男に蹂躙されてみたいと思わせる、魔性の魅力。
 
 危険を感じたメイベルが慌てて離れようとするが、その前に海人に海人の指が再び動いた。
 触れたのは、顎。そこを優しく海人の人差し指がなぞっていく。
 だが、一見子犬をあやすかのような穏やかなそれは、メイベルの体を激しく跳ねさせる。
  
 強烈な刺激に脱力してしまった美女の美貌を眺めながら、海人は楽しそうに嗤った。

「と、こんな感じで私は攻める方が好きなんだ。ついでだし、軽い小手調べといかせてもらおうかな?」

「ちょ、待っ……~~っ!?」

 制止の声が出終える前に、メイベルの言葉が途絶えさせられる。
 全身を瞬く間に貫いた、強烈な刺激によって。
 
 刺激を与えたのは、彼女の肌を柔らかく撫でる海人の指。
 その指が触れる場所は、服から露出している箇所のみ。
 触れ方も優しくゆっくりとしていて、傍目には悪戯程度にくすぐっているようにしか見えない。
 
 が、海人の指が動くたびメイベルは声にならぬ悲鳴を上げ、目に涙を滲ませて痙攣している。
 見た目とは裏腹に強烈な刺激を与えている事は疑いようもない。

 やがて、メイベルが力尽きたかのように海人の肩に頭を落とした。
 ぐったりとして、いかにも精根尽きたといった様子だ。

「くっくっく……ま、この程度で音を上げるようでは私の相手はつべぎょ!?」

 言葉の途中で、海人の体が椅子ごと激しく吹き飛ばされた。

 彼の体は地面に激しく叩きつけられるが、余程の衝撃らしくそのままバウンドする。
 もう一度地面に叩き付けられるが、それでも止まらない。
 三回目跳ねてもまだ勢いは衰えなかったが、四回目は無かった。

 ――――跳ねた先に、深い池があったのである。

 大きな水音を立てながら、池の底に沈む海人。 
 何が起こったのか未だ分からぬながらも、半ば本能的にもがいて浮上する。
 近場の石にしがみついて水を吐き出していると、突如周囲が暗くなった。

 海人は思わず天を見上げ――――即座に、後悔した。

「あ、ああああああああんたねぇ~~~~っ! シズクちゃんだって見てんのになんて事してんのよ!?
まさかあんた私達がいるの忘れてたんじゃないでしょうね!?」

 怒りか羞恥か、はたまたその両方か、顔を真っ赤にしたルミナスが海人の胸ぐらを掴んで引き上げる。
 加減を忘れかかっているらしく、その力は普段怒っている時よりもはるかに強い。

「ま、待て! 忘れるはずがないだろう!?
それにあれは触る場所も考慮したから、本当に擽りと大差ながぐぁっ!?」

 どうにか言い逃れようとする海人だったが、その途中で脳天に拳骨を落とされた。
 それでも飛びそうになる意識をどうにか引き止め、涙目で話を続けようとしたのだが、

「言い訳無用! そこに正座ぁっ!」

 かつてない剣幕で怒っているルミナスの一喝で、強制的に黙らされた。
 その迫力に恐れをなしたのか、海人は反射的に命じられるがまま正座する。
 ルミナスが指差したのは池の周りを囲っている石の上なのだが、逡巡すらせずに。
 肉体強化してもまだ痛いが、座り直す事すら思考に上らない。

 そして始まるお説教。

 内容自体は陳腐で、海人の心を打つようなものではない。
 元より弁が立つ女性でもないので、当然と言えば当然だ。

 が、そんじょそこらの説教とは迫力の次元が違った。

 まず、視覚的な意味での迫力。
 美女の怒った顔というのは、それだけでも十分恐ろしい。
 それが類稀な美女となれば尚の事だ。
 それに加えて普段の優しい表情とのギャップまで加わる。

 次いで、聴覚的な迫力。
 今のルミナスの声量は、尋常ではない。 
 それでも癇癪混じりの金切声であれば聞き流す事も出来るだろうが、発音ははっきりしているためそれは出来ない。
 それに晒されるだけでも加速度的にダメージが蓄積していく。

 最後に、単純な剣幕。
 今のルミナスの雰囲気は、非常に恐ろしい。
 余計な事を喋ったり耳を塞いだりすれば、その瞬間頭をかち割られそうな剣呑さに満ちている。
 あまりに恐ろしくて、目を閉じる事さえかなわない。 
 
 海人が慄きながら説教を受け流している一方で、メイベルはようやく回復し始めていた。
 
「はあ、はぁ……くぁうぅ…………あ、危なかったわ……」

 テーブルにもたれかかりながら、どうにか体を起こす。

 先程の指技は、本当に危険だった。
 全身に絶え間なく電流が走り、ただ翻弄される事しかできない。
 何よりも恐ろしいのは、いいように弄ばれる事があまりにも心地良く、抵抗する気力さえ湧かない事だ。
 触られ始めた段階で逃げようとした事でさえ、奇跡的な成果に思えてくる。

 男に翻弄されるという人生初の屈辱に歯噛みしていると、横合いから暢気そうな声がかかった。

「あっはっは、災難でしたねー」

 はい、とハンカチを渡す雫。

 その意味が分からずメイベルが首を傾げていると、雫はちょいちょい、と口の端から首筋を指した。   
 そこに触れてみると、微かに粘り気のある液体が道を作っている。 

 ようやく大量の涎の跡に気付いたメイベルは、ハンカチをひったくって肌を乱暴に拭った。

「……ああぁぁぁぁぁもうっ! プライド粉々よ!
あの方いったい何者なのよ!?」

「何者、と言われても困りますが……まあ、気を落とす必要はないと思いますわ。
上位ドラゴンに齧られたとでも思って忘れる方がよろしいかと」

 落ち着いた様子で、いつの間にかやって来ていたシリルが答える。
 その声音には、どこか同情的な響きが含まれていた。

「……はぁ。もう、帰っていいかしら。頭が混乱して狂いそうだわ」

 虚ろな目で、凄絶な音量が飛んでくる方向に目を向ける。

 そこでは先程色事においては百戦錬磨の自分をいいように弄んだ魔王の如き男が、正座で説教を受けていた。 
 相手は、いかにも初心そうな生娘丸出しの女性。

 もう、訳が分からなかった。
 演技から色事まで徹底してプライドが粉砕された事もあってか、どっと疲れが押し寄せてくる。
 とりあえず、今は迅速にこの場を去って休みたかった。 

「問題ないと思いますよ。ルミナスさんのお説教は始まると長いですし」

「……それじゃあ、よろしく言っておいて」

 そう力ない言葉を残し、メイベルは去って行った。

 ――――心の中で、近い将来の逆襲を誓いながら。


 

テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

コメント
更新待ってましたw
こんばんわ…とりあえず一言…モニター濡れたああああああああああああああああw

何故だ…何に触れてこんなにも笑ったんだ…w飲んでいたコーヒーを霧の如く…w


カイト…うん…考えてみたら確かに表層上の神経の刺激で相手の感覚に痛みだろーと快感だろーと自由自在にかませるよねぇ・・・w

まぁあれです…カイトの隣にはルミナスが一番合ってるとしか思えないなぁ…

調教師的な意味合いも含めてw

カイトを抑えられるのはルミナス位しか思いつけない…w

雫や刹那は護衛的存在&どーあがいても勝てるビジョンが思い浮かばないし…w

シリルは…悪友的存在が固定しつつあるし…w

メイベルがご愁傷様としか言えないなぁ…

唐突二重暴露&神経刺激で大混乱&プライド崩壊…

後の復讐もどう返 さ れ る や ら w

次回も楽しみに待ってますね。
[2012/03/12 21:36] URL | リョウ #X5HgHQV. [ 編集 ]

更新ありがとうございます
いやー、気持ちのいいほどの暴走ぶり、堪能しました。
シリルの嫉妬、海人のテクニシャンぶり、そしてローラの洞察力。
しかし、海人のチートぶりが読んでいて、あんまりチートくさく感じないのは何故なんでしょうか?
うーん、少年ジャンプの恒例であるより強い存在が現れることによる、能力のインフレがこの場合あまりないからなのかなあ。
あと、この暴走の結末をつけるのに、ルミナスのお説教をもってくるのもうまいもっていきかただなあ、と思います。
[2012/03/12 21:55] URL | hatch #QGsADGPw [ 編集 ]

更新おつかれさまです
今回も楽しく読ませていただきました。

・・・なんというか、そのうちシリル嬢首だけになっても喉元食いちぎりそうでコワイです・・・

そしてメイベル嬢・・・海人の苦手とする悪意のない修羅場フラグがグロス単位でたったような・・・・

ちょこちょこ出ている創造魔法の利用法
・・・これって出汁の類は出せるんですよね・・・・
ってことはルミナス特製シチューのベースになるフォンドボーも作れそうな???

以上
[2012/03/12 22:26] URL | おさふね #- [ 編集 ]

更新お疲れ様でした。
 いや~笑った。 ですよね~って感じですw

 しかしラッキースケベだろうと意図的な物だろうと、主人公が性的な行動をする→ヒロインの暴力って展開は嫌う人はトコトン嫌いなジャンルですので、やりすぎにはお気をつけを
[2012/03/12 23:19] URL | 冥 #- [ 編集 ]


 それと55話の誤字

 他の方も指摘されてましたけど、更新から二週間後の指摘のため見逃されてるのかな?と思ったので、改めて

>シリルは海人を初舞台に相応しい最高の状態にすべくチーズカレーを食べぬまま出ていったのだ。

 チーズカレーは昼食に予定してるアレンジですから、朝食の段階だと普通のチキンカレーだと思います。
[2012/03/13 00:40] URL | 冥 #- [ 編集 ]


そのうち指先ひとつで心臓止めたりできるようになりそうですねww
[2012/03/13 02:25] URL | 法皇の緑 #qy7Uhj02 [ 編集 ]


更新お疲れ様です

序盤の雫に抑えつけられた時のシリルのセリフはどこの主人公かと(笑)
そして年長者二人は気付きながらほのぼのしすぎだ

さて、完敗のメイベルが次からどんな対応をしてくるのか
そしてローラの手紙についても気になるところです
多少の予想はつきますが内容自体が気になりますし

では、次回の更新も楽しみにしています
[2012/03/13 02:33] URL | 華羅巣 #zR7lJLBY [ 編集 ]


更新お疲れ様です!
今回も楽しく読ませて頂きました

海人のテクニシャンぶりは予想外でしたw
ローラの手紙が気になります!
[2012/03/13 07:51] URL | スウ #- [ 編集 ]


 更新お疲れ様です。
 最新話にて、誤字報告です。


> が、雫に抑え込むのではなく、少し強めの手刀を後頭部に打ち込んだ。
[雫に抑え込む]
< が、雫は抑え込むのではなく、少し強めの手刀を後頭部に打ち込んだ。


 ますますのご活躍を願っております。
[2012/03/13 13:56] URL | MH.GrePon #a1IwGVTU [ 編集 ]


これは酷いと言わざるをえない。
良い意味でも悪い意味でも。
[2012/03/13 14:35] URL | 夜霧 #2NFEem4w [ 編集 ]


>>ルミナスさんマジお母さん
さすが王道を行くヒロインさんは器が違った・・・ッ!
そしてシリルが暗黒面に落ちそうだwwwww

あ、雫さんナイス護衛ですb

>>メイベルさん意外と攻められるのが苦手疑惑
いやまぁ、100%海人の謎技術のせいだと思うんですがねwwwww
というかどういう経緯でそんな技術を習得したんだ・・・。

あ、ルミナスさんナイス説教ですb

いやぁ、今回も楽しませて頂きました。
[2012/03/14 03:00] URL | リファルス #- [ 編集 ]


カイトはすごいですね、寝てても騒ぎが起きるとは。

メイベルにした事はどんな理屈なんですかね、ただ触ってるだけのハズなのに。
[2012/03/14 09:52] URL | 煉恋々 #- [ 編集 ]


>メイベルは去って行った。
> ――――心の中で、近い将来の逆襲を誓いながら。

海人とローラへの逆襲?
まあローラへの逆襲は無謀でしょう。海人に下手な逆襲すると海人自身よりシェリスからのお怒りが来そうですが、上手くやれば何とかなる?でも力強くはマズイし知識力では勝負に成らないし色事には海人は引っかかりにくいだろうし……さてどうするのやら、メイベルの今後の行動が楽しみです。

でもメイベルにしてみれば海人やローラに逆襲するよりルミナスに対する対策をする方が建設的なんでしょうけど……。
[2012/03/18 14:24] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]


再度読んでいて思ったのですが「海人の白衣と同じ材質の糸」とはなんという名前になるのでしょうか?
がっちり布三号は布だからがっちり布三号なのであって、糸では名称が違ってくるはずです。
この糸はがっちり糸三号でしょうか?
[2012/03/23 21:53] URL | fuji #- [ 編集 ]


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