ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
没ネタ六十回目。頑張らねば(汗)
というわけで、没ネタ60回目です。

今回は60話の没ネタですが、次話冒頭で使用する可能性のある内容が混ざってます。
とはいえ短いネタですし、展開自体がかなり変わりますので、読んでも大きな影響にはならないと思います。
前回の混乱具合からして次話を書き上げた時には跡形も残っていない、という可能性もありますが(汗)

では、コメント返しをさせていただきます。


あいおいさん

御意見ありがとうございます。

実はそれ、作者にとって一番の悩みです(汗)
未熟ゆえか、どうしても末尾がある程度パターン化してしまうんです。
無理に変えるとかえってリズムが狂って滅茶苦茶になったりしますし。
せめて二連続同じ末尾は避けようとしても、それさえなかなか上手くいかなかったり(涙)

単調に感じない工夫が出来るよう、精進したいと思います。

ゆおんさん

すいません、私の理解力不足で仰ってる意味が分かりません(汗)

ですが、もしコメント返しの回は読まずに話だけを読みたい、
という事であればカテゴリにひっそりと目次へのリンクがあるので、そこから読んでいただく形になります。
おそらく、盛大に意図を掴み損なってると思いますが(汗)

冥さん

誤字指摘ありがとうございました。
該当部分を修正しておきました。

なお、肩で合ってます。
『肩に手を回そうと』の中に『腕を伸ばす』の意味も含まれていると考えてください。
簡潔かつもう少し分かりやすい表現が出来れば良かったんですが(汗)

戸次さん

はい、雫はとっくの昔に手遅れです。
むしろ興味津々で見物していました(笑)




なんというか、最近前はどうやって二週間で書き上げてたのか分からなくなってきました(汗)
書いては消し書いては消しで、いつになったら完成するのかどうも読めません。
さすがに次の日曜には更新できると思うんですが、前回の絶不調を思い出すと、どうにも自信が持てません。

とはいえ、毎度の事ながら執筆意欲だけは有り余ってます。
何年かかっても完結させるつもりですので、気長にお待ちいただけると幸いです。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で没ネタをお楽しみください。









 没ネタ――――60話終盤展開候補。



「ただいま戻りました」

「お願いローラ手伝って!」

 頼りになる部下の顔を見るなり、シェリスは懇願した。
 
 今のこの状況は、ひとえにローラという最大戦力の不在ゆえだ。
 そのせいで費やされた時間は返ってこないが、今からでも加わってくれれば効率は跳ね上がる。
 休暇を途中で切り上げさせるのは些か心苦しかったが、このままでは睡眠時間に影響を及ぼしかねない。

 そんな切羽詰まった主の顔を一瞬眺めると、ローラは軽く息を吐いた。

「構いませんが、二択でお選びください。
『休暇を途中で切り上げて手伝う』あるいは『カイト様から頂いたとても便利な品を教える』
どちらになさいますか?」

「……とても便利な品? 私の知らない?」

「はい。今日ちょっとした御褒美としていただきました。どうなさいますか?」

「どれぐらい便利?」
 
「以後書類仕事がかなり楽になる事は間違いないかと」

「……分かったわ。見せて」

 仕方なく、シェリスは折れた。

 今日仕事を手伝ってもらえないのは痛いが、以後書類仕事が楽になる事と天秤にかければどちらに傾くかは明白だ。
 本当に楽になるのであれば、残り数時間程度の地獄は甘んじて受けられる。
 そもそも、地獄と言ってもついこの前までに比べれば楽ではあるのだから。

「では、説明させていただきます」

 ローラは万年筆を取り出すと、その機能について説明を始めた。

 まず、実際に紙に書いてその性能を示す。

 延々とインクの付け直しなく書き綴られていく文字。
 インクの減少による擦れもなく、ただ美しい文字が整然と並んでいく。
 サラサラと滑るように文字が連なっていくその光景は、羽ペンに慣れた者達にはなんとも衝撃的であった。

 一通り書き終えると、ローラは驚きで声も出ない二人を尻目にインクの補充法について説明した。
 それは羽ペンより手間ではあるが、それ一回でどれだけ書き続けられるかを考えれば面倒がる必要など微塵もない。
 むしろ長い執筆の息抜きになるのではないか、というぐらいのものだ。

 これを使えば執筆時間の短縮になるし、同時に腕を動かす頻度も減って疲労も軽減される。
 便利を通り越し、画期的すぎる道具であった。   

「と、このように一度補充すれば長時間書き続けられる便利な品です」

 言い終えると、ローラは万年筆を再びポケットに収めた。
 説明が終わって数秒唖然としていたシェリスだったが、やがて顔を引き締めた。

「……行くわよ、ローラ」

「どちらにでしょう?」

「あの根性悪の所に決まってるでしょう!?
筆記具を全員これにすれば仕事は格段に楽になるわ! なんとしてでも製法を譲ってもらわないと!
例え譲ってもらえなくとも、それにかこつけて憂さ晴らしぐらいは……ふ、ふふ、ふふふ……!」

 不気味な声を漏らしながら、目をギラつかせる。

 まったく、許し難い事この上なかった。
 海人はシェリスの苦しい状況を十分に知っているはずだ。
 彼に回している書類は、他者の目に触れても特に問題がない物。それも計算系のみ。
 シェリスが扱う中には外部に一切漏らせない書類は勿論、数字だけでは片付かない書類もある。

 そして、そういった物こそ慎重な判断と多大な精神力を要し、処理を任せられる人間も限られてしまう。
 優れた人材が揃っているこの屋敷でも任せられる者は少なく、自然とその者達の負担は甚大になっている。
 あれほどの男が、それが分からないはずはない。

 その彼がこんな便利な物の存在を黙っていたなど、腹立たしさここに極まれりだ。

 今までは文句を言う程度で堪えていたが、今日こそは一発ぐらい殴っても罰は当たらないだろう。
 疲弊と衝撃から生み出された混乱の末に、シェリスはそんな無謀極まりない結論を出していた。
 その前に周囲の誰かに殴り飛ばされる、という当たり前の事すら忘れ去っている。

 そんな混乱した頭のまま支度を始めようとした主に、ローラは淡々と言葉をぶつけた。

「気合を入れておられるところ恐縮ですが、製法も譲って下さるそうです。
詳しくは伺っていませんが、条件も大幅に譲歩すると仰っていました」

「……あら、そうなの? それは嬉しいけど少し残ね……って、待ちなさい!? 
それじゃあ、あの二択で選ばなくても……!」

 目を見開き、震える声で問いかける。

 遅ればせながら、シェリスは嵌められた事に気付いた。
 冷静に考えれば、そうでもなければローラが易々と見せるはずがない。
 知られたくない物であれば海人は口止めするだろうし、それを反故にするリスクを負う程ローラは馬鹿ではない。

 横から恨めし気に睨んでくるメイベルの視線さえ気にならない程、致命的なミス。
 折角助力を得られたはずのチャンスを短慮でふいにしてしまった。
 書類処理で疲れ果てていたとはいえ、間抜け極まりない。 

 かと言って、今更前言は翻せない。
 シェリスの矜持に関わるし、最悪ローラが怒りかねない。
 万が一もう一日自主休暇でも取られれば、今度こそ倒れる事になる。

「では、健闘をお祈りいたします」
 
 絶望に目を見開いている主を尻目に、ローラは粛々と退室した。
 どこか楽しげな、悪戯っぽく聞こえる響きの言葉を残して。
 

 没理由――――そもそも展開変更でローラがその日に帰らなくなった為。
        後はいくらなんでもシェリスが暴走しすぎ、など。
コメント
没ネタ60面白かったです
ローラ、万年筆の事を本編ではどうやってシェリスに公開するでしょうね、ちょっと楽しみだったりします。

シェリスが羽根ペンで頑張っている横でしれっと使い始めるとか?
いや、シェリスの目につかない場所に分担した書類を持って行って万年筆を使って悠々と仕事を終えてから公開するほうがローラらしいか?
[2012/04/22 23:13] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]


ふっとおもったのですがタイプライターってあったよなぁと
アルファベットならそっちの方が有利かも。
[2012/04/23 20:09] URL | #- [ 編集 ]

21話までしか読んでいない読者のつぶやき
私の好みと違うところ。
1 男キャラの数とシーンが少ないところ。男女同じくらいが好きです。
2 疑問じゃなくてもいいようなところで、語尾を上げる表現として「?」が使われているところ。「たいしたことじゃないと思うが?」とか、なんとなく、見下した感があって。。。
3 せっかく肉体的には弱いという設定なのに、無敵白衣や無属性魔力障壁で、やたらと頑丈なところ。あんまり、防御が弱いという設定が生きていないように思います。

私の好みなところ。
1 ブログ形式なのに、ちゃんと目次ページにリンクがあって読みやすい。
2 主人公が、極力自分の力を隠蔽しようとしていることで、能力に縛りがあるところ。
3 葛藤と物語。

続きを読んできますっ><ノ
[2012/04/23 22:15] URL | 白木 #Famlh/vQ [ 編集 ]


製法を譲るのはいいけど 今の段階で「条件も大幅に譲歩する」ってのはなんかな・・・・

個人的にはシェリスに突撃してほしい 修羅場!修羅場!ワクワク

[2012/04/28 19:04] URL | モンモン #- [ 編集 ]


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