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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編+番外編セット+74話微修正。
というわけで、番外編と番外編セット、ついでに74話ちょっと修正しました。

74話の修正はちょっと御指摘いただきましたので、その該当箇所数行を弄りました。
前よりはなんぼか自然な流れになったんじゃないかと思います。

番外編ですが、海人の過去話です。
女房といちゃついてる話になります。

そして、これを書いてる途中で御指摘を受けたのですが、
番外編セット7の物が一部前の物に入れ替わってました。
現在は修正したので、正しい内容になっているかと思います。
御指摘ありがとうございました。

では、コメント返しさせていただきます。


名無しの権兵衛さん

ルミナスのあの感情に関しては……確かに本編でやるべきかもですね(汗)
遠からず使えなくなる可能性もあるので、番外編でも出したんですが早計でした。
まあ、最大の理由は話の切り方がこれ以外思い浮かばなかったからなんですが(涙)

なんだか最近刹那の人気が急上昇してる気がしますね(笑)

fujiさん

御指摘を受けて失態に気付き、翌日にコメント返ししたのですが御覧いただけたでしょうか。
5/13の記事になります。

復活のラングドシャさん

シリルはある意味一番苦労してるかもしれませんね。
状況を完全に把握してどうにかしたいと思っている唯一の人間ですから(汗)

ルミナスやローラに関しては……まあ、第八部以降のお楽しみという事で。

 さん

誤解があるようですが、原則として非公開・拍手コメントは御要望がない限り、コメント返しはしておりません。
ただ、誤字に近い指摘を受けた場合などは、御名前を伏せて指摘された事を示唆させていただいています。

おそらく非公開でコメントを下さった方だと思いますが、御意見はしっかり読ませていただきました。
そういう御意見があるという事は、認識させていただきます。

りりさん

申し訳ありませんが、荒れる元ですので他の方への挑発的な言動は控えていただくようお願いいたします。

神野さん

意外に真っ当な名前になる可能性が高いかもしれません。
奴が名を付けると周囲の顰蹙かう可能性が高い上、
中にはボディーブロー叩き込んででも修正させそうなのもいますから(汗)



さて次話ですが、突っ込む内容は多い割に筆が進んでます。
シリアスとコミカル、油断すると後者の分量が多くなりそうなのが悩みどころですが(汗)
質は落とさぬよう、なるべく早めに書き上げたいと思います。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。









 番外編




  海人邸の居間で、海人とエミリアはソファーに背を預けていた。

 今日は海人が手掛けていた研究も一通り一段落し、特にやる事も無かった。
 何をするか海人が考えていたところ、たまには頭を休めないと良くないし、久々に夫婦で静かな時間を過ごしたい、
とエミリアが提案し、夫婦揃って何も考えずただぼーっとする事にしたのだ。

 が、その間にも海人はついつい研究の事を考えてしまう。
 次に何をやるか、それは完成後公表しても問題ないか、など様々な事を。
 もはや長年の癖で完全に遮断するのは不可能に近いのだが、

「こら。まーた研究の事考えてたでしょ」

 エミリアは、容赦なく夫の鼻を抓る。

「……すまん」

 ひりひりする鼻頭を指でさすり、頭を下げる海人。 
 
 癖なんだから仕方ないだろう、と言いたくもあるがそれを言うとエミリアは怒る。
 打撃関節絞め技のコンボを受けるぐらいならいいのだが、拗ねられると厄介だ。
 そうなると、海人が謝るまで延々背後から恨めし気な視線を向けてくる。
 そのしつこさたるや相当なもので、危険を伴う実験をする時と彼女が家事をする時以外は背後霊の如く付き纏う。
 食事の時は流石に背後から離れるが、代わりに正面から睨んでくるのでプレッシャー三倍増しだ。
 結局、最長二日で海人が音を上げて土下座する羽目になる。
 
 ゆえに何も言わないのが最善であったが、それでも不満が消えるわけではなく、
思わず妙な考えが口から零れた。 

「……亭主関白というのも、少々憧れるなぁ」

「亭主関白?」

 きょとんとした顔で、聞き返すエミリア。

「いや、いつもお前の尻に敷かれっぱなしだからな。たまには立場逆転してみたいなー、と。
亭主関白みたいな感じで」

「ふーん……試しにやってみても構わないけど、具体的にどんな事したいの?」

「そうだな、例えば仕事が終わったらすぐにメシ、と言ってすぐに食事を出されるとか」

「それ、いつもやってない?」

「……言われてみればそうだな」

 むう、と唸る海人。

 エミリアの言うとおり、今も食事を欲した時はすぐに出てきている。
 海人は毎日のように研究に勤しみ、何日後の何時に出てくるかすら読めないのだが、
それでも彼が地下から出てくる時には必ずエミリアが出迎え、食事の要不要を聞く。

 そして、欲しいと言えばすぐに準備してくれる。
 深夜だろうが早朝だろうが、愚痴一つ零さず。
  
 それもすぐに食べたい時は、御手製シチューを始めとした冷凍保存してある料理にパンや御飯などの主食やサラダを添えて出し、待てるという時は海人のリクエストを聞き、それに合わせた料理を出す。
 そして要望がないならないで、自己判断により海人が一番美味しいと感じそうな料理を作ってくれる。
 料理の腕もプロ級で、出来が悪い事はまずない。

 夫に出す食事において、エミリアは尽くしきっていると言って差し支えないだろう。

「では、好きな時に適温の風呂に……」

「それもいつもやってるじゃない。言ってくれれば喜んで背中も流したげるわよ?」

 微笑みながら、肩を竦めるエミリア。

 食事だけでなく、風呂についてもエミリアの準備は万端だ。
 放っておけば研究室に籠もりっぱなしで何日も風呂に入らない夫の為、
毎日早朝にきちんと浴槽を洗ってお湯を入れ保温し、いつでも入れるようにしている。
 勿論普通の家庭なら電気代的に論外な所業だが、海人の稼ぎから見れば誤差でしかない。

 そして海人がやりたがらないので控えているが、言われれば夫の背中を流すぐらいは喜んでやる。
 甲斐甲斐しく、愛情たっぷりに、弱すぎず強すぎない心地良い力加減でやるつもりだ。

「ぬぬ……ならば寝る……」

「一応寝室は毎日ホテル見たくシーツからなにから新しいのに変えて、
部屋全体も一番念入りに掃除してるけど、まだ何かやる事ある?」

 少し悔しげな夫に、悪戯っぽい笑顔を向ける。

 寝室についても、エミリアは抜かりがない。
 一日が終わり体を休める、ある意味最も大事な場所。
 ベッドは心地良い寝心地を得られるよう最大限の注意を払っているし、
部屋全体も他の部屋より徹底して清潔感を保ち、心地良い空気を維持している。

「ぬぐぐ……残るは支配的で横暴な振る舞い……」

「それが出来るんだったらそもそも尻に敷かれてないでしょ」

 夫の言葉を、ばっさりと切り捨てる。

 海人は敵対者には支配的とか横暴とかそういう次元ではない残虐性を発揮するが、
中立あるいは味方寄りの人間に対してはかなり温厚だ。
 妻であるエミリアにはその傾向が特に顕著で、結婚以来八つ当たりをされた記憶も、
理不尽な文句を言われた事も無い。

 そんな人間が、今更横暴な振る舞いなど出来るはずがなかった。

「……むう」

「ふふん。そんじゃ、亭主関白が無理ってのが判明したところで……私は鬼嫁ってのやってみたいわね」

「む、試すのは構わんが……具体的に何をしたい?」

 言いながら、海人は小首を傾げた。

「そうね……例えば、自分は料理しないで夫に料理を作らせる。
ま、仕事放り出してまでやれとは言わないけど」

「今でも休みの日にはけっこうやらされとると思うが?」

 半眼で、妻を睨む海人。

 基本的に家事全般を一人で完璧にこなすエミリアだが、海人の時間が空いている時は少々異なる。
 その代表格が料理で、自分の方が圧倒的に上手いにもかかわらず夫に作らせたがるのだ。
 何を作っても喜んでくれるので嬉しくはあるのだが、元々料理好きではないので、面倒だという思いは拭えない。

「うぐ……ちょっとした事で怒って、すぐに暴力を振るう」

「ほとんどまんまじゃないか?」

 ふう、と溜息を吐く。

 エミリアの手の早さは折り紙つきだ。
 研究馬鹿すぎて己の健康を忘れ去る夫を矯正する為に手が早くなっている事が多いが、それを抜いても余罪はある。

 町中で他の女に目をやれば抓り、御世辞でも他の女の容姿を褒めれば肘打ち、
親しげに知人女性と話せば家に帰ったら関節技。
 愛ゆえに生まれる嫉妬心由来の行為なので怒る気にはならないが、
もう少し何とかならないか、という思いは拭えない。
 特に知人女性については、親愛より警戒心の方が圧倒的に強いのだから。

 自覚はあるのか、エミリアがばつの悪そうな顔をする。

「ぬぐ……家事で疲れたー、とか言って夫に肩もみとかさせる」

「理由は違うが、基本的に休みの時は肩と言わず全身マッサージしてるだろう?」

 やや呆れたような口調になる海人。

 海人は休みの時は、自ら考案した全身美容マッサージをエミリアに行う事にしている。
 これは特製の美容クリームを用いて全身に適度な刺激を与える事で、体を引き締め肌を含めた体の調子を整えるというもので、
他のいかなるマッサージもこれが誇る効果の足元にも及ばないという代物。
 美容クリームの値段の関係上庶民には到底手が出ないが、富裕層の間では大ブームになっているマッサージだ。
 元々顔が良く抜群のスタイルを誇るエミリアも、これを行うと更に美しくなる。  

 所用時間も二時間近いので、肩もみなど比較にもならない奉仕の仕方である。

「……ひょっとして私、かなり鬼嫁?」

「いや、全然違うだろう。普段は家事から何から完璧なんだから。
ま、そうだとしても――――私が君を愛してる事には何ら変わりないわけだが」

「~~~~~っ!? ああぁぁぁっ! 普段言わないくせに、なんでこういう時にそういう事言うかな!?」

 夫の言葉に、一気に赤面するエミリア。

 普段の海人は態度で愛を示しはするが、言葉に出す事は滅多にない。
 言ったとしても遠回しで皮肉気なそれで、愛情を感じはするものの少々物足りない。
 自分はスキンシップから何から惜しみなくやっているだけに、尚の事。

 それゆえに、何気なく放たれた海人の言葉の効果は絶大だった。
 しかも若干気落ちしていた状況だったので、余計に効果が高い。

 エミリアは顔の火照りと緩みそうになる頬を抑えるのに、必死だった。 

「はっはっは、照れた顔も可愛いぞー」

「ぬっがあああああああああっ! 馬鹿! あんたほんっっっと馬鹿!」

 赤面した顔のまま海人に詰め寄るが、彼は愉しげに笑うのみ。
 それもそのはずで、語気こそ荒いがエミリアの顔は緩みに緩みまくっている。
 怒りより、嬉しさが上回っている事が丸分かりだ。

 ――――仲睦まじい夫婦の、日常の一幕であった。
 
  
コメント
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[2013/05/20 01:46] | # [ 編集 ]

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[2013/05/20 15:35] | # [ 編集 ]

更新お疲れ様です
この夫婦のやりとりは良いですなー
なんというかエミリアさんってルミナスをベースにいろいろ………あれ?ルミナスから羽をとって、髪を金にしただけじゃね?年齢も生きてたら一緒ですし、恥ずかしがり方も……並行世界の同一人物、もしくは生まれ変わりでもおかしくないような…
さらには海人の両親かもと予想されてる団長らもいる……
いやー妄想が広がりますなー

そういえば海人とエミリアは何語を喋っているのですか?海人に合わせて日本語?それともエミリアの母国語ですか?
[2013/05/20 21:10] URL | 名無しの権兵衛 #y2a4lNMg [ 編集 ]


微笑ましいなあw
[2013/05/21 03:05] URL | h #- [ 編集 ]


エミリアさんとのほのぼの日常だけで小説を1冊は書けそうですなー
エミリアさんとカイトが出会えたのは奇跡的ですな
そのところも本編もしくは番外編でよろしくお願いします。
[2013/05/26 13:24] URL | ラングドシャ #VvCHpd0c [ 編集 ]


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