ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編……細部が、まとまらない。
というわけで、番外編です。
時間軸的には現在の本編よりちょっとだけ未来の話になります。
出来は、正直いつもより粗いと思います。

朝早いので、急ぎ足ですがコメント返しさせていただきます。


 さん

個人的には、義務が発生するとは考えていません。
あるとしても、話の質を落とさない事だけだと考えています。
勿論義務などなくともペースは上げたいのですが、私の能力ではそこまで出来ないのが現状です。
急ぐあまり面白くもない話にしてしまう方がよほど問題だと考えていますので。

すいさん

温かいお言葉ありがとうございます。

とりあえずの週一更新は、続けたいと思います。
理由としては、根が怠け者なのでそれだけはやっておかないとどうなるか分からないからです。
それと、現状は週一でそんな負担にはなってません。
番外編も思考が変わって本編書くヒントになったりしますし、意外に楽しんでます。

ですので、当面は大丈夫です。
御心配ありがとうございました。

あさん

そういっていただけると助かります。
どうも加齢と共に執筆能力が落ちているようでして(汗)

 さん

うぐ、プレッシャーが(汗)
多分、いつもどおりの質になると思います。

むらさきさん

最初に設定作りすぎてそのツケが回ってきてる状態です。
現状でこれでは全部出す頃には頭がパンクしてそうな予感が(汗)

 さん

不快な思いをさせているようで申し訳ありません。
ただ、生存報告も兼ねてますので週一の更新は続けるつもりです。

並行世界さん

基本的には足して2で割るぐらいの印象で問題ないです。
獣人のハーフだと概ねゲイツみたいな感じです。

 さん

余計な心配をおかけするかもしれませんので、不可能な時以外は週一で更新だけはするつもりです。

 さん

主人公が国外に行くには色々とハードルがあるので、現状難しいです。
ただ、国内の他の地域にはそろそろ出向く事もあるかもしれません。

あとすみません、次話食傷気味の話両方出ます(汗)

ICEさん

温かいお言葉ありがとうございます。
そういっていただけると助かります。

ただ、荒れる元になりますので他の方への挑発的な言動は控えていただくようお願いいたします。


次話、大筋はもう変更がないぐらいに固まったのですが、細部が決まりません。
どうにも流れ自体は不自然ではないはずなのに、読んでてイラっとくるというか、
上手く表現できませんが、とにかくちょこちょこ妙に引っかかる部分があるので直しています。
まだ少し時間かかりそうですが、気長にお待ちいただけると幸いです。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。




 
 番外編



 唐突だが、宝蔵院刹那は学がなかった。

 と言っても、冒険者としては別に珍しい事ではない。
 趣味人や学者、あるいは人の上に立つ役職を目指しているならともかく、
彼女のように細々と流れの冒険者で稼いでいる人間にはあまり学問の必要性が感じられない。
 日々の買物の計算と読み書き、後は魔物に関する知識さえあれば、十分と言えば十分なのだ。

 ついでに言えば彼女の場合、学習意欲旺盛な妹が植物などに関連する知識が豊富だったため、
採取系の依頼を受ける時でも特に困った事が無かったというのも大きい。
 一応妹ばかりに負担はかけられないと学ぶ姿勢は見せていたが、
切羽詰まっていなかった為か学んだ時間と成果は御世辞にも比例していなかった。

 それが一変したのは、初めて海人と共に仕事に行った時。

 諸事情でより効率の良い学習方法を試したいという彼の提案に従い、
森に自生する植物について教わった時の事。
 教え方自体が素晴らしく上手かった事と凶悪な罰の恐怖により極限まで能力を引き出された為に、
かつてない速度で植物の名前と効用などを頭に叩き込めた。
 途轍もなく怖い思いをしたし、二度と同じ手法でやりたいとは思わないが、
後になっても覚えた事が頭に残っているのはなかなか良い気分だった。

 そして今――――刹那は勉強を楽しんでいた。

「……とまあ、中位光属性魔法の構築理論に関しては概ねこんなところだな。
分からない所とか気になる所はあるか?」

 海人が、目の前にいる刹那に訊ねる。
 口調は軽いが、その目は真剣そのもので嘘を言ってもすぐ見抜いてやると言わんばかりだ。

「いえ、ありません。御指導ありがとうございました」

 ぺこり、と頭を下げる。

 実際、海人に解説されて分からない所は無かった。
 暗記しなければならない部分は未だに苦手だが、理屈がある部分は海人の教え方が分かりやすい為、
割とすんなり理解できる。
 魔法学関連はなかなか複雑で大変だったが、彼は極力分かりやすいよう噛み砕いて説明してくれたし、
それでも駄目な時はどこが分からないのか丁寧に聞きだし、より分かりやすい説明をしてくれた。

 それも、刹那が理解できるまで何度も何度も。
 決して怒る事もなく、呆れる事も無く、馬鹿にする事も無く、穏やかに。

 最初のあれはなんだったんだ、と思わず半眼になってしまう。

「……どうした?」

「いえ、非常にお優しい授業ですので、最初の地獄はなんだったんだと思いまして」

「あれはあくまで緊急用の、手段を選ばず習得する為の手法だからな。
普段からあそこまで苛烈にやるわけなかろう。というか、あれが毎日だったら流石に逃げるだろう?」

「間違いなく。いつ発狂するか分かりませんし」

 迷いなく断言する刹那。

 最初の授業、あれはまさに地獄だった。
 覚えれば罰は無い、しかも間違えても三回までは許されるとはいえ、罰があまりにも苛烈すぎる。

 初期に行われたツボ押しは痛みに耐性のある自分ですら悲鳴を堪えられぬ激痛。
 それまで優しく教えられていただけに、落差も凄まじく、最初は身も蓋もなく絶叫した。
 動じる事が少ない雫でさえ、驚きのあまり呆けていた程に。

 しかし、これはまだ良かった。
 最初こそ抑制不可能だったが、何度も繰り返されている間に悲鳴は堪えられるようになってきた。
 無論痛み自体は変わらなかった為、教えられた内容は必死で覚えたが、まだマシだったのだ。 
  
 その後まだ効率が悪いと判断された後のくすぐりは、本気で地獄だった。

 最初に触れる手つきは、柔らかく優しかった。
 肌の表面、それも産毛の先端のみを狙うかのような、繊細な力加減。
 ひょっとしてさりげなく変な所に触れる為に油断させているのでは、と少し警戒してしまった程だ。

 ――――その方がまだ良かったのではないか、今ではそう思う。

 数秒後から始まった本格的なくすぐりは、まさに生き地獄。
 繊細な触り方で敏感になった肌を絶妙に刺激する事で引き起こされる笑いは、呼吸すら難しくなる次元。
 どんなに逃れようとしても力が抜け、代わりに笑いが込み上げてくる。
 ここをこれ以上くすぐられては危険だと反射的に別の箇所を生贄に差し出しても、今度はそこが危険地帯に変わってしまう。
 ならばいっそ海人を殴り飛ばして逃れたいところだったが、力が抜ける上に笑いで狙いが定まるはずもなく、不可能。
 終わる頃には、気力など根こそぎなくなり立ち上がる事さえ難しくなっている。 
   
 あれと同じ手法の授業を毎日となれば、刹那は確実に逃げただろう。
 そうでなければ、冗談抜きに発狂死しかねない。 

「そんなヘマはせんがな。ま、学問に限らずどんな事でも楽しくやるのが一番だ。
戦々恐々としながら学ぶなんぞ、それこそ最後の手段だろう」

「はい。まったく同感です。付け加えますと、罰にも愛が必要だと思います。
一番効果的だからと言ってくすぐりを乱用するのはいかがなものかと―――」

「それは却下だな。罰ならば本気で恐れてもらわねば意味がない。
愛が必要というのはその通りかもしれんが、そこは同じ間違いをしないようにという心遣いで十分だろう」

「うぐ……」

「ま、授業でやるつもりはないからその点は安心していい。
それに、大概の分野の基礎的な内容はほとんど終わっているから、
近い内に忘れてないか定期的に確認するだけになるだろうしな」

「え……? あの、よろしいんですか?」

「言っただろう? どんな事でも楽しくやるのが一番だ。
君は勉強が苦手みたいだし、基礎的な物さえ一通り身につければ無理にする必要はないさ」

 穏やかに笑う海人。

 これは、完全な本音だ。
 最低限必要な物さえ身につけていれば、別に無理に勉強をする必要はない。
 刹那の場合であれば体を動かす方が得意で好きなようなので、それをすればいい。
 護衛としての仕事にも適っているのだから。

 が、刹那は海人のそんな提案をおずおずと断った。

「お気遣いはありがたいのですが、勉強は続けたいと思います」

「む? 何故だ? 現状でもどこに行っても恥をかかずにすむぐらいの知識は身についているはずだぞ?」

「……拙者がやめても、雫は勉強を続けたがるでしょう」

「……なるほど」 

 不貞腐れたような刹那の言葉に、思わず苦笑する。

 雫はとても勉強熱心で、教え甲斐のある生徒だ。
 それだけに知識の吸収率も高く、現時点でも姉の数倍の知識を蓄えている。
 この状況で刹那だけ勉強を止めたら、彼女はここぞとばかりにからかいにかかるだろう。
 姉としての威厳とか尊厳とかを思いっきり蹴っ飛ばすような方向で。
  
 それを考えると、確かに刹那は勉強をやめるわけにはいかない。
 
「海人殿には御面倒をおかけしますが、引き続きご指導いただければと思います」

「そうかしこまらずとも構わんよ。どうせ時間はあるからな。
ただ、特に学びたい内容があれば言ってくれ。その方が楽しいだろうし、教えやすいからな」

「承知しました」

 軽い口調で語る主に、刹那は恭しく一礼する。

 ――――実のところ、雫の事は口実に過ぎない。

 学がないのは事実だしからかわれるのは腹立たしいが、それだけでもある。
 あれで刹那の許容限度を超える事は無いので、いつもの騒がしい日常が続くだけだ。

 それをあえて苦手な勉強をしたい申し出るのは、非常に明快な理由があるのだが、

(……本当に、鋭いようで変なところで鈍い御方だな)

 自分がどれほどこの時間を楽しんでいるか理解していない主に、刹那は思わず苦笑した。






コメント

二週間とか三週間で更新していた頃が懐かしいですね
今や二ヶ月どころか三ヶ月更新になりつつありますし(-_-)
はっきり言ってもう完結は諦めてます、と言うより確実に無理でしょうな
偶に更新しているかなと覗きにくる程度に楽しませて頂きますので、
作者様も無理を為さらず気楽に話を進めて下さいな
[2014/03/10 01:36] URL | 魚 #- [ 編集 ]


読み手としては完結まで読みたいですが、
傍目には、このペースでは完結は難しいと思います。

完結しないと分かっていて、今のペースを続けるのは
途中放棄と変わらないと思いますが、どうでしょう?

作者が完結させるつもりがあるなら、
巧遅より拙速で進め、
させるつもりが無いのなら好きなだけ、自由気ままに細部に拘ればいいのでは。
[2014/03/10 04:09] URL | #bxvF113M [ 編集 ]

いつも楽しく拝読しております
いつも楽しく拝読しております。
今回のようなちょっとした日常を切り取る番外編も良いですね。
刹那がお気に入りの私は特にありがたく読ませて頂きました(^^)v

なにやら感想欄が荒れているようですが、
完結?するもしないも作者様のお心次第ですし、何もないだけでも
書いていただく事によって作者様がお元気だと知れて有難いです。

あまりお気になさらず、気楽に構えてくださいね。
応援させて頂きます。
[2014/03/10 04:56] URL | 河原浩雅 #SFo5/nok [ 編集 ]


一つ疑問なんですが今のところは全体の何割ぐらい進んでるところなんでしょうか?
この先環境の変化等で続けられなくなった場合は最終話だけでも載せて欲しいです。
[2014/03/10 07:05] URL | #CgbmMLAA [ 編集 ]


すいません、またリクってみますがifやってみる気ないですか?
事故も失踪も転移も起きなかった場合の未来、前二つは起きないけど転移はした場合(一家揃って)等が見てみたいです
(状況が同じ場合ホーンタイガーをどう凌ぐかは想像出来ませんが)
[2014/03/10 17:52] URL | #- [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2014/03/10 20:43] | # [ 編集 ]

更新お疲れ様です
某少年誌の半ば仕事放棄している人と違って作者さんは終わると明言しているので気長に待ちますよ。
漫画の単行本も数ヶ月に一回新刊がでて完結に10年以上かかることも多いですしね。ただ、私の寿命が尽きるまでには完結して下さいね?笑

[2014/03/11 04:38] URL | 名無しの権兵衛 #y2a4lNMg [ 編集 ]


1章につき大体11〜12話かかるから、
三ヶ月に一話しか更新しないことを考慮すると1章完結するのに3年かかりますね。
作品完結までは20章以上かかるらしいので最低でも30年以上はかかりますよね
どう考えても完結しません、本当にありがとうございました(笑)
[2014/03/12 02:27] URL | 以蔵 #- [ 編集 ]


まあ一読者として終わる終わらない言っててもしょうがないし、刹那のかわいさに悶えておくことにしよう
[2014/03/12 16:37] URL | #- [ 編集 ]

ふむふむ
んま、本作のみならずいろんな作品を読んでますので
作者様を急かすつもりなど毛頭ありませんし、
そんな傲慢な読み手でもありません。
作者様のペースでよろしいかと・・・。
それにしても面白いです。
よく練られている読み物だなあと思います。
[2014/03/12 19:52] URL | hidepon #HfMzn2gY [ 編集 ]


こうしてコメントするのはもしかしたら初めてだったかもしれませんが、いつも楽しく読ませてもらっています。

完結しないしない言ってる人も、楽しくて完結して欲しいからこそきつい言葉になってしまっていると思うので、あまり自分を追い込み過ぎないよう頑張ってください
(頑張ってくださいもある人にはプレッシャーになってしまったりするそうですが、いい言葉浮かびませんでした。ごめんなさい!)
[2014/03/14 00:40] URL | くれあ #lGct895. [ 編集 ]


アルカディア投稿分の3話は無いんですか!?
今読み比べてるんですがめっちゃ気になる部分が抜けてるorz
バイクて……
[2014/03/16 01:27] URL | Nameless #- [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2014/03/16 02:03] | # [ 編集 ]


くすぐりはやばいっすね……つか、普通の人がやる普通のくすぐりでもきついのにw
笑い死とか昔は拷問の一種だったらしいし、鬼畜過ぎるw


そういえば、檜風呂に改装した後の初見のルミナスとかシリルの話も番外編で見てみたいですね。
やっぱり女性に風呂関係は大事ですしw
[2014/03/16 22:07] URL | takeway #8iCOsRG2 [ 編集 ]


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