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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編……眠い。
というわけで番外編です。
時期的には第二部と第三部の間になります。
いつもより出来悪そうな気がしますが(汗)
矛盾等あるかもしれませんが、毎度のように本編とは無関係という事でお願いします。

では、コメント返しさせていただきます。


 さん

彼のネーミングセンスは呪いレベルですね。

華羅巣さん

残念ネーム楽しんでいただけているならなによりです。
残念ネームって実際に考えてみると意外に難しいので報われた気がします。

おさふねさん

ツルピカだとちょっと一般的すぎるかなと思ってあれになりました。
残念ネームって実際考えると結構難しいですね(汗)

ちなみに、作者は温泉の元で密かに贅沢してる気分に浸ってます。
温泉の水は一応手に入るあてがあるんですが、温泉湯豆腐専用なのです(汗)

 さん

改訂前の3話ですが、現在検討中です。
やるとすれば、目次の片隅に追加する形になると思います。
改訂前を改めて掲載するのは心理的にちょっと躊躇があるんですよね(汗)

高2で厨二さん

シリルの気品は……まあ、最近あまり出るシーンがないので仕方ないかと。
いざという時はきっと気品が出てくるでしょう、多分。

ローラの手紙、真意はどうでしょうね。
色々想像を膨らませるのも楽しいかと思います。
作者的には本編でネタ晴らしした際の反応が怖くてリスクが高まりますが(汗)

ぬさん

なるほど、そこでしたか。

説明しますと、彼女はルミナスに対して話をしています。
あくまでもルミナスが材料から作る、と仮定しての話です。
で、作り方を知ったところで現時点では材料がないので作れないという話になるわけです。
分かりづらくてすみません。

……あの辺り、もう少し分かりやすいやり取りに修正するべきですかねぇ(汗)



次話ですが……ちょっと、収拾が難しくなってます(汗)
設定バレの連鎖反応が上手く制御できませんで、時間かかりそうです。
まあ、何とか上手く書き進めたいと思います。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。






 番外編



 ルミナスの家の一室。
 そこで、海人は魔法の研究を行っていた。

 やっているのは、無属性魔法の改良。
 と言っても、既に改良自体は幾度となく行っている。
 発動時間、固体化した魔力の強度の向上、消費魔力、どれも既存のそれより飛躍的に性能を向上させた。
 とりあえず、シェリスの屋敷で読んだ本の著者を絶望させられる程度の成果は上げているだろう。

 が、まだ足りない。 
 脆弱な海人が自衛する為には、この程度では不安が残る。

 なにせ元々肉体的に貧弱な上に、海人が使える魔法は創造魔法と無属性魔法のみ。
 創造魔法で作った近代兵器は実用的だが、どこに人目があるか分からない以上迂闊には使えない。
 ゆえに、普段は無属性魔法と魔力砲を併用した戦闘スタイルを主とせざるをえないのだ。
 
 無論、今でもそこらのチンピラ相手なら問題ない。
 海人の障壁は最低レベルの強度でもその程度の輩には破れないし、
時間さえ稼げればその程度の連中は魔力砲でどうにでもできる。
 
 問題は、一定水準以上の武人に襲われた場合。
 そうなると、障壁が破られたり障壁形成より攻撃到達の方が早い可能性も出てくる。
 仕留める事自体は魔力量任せの回避不能な大規模範囲砲撃で可能だろうが、
そもそも攻撃の機会が与えられない可能性が高くなるのだ。

 その水準となると身近な所ではシェリスのメイド級以上になるし、
そのレベルの使い手はそう多いものではないとも聞いているが、
やはり改良を進めずにはいられない。

「とはいえ……そろそろ限界か」

 ふ、と溜息を吐く。

 この場所での研究は、そろそろ頭打ち。
 これ以上研究を続けても、かけた時間に見合う成果は得られないだろう。
 惰性で研究しているわけではなく案は幾つもあるのだが、現実的な限界が見え始めているのだ。

(……コンピュータ―無しは流石に、なぁ)

 少し前に今度住まう予定の屋敷で使用した器具に思いを馳せる。

 この世界に来て研究を始めて以来、海人はつくづくコンピューターの便利さを思い知らされていた。
 研究開発に必要な膨大な計算をあっという間に行う計算力。
 考えた案を全て箱一つに収められる膨大な記録力に、記録した情報をすぐに引き出せる検索機能。
 プログラムさえ組めば面倒な手順を多数省ける超絶的な便利さ。

 あれに慣れてしまっている身としては、脳内と手書きのみでの研究作業は厳しい。
  
「……ま、そう遠い話ではないし今の生活を満喫するべきか」

 そう結論を出し、海人は軽く伸びをした。

 コンピューターが使えるようになるのは、そう遠い話ではない。
 ルミナス達が仕事で出かければ、海人は先日購入した屋敷に引っ越す事になる。
 そうなれば創造魔法を使ってコンピュータを作成し、地下でやりたい放題だ。

 それよりも、残り短いであろう友人達との共同生活を楽しむべき。
 そんな事を考えていると、ドアがノックされた。

「入っていいぞー」

「お邪魔しまーすっと。はい、間食持ってきたわよ」

 ルミナスは部屋に入ってくると、笑顔で海人の前にお盆を差し出した。
 
 上に載っているのは、サンドイッチと紅茶。
 サンドイッチはシンプルなハムサンド。
 薄くマヨネーズを塗ったパンの間に、レタスとたっぷりの薄切りのハムが挟まれている。
 紅茶は良い茶葉で丁寧に淹れた物で、ほかほかと温かな湯気が立っていた。

「お、いつもすまないな……うむ、美味い」

 ハムサンドを一口食べると、海人は穏やかに微笑んだ。

 流石ルミナスと言うべきか、シンプルでありながらも珠玉の逸品だった。
 最初に歯が食い込む柔らかなパン、次いで貫くレタス、最後に辿り着くハム。
 どれも一つ一つが心地良い食感をしている上に、味のバランスが完璧だ。
 パンの甘味、マヨネーズの濃厚さ、レタスの瑞々しさ、ハムの旨味全てが調和している。

 満足げな海人の表情を見て、ルミナスも嬉しそうに微笑んだ。

「そりゃ良かった。んで、研究は順調なの?」

「ま、一段落はついた。次の良い案が思いつくまではとりあえず放置だな」

「そんじゃ、明日あたりカナールに買物行かない?
ちょーっと服とか見たいのよね」

「構わんよ。ところで、シリル嬢はどうした?」

「誰かさんにディルステインでボッコボコにされてお怒り中よ。
すんごい形相で盤を睨みながら、必死で戦略考えてるわ」

 やれやれ、とばかりに肩を竦める。

 ここに来る前に、リビングにいたシリルにも間食を渡した。
 いつもなら優雅にサンドイッチを齧り優美に紅茶を啜る彼女だが、
今日はもぐっと一口でサンドイッチを一つ平らげ、
ひとしきり咀嚼してから紅茶で一気に飲み下していた。

 傭兵らしからぬ高貴で優雅な造作が染みついているシリルにしては、
非常に珍しい荒れっぷりである。

 もっとも、中身はともかく容姿があれなので、
その姿は不貞腐れた美少女にしか見えず非常に可愛らしくもあったのだが。

「ふむ、流石に全手一秒以内に打ち返されて負けたのは屈辱だったか」

「シリルが考えてる間わざとらしく欠伸してたのもでしょうね」

 じっとりとした半眼で、目の前の性悪男を見つめる。

 一時間程前に決着した海人とシリルの対局は、なんとも惨かった。
 海人はシリルに先手を譲り、その後彼女が指す手全てに一秒以内に返したのである。
 シリルの駒が音を立てた直後海人の駒の音が響き、しばらくしてまたシリルの駒の音の直後に海人が、
それを延々繰り返した挙句、シリルはいつも通りの大敗を喫した。

 しかもこの男は性質の悪い事に、シリルの思考中にこれ見よがしに欠伸をしていた。
 たまに伸びなどもして、いかにも退屈ですとアピールしてシリルをからかっていたのだ。
 
 無論、そんな安い挑発に乗って判断を誤るシリルではない。
 ルールに乗っ取った思考時間をフルに使い、怜悧な顔で盤面を睨みながら最善手を考え続けていた。
 傍目にも分かる程の勢いで肥大化していく怒りの感情を押さえつけ、それでも勝利の為に集中していたのだ。

 それがいつも通りの惨敗を喫した屈辱感、いかばかりか。
 ルミナスが咎めるように海人を見つめると、彼はさりげなく目を逸らした。

「いやまあ、手加減は屈辱だから全力で来いと言ったのはシリル嬢なわけで。
ならば全力を見せつける事こそ友誼というものではないかと思うわけだ、うん」

「カイト? 話す時はちゃんと正面見て話さないと駄目よ?」

 自分から背けられた首を、腕力で強引に真正面に向けさせる。
 が、海人は非常に往生際が悪かった。 

「……器用に目だけ動かすわねぇ?」

 ニコリと微笑むルミナスの表情に、若干凶暴性が滲む。

 海人は器用にも、真正面に首を向けられながらそれでもルミナスから視線を逸らしていた。
 そちらの方向にルミナスが回り込んでも、素早く目玉を動かし逆方向を見る。
 ルミナスが速度を上げても、それよりも速く目を動かす。        

 終わりのない鬼ごっこになるかと思われたが、

「――――ていっ」

 ゴン、とルミナスの頭突きが炸裂し、不毛な鬼ごっこは終わった。
 クラクラとする頭を押さえながら、海人が抗議する。

「い……いくらなんでも頭突きは酷くないか?」

「あんたが悪ふざけするからでしょ。ったく、あんまやりすぎんじゃないわよ?」

「分かってるとも。シリル嬢が本気で落ち込むほどの事はやらんよ」

「……ま、そこは信用はしてるけどね」

 海人の言葉に、ルミナスは柔らかく微笑んだ。

 確かに海人は性悪で人をおちょくる事を楽しむ性質の悪い男だが、
身内を本気で傷つけるような事はまずしない。
 シリルに対するからかいも、あくまで彼女の許容範囲に収まると判断しての事だ。
 
 そして、その判断は間違いなく正しい。
 シリルの精神的なタフネスは団でも屈指。
 向上心も強く、負ければ負ける程闘志が燃え上がる程の負けず嫌いでもある。
 冗談抜きに、命がある限り海人に挑み続けても不思議はない。

 付け加えるなら――――今ドタドタとこっちに響いてくる足音も、それを証明している。
 
 どんどん近づいてくる豪快な足音を聞きながら、ルミナスと海人は苦笑し合った。
  


 
 
 





  
  
 
 
コメント

感想でなくてすみません
質問なんですが

小説家になろうに投稿したりしないんですか?


ポイント上がりやすいように、一部と二部の数十話をまとめてまず投稿して
残りの話を一日一話で投稿しても約2ヶ月ぐらい毎日投稿できますよね

そんな感じに予約投稿すれば、たぶん注目されると思います

というかランキング上位ってだいたい、最初にまとめて10話20話とか投稿して
あとは毎日投稿とかで一ヶ月とか2ヶ月続けて読者をつけた人ばかりですし

最初1回やるだけで後は勝手に投稿してくれますし

この作品ぐらい面白くて完成度が高ければ
今のなろうだとランキング上位に行けてスカウトされて本に出来ると思うんですけど

実際此処1年2年ってちょっと面白くて人気な作品はみんな本になってます

昔なら見向きもされなかったWEB小説がそこら中でスカウトされて引き抜き合戦が起こってて
ラノベの新人賞より売れてる作品がいくつみ生まれてます

最近ではスカウトされた作品がアニメになってますし
この作品も本になって挿絵がついて、いつかアニメになると読者として嬉しいので
つい書いてしまいました
[2014/03/31 11:33] URL | 黒 #7G.FTnRs [ 編集 ]


すみません、黒さんと同じく、小説家になろうの投稿に関する話も一部ありです。
小説家になろうのランキング上位の作品でも個人的にピンとこないか、
たまには暇つぶしとして読んでもいいかくらいですが、
白衣の英雄を初めて読んだ時、週末+仮病+徹夜コンボで一気に読んでました。
もちろん、みんなそれぞれ趣味違いますけど、
それでもこの作品、たとえ番外編でも十分面白いだと思いますし、
逆にまとめサイトやレビューサイトをチェックしてないと、
意外とこの作品に出会うことが難しいとも感じていました。
小説家になろうに投稿すれば、
もっと多い読者が白衣の英雄を知る機会ができると思いますので、
一ファンとして是非この可能性も検討して欲しいです。
[2014/03/31 16:04] URL | 影 #- [ 編集 ]


エタる以外の未来が見えないけどねぇ
筆者の筆の遅さもあるけど、根本的に今のラノベ読者層には受けないと思う
一応、ハーレム要素はあるけどラッキースケベはないし、
最強要素はあるけど海人独りで全てを蹂躙するわけでもなし

今のラノベって要は
「ごく普通の一般人に擬態した最強主人公が
 無条件にヒロイン達に好かれてハーレムを作りつつ
 茶番劇程度のピンチに真の力(笑)を解放して俺TUEEEする」
だけの絵本でしょ?

・・・ってこの作品も例外なく当てはまるな・・・
あれ? 以外とウケるのか・・・?
[2014/03/31 23:44] URL | #YG9ONXHE [ 編集 ]


・・・・・あれだ、踏み込んだ瞬間目にするのは
愛しいルミナスと憎いあンちくしょうなカイトが吐息の触れる距離で、
見つめ合ってる風景…
ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタンが炸裂した風景が見れるのでは…
[2014/04/02 23:24] URL | おさふね #- [ 編集 ]


今のままが1番良いと思う。
小説家になろうに投稿すると絶対に後悔することになる。
[2014/04/04 00:50] URL | Ggmk2 #EBUSheBA [ 編集 ]


まぁ、後悔するかは作者さん自身だから煽らない様にね。
[2014/04/06 02:32] URL | DDq #5ddj7pE2 [ 編集 ]


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