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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編……やはり頭の回りが悪い(汗)
というわけで番外編です。
短めですが、本編前の話になります。
考えてみると珍しいネタかもしれません。
なお、日常と言えば日常ですが、ほのぼのはしてません。
毎度のように本編とは無関係ということでお願いします。

それと、Arcadiaに投稿していた旧3話ひっそり目次に追加しておきますが、
ツッコミはなしでお願いします(問題点山盛りですが、すでに改訂してますので)
それと、あちらに投稿していた時用の文体なので多分読みづらいです。

では、コメント返しさせていただきます。


hiさん

傭兵じゃなくても荒っぽい系統の人間なら女性でも違和感はないかなーと考えてます。

 さん

さすがにそこまではかからないと思います。

名無しの権兵衛さん

実は主人公両親失踪後も一年は基本人格あのままでした。
秘密抱えてるせいで友達に壁作ったりなどはありましたが。
本編のような性格に変貌したのは、海外で能力を周囲に知られてからです。

女の子の呼び名は多分周りに合わせたんでしょう(笑)

エミリアと月菜のは、番外編から抜粋してほしいという事ですよね?
時間ができたらやりたいと思います。

コスモさん

両親については黙秘という事で(汗)

恋人候補がいるかどうかはさておき、少なくとも現在彼の屋敷に住んでいる人間は乙女です(笑)

 さん

ああ、シュタインズ・ゲートですか! 聞いた事はあります! 
今度やってみるかなぁ……暇があれば(汗)

おもんなさん

楽しんでいただけなかったなら残念です。

 さん

癒されて下さったなら何よりです。
今回ちょっと殺伐とした話ですが、楽しんでいただければ嬉しいです。 



……なんでしょう、文章化能力が凄い下がってる気がします。
頭にイメージはあるのにうまく文章に変換できない(汗)
火曜休みなんで、そこで調子取り戻せるよう気張りたいと思います。
毎度遅筆ですが、気長にお待ちいただけると幸いです。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。





 番外編



 緑生い茂る地面に、一人の少女が倒れ伏していた。
 彼女の服は、見るも無惨なまでにボロボロ。
 元は高級生地を使った良い仕立てだったドレスが、いまやただのボロ布だ。
 
 そして服の損壊具合に負けず劣らず、少女自身もズタボロだった。
 体のあちこちに出来た青痣は艶やかな肌に毒々しく映え、
所々散見される裂傷から流れる血もその痛々しさを助長している。

 遠目に見れば、それこそ魔物に襲われた死体と間違えられてもおかしくない。
 そんな有様ではあったが、少女はとりあえず生きていた。

 体はもはや思い通りに動かない。
 ギリギリで意識を覚醒させ続け気絶を許さない巧みな激痛に悲鳴を上げる余力すらない。
 ただ体が勝手に粗い呼吸をするのを地べたに這いつくばりながら感じている。
 それだけしかできないが、意識はかろうじて保っていた。

 そんな彼女に、頭上から声がかかる。

「立ちなさい。まだ訓練は終わっていません」

 若干ハスキーな、女性の冷たい声。

 少女には、記憶を探るまでもなく誰だか分かる。
 先程から自分を一方的に叩きのめし蹂躙し続けた鬼神だ。
 こんな状態になってもまだ起き上がれと言うあたり、本気で容赦がない。

 せめて立ち上がって睨みつけてやりたいところだが、それも出来ない。
 なんせどうにか顔を上げようとしても、体が軽く震えるだけなのだ。

「……もう一度言います、立ちなさい」

 先程より更に低い、恫喝するような音色で女性が声を掛ける。

 少女は無理に決まってるでしょ、と怒鳴り返したかったがそれも無理だった。
 怒鳴ろうとした喉は、ただ虚しく荒い呼吸を繰り返すのみ。
 怒鳴るどころか、声らしい声すら出て来ない。

 無為に気力だけが消耗していき、和らぎ始めた激痛の中少女は意識を手放しかける。
 諦めなどではなく、気力で抑制していた強烈な疲労による眠気が抑えきれなくなった為だったのだが、

「……守るべき民が背後にいる時も、そんな体勢でいていいのですか?」

 どこか失望したような声音に、少女の意識が一気に覚醒した。
 再び立ち上がろうと気力を振り絞って体を震わせ始めた少女を見下ろしながら、女性は更に言葉を続ける。

「飽きるほど言った言葉ですが、訓練で出来ない事が実戦で出来る可能性はあまりにも低いのです。
少なくとも、訓練で出来た事が実戦で出来なくなる可能性よりは確実に。
そして――――実戦の敵は私のように手加減などしてくれません」

 静かに語りながら、女性は少女の体を蹴り飛ばした。

 立ち上がる力さえ碌に残っていない体は玩具のように飛んでいき、
少し離れた場所にある地面で仰向けになる。

 力なく天を眺めながら、少女は考えた。

(……そう、ね。実戦は、こんなに優しいはずがない)

 今しがた叩き込まれた蹴りの痛みに喘ぎながら、自戒する。

 そう、これは所詮訓練だ。
 散々打撃で痛めつけられナイフで肌を掠められたが、それでも治療に時間のかかる傷はない。
 異常なまでに痛いし辛いが、絶対に立ち上がれないという程ではないはずなのだ。

 実戦でこんな状態になる可能性は、極めて低いと言って差し支えないだろう。
 打撃で何箇所か骨を砕かれる、ナイフで深く斬られて大量出血など、
余程の格下相手でもなければ、これより悪い状態になる事の方が多いはずだ。

 ここで立ち上がれないなら、実戦で立ち上がる事が出来ない可能性は高い。
 訓練ゆえに危機感が薄いという事もあるかもしれないが、それは言い訳にならない。
 貴族たる者、常に双肩に自らの民の命がかかっている事を自覚していなければならないのだから。

 ならば、立ち上がれないなどあっていいはずがない。
 それが許されるのは、せいぜい自らの命が尽きた時だけだ。  
 
 思考を終えた少女の体に、僅かな力が戻った。
 震える両腕を強引に支えにして頭を上げ、少しずつ体を起こし始める。

「意思は戻ったようですね――――ですが、問題は山積みです。
あの程度の事は常に考えて訓練に臨むべきであり、あれで力が戻った事自体恥ずべき事。
これだけ時間を与え、気力も回復して尚まだ立ち上がれずにいる事も問題です。
そしてなにより、あれだけ手加減してもまだ五分の組手にも耐えられない脆弱さ―――これは一刻も早く改善せねばなりません」

 静かに酷評しながら、少女に歩み寄る女性。

 その瞳には、何の感情の揺らぎも見当たらなかった。
 一方的に少女を甚振っている事に対する罪悪感も、
ボロボロの彼女が立ちあがろうとする姿に感心した色も、まったくない。
 ただ冷徹に、頑張っても未だ立ち上がれずにいる少女を見つめていた。

 そして、女性は最後通牒のように言葉を締めくくる。    
 
「さあ、早く立ちなさい。貴女にはこんな所で倒れている暇はないでしょう?」

 言い終えると同時に、女性は足を止めた。

 そのまま、静かに待つ。
 未だ体を震わせている少女を。
 瞳に普段の力を戻した少女を。

 なにより――――自らの矜持に懸けて、立ち上がれずにはいられない少女を。

「うぅぅぅっ……あぁぁぁぁああぁっ!!」

 裂帛の気合いと共に跳ね起きる少女。

 無理矢理動かした全身に激痛が走るが、涙を零しながら悲鳴を堪える。
 限界まで酷使した体が再び倒れそうになるが、気力で奮い立たせる。
 渾身の根性で両足を踏ん張り、気合で首を固定し、強い意思を込めた眼差しを女性に向ける。
 握力が抜けまともに握れなくなった拳をどうにかそれらしい形に整え、構える。
 
 実際は、立っているのがやっと。
 体を僅かに動かしただけでもかなりの痛みが走り、戦闘は至難。
 それでも少女は拳を構え、自らの闘志を示した。

「よろしい。では、訓練再開です―――好きにかかってきなさい」

 少女のその姿に傲然と頷き、女性―――ローラは手招きをした。
 まだ13歳の主の力を、少しでも早く成長させる為に。
  





 

  

 
 
 
コメント
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[2014/04/28 00:51] | # [ 編集 ]


実践のほうがやさしいと思いました。○って返しそうだなぁ
[2014/04/28 14:55] URL | #- [ 編集 ]


前に、ラクリアを指して「私が最初に似た状態になった時は立ち上がるまで十分かかったけど」と言ったのはこのことかな?

まあ、ローラさんの言うことは間違いじゃないからね・・・・・・しかし、手加減なしだな(汗
[2014/04/28 21:36] URL | 飛べないブタ #t50BOgd. [ 編集 ]


改めて思った。番外編多すぎ(渇笑)。最新記事が番外編で埋まってますが珍しくはないのかな? まあ全く更新無いよりかはマシだとは思いますが……

せめて月イチくらいでいいですから本編の方も更新してほしいなあと一応苦言しときます
[2014/04/29 00:49] URL | #- [ 編集 ]


なんかローラが「ぼくのかんがえたさいきょうのひろいん」みたいだw
雇い主にも容赦しないローラさんKAKKEEEE!! 臭がプンプンする
前はここまで酷くなかったと思うので文章化能力が低下しているのは事実かも
どうせ来週も本編の更新は無理だろうしこの際1年ぐらい断筆して納得いくまで腕を磨きなおしたら?w
[2014/04/29 04:30] URL | #YG9ONXHE [ 編集 ]


容赦ないな~。さすがローラさん、て所かね?まあ、確かにあの手の職業だと早めに強くなるにこしたことはないんですがね。

追伸
できればでいいんでカレーうどんやスープカレー、ラーメンの話しをお願いします。
[2014/04/29 07:49] URL | コスモ #Qv4gy6.k [ 編集 ]


作者がシュタゲ知らないのは驚き。シュタゲ知ってる人ならカイトのイメージは大体
【超ハイスペック岡部(主人公)】な気がしてならんのですが。因みに逆で言うなら
【ポテンシャルはともかく、極めて一般凡人でなんちゃって厨二病なカイト】ですかね

あとルミ、シリ、シェリのイメージは某ラノベの第三位と風紀委員と最大主教
特に前二人はパクリすら疑ったレベルですね
[2014/05/03 13:55] URL | 一度言いたかった #- [ 編集 ]


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