ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編……番外編はあっさり書けるのになぁ(涙)
というわけで番外編です。
時間軸的には本編前ですが、主人公出てきません。
毎度のことながら、本編とは無関係という事でお願いします。


では、コメント返しさせていただきます。


 さん

いや、全部が訓練の方がきついという事はないのではないかと(汗)
第五部の時は本当にミスひとつで死ねる状況でしたし。

飛べないブタさん

いえいえ、手加減はしてます。
ちゃんと肉体的にも精神的にも耐えられるギリギリ見切ってます。
もっと酷い? ええ、その通りです(笑)

 さん

確認しましたが、創造魔法の資料持ち出しは三話で書いてます。
まあ、その日に持ち帰ったとは書いてないのですが(汗)

 さん

ええ、本当に番外編多すぎですよね。すみません。
番外編は書くの長くて一時間程度なんですが、本編は何時間かけてもなかなか出来上がらないんです。
キャラが増えるにつれ制御が難しくなり、私のキャパ超えたって事なんでしょうね(涙)

 さん

うーん、雇い主でも容赦しないというのは別にかっこよくはないかと。
それと、彼女の場合必要だからやってるという側面が強いです。

断筆で腕の磨き直しは無理ですね。
一日まったく書けないだけで能力落ちるの分かるぐらいですし。

コスモさん

早く強くならないと、というのは間違いなくありますね。
というか、あれぐらいやっても第一部でシェリス達半壊してたわけですし。

食べ物関係のリクエストは……いいネタが浮かべば、という事で(汗)

きーくーえーさん

楽しんでいただけたなら何よりです。
更新は、もうしばらくお待ちください(汗)

一度言いたかったさん

うーん、シュタゲは本当に知らないんですよね。
ゲームショップでPV見たことぐらいはあったと思いますが。

多分第三位とか風紀委員とか最大主教とかって言葉からして禁書目録だと思いますが、
こっちはひょっとすると影響は受けてるかもしれませんね。
一応新約前までは読んでましたんで。

ただ、どのみち三人とも共通項はあっても違いも多いかと。
三人とも殺害経験豊富ですし(汗)
特にシリルは設定上色々性格に歪みがあるので、某風紀委員より問題児だと思います。




番外編は比較的楽に書けるのに、本編は亀の歩みになってます。
どこか直したらどこか歪みのイタチごっこが延々続き、
挙句その間に文章全体が歪んでまた修正という状況です。
ゴールデンウイークは一応空いてるので、執筆に集中したいと思います。
毎度遅筆ですが、気長にお待ちいただけると幸いです。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。








 番外編





 とある王国の辺境に存在する密林。
 比較的穏やかな環境が多いその王国において、ここは数少ない例外だった。

 一歩足を踏み入れれば、絶えずぬかるんだ地面に潜む粘液状の魔物を警戒せねばならず、
あちこちの木陰に潜む魔物や木に擬態した魔物などへの警戒も怠れない為、休憩場所の確保も一苦労。
 また薬草に良く似た外見の毒草があちこちに生えており、迂闊に摘み取ればそれに生えた微細な棘から毒に冒され、
平均的な冒険者が肉体強化を行っても真っ当に動けるまで一時間はかかる。
 挙句、あちこちに点在する泉にはその毒草の成分が溶け込んだ物が存在し、
迂闊に飲めばこれまた動けなくなり、それを狙った魔物の餌となってしまう。

 一般人なら入るどころか、近くにも寄りたくない程の魔境。
 それでも、この密林には多くの冒険者が訪れる。
 
 理由は、奥地に存在する薬草と鉱石。
 薬草はとある重い病を治す為に必須の素材で、高く売れる。
 鉱石も他ではなかなか手に入らない強靭な金属の素材で、
高く売れるし自らの武具の素材にも使えると非常に利便性が高いのだ。

 さらに、この森は厳しい環境ではあるものの魔物の強さ自体はさしたるものではない。
 不意打ちさえ受けなければ、中堅の冒険者なら難なく対処できる相手ばかりで、
常に注意を怠らずに進んでいればそうそう不意打ちを受ける事も無いのだ。

 その為多くの冒険者が訪れるのだが――――目的を果たす人間は極少数。

 一番挑む事が多いのは少し自信を持ち始めた新人冒険者だが、
彼らの大半は注意を怠っていないつもりでも注意が足らない、
あるいは魔物の擬態を見破れるほどの観察力がなく、不意打ちに命を散らす。
    
 次に多いのは中堅の冒険者だが、こちらは新人よりはるかに生存率が高い。
 彼らの多くは新人に比べ油断はなく観察力にも優れているし、魔物に不意を打たれたとしても即死に繋がる事が少ない。
 そして経験も豊富な彼らは痛い目をみれば仕切り直しを躊躇わない為、命を散らす事はあまりないのだ。
 ただ、それでも絶えず極限の緊張を強いられる環境で奥地まで辿り着ける者は稀で、
多くはその道中の困難さに諦めて目的を果たせない。

 一番少ないのは上位に位置する冒険者だが、これは生存率トップ。
 彼らは実力的にもこの密林を踏破できるだけの能力を持っており、不意打ちを受けても対処できる者が多い。
 ただし、彼らの多くは同程度の危険でもっと稼げる仕事が他にあるので、わざわざこの森に入る者は本当に稀だ。
 
 が、何事にも例外は存在する。
 地位としては中堅でも、実力は上位と遜色ない人間なども。

「ったく、しんどい森だなぁおい!」

 苛立たしげに声を上げながら、青年は近くの木に拳を叩き込む。

 動きだけを見ると、さして強力な打撃には見えないが、その一撃は重い。
 強靭な腕力と頑強な手甲が生み出す破壊力は、中位ドラゴンの鱗さえ容易く砕く。
 そしてそれを示すかのように、青年の一撃はあっさりと巨木―――に擬態していた魔物をへし折った。
  
「はあ……これで何体目だ? この森の魔物は素材売れねえってのに……」

 がしがしと頭を掻きながら、今倒した魔物の死骸を前方に蹴飛ばす。

 それは狙いを外さず前方の木の陰に隠れていたフォレストウルフの体を砕き、
更に前方にいたクレイジーバードを叩き潰して飛んで行った。
   
 そのままぶつぶつと愚痴りながら歩き始めた青年だったが、ふと足を止める。

「…………我が意に従いし炎よ、その威を示せ《フレイムフォール》」

 溜息を吐きながら呟かれた詠唱に従い、青年の前方に炎が現れた。
 それはそのまま地面に落下し、地面に潜んでいた魔物に直撃する。
 そして粘液状の魔物は回避する間もなく焼き尽され、蒸発した。

「あー、魔力の消費が激しいぜ……他はともかく粘液系は殴ると手間かかっからなぁ」

 ぼやきながら、更に足を進める青年。

 この森に入って以来、魔力の消耗は著しかった。
 彼の戦い方の主体はその肉体と手甲を使った打撃攻撃。
 魔力を要するのは肉体強化ばかりなので、本来は魔力温存に向いている。
 
 が、先程のような粘液系の魔物は攻撃魔法を使わねば効率が悪い。
 火炎魔法ならほぼ一撃だが、打撃で死滅させるには何十発も殴らなければならないのだ。
 打撃を乱発すれば魔法攻撃よりも魔力消費は軽いが、代わりに体力の消費が馬鹿にならない。
 
 なので仕方なく攻撃魔法を使っているのだが、元々青年の魔力は豊富ではない。
 目的地までのほぼ最短距離を進んでいるにもかかわらず、
あちこちに潜む粘液系の魔物のせいで既に残り魔力は三割ほどに減っていた。

「しゃーねー。今日は寝るとすっか」

 そう呟くと、青年は周囲にあった木を拳と足で薙ぎ倒し始めた。

 まるで小枝の如くボキボキと折られていく木々。
 擬態した魔物ではない、ただの木々は盛大な破壊音と共に倒れ、彼の周囲を柵のように覆う。
 青年は木々の下に隙間がない事を確認すると、満足そうに倒木の一つに背を預けた。
  
「ま、約束は三日後だし間に合うだろ……そうすりゃあ……」

 呟きながら下品な笑みを浮かべる青年。 

 彼がこんな所に来ている理由は、とある女性との約束。
 彼女は病気の弟を治す為の薬を作りたかったが、素材が足りない。
 そして危険すぎてそれを誰も取りに行ってくれないと悲しんでいた彼女を見かねて、
青年がそれを取りに事になったのだ。

 ある、一つの条件と引き換えに。

 彼女はその条件を聞いた時即座に青年の頬を張ったが、客観的に見れば破格の条件だ。
 さして裕福でない彼女には、本来素材調達の資金は作れない。
 なので、多額の借金を前提に素材を取りに行く人間を探していたのだ。
 それでも割に合わないと引き受け手がなかったらしいので、
金は不要な青年が引き受けなければ、彼女は遠からず身売りする事になっていただろう。

 現実的に見れば、青年は最善の選択肢を与えたとも言える。

(ま、弱味につけ込んだのは事実だけどな。
あんな素晴らしいもんぶらさげて俺に弱味見せる方が悪い。うん)

 約束した女性の姿を思い出し、だらしなく笑う。

 顔は、はっきり言って標準だった。
 美人ではないが、不細工でもない。
 穏やかな表情を加味すると若干標準の上になるかもしれない、と言った程度だ。

 しかし、体のある一部だけは素晴らしかった。
 本人は大きすぎて恥ずかしいと言っていたが、男から見れば至高。
 一度揉ませてもらえるなら、その後死しても悔いはない、青年にそう思わせる程だった。
 
 約束を思いながら青年がにやけていると、

「ぐおっ!?」

 いつの間にか死角から寄ってきていた粘液状の魔物が、襲い掛かってきた。
 魔物に包まれた足が、ミシミシと不吉な音を立てる。

「ちいっ……!」

 足を振って魔物を払おうとするが、しぶとく離れない。
 かと言って炎の魔法を使えば自らの足も焼けてしまう。

「なめてんじゃねえぞ、雑魚がぁっ!」

 青年は感情の赴くまま魔物に手を突き刺し、握り潰しながら引き裂いた。
 
 粘液状の魔物の厄介な点は、潰れようが何しようが一定の大きさ以下になるまで死なないという点だ。
 だからこそ打撃ではなかなか倒せず、攻撃魔法が最高効率と言われている。

 当然青年が握り潰しても変わらず動き続けるはずだったが、

「……なに?」

 力なく足や腕から剥がれ落ちた魔物を見て、呆けた声を上げる青年。

 新たな行動パターンかと咄嗟に自分に付着した粘液を振り落すが、
そのまま身構えても魔物が再び動き出す様子はない。

「どういうこった?」

 首を傾げながら、何とはなしに先程魔物を握り潰した手を開いて見る。

 そこにあったのは、小石や枯れ木の破片などのゴミ。
 あの系統の魔物がよく体に取り込んでいる物で、別段珍しくもなんともない。 
 
 が、少しして青年はある事に気付いた。
 強靭な握力で握り潰された小石。
 その中に小さな薄赤い石があり、共に砕けている事に。

「……まさか、これが弱点なのか!?」

 画期的かもしれない発見に、思わず叫ぶ。
 
 もし自分の考えが正しければ、この赤い石こそがあの魔物の弱点。
 これが指令を出し、粘液を操っていたと考えれば動かなくなった事にも納得がいく。
 今まで発見されなかったのは、ただのゴミに紛れて、否ゴミに隠れるよう擬態しているからだろう。

 とはいえ、所詮まだ一体で根拠には乏しい。
 この魔物がたまたまそういう個体だった、という可能性もある。
 だがもし正しければ、以後粘液系の魔物の討伐は格段に楽になるだろう。
 強力な酸を持つ種族もいるので万能とはいかないが、それでも凄い発見だ。
 
 そして、この森は酸を持つ個体がいないので実験には最適の環境でもある。

「くっくっく……いいねえ、運が向いてきたじゃねえか!
確かめる為にもさっさと突き進んでやるぜぇぇぇぇっ!」 
 
 威勢よく叫び、粘液状の魔物を探しながら突き進み始める青年。
 その姿には、先程まで残っていたはずの疲労の色は微塵も見当たらない。

 ――――その後、青年の考えは正しかった事が証明される。

 ついでに彼は赤い石が入った小石にあるちょっとした特徴も見つけた為、
以後大半の粘液系の魔物の危険度は下がった。
 現在もこの知識によって冒険者だけでなく騎士や戦士も多くの人間が助けられている為、
冒険者の発見の中でも特に偉大な事の一つとされている。

 ―――――この青年の名はオーガスト・フランベル。

 後に『大いなる孤狼』と呼ばれる冒険者、その若き日の姿であった。
 
 

 
 
  
  

 

コメント

資料の件は私の思い違いみたいでしたね、すいません

若オーガストて……せめてもうちょっと本編補完的な内容を……
メインヒロイン勢がカイトと出会う直前とかどうですか(割と適当)
俗に言うあの場面の別視点、ルミナスがホーンタイガー刈ろうとしてるとことか
[2014/05/05 02:08] URL | #- [ 編集 ]


やはりスライム系統の魔物は作品によって倒しやすさの難易度がバラバラですねぇ。

追伸
今度、他の人のコメントにもありましたが、本編の別視点の話しとかいかがでしょうか。
[2014/05/05 07:58] URL | コスモ #o6.nH2Qo [ 編集 ]


どうでもいい話ばっかですね~
[2014/05/07 21:44] URL | #- [ 編集 ]


番外編は嫌いではないのですが、短すぎて物語として成立しておらず、起承転結の起の部分だけで終わってしまっているような感じがします。

それでもヒロイン勢が出てきて新しい一面でも垣間見れるとキャラの魅力で楽しむ事はできるのですが、オーガストの冒険の一幕だけ読めても読者としてはスッキリできません。

無料で読んでる自分が偉そうな事は言えないんだけど、やっぱり本編が読みたいです。本編は何回も読み直してるぐらい好きだしすごく面白いです。応援してます。
[2014/05/08 02:20] URL | ぺぺぽ #ncVW9ZjY [ 編集 ]


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