ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編7/27
というわけで番外編です。
さして珍しくはないネタだと思います。
やってるキャラは若干珍しいかもしれませんが、彼にもああいう面はあります。

では、コメント返しさせていただきます。


コスモさん

本気でやったらラムサスの方が強いです。
ただ、彫れた弱みと苦手意識がありますので基本的に彼女と相対すると戦力減ですね。

シェリスが拾っていた場合ですか……書くとなると難しいかもしれません。
経歴不明でろくに情報開示しようともしない怪しげな男に彼女が寛容に接するか、という問題もありますし。
ルミナスが拾ったからこそ、その後が上手く回ったとも言えますから。

 さん

御意見ありがとうございます。
基本、作者は男女平等―――というわけでもないですが、どちらにも傾いてないと思ってます。
どちらかというと『力が全て』な思想が入ってるかもしれません。
男女比などの関係で色々偏ってるのは間違いないと思いますが。
あまり不快感を感じさせないよう、精進したいと思います。

余談ですが、作者は男です。

 さん

ラムサスの最初の口調ですが、実はあれが公爵モードです。
普段はあんな感じの態度を取り繕っているので、ルミナス達は驚いたわけですね。

なろう投稿考えた理由は、単純に読者数と貰える意見増やしたいなと思ったからです。
まあ、確かに現在の更新ペースじゃ、いずれ忘れ去られてこっちだけに戻るのが目に見えてますね(汗)

( ̄O ̄)#あああさん

多分、現状で書ける範囲では作者にとって難しくなるので厳しいかと。
ただ、そのうち出ると思います。本編でも、番外編でも。

 さん

ローラ、海人以外でも茶目っ気は出すんですけど、海人相手の方が楽しんではいますね。
ルミナスの態度は、次回からけっこう変わると思います。
彼女はあくまで自覚がないからこそ自制できなかっただけなので。

tenさん

多くのコメントありがとうございます。
楽しんでいただけたなら何よりです。
色々なキャラを気に入っていただけたなら、作者冥利に尽きます。

第二部のあの場面ですが、ルミナスは自分が殺される可能性も覚悟してます。
海人が殺さないとは思っていませんし、あんな底知れない怪人に確実に勝てると自惚れてもいません。
ただ、両方が生き残ったら、今の関係を維持したいと思っているだけです。どのみち我儘なんですけどね。

 さん

番外編セット……本編執筆に苦戦しすぎてすっかり忘れてました。申し訳ない。
ただ、一部更新日時が本来のそれと変わってる物があり、どのみち選別に時間かかりそうです。

通信技術ですが、実は海人の悩みの種の一つだったりします。
利便性考えると用意したいところだけど、オーバーテクノロジーにも程があるわけで。
自分のメリットも大きい万年筆でさえ、長々と悩んでたわけですから。



最新話で今まで長々引き伸ばしてきたのを解放してちょっとすっきり。
しかし今度は次話をまとめるのが難しくなりました。当然ですが。
でも、それでも次話さえまとめれば使えるネタが増える……! 今まで使いたくても使えなかったネタが使える!
まだ書けねえよ! と没にしたネタが使える! というモチベーションで次話書いてます。
毎度遅筆ですが、気長にお待ちいただけると幸いです。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編を楽しみください。







 番外編



 ゲイツは、首を傾げながら地面に転がっている襲撃者達を見下ろしていた。
 その目には襲われた怒りよりも、どちらかと言えば困惑の色合いが強く出ている。

 数にして、二十三人。
 男女比は半々程度だが、装備に節操がない。
 冒険者のような軽装備を身につけた者もいれば、明らかに使いこなせていない重い鎧に身を包んだ者や、
露出の高い煽情的な衣装と双剣を装備した女、果ては普段着に鍬や鍬を装備しただけの者達もいる。

 仕事中に他者から襲撃をかけられる事は珍しくないが、ここまで節操のない構成は初めてだった。 

「あー……結局、お前ら何だったんだ?」

 愛剣の切っ先で手近にいた女の顔を器用に上げさせながら、訊ねる。

 この連中は、構成もさる事ながら襲撃方法自体も妙だった。
 
 まず、ゲイツが依頼の対象であるブルーリザードの群を壊滅させ、
全ての首と売れそうな部位を回収終わったところで煽情的な服装の女が声を掛けてきたのだが、この時点で色々とおかしかったのだ。
 
 商人が通るような比較的安全な街道ならともかく、ここは街道からかなり外れた魔物の生息域である。
 そこに露出度の高い衣装の女が現れる、という事自体珍しい事この上ない。
 一応冒険者の中には動きやすいようにあえてそんな服装を選ぶ者もいるが、女は身のこなしからして素人同然で、
ブルーリザードに襲われれば例え相手が一体でも食事になってしまう程度の力しか見受けられなかった。

 普通に考えれば色仕掛けを使い、かかったところで周囲に潜んでいる連中と共同での獲物の横取りと言ったところだが、
それをやるにはあまりにタイミングや場所が悪い。
 やるならばゲイツが荷をまとめて街道に向かいだした後、もう少し身を潜めやすい場所を選んで行うべきだ。
 街道までの通り道には襲撃には都合の良い場所が幾つかあったので、難しい話でもない。 

 そんな事を思いながらゲイツは熱っぽい表情で褒め称えてきた女から距離を取ったのだが、
その瞬間潜んでいた連中が一斉に武器を持って襲い掛かってきた。

 これも、悪手だ。
 相手が警戒しているのが分かったのなら、一度引き下がるのが正しい。
 無論諦めるのではなく、諦めたフリをして適当な場所に先回りして襲撃を仕掛けるのだ。

 何らかの事情でこの場で仕掛けるにしても、武器での直接攻撃はいただけない。
 折角魔法という便利な技術があり、味方の数があり、潜んでいる場所から距離も多少あったのだから、
一斉に魔法攻撃を叩き込むのが正しい。 
 無論その場合でも軽くあしらえただろうが、今のようにその場を動かず全てを薙ぎ払う事は出来ず、
多少なりとも体力を消耗していただろうし、時間もかかっただろう。

 これだけならまだ盗賊見習いのド素人、と思えなくもなかったが、
襲撃者の中に一人だけかなり腕の立つ男が混ざっていた。
 ゲイツからすれば大した強さではないが、中の下の冒険者ぐらいの腕はあったはずだ。
 あの男ならば、こんな杜撰を通り越して自殺行為な襲撃計画を立てるとは思えない。
 そこまで頭の弱い男なら、あのレベルに到る前に誰かに殺されているはずだ。

 なんというか、色々と理解不能な話だった。 

「か、かかか街道で見かけたあんたの装備が良さそうだったから、奪って売ろうと思ったんだよ!
強い冒険者なんだろうけど、こんだけの数揃えりゃ大丈夫だろうと思って……!」

「いやいや、ねーだろ。そこで内臓ぶちまけてんのは、そこそこの腕だったかんな。
あんな奴がいんのに、そんだけの理由でこんなしょーもねー襲撃作戦実行させるわきゃねーっての」

「あ、あいつは止めたんだよ! 分が悪いって! でも皆で大丈夫だからって押し切って……」

「……ふーん。参加者の女のどれかにでも惚れてたのかね? ま、死んだ今じゃどーせわかんねーか。
で、てめえらはこの近くの人間か? 動きが素人すぎんだが」

「うっ……」

「言いたくねーなら言わなくてもいいけどよ、このまま首刎ねんぞ?」

「ま、待って! アンサイズ村の人間だよ!」

「アンサイズ……ああ、向こうの山にある村か。生活にゃ困ってねーと思うんだが」

 記憶を探り、首を傾げる。

 アンサイズというのは大きい村ではないが、貧しい村でもなかったはずだ。
 村がある山中は魔物が少ない上に食材が豊富で飢えに縁遠く、
村で栽培されている果物の味にも定評がある為、安定した収入がある。

 少なくとも、これだけの数の人間が盗賊紛いの真似をしなければならない程困窮しているはずはなかった。

「確かに生活にゃ困ってないさ! でもね! あたしらは農作業だけで一生終えるなんてまっぴらなんだよ!」

「なるほどな――――っと!」

 ゲイツは唐突に目を鋭く細めると、背後に向かってナイフを投げた。

 その軌道上にあったのは、いつの間にか身を起こしていた一人の女の右手。
 一瞬前まで握られていた吹き矢は弾かれ、代わりにゲイツのナイフが刺さっている。

「があああああああああああっ!?」

「よーやく尻尾出しやがったなぁ?
暗殺者……つっても、さっきの体捌きとか考えっと、こういう一芸特化か?
最初の襲撃は囮、本命は気を抜いたところでの吹き矢による毒殺。なかなかえげつねえなぁ」
 
「……なぜ、分かった」

「この女があの男は止めたなんて言ってくれたもんだからな。
自分まで襲撃に付き合う程思い入れのある連中なら、そもそも全員殴り倒して止めてんだろ。
ま、状況が不自然すぎんで元々警戒はしてたんだがな」

 にやり、と不敵に笑うゲイツ。

 ゲイツがこの場で唯一斬り捨てた男の力なら、他の人間を全員叩き伏せるなど容易いはずだった。
 そして、それだけの実力がある者がゲイツの力を見抜けなかったなどとは考えにくい。
 どんなに仲が良かったとしても、襲撃に付き合ってフォローしてやろうと考えるより、
とりあえず殴り倒して別の相手を狙わせる事を選んだだろう。
 
 あの男は止めた、などという話が出た段階でまだ何か隠されているのは確定事項だった。

「くっ、忌々しい奴だ……」

「そーかい。んで、どうして俺を狙った?」

 憎悪の籠もった視線を受け流し、訊ねる。

 正直、狙われる心当たりが有りすぎて雇い主は見当がつかない。
 いつぞや専属契約の誘いを断った商人かもしれないし、
この間獲物がかち合った貴族出身の冒険者かもしれないし、
ゲイツ級の戦力がこの国にいると都合が悪いどこかの国という可能性もある。

 潰せるなら元を潰しておきたいので、訊ねないわけにはいかなかった。

「言うと思うか?」

「言った方が良いと思うぜ? 俺は吐かせる手段なんて知らねぇからな。
当然、専門家に預ける事に――――おっと」

 言葉を切り、ゲイツが女を殴って昏倒させる。
 そして自害を計ろうとした女は、力なく地面に崩れ落ちた。

「さってと……んで、お前らは本当にただのアンサイズの村人か?」

「そ、そうだよ! その女とそこの男が、協力したら一人二十万ルンやるって……」

「あー、金目当てってのはマジか……ま、いっか。
これに懲りたら旨い話にゃ気を付けな。多分この二人、成功したらお前ら殺すつもりだったぜ?」

 語りながら、昏倒させた女にアーマーシルク製の布で猿轡を噛ませ、手足を縛る。
 これならば目覚めたところで自害は出来ない。

「なっ!?」

「当たり前だろ。この手の話は先々付き合う相手じゃなきゃ、協力者も始末しとくのが無難だ。
ついでに言うと、その手の話を持ちかける奴は大概殺しをなんとも思ってねぇからな。
そこらの害虫潰すような感覚であっさり殺すぜ」

 言い終えると、ゲイツは女を転がし――――その両手足をへし折った。

 激痛に女が跳ね起きるが、猿轡に加え手足を縛られているので、芋虫のようにうごめく事しかできない。
 更には声にならない悲鳴、激痛に歪む表情、溢れる涙、あまりにも惨たらしい有様だ。 

 それを気に留めた様子もなくゲイツは再び女を昏倒させ、骨が折れた事で若干緩んだ拘束を強化していく。

「ひ、酷い……」

「……馬鹿言ってんじゃねえよ。誰かを殺そうとするってのはこういう事だ。
失敗すりゃ相手に何されたって文句は言えねえ。まして、こういう暗殺者はな」

 思わず漏れた女の言葉に顔を顰めながら、ゲイツは言葉を返す。

 やればやり返される、至極当たり前の話だ。
 それが命を奪う行為となれば、それこそ何をされても文句は言えないだろう。
 まして暗殺者ともなれば、捕らえられれば何をされてもおかしくない。
 生半可な拘束では逃げられかねないし、雇い主を突き止めねばいつ次の襲撃が来るか分からない。    

 正直ゲイツとしてもあまり好ましい行為ではないが、必要な行為であるというのは嫌になる程知っていた。

「んじゃ、最後にもう一回言っとくが、夢見んなとは言わねえが犯罪で一攫千金はやめときな。
俺みたいに見逃してくれる奴ばっかじゃねえからな」

 言い捨てると、ゲイツは荷物をまとめて立ち去っていった。
 自分の忠告が実を結ぶよう、祈りつつ。

コメント

ふむ…暗殺者ですか。考えられるのはシェリスに揺さぶりをかけようとするどこぞの貴族とかその辺りですかね?ゲイツはスカーレットの婚約者だし、シェリスは部下思いですしね。

追伸
嘘予告風なifストーリーを書いてはいかがでしょう?例えばもし海人を拾ったのはローラだったら、というかんじで。
[2015/07/27 07:42] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


作中で男性に理不尽な暴力を振るってまかり通っている女性はそこそこいますが、逆に女性に理不尽な暴力を振るってまかり通っている男性が記憶にある限りいないのが、女尊男卑に見られる原因ではないかと
ローラの人気が高いのは理不尽な暴力を振るわないという一点でルミナスを遥かに凌駕してるからではないかと。……シェリスって致命的なオマケがなきゃダントツトップかもw
[2015/07/28 00:51] URL | てぃしぃ #- [ 編集 ]


「ひ、酷い……」で大草原不可避
お前殺そうとしてたじゃねーかwww

主人公たち見てると麻痺するけど周りに強い人多いよね
[2015/07/28 22:31] URL | #- [ 編集 ]


一つ浮かんだんですが、カイトに嘘は通じない をテーマにしたのがみたいです
それに至った経緯の一部でもいいし、シェリス達にでもいくつか状況を挙げてもらってそれらを尽く看破してくような(☓◯クイズ的な)感じでもいい
[2015/07/30 06:31] URL | #- [ 編集 ]


ここ最近は言い訳ばかりで日に日に酷くなる一方なので、戒めになる様これを貼っておきますね

75話 2013-06-13
76話 2013-07-15 32日
77話 2013-08-12 28日
78話 2013-10-20 69日
79話 2013-12-30 71日
80話 2014-03-17 77日
81話 2014-08-18 154日
82話 2015-01-13 148日
83話 2015-03-03 49日
84話 2015-07-13 132日

何だかんだ言い訳しつつ先延ばししそうになった時はこれを見て執筆に励んでください><
[2015/08/02 23:44] URL | 救済の天使 #- [ 編集 ]


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