ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編。9/14
番外編です。
割と定番ネタだと思います。
時系列設定は特にないです。
それと、85話を目次に追加し忘れてたので追加しておきました。

では、コメント返しさせていただきます。


コスモさん

彼には以後相応に悩んでもらいます。
誰を選ぶのか、誰も選ばないのか、あるいは複数選ぶのか、それは今後のお楽しみということで。

バレンタインネタ、考えはするんですけど、どうにも上手くまとまらないんですよね(汗)

イオさん

楽しんでいただけたようで何よりです。
実はその箇所が第八部で一番書きたかったとこだったりします(笑)

エゾスグリさん

うーん、あの言葉遊びはいまいちでしたか(汗)
ちなみに、シリルの解説の場面にはメイベルいます。
ただ、あえて口は出さなかった感じです。

高2で厨二さん

楽しんでいただけたようで何よりです。
強敵って次元じゃないですが、ローラ以外の女性陣も頑張る予定です。

 さん

楽しんで貰えたなら何よりです。
今回の狙いとしては、肩透かし後の衝撃です(笑)
そのために前話の会話の流れとか調節してたので。

マイキーさん

楽しんでいただけたなら何よりです。
ってかローラ大人気ですね(笑)

 さん

急展開といっても、主人公あれなんで大して進展はなかったり。
ただし、必然的にこれまでとは流れが変わります。

 さん

楽しんでもらえたなら何よりです。
ヒロイン力は全員意外に高いかもしれませんね。
主人公があれだから高くても結果がどうかは不明ですが。

 さん

楽しんでもらえたなら何よりです。

 さん

御意見ありがとうございます。
確かに読みづらいのかもしれませんね。
作者としては現状ぐらいでちょっと多めぐらいなんですが(汗)
改善できないか検討してみます。

認証用キーワードについては、申し訳ありませんがご容赦を。
外すことは可能みたいなんですが、スパムとかも出やすくなるそうなので。

fujiさん

時計については時折出てます。
4話で海人がルミナス待ってる時にカナールの時計塔、70話でオーガストが懐中時計で時間確認してます。
多分、他でも出てると思いますが、確実なのはそこですね。
メインは懐中時計で、主要人物は全員持ってます。
今後 どのぐらい出すかは、当面秘密という事で。

ホセさん

仮に複数選ぶ事があっても勝負は避けられなかったりします。
なんだかんだで貪欲な連中なので、易々とは独占諦めないでしょう。

番外編でイチャイチャは……やるとすれば当面IFですね。

ローラ好きさん

楽しんでいただけたなら何よりです。
ローラに関しては仕方ないとこもあります。
無表情、思考読めない、容赦もない、そして圧倒的武力。
負の方向に勘違いされる要因がたっぷりなので。
今やってる修正で少し認識変わるかもしれません。

ロードローラさん

ジョジョにせよ東方にせよ、その能力ローラが持ってたら洒落になりませんね。
海人製の魔法すらさして役に立たなくなりますし(笑)
他のキャラじゃ当面できない事をやってのけたのは間違いないですね。

Aaaaaaさん

実のところ、ルミナスは土下座で解決できるとは思ってなかったりします。
それでも海人の性質上、許しを求めると誠意を見せる、見せ続ける以外の道はないんですよね。
物も金も興味薄く、女という手札は謝罪に使えないとルミナスにとっては八方塞がりなのです。

黒さん

御意見ありがとうございます。
素直に受け入れられないという意味では間違いなく仰る通りですね。
人間不信ついでに自分不信もあるため、特定方面限定でやたら鈍い男です。
性格上の美点という言葉が真実とも分かってますが、
あの時点ではマイナス面含めても総合的に好ましい程度の認識で、慕情レベルとは想像もしてませんでした。
ローラがあそこまでやってもまだ不安が残るぐらいです。

ただ、あの誤解を招いたのはローラの能力ではなく日頃の態度ですね。
無表情、思考読めない、部下にも容赦なしと疑われる要因が揃ってますんで。
海人の場合、吹っ切れる前は信じてもらう努力を惜しまない子供でしたから、かなり違うかと。
あと海人の誤解についてはさらにもう一つ要因があるんですが……それについては今話の修正か、
今後でやると思います。

貴重なご意見、ありがとうございました。



次話も書いてますが、並行して85話修正も進めてます。
まだ確定ではないですが、修正行うとすればおそらくラスト手前にもう一場面入ることになると思います。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。



 番外編



 刹那は、思う。
 自分の主はお人好しだ、と。

 そもそも、最初の出会いからしておかしい。
 魚と交換で塩が欲しいという要求を受け入れたのは、理解できる。
 基本属性魔法が使えない上に体も貧弱で、折角の便利な道具も秘密主義ゆえに易々と使えないというあの時の彼にとって、
創造魔法で作れない食材はまさに宝石に等しかっただろう。
 そこは、むしろ喜々として受け入れておかしくない。

 が、その後刹那に申し出た事は、お人好しという他ないだろう。

 米を見た途端意識がそれにしか向かなくなり、ふらふらと近寄ってくるずぶ濡れの女。
 それも直前まで激流の川に身を沈めて魚を乱獲し、挙句背後から岩をぶん投げられても、
ただ正気に返るだけだった化物だ。
 どこの世界にこんな危険生物相手に米を食べるかと勧める人間がいるだろうか。
 対価の方は今となっては彼にとって大した負担ではない事が分かっているが、
見ず知らずの超生物を共の食事に誘った事実には変わりがない。
 
 その後再び屋敷にやってきた時の対応も、正直甘い。
 宿泊と食事についてはやや過大だが伝言を持ってきてくれた礼と受け止められなくもないが、
あの時の海人は刹那が雫に襲われて激戦を繰り広げた事を見抜いていた。
 姉相手に全力で刃を向ける様な人間、普通は泊めたくないだろう。
 仮に女二人を野宿させる事に気が咎めたせいだとしても、多少は躊躇するはずだ。
 なのに、あの時の海人はそれを気にした素振りもなかった。
 危険に慣れているというのもあるだろうが、根が寛容なのだ。

 そしてミドガルズ鉱石発掘に誘われた時の対処も、今にして思えば甘い。
 目的は実戦における新魔法の実験だったようだが、頻度は極めて少なく刹那達の邪魔になるような動きはしない、
むしろ手出しをする時は手助けになるぐらいだったのだ。
 あれならば、本来は追加で手に入れた鉱石の三割程度を要求されても文句は言えない。
 そもそも、海人無しならば刹那達はどこにあるとも分からない鉱石を集める為、
森の中を延々探し回る羽目になっていたのだから。
 
 もっとも、刹那の気分的には授業の実験台にされた事で釣り合いは取れた、
むしろ自分にとってはマイナスではなかろうかとも思っているのだが。
 ツボ押し程度ならともかく、くすぐりは本気で地獄だったのだ。

 とはいえ、その後の雫の一件や雇用条件など諸々含めれば、やはり甘い主だと思う。
 これほどの男と巡り合えた事は、間違いなく人生の誉れだろうとも。
 
 が、それでも不満が皆無というわけではない。

「あー……刹那、機嫌直してくれんか?」

「知りません」

 宥めるように話しかける主から、ぷいっと顔を背ける。

 そう、刹那は怒っているのだ。
 いくら窘めても、懲りずに愚妹と組んで悪戯を仕掛ける主に対して。
 
 ある時は、冷蔵庫から取り出した飲み物が超激苦の青汁だった。
 ただ苦いだけでなく、口に含んだ瞬間猛烈な青臭さが広がり、しばらく匂いが鼻に残るシロモノだ。
 性質が悪いのは一見普通の緑茶で、冷蔵庫に作り置きした水出し玉露と見た目が変わらないという点である。
 おかげで朝にグラスに移して目覚まし代わりにくいっとやった瞬間、派手に噴きだした。
 横で仕掛けた二人がハイタッチしていたのが、なんとも怒りを煽ってくれたものだ。
 前日の夜に仕込んでいた海人のカレーに醤油一瓶ぶち込んでしまって台無しにした報復だったので、文句は言えなかったが。

 ある時は、紅茶用の砂糖が全て塩にすり替えられていた。
 注意深く観察していれば気付く程度の悪戯だが、
夜のうちに屋敷に点在するシュガーポットの中身を塩に変えているなど考えもしなかった為、
なかなか愉快にぶち壊された紅茶の味を味わう羽目になった。
 その時は身に覚えがなかったので、いつ引っ掛かるか賭けをしていたらしい愚妹と主をはっ倒して説教したものの、 
反省した様子が見受けられなかったので熱々な同じ味の紅茶を二人の喉に流し込んだ。
 
 そして今日だが、掃除の練習用にあてがわれた部屋が一夜でビックリルームに変わっていた。
 おかげで今の刹那はずぶぬれで顔が所々黒くなり、固まった粉が服のあちこちに付着しているというなかなかシュールな格好だ。

「だから言ったじゃないか雫。流石に練習用の部屋に悪戯仕掛けるのはまずいと」

「えー、でも、物壊さなきゃただの部屋なんでしょー?
つまり海人さんの寛大極まりない配慮がちゃんと役に立ってれば何事もなく、
役に立ってなければ今までのヌルい練習じゃ甘いってことであれぐらいは妥当だと思いまーす」

「ぐ……!?」

 雫の容赦のない物言いに、思わず呻く。

 反論は、正直難しい。
 確かに海人の仕掛けたトラップは、どれもまともに掃除できていれば発動しないものばかりだった。
 机を綺麗に磨いた時は何も発動せず、窓ガラスを罅一つなく磨いた時も同様。
 それに油断して戸棚の一部を粉砕した瞬間頭上から白い粉が噴射され、
慌てて粉を掃除しようとして床をぶち抜いた瞬間周りの床から顔めがけて黒い粉が噴射、
苛立ち紛れに噴射装置を破壊したら、天井から水が落下した。

 確かに、普通なら何事もない類の罠なのだろう。
 刹那のような破滅的家事能力の持ち主を除けば。

「まあ、確かにそうなんだが……ほら、最初に比べれば間違いなく進歩はしてるだろう?
正直、まだ五歳の子供の方がはるかにまともな掃除をするとは思うが」

「最初のは自称掃除と呼ぶ事すら冒涜的な破壊活動じゃないですか。
それが自称掃除と呼んでも冒涜的とまでは言わなくてもいいんじゃないかなーってなったぐらいですよ?」

「それでも進歩は進歩だ。部屋全壊だったのが、今や半分近く無事なんだぞ?
確かにそれでも十分おかし……刹那?」

「……知りません、どーせ拙者は家事壊滅の無能女です」

 ぷいっとそっぽを向く刹那。
 完全に拗ねてしまったらしく、声に抑揚がない。

「あー、言い方が悪かった。間違いなく進歩はしてる。
頑張ってるし、結果も出てる。うん、気を落とす必要はない」 

「……今更優しい事を仰っても無駄です」

 どうにか顔を合わせようとする回り込む海人から、再び顔を背ける。
 その柔軟性を存分に活かし、彼女の表情は海人から一切見えない。

「い、いや事実を言ってるだけだ。それに最近は料理も上達してきてるし、家事壊滅は言いすぎだ」

「……数多の食材を無駄にした挙句、未だ海人殿にも到底及びません」 

 懲りずに回り込む海人から、今度は体ごとそっぽを向く。
 しかも、今度は海人が動こうとする度逆方向に回っている。
 意地でも顔を合わせるつもりはないようだ。

 困り果てた海人が、どうしたものかと悩んでいると、

「海人さ~ん、お姉ちゃんの顔笑ってますよ~?」

「なっ、馬鹿……!」

 妹の暴露に、思わず慌てる。
 それこそが雫の言葉の真実性を証明してしまうというのに。

「刹那……ちょっとこっちを向こうか?」

「……これでも女なので、黒い粉塗れで濡れた顔など殿方にはとてもお見せできません」

「いやいや、さっき見た限り粉は結構水で流れてたぞ? むしろ濡れた髪のせいで普段より多少色気が出ていたぐらいだ」

「……まあ、拙者もいじけすぎました。今回は雫に唆されたようですし、許しましょう」

 内心脂汗を掻きつつも、上から目線な言葉でどうにか優位に立とうとする。
 無駄だとは百も承知であったが。

「それはありがたいな。ところで刹那―――私は正直者が好きだぞ?」

「申し訳ありませんでしたぁっ!」 

 振り返り、即土下座を敢行する。
 この機を逃せば、間違いなくくすぐりが待っているからだ。
 
「よろしい。ま、確かに今回は私がやりすぎた。
君が真面目に頑張ってるところに水を差すのはよくない。すまなかったな」

 ぺこり、と頭を下げる海人。

 それを見て刹那は一瞬呆気に取られ、次いで苦笑した。
 困ったように、それでいて嬉しそうに、僅かな艶を漂わせながら。 
 
 


コメント

どっちもどっちだなと思いました(小並感)
いや、見方によってはある意味イチャイチャに見えますよね。

追伸
人形やぬいぐるみネタとかいかがでしょうか?変則でマネキンや蝋人形でもアリかも。
[2015/09/14 08:21] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]

更新お疲れ様です
先ほど本編を読ませていただきましたが、リアルで変な声を出してしまいました。ええ、夜中なのに
海人が言葉遊びと勘違いしてるのはローラさんの反応から気付いたのですが、最後の最後でやってくれましたね。期待を遥かに超えることを書いてくれて私、大歓喜です。

そして、思いを自覚し前を向いたルミナス
思いを隠し、支えることを誓うセツナ
ちょっと海人さんの周りの女性素晴らし過ぎませんかね。そこ代われと言いたい。
まぁ、私なんかが行っても最初の獣に殺されておわりますけど笑

さてさて、修羅場であろう次回を楽しみにしてます。
ではでは
[2015/09/16 05:51] URL | 名無しの権兵衛 #y2a4lNMg [ 編集 ]


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