ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編。10/19
というわけで番外編です。
割と定番なネタ、だと思われます。

では、コメント返しさせていただきます。


(´-`)さん

そういっていただけると嬉しいです。
あざといって言われそうな気もしてたので(汗)

 さん

読み返していただきありがとうございます。
仰る通り、加筆部分はそこですのでご安心を。

コスモさん

絵画ネタ……ちょい厳しいかも。
作者自体さして絵画に詳しいわけではないので表現が(汗)

 さん

平均値ならもっと早く完結するかと。
ただし、ペースの落ち具合とか考慮するとえらい事になりますが。
しかも、20部で本当に収まるのか怪しい気も……が、頑張ります!

名無しの権兵衛さん

ああいう上司だからこその、あの精鋭集団です。
いっそ殺してと言いたくなる日々だったでしょうが、結果は出てます。

正確には、足を折った部下に止めを刺しに行きますので、ですね。
二度とそんな間抜けをやらかさぬよう、きっちりと処罰されます。

ホセさん

海人との相性という点ではローラがダントツですからねぇ……。
ヒロイン力が上がるのは当然かと。
ちなみに、本領はまだまだ発揮されてません。
楽しみにしていただけると幸いです。

ローラ好きさん

言われてみると、言葉が足りませんでしたね。
要は作者はそんな器用な性質ではないので、今脳内にある終わり方は変更できないというだけの話です。
当然ながら、読者の想像の範囲を狭めるような意図は全くありません。

作者の脳内にあるのがルミナスエンドであれば、最初の女性キャラなんて定番すぎと言われても変えられませんし、
ローラエンドでも超人同士のカップリングなんて安直と言われても変えられませんし、
ハーレムエンドでも主人公最低・節操なしと言われても変えられません、
もちろん他の結末でも同様、とそれだけの話です。

誰と結ばれるのか、あるいは複数と結ばれるのか、はたまた誰とも結ばれないのか、
先を楽しみにしていただければと思います。

最後の部分についての返答は、諸事情で少々答えにくいので、申し訳ないですが割愛させていただきます。



次話ですが、上手くいけば次回更新時に出せるかもしれません。
一応粗方出来上がり、細部を詰めている段階なので。
おそらく、遅くとも次の次には更新できると思います。
毎度遅筆ですが、気長にお待ちいただけると幸いです。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。



 番外編



 荒野に、うら若き乙女の悲鳴が響き渡る。

 あまりにも切実で、極めて悲痛な、助けを求める声。
 喉も張り裂けんばかりの声量で放たれたそれは、
本来美しいと思われる声を割り、聞き苦しさを生み出している。

 が、彼女の叫びを聞き届ける者など誰一人としていない。

 周囲にあるのは、動かぬ人間と物言わぬ無機物のみ。
 時折鳥系の魔物がやってくるが、彼らは彼女の近辺にやってきた途端、死骸へと早変わりしている。
 爆破魔法に巻き込まれ、あるいは目にも留まらぬ斬撃を浴び、はたまた神速の打撃で吹っ飛んでいるのだ。
 
 そして、襲撃者は変わらず健在。
 既に数十人の戦士と夥しい数の魔物を殲滅しているというのに、呼吸すら乱れていない。
 まるで何事もなかったかのように、彼女へと歩を進めていた。

 恐怖に震えながらも、彼女は待機させておいた術式を発動させる。

「炎精よ、連なりて獄を生め《フレイムプリズン》! 雷精よ、踊り狂いて蹂躙せよ《サンダーカーニバル》!」

 詠唱と共に、魔法が吹き荒れた。

 襲撃者を炎の檻が包み込み、その中を雷撃が縦横無尽に暴れ回る。
 雷撃は、中位の弱い魔物程度ならば触れた瞬間感電死する威力だ。
 そして定型を持たず、術者にも範囲内でどう暴れ回るか分からないがゆえに、回避も至難。
 よしんば回避できたとしても、そこは炎の檻の中。
 雷撃と同程度の威力の炎が、周囲をくまなく覆っている。

 大概の戦士ならば、この魔法を発動させた段階で勝利が確定する。
 それほどの魔法攻撃だったのだが、

「――――ゆえに我は求む、滅びもたらす大嵐を《ルストツイスター》」

 詠唱の完成と同時に生み出された竜巻が、全てを吹き飛ばした。
 雷撃も、炎も、まるでゴミのように大嵐に消し飛ばされてしまったのである。

 が、それは彼女も想定していた。

「地精よ、大地の力を今ここに《アースブラスト》! 風精よ、天の拳を今ここに《ストリームフィスト》!」

 待機させておいた残りの魔法を起動する。

 襲撃者の足元が硬化し、標的を吹き飛ばさんと勢いよく隆起していく。
 それを上に飛んで回避しようとする襲撃者だったが、そこに上空から突風の一撃が襲い掛かる。
 風と言えどその威力は凄まじく、大岩すらも砕ききる程だ。

 が、襲撃者は空中で軽く拳を引くと、

「はあぁっ!」

 とんでもない勢いで繰り出した拳の拳圧で、突風を打ち消した。

「……は?」

 思わず、間抜けな声が漏れる。

 使った魔法は、上位寄りの中位攻撃魔法だ。
 上位の魔物相手に止めの一撃として使える、そんな魔法である。
 人間がその拳圧で打ち消せるような威力ではない。
 名の通った武人だろうと、普通ならそのまま押し潰される。

 呆気に取られている間に、襲撃者は次の行動に移っていた。

 まず、隆起した大地に拳を叩き込み、がらがらと崩していく。
 けっこうな高さがあった上に硬化しているので、降り注ぐ地面はえげつない武器と化す。
 そこから必死で逃げ惑う標的を見下ろしながら、

「炎よ、我が意に従い炎熱の力を与えよ《メルティングヒート》」
      
 降り注ぐ大地全てを、灼熱の溶岩へと変化させた。

「いいいいぃぃぃぃやあぁぁぁぁぁあっ!?」

 本気の絶叫を上げながら、必死で逃げ惑う。

 先程までは、逃げるのは難しい程度だった。
 全てを避けきれはしないが、かする程度に被害を抑え、その衝撃もある受け流す事は一応可能だったからだ。
 攻撃を最後までしのいでも、十か所程度の打撲で澄んでいただろう。 

 が、全てが溶岩と化した今では無理だ。
 
 受け流しなどしたら、その部分が大火傷を負う。
 しかも回避に専念しようにも、あの超高温のせいで先程より大きめに避けねばならず、
最後までしのげる可能性は皆無に近かった。 
 
 防御魔法を起動させたいところだが、この極限状況でそんな事をする余裕はない。
 試みようとした瞬間、黒焦げになってしまうだろう。

 絶望的な思いを抱えながら、彼女は針の先よりも細い未来を掴む為、全ての神経を回避に向けた。














 溶岩が降り注ぎ終わった大地の横で、息を切らせながら突っ伏している女性がいた。

「ぜえ……ぜぇ……し、しのいだ……生きてるわよ私!」

 生の喜びを噛みしめながら、両手を突き上げる女性。
 生存率一割にも遠かったはずの挑戦を、どうにか乗り越えたのだ。

 が、彼女は忘れていた。
 襲撃者は相変わらず健在であるという事を。

「そうね。正直あれを全部避けきるとは思ってなかったわ」

「……えーっと、ローラ? 私、頑張ったと思うのよね。
あんな死ねと言わんばかりの攻撃の嵐を見事にしのぎきったじゃない?」

 引き攣った表情をどうにか笑顔に変え、女性―――メイベルは、背後の親友を振り返った。
 
「ええ、頑張ったわね。無駄な努力だけど」

「……そこらへん酌量して、ちょーっと軽くならない?」

「最初の切っ掛けの男爵とその私兵団、逃げる途中に山賊団三つ、
ついでに町の警備兵まで何人か差し向けられた報復を多少軽くしたところで、
普通に考えて死刑は覆らないと思うのだけど?」

 白いシャツに付着した埃を払い落しながら、冷たい言葉を返す。
 表情は無いが、その声には怒気が滲み出ている。

「ん~……男爵の持ってた剣とか、山賊たちが持ってた宝石とか、良い収獲はあったでしょ?」

 悪戯っぽく、微笑む。

 差し向けたのは事実だが、その相手は全てローラにとって益になるはずの相手でもあった。
 息子を誑かしたと怒り狂う男爵が携えていた剣は、希少金属を使った名剣。
 山賊団の頭領達が持っていた宝石は、どれもなかなか見られない大粒の物。
 
 ローラにとっての労力を考えれば、それも減刑材料になるはずだった。 

「……そうね。誰かさんのおかげで有意義な収穫が得られたのは事実だわ。
その分は軽くするべきでしょうね」

 ふ、と息を吐き拳を下ろす。
 その様子にメイベルが安堵の息を吐いた瞬間、彼女の右腕が捻り上げられた。

「あだだだだだっ!? ちょ、折れる折れる折れる!?
てか千切れる、千切れるからぁっ!?」

「――――まあ、そこで倒れてるレザリアの溜飲が下がる程度にしてあげるわ」

 地面に這いつくばりプスプスと煙を上げながらも、実姉をボコれとサインを送る妹分の要望に応えるべく、
ローラはメイベルの処罰を開始した。
 
  
 
    



 
コメント

ああ、ローラ達の昔の話ですか。また色々と過激ですね。この少し後にお嬢様に雇われたのかな?

追伸
もし海人の魔法適正が創造以外の全属性が相性抜群だったというifだったら傭兵団入りしてもおかしくなかったんだろうか?
[2015/10/19 08:22] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


>>平均値ならもっと早く完結するかと。
2%くらいは信じておきます。あと一応、前にも誰か聞いてた気がしますが、
番外編は本編執筆の阻害にはなってないんですよね?
(描こうが描くまいが影響は無い)
万が一なってるとしたら……以下略
[2015/10/20 21:20] URL | 名無し #- [ 編集 ]


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