ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
あけましておめでとうございます。
遅れましたが、皆様あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

折角の年明けなんですが、今日も更新無しです。
ただし、以降の実験も兼ねてですが、今回は没ネタ一つ披露します。
第二部冒頭候補だったものの一つです。
『続きを読む』で開きますので、興味がある方は是非読んでみてください。
調整はして無いので見苦しい点も多いかと思いますが、広い心で読んでいただけるとありがたいです。

では、恒例のコメント返しを。

ズーさん

いやー、ローラは外見からは程遠いですよ?
モンスターだらけの森に行っても平然と魔物を食料にする人間です。

  さん

さてどうでしょう? 価値を暴落させるためには表立って流通させないといけませんので。

エーテルはりねずみさん

言われてみるとそうですね。彼の若い頃だったら出会い頭に拳で語って友情を育みそうです(笑)

V.F.さん

目次への追加忘れの報告ありがとうございます。
追加しておきます。

あさりさん

和菓子美味しいですよねぇ……世の中どうして洋菓子ばっかりなんだろう(涙)

Gfessさん

サランディアの聖水に関しての話は少し後になると思います。
気長にお待ちください。
ゲイツに何があったかは……前話の交渉から察してくあげてください(笑)


では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。




 魔力判別所フォレスティア支部。
 
 とある貴族の御令嬢が勤務しているその場所を背に、一人の老人が立っていた。
 
 髪は白く、顔に刻まれた皺も深いが、肌に張りがあり、老いを感じさせない活力が宿っている。
 体の方も小柄ではあるが筋骨隆々としており、それだけを見れば三十代でも通用しそうである。
 まさに歴戦の老戦士といった風情の人物だった。

 なぜか、その老人は建物から若干離れた位置にいて微動だにしない。
 よく見れば彼の息は荒く、全身から汗が吹き出ている。
 まるで周囲に自分を一瞬で食い殺す化物が潜んでいる、そんな様子であった。
 
 しばしの硬直の末に、老人は意を決して森へと駆け出した。 

 ――――そして次の瞬間、老人の姿が消えた。

 直後、轟音と共に老人の前方にあった森の木々が、一直線上に次々にへし折られていく。
 どうやら木々は悲鳴を上げながらかっ飛んでいく小柄な物体のクッション剤にされているらしい。
 数秒の後、物体が停止し、哀れな木々の犠牲の増加が止まった。

 最後にへし折られた木の場所に、老人の姿があった。
 実に数十本の樹をへし折りながら飛ばされたというのに、彼の体から出血はない。
 が、衝撃は凄まじかったらしく、老人は小刻みに痙攣する事以外できなかった。  
 
 そこに蹴り一つでこの惨事を引き起こした絶世の美女――ローラ・クリスティアがやってきた。

「オーガスト老。逃げられるとお思いでしたか?」

 ローラは無表情に足元で痙攣している老人――オーガスト・フランベルの右足を踏みにじる。
 当然、悲鳴が上がるが彼女が気にする様子は無い。

「み、見逃しとくれい! 出来心だったんじゃ!」

「部下の尻を撫でた事はあえて見逃しましょう。あの子らの未熟も問題ですので。
ですが、シェリス様の胸を触る。これは重罪です。
しかもその後に『相変わらず平たいのう』などと言ったそうですね」

 淡々と罪状を読み上げるローラの背後から、スレンダーな美女が現れる。
 この魔力判別所に勤める貴族の御令嬢――シェリス・テオドシア・フォルンであった。

 その瞳には凄絶なまでの怒りが宿っており、気の弱い人間ならば睨むだけで殺せそうな光を放っている。

「そのあまりの暴言に憤慨なさり、今日は直々に手を下すそうです。
せめて、来世ではその色ボケが改善されている事をお祈りいたしましょう」
 
 足元に転がる老人の襟首を掴んで拾い上げ、鬼神の如き迫力を放つ令嬢の前に突き出す。

「御苦労様、ローラ。まったく、折角この間のエルガルドの襲撃の際、
仕事をサボって王都の娼館に行っていた事を見逃したというのに……本気で命が要らないんですね?」

「そ、そんなことはないぞ!? というかか弱い老人は労るべきじゃぞ!」

「世間一般では若い娼婦三十人抜きを達成した後で、すぐさまワイン三樽飲み干すような人間をか弱い老人とは言いません。
というか、どのみち先程の暴言で敬老精神とか倫理とか全てぶっ飛びましたよ♪」  

 慄くオーガストへと楽しげにシェリスは手を伸ばし――――色ボケ老人の断末魔が木霊した。


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