ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編。11/9
というわけで番外編です。
使い古されたネタ……だよなぁ(汗)

では、急ぎ足ですがコメント返しさせていただきます。


イオさん

楽しんでいただけたようで何よりです。
音楽への反応はそのうち出てくると思います。

Aaaaaaさん

楽しんでいただけたなら何よりです、
チョコレートについては、想像を楽しんでいただければ。

コスモさん

海人の心情については、想像して楽しんでいただければと思います。
まあ、以後も彼の悩みが尽きないのは確定ですが(笑)

苦手な食べ物……メインキャラが逞しすぎて、ちょい厳しいです(汗)

 さん

確かにルミナスの心情的にはキッツいでしょうねぇ。
ある意味ラスボスと隠しボス揃ってるようなもんですし。
シェリスの部下の描写はどこかで入れるつもりなので、楽しみにしていただければと思います。

 さん

86話の御指摘ありがとうございました。
いつもの調子で目次に加えてしまってミスりましたが、86話は第九部です。

楽しんでいただけたようで何よりです。
ローラの本領発揮はこれからなので、楽しみにしていただければと思います。

 さん

鈍感というのも間違ってはいません。
仰る通り特定の自己評価が低いがゆえに、それに関することだけえらい鈍感ですから。

東雲さん

御意見ありがとうございます。
やっぱりそうですよね。やった直後にその処置して、先日医者に診てもらいました。
今は違和感もほぼなくなり、どす黒いのも一部だけです。

 さん

ええ、痛かったです。
色がえぐい割には爪はビクともしてなかったのが不思議です。
流石にしばらくキーボード打つのがキッツかったですが。

 さん

海人が気づいているかはともかく、確かにそういった怯えなどはあるでしょうね。
身内を大事にするだけに、失った時のダメージも桁違いですから。

マイキーさん

ローラは逃げ道本気で潰してますからね。
強引ながらもこの上ない正攻法ですが、海人には一番効果的だったりします。

なお、作者は割と捻くれた性格してますので、展開的にそうなりそうだからといってそうなるとは限りません。
これは予想されると思ったら外したくなる性格してますので。
もちろん、それを読まれるだろうと考え、あえて真っ正直や斜め上にいく可能性も十分ありますが。
まあ、いずれにせよ先を楽しみにしていただければと思います。

 さん

ええ、第九部は騒動が起きます。
楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います。

確かに、知らないというのは残酷ですね。
シリルの場合、一応過大評価が過小評価の可能性も考えてはいますが、
それですら甘すぎる認識だとは思ってませんし。

名無しの権兵衛さん

楽しんでいただけたなら何よりです。
日々の疲れを多少なりとも忘れていただけたなら、作者としては感無量です。

個人的には三十になってもローラの魅力は衰えないんじゃないかなと思ってたり(笑)
それとすいません、本編開始から作中時間がどれぐらいかはちょっと覚えてません。
半年は経ってないと思いますが。


さて、次話ですが一応進んではいます。
先の下準備があるのでかなり手間取ってはいますが。
気長にお待ちいただけると幸いです。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。












 番外編




 とある朝、雫は鼻歌など歌いながら朝食の準備をしていた。

 準備する物は大体決まっている。
 昼以降は色々と節操が無くなるが、朝食はお定まりのメニューが多い。
 ルミナスやシリルなど客人がいる時は彼女らの要望に合わせるが、
屋敷に主従三人しかいない時は自然とそうなってしまうのだ。
 
 そのメニューは、まず熱々の炊き立て御飯。

 屋敷に備蓄されている最高の米を、美味しい水を使って朝食時間ピッタリに合わせて炊き上げる。
 単純極まりない品だが、炊き立ての米が持つ輝くような白さはうっとりする程綺麗だし、
もちもちとした食感が噛む事で悦楽を与えてくれ、更に噛めば噛むほど甘味が増していくと非の打ちどころがない。
 また、各々の御飯茶碗の底に入れておくおこげの食感と香ばしさも捨てがたいものがある。

 次に、味噌汁。

 海人の用意した出汁を使い、具材を入れて、極上の味噌を溶く。
 やはりシンプルな料理だが、さっぱりとしつつも強い芯を持つその味は、
何時間も牛肉や骨などを煮込んで作ったスープの味に勝るとも劣らない。
 更には具材も多種多様な物を入れる事が出来、定番の豆腐と油揚げなどは勿論、
季節の野菜を入れても美味しくいただける。
 なにより、炊き立ての米に最も合う汁物だというのが大きい。
 姉には怒られるが、御飯の上にじゃぶじゃぶかけて食べるのも最高に美味いのだ。
 
 そして、焼き魚。

 作り置きしてある自家製の干物、或いは裏の川で獲ってきた新鮮な川魚などを焼き上げた物だ。
 塩焼きにして醤油を添えるのが基本だが、時としてそこに山葵も添える。
 脂が程良く乗った魚を汁気たっぷりに焼き上げ、醤油をちょいとつけて御飯に乗せて食べると、堪えられない旨味だ。
 時々山葵を摘まみながら食べると、あの辛みと香りが味に変化を加え、更に口直しもしてくれるので、
ついつい追加で魚を焼いてしまう。  

 最後に、冷蔵庫に常備されている各種漬物だ。

 これは作る必要すらなくただ取り出すだけなのだが――――絶品だ。
 
 どれも塩気と酸味のバランスが見事で、米と一緒に食べても合間の口直しに食べてもいける。
 海人の世界で有名な料理店で使われていた物だそうだが、あんな絶品の漬物はヒノクニでもそうそうないはずだ。
 この大陸に住んでいた期間の方が長い自分だけでなく、姉も言っていたので間違いないだろう。 

 これらに日毎の気分でほうれん草のお浸しなどの皿を加えて、朝食は完成する。
 そして、食後にはこれまたその日の気分で和菓子なりフルーツなり、デザートも用意するのだ。
  
「ホント、豊かな生活になったもんだよねぇ……」

 魚を皿に移しながら、しみじみと呟く。

 ここに雇われるまでの生活は、本気で酷かった。
 仕事を引き受けても報酬が得られない事は日常茶飯事。
 ある時は姉の御人好しで、またある時は依頼主の家が主諸共火事で全焼して報酬無し、
またある時は受け取った直後に荷物を魔物に齧られて、そこにあった財布があっという間に消化された。
 その為主食は狩った魔物などを調理した物で、酷いと香辛料どころか塩すらない有様。
 あまりの不運に思わず流れた涙を肉の切り身にこすり付け、それで得た僅かな塩味に嬉し涙を流した事もある。
 
 寝床も、基本は野外。
 宿泊費なんて贅沢な物が手元にある事はそう多くなかったのだ。
 冬場になると厚い毛皮のある魔物を狩り、それで暖を取るのが常だった。

 そして衣服は、家を出た時に持っていた服の使い回しだ。
 頑丈で動きやすい衣服なので長持ちしていたが、徐々に数は減っていった。
 ある時は魔物の爪に裂かれ、ある時は魔物の炎に焼かれ、ある時は姉の洗濯という名の破壊活動によって、
母に作ってもらった服はその姿を消していったのだ。
  
 それに比べて、今はどうか。

 衣食住完備。
 これだけでも、望外の幸福だ。
 残り少ない服をいかに長く持ち堪えさせるか、魔物の皮で服を自作出来ないかと頭を悩ませる必要がない。
 周囲に毒持ちの魔物しかいないからといって、肉体強化で毒を無効化しながら不味い肉を食べる必要もない。
 冬場に温かそうな穴に潜り込んで、その先で熊を殴り倒す必要もない。
 ついこの間まで、自分達にとっては夢物語でしかなかった話だ。
 
 装備の支給。
 これも仕事上必要とはいえ、嬉しい事この上ない。
 戦闘で主武器が折られる事を必要以上に恐れる必要はなく、飛び道具も気兼ねなく使える。
 赤字の可能性に怯えながら仕事をする必要がないのだ。

 それら全てのグレードが考えうる最高峰とくれば、もはや天にも昇る心地だ。
 綺麗で頑丈で好きなデザインの服を好きなだけ着れて、他所では食べる事すら叶わぬ美味に舌鼓を打ち、
良い作りの個室で柔らかいベッドで温かい布団にくるまってぐーすか寝られる。
 そして仕事は最高級の装備品で、金銭的な問題は考える必要なく、実力を最大限発揮すればいい。

 これでお給料までそこそこの金額をいただけているのだから、どれだけ天国な職場だろうと思う。

(しかも、地下でやるゲームなんてここ以外じゃ絶対にないしっ!
海人さんの世界じゃ一般的な物だったって言うけど、どんだけ娯楽に溢れた世界なんだろうねぇ……)

 まだ碌に知らぬ異世界に思いを馳せ、ほぅ、と息を吐く。

 地下で海人がやらせてくれるゲームは、どれもこれも素晴らしい。
 派手で綺麗な画面、ついついのめり込んでしまう中毒性、物によっては魅力的な物語まで付いている。
 本を読んで想像を楽しむといった娯楽の、超発展系とも言うべき遊びだ。 
 
 あれが一般的というのなら、海人のいた世界はどれほど楽しい遊びに満ち溢れていたのだろうかと思ってしまう。

(そーいや、まだまだやってないのあるけど、いずれソフトはなくなるよね。
となると、海人さんにおねだりして新しいのを作ってもらう……うーん)

 漆塗りのプレートの上に皿を乗せながら、頭を悩ませる。

 海人が用意したソフトはまだまだ残っているが、いずれは尽きるだろう。
 その時一度やったソフトをやり直して満足出来るかと言われれば、答えは否。
 新しい物がやりたくてたまらなくなるのが目に見えている。

 が、海人に作ってもらうというのは流石に気が引けた。  

 本人は平然としているが、あれで忙しい身の上だ。
 頼めば刹那が止めても二つ返事で引き受けてくれそうだが、やはり好ましい話ではない。
 
 それでも新しいソフトは絶対に欲しくなる。
 最悪、禁断症状が出かねない程に。

 となれば、選べる道は唯一つ。

「……海人さんに習って、あたしがゲームを作る、かな。
基礎覚えるのは時間かかるだろうけど、そこを越えれば大丈夫だろうし。
あっちの知識だから教えてもらえるかは微妙だけど、
受け入れてもらえれば海人さんなんだかんだで教えるの好きみたいだし……うん、試す価値はある!」

 全ての料理を並べ終えると、雫は名案とばかりに手を叩いた。

 善は急げとばかりに全てのプレートを配膳台に乗せ、厨房を後にする。
 朝食を食べながら海人にお願いしてみよう、そう考えて。
 
 結果から言えば、このお願いは受け入れられる。
 雫は思わず海人に抱きついてしまう程、喜んだ。
 彼が妙に居心地悪げにしている事には気付かず。

 ―――――そして朝食後、雫は現実を知る事となる。

 雫が求めるレベルのソフトを一つ作るのにどれほどの知識と技術が必要になるのか、
海人謹製の製作ツールを使って尚多大な労力を要するその凄まじさを。
 仮に作れるようになったとしても、雫ではどう考えても遊ぶ時間より作成時間の方が圧倒的に長くなることを。

 なにより、そんな物を研究の片手間で作ってしまえるという自分の主。
 その化物ぶりを、雫は骨の髄まで思い知らされることとなるのだった。   



  




 
コメント

恵まれている職場ですね、羨ましくなるくらいに(笑)
まあ、こんな職場で頑張らなければ嘘ですよね。

追伸
今度、ルミナス視点での海人の家での一日とかいかがでしょう?
[2015/11/09 07:55] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]

更新お疲れ様です
海人作成のソフトを使ったとしてもゲーム作成は困難でしょうね。海人は自身の能力を踏まえた上で製作ソフトを作ってるでしょうし

質問に回答頂きありがとうございます。まだ半年経ってなかったのですね。そこで新たな疑問が生じたのですが、半年近く経って、未だに誕生日を過ぎた人物がいないということです。この世界では誕生日という概念がないだけかもしれませんが。
まぁ、海人がとある二人の女性の誕生日をいつもの笑顔で祝おうものなら締め落とされそうですが、年齢的に(笑)
[2015/11/14 04:39] URL | 名無しの権兵衛 #y2a4lNMg [ 編集 ]


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