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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄89
 応接間に通されたアンリは、少しだけ緊張を解いていた。

 というのも、どうやらこの屋敷の主は人格者に分類されそうだと判断できたからだ。
 先程、ルミナスの案内に先んじて念の為シリルが屋敷の主に面会の意を伝えに行ってくれたのだが、
その際この応接間に通すよう言われたそうなのである。

 覚悟なしにあのペットを目の当たりにしてしまっては、落ち着く時間があった方が良いだろうと。
 そう言ってシリルに茶菓子や紅茶の使用許可を与えた上で、案内を頼んだという。
 
 突然の訪問客にも機嫌を損ねる事無く、それだけの気遣いが出来る人間ならば人格者と言って差し支えないだろう。
 二人にその見解を伝えたら困ったような笑顔を浮かべられたが、否定しなかった事からして外れてはいないようだ。

 ならば、過度に恐れる必要はない。
 余程馬鹿な事をしない限り、プチドラゴンを従える圧倒的な戦闘力が向けられる事は無いだろう。
 改めて呼吸を整え、気分を入れ替える為、目の前のチョコレートを口に運ぶ。 

「……美味しっ!? ちょっ、このチョコレート凄すぎません!?
ってか出すもん間違えたんじゃないですか!?」

 茶菓子を出してくれたシリルに、慌てて視線を向ける。

 今食べたチョコレートは、明らかに高級品、それも超の付くそれだ。
 口に含んだ瞬間、鼻に甘くほんのりとした香ばしさのある香りが抜けていく。
 舌に乗った瞬間、適度に気分を引き締める苦味が広がり、ついでそれを蕩かすように心地良い甘味が広がっていく。
 舌で押し潰してみると、それらの味わいが一際鮮烈になり、儚くも消えていく。
 そして飲みこんだ後に残るのは、旋風の如く吹き抜けていった美味の余韻。
 あっという間に食べてしまったのを勿体無く思うあまり、思わず浸ってしまう。

 少なくとも、突然の訪問客に出されるような代物ではない。
「間違ってませんから安心なさいませ。まあ、驚くのも無理はないと思いますが」

「むう……これだけの物を作るには、腕もさる事ながら良い材料が不可欠っす。
この国で用意できる伝手となるとカナールの長老達か、フォルン公爵令嬢とその直轄……つくづく大物っぽいっすねぇ」

 表情を引き締め、ルミナスが淹れてくれた紅茶を口に含む。

 ――――そして、絶句した。

 先程の味の余韻が綺麗に流されていく、それはいい。
 紅茶ならば当然のことであり、むしろ流れなければ問題だ。

 が、この紅茶は苦味がまったくと言っていいほど口に残らない。
 通常、紅茶はそこそこの上物であっても苦味が残りやすい物だというのに。
 残るのはほのかな甘さだけであり、それもすぐに消えていく。
 それでいて、甘い香りが鼻孔を長くくすぐり続けるのだ。

 慌ててルミナスに視線を向けると、

「この茶葉も間違っちゃいないから安心しなさい。
基本的にあいつは敵以外には懐広いっつーか、気前良いのよ」

「うーん、気前良いにも限度があると思うんっすけどねぇ……」

 うーむ、と考え込んでいると、ノックと共に部屋のドアが開いた。
 
「――――お待たせして申し訳ない。この屋敷の主、天地海人……この国式にはカイト・テンチだ」

 アンリの向かいに立ち、優雅に一礼する海人。
 何気ない仕草だが、その動きにはかなりの気品が漂っている。

 そんな彼の礼に応えるように、アンリは立ち上がり礼を返す。

「エアウォリアーズ第二部隊隊長、アンリエッタ・マーキュレイと申します。
突然の訪問にもかかわらず歓待していただき、感謝の言葉もございません」
  
「ふむ……なに、そう固くなる必要はない。言葉も崩していただいて結構だ」

 言いながら海人はアンリに席を促し、自らも腰を落とした。

「……では、御言葉に甘えまして。美味しい茶菓子と紅茶、ありがとうございますっす」

「常備している物だから気にしなくていい。それで、今日は絵の件で話があると聞いたが?」

「ええ。同僚が五千ルンで売ってもらったらしい、あの素晴らしい木炭画っす。
どうも他の絵を売ってもらうのは難しいみたいっすけど、作者の人柄知るだけでも楽しみが増えるんで、
よろしければ少しお話したいんっすけど」

「なるほど……話に付き合う程度構わんが、条件付きなら絵も売らん事は無いぞ?」

「マジっすか!?」

「うむ。まずこれ以上私が作者という情報が広がらないようにしてもらいたい。
さしあたっては、エアウォリアーズの人間への口止めだな」

「……あー、なるほど、必要以上に目立ちたくない人っすか。分かったっす。
きっちりかっちり全員に緘口令敷いとくっす。他の条件は?」

 海人の性格を読み、アンリはあっさりと引き受ける。

 安請け合いというわけではない。
 情報操作において、アンリの能力は卓越している。
 まして自分の所属する団であれば、緘口令など造作もないし、
現状知っているのはこの場の人間とケルヴィン達のみ。
 今行っている仕事の片手間でも、一切問題なく完遂できる作業でしかないのだ。
 
 そんなアンリの表情に宿る自負を見て、海人は満足そうに頷き話を続ける。  

「これは条件というよりは前提だが、まず私は本職の画家ではない。
ゆえに気が向いた時にしか描かないんだが……それも先客があってな。
原則描いたらそちらに卸す事になっている」  

「その条件を潜るとなると……注文は受けてくれるって事っすか?」

「流石に察しが良いな。その通り、注文ならば一応受け付けよう。
その場合、出来れば題材などもある程度は指定してくれると助かるな。
ただ、これでも色々と忙しい身でな。売れるのは一年に一枚が限度と思ってくれ」

「自分も財布にそんな余裕ないんで、ペースとしては十分すぎるっすよ。
ちなみに、代金はいかほどっすか?」

「ああ、それは現物を見た時にそちらが決めてくれ。
ま、絵の出来に相応しい価格であれば文句は言わんよ」

「それは勿論。むしろ無理言う分上乗せさせていただくっすよ。
ちなみに、水彩画とか油絵の注文も可能っすか?」

「ああ。一応サンプルとして幾つか持ってきてある――――雫」

 言いながら、海人は指で雫に合図した。

 雫は恭しく頷くと、自身の背後に置いておいた二枚の絵画の布を外す。
 そして一緒に持って来ていた簡易式の立てかけ台を使い、アンリの正面に並べた。

「……これはこれは……予想以上に凄いっすね。
水彩画は淡く幻想的、油絵は力強く情熱的……画材の特色を存分に活かしきってるっす。
木炭画の寂寥感と存在感が同居した感じも良かったっすけど、こっちも捨てがたいっすね。
ちなみに、これらはその先客さんに売る予定で?」

「いや、練習用に描いただけなんで売るつもりはない。
売るからにはもっとしっかり練って描かねばな」

 探るようなアンリの言葉に、さらっと答える。

 今アンリに見せた絵は、あくまでも練習用。
 どれだけ自分の思い通りに筆を動かせるか、どれぐらい力加減を調節すれば思い通りに動かせるかを試す為に描き上げただけの物だ。
 題材も一般的な風景画であり、売り物にするのであれば不十分。
 海人にとってはそんな絵だった。

 が、アンリは驚きのあまり目を見開いていた。
 
「これで不満なんすか!? いや、確かによく見りゃ瑕疵もあるっすけど……微々たるものっすよ?
いや、勿論こっちとしちゃより良い物が手に入るに越した事は無いんっすけど……」

「確かに出来自体はそう悪くないと思うがな……ま、神経質な人間の馬鹿なこだわりとでも思ってくれ。
ああ、もし決まっているなら今この場で注文してくれても構わんぞ」

「いや、無理っすよ。ってか、これ見たら何頼むかまた悩ましさが増したっす……」

 絵を見比べながら、唸る。

 アンリの好みという点では水彩画なのだが、油絵や木炭画も捨てがたい。
 どれもそれぞれまるで違った個性があり、質自体はほぼ同格というのが悩みどころである。
 今の気持ちは水彩画に傾いているが、明日になれば油絵に傾いていも何ら不思議はない、そんな印象なのだ。
 
 とはいえ年に一枚という事であれば種類を揃えたいところなので、木炭画は除外できる。
 手持ちの物はこれらに比べると質が落ちるが、次を待てるぐらいの出来ではあるのだ。

 ゆえに二択までは絞れるのだが、どちらにするかは非常に難しい。
 ましてこれで練習作と言っているのだから、この先どう進化するか分からず更に判断が難しくなる。

「ま、存分に悩んでくれ。注文自体はいつでも受け付けるからな」

「そうさせてもらうっす。んじゃ、当初の目的通り色々伺っていいっすかね?
やっぱり作者さんの人柄とか思想は知っときたいんで」

「話せん事も多々あるが、それでも良ければなんなりと」

 自身の言葉を証明するように、海人は軽く紅茶で喉を湿らせた。





















 一時間後、アンリはこの屋敷を訪れた時とは別の意味で戦慄していた。

 先程から海人と会話を続けているのだが、話題がまったく途切れない。
 どんな話題を振っても、事もなげに深い知識を土台にした反応が返ってくる。
 魔法学、数学、薬学、歴史学、果ては経営学や農学や哲学など、すべて例外なくだ。
 
 それも、ただ知っているだけではない。
 理解して自分の血肉に変えるばかりか、更なる発展を行っている気配がある。
 ルミナス達との約束がある為、一般的な話題しか持ち出せていないが、
それでも時折奥に潜む深遠な知識の片鱗が感じられるのだ。
 それとなく、それを見せぬようにしている気配も。
 
 正直、許されるのであればもっと突っ込んだ話をしたい。
 この男の底がどこまで深いのか、探ってみたい。
 知識に自信のある自分でさえ遠く及ばぬであろうその深みに触れてみたい。

 が、それはルミナスとシリルの逆鱗に触れかねない行為だ。
 それどころか、最悪海人の背後にいる護衛二人と海人本人にまで敵視されかねない。
 ルミナスとシリルと同格以上と思わしき超人ばかりか、プチドラゴンとそれを屈服させた化物が敵に回る。
 想像するだけで背筋が凍る、極大のリスクだ。

 いかに人格者らしき青年とはいえ――――否、だからこそ万一怒らせた時は洒落にならない。
 この先絵画の注文などで会う機会はあるはずなのだから、焦って事を進めるべきではないだろう。
 正直、この貧弱そうな青年がいかにしてプチドラゴンを従えたのかなど興味は尽きないのだが、
当面は忘れておくのが最善だ。

 とはいえ、落胆は少ない。
 アンリが最も確認したかったことは、確かめられたからだ。

(ま……人格的にもルミナスさんが惚れ、シリルさんが認めたってのも頷ける相手っすね。
これなら、余計な忠告をする必要はないっしょ。それに準備も無駄にならずに済んだ、と)

「アンリ女士、どうかしたかね?」

 僅かながら急に笑みを深めたアンリに、海人が怪訝そうな視線を向ける。
 彼女はそれに対し軽く手を振った。 

「や、なんでもないっす。さて、色々とお話ありがとうございました。
あんまり長居するのもあれなんで、そろそろ……」

 立ち上がろうとした瞬間、くうう~、という音が鳴った。
 自然、音源に向かって視線が集中する。  

「ふむ……昼食はまだなのかね?」

「……お恥ずかしながら。ちょいと野暮用で動き回ってたもんで、食う暇がなかったんっすよ」

 頬を赤らめ、居心地悪げに頭を掻く。

「雫、厨房からなにか軽食を持ってきてくれ」

「了解で~す」

「い、いえそんな流石にそこまで厚かましい事は……」

「遠慮はいらん。空腹の客をそのまま帰すなど、私の沽券に係わる。
すまないが、物が来るまでは茶で紛らわしてくれ」

 立ち上がろうとするアンリを制し、海人は彼女のカップに新たな紅茶を注いだ。
 そこまでされては遠慮して帰る事も出来ず、アンリはソファーに腰かけ直す事にした。

「ほいほいお待たせしました~」

「……これ、米じゃないっすか?」

「そうだな。ちなみに、具材は何を入れた?」

「こっちの大陸の人の口にも合いやすい、ツナマヨと鳥そぼろ、あとはちょっとさっぱり目に高菜です」

「……こりゃ美味いっすね! こっちの鳥とか魚も良いっすけど、この野菜が特に良いっす!
野菜なのに旨味が濃くて、でも野菜だからさっぱりしてて、唐辛子の辛さが良いアクセントになってて!
外に巻いてある黒いのもほんのり香ばしくていい香りっす!」

 雫手製のおにぎりを、アンリは美味しそうに平らげていく。
 彼女の食べる速度は早いが、がっついている印象はなく、どこか気品が漂っている。
    
 程なくして、彼女の為に用意されたおにぎりが全て無くなった。

「いや~、満喫させてもらったっす! あれっすね、シンプルだけどサンドイッチとかよりよっぽど食べた!
って気がするお料理っすね! 米自体凄い美味かったですし……う~む……このお米の仕入れ先って教えていただけるっすか?」

「それは出来んが、米自体はこの国で栽培が始まっているぞ?」

 アンリの頼みをにべもなく断りつつも、別の道を示す。

 この米は創造魔法で作られた、海人の世界の米。
 当然生産農家などこの世界に存在しないし、創造魔法の事を話すつもりもない。
 
 が、単に米が欲しいのであればこの国でも栽培が始まっている。
 
 まだ流通量は多くないが、質はなかなか良い物だ。
 顔の広そうなアンリによって評判が広がれば、遠からず生産量も増え、この国の経済活性にも繋がる。
 
 そう思っての提案だったが、アンリは首をゆっくりと横に振った。
 
「それは知ってるっす。実は米をうちの団の非常食として導入しようって話が持ち上がってるんっすけど、
やっぱ馴染みが薄い食材っすから小麦の方が良いって意見が根強いんっすよ。
候補の仕入れ先の味じゃ覆すの厳しそうなんっすけど、こんだけ上質の米ならやれるかと思いましてね」

「いやいや、最初に美味い物に慣らしたら後で難儀しないか?」

 アンリの言葉に、海人は苦言を呈した。

 人間とは、慣れる生物だ。
 一度美味い物に慣れてしまうと、なかなか下の物に戻れない。
 この米で米の素晴らしさを教え込んでしまうと、どう考えても後が大変になる。
 不満が出やすくなるだろうし、かといってそれを抑えようとすると今度は調達費用が高くなるはずだ。

「それももっともなんすけど、まずは米の味を認めさせるべきってのが自分の意見っす。
米って食材そのものに否定的な連中も多いもんで。
団長と副団長が推進派なんで、今のところ推進派優勢ではあるんっすけどね」

「なるほど……とはいえ、これの仕入れ先の規模は極めて小さい。
仮に教えたところでさしたる量は用意出来んよ」

「そうなんすか……んじゃ、ちょっとだけ分けてもらう事は出来るっすか?
米自体が駄目とかほざいてる何人かの部下達に食わせてみたいんすけど」

「ふむ……十人前程度なら分けよう。
そこまで言われてるのであれば、認めさせたくなってしまう」

「ありがとうございますっす。じゃ、代金にこれどうぞ。
正直多いと思うっすけど、余った分は絵の注文についてのお礼として受け取って下さいっす」

 言いながら、アンリは札束を海人の前に置いた。
 そこそこの厚さがあり、少なく見積もっても百万ルンはありそうだ。 

「……それにしても多すぎると思うがな。ま、厚意を無にするのも無粋か。
ありがたく受け取っておこう。雫、すまないが米を持って来てくれ」

 苦笑しながら札束を懐にしまうと、海人は雫に再び指示を出した。 




















 午前の執務を終えたシェリスは、屋敷の庭で優雅に休憩時間を楽しんでいた。

 周囲を見渡せば手入れの行き届いた美しい花々が目を楽しませ、
軽く伸びをすれば、清浄な空気が体の隅々まで行き渡る。 

 そうしてのんびりしているだけで心も体も休まるが、
その効果を更に高めているのが、目の前の紅茶と茶菓子だ。

 紅茶は、味わい慣れた茶葉と水による物。
 一口味わえば気高く優雅な香りが鼻に抜け、甘くも程良い苦味のある味わいが口に広がる。
 良い茶葉の持ち味を、それに合った水が見事に引き出した結果だ。

 とはいえ、いくら良い紅茶でも続けて飲めば飽きが来る。

 それを防ぐ為にあるのが、スカーレット謹製のクッキーだ。
 濃厚かつ甘いその味わいはなんとも紅茶と良く合い、新たな刺激を与えてくれる。
 クッキーの強い後味が紅茶で流されるのは、もはや快感に近い感覚だ。 
 
 が、紅茶とクッキーを交互に食べていても、やはり飽きは来る。
 
 その為の更なる対策が、クッキーとは別の更に盛られた柑橘系の果物だ。
 海人に卸してもらったそれらは、どれもが超高品質で非常に美味い。
 それ自体も素晴らしいが、今この場で一番重要な効果は味のリセットだ。
 
 クッキーを食べ紅茶を飲み、最後に果物を味わうと、見事に舌がリセットされる。
 一応果物の後味は残るが、さらに紅茶を一口飲めば消えてしまう程度の物。
 更に果物の種類も四種類ほど用意されているので、味の種類も豊富。
 ゆえに、これがあるとなかなか飽きが来ない。

 それでもいずれ飽きは来るのだろうが――――さして長くない休憩時間程度なら、十分に持ち堪えられる。 

 激務の間の心安らぐ至福の一時。
 シェリスがそれを満喫していると、

「っだあああああああああああああっ! もう限界! やるよ! ナンシー、チェルシー!」

「だね! 書類も一通り終わったし! 問題無し無し!」

「そうだそうだ! 来客の予定もなく今は総隊長も不在! ここでやらなきゃいつやるか!」

 凄まじくテンションの高い三人の声が、静寂をぶち壊した。

 三人共にそれぞれ楽器を持ち、庭に躍り出ている。
 シェリスが視線を向けると、彼女らは既に楽器の調子を確かめ始めていた。
 一応主に一礼する程度の理性は残っているようだが、意識は完全に楽器に向いている。

 これだけなら、シェリスも放置してやれた。

 この三人、筋金入りの音楽狂なのだが、ここ何日かほとんど演奏をしていない。
 仕事が忙しいのもあるが、いいかげん少しは我慢を身につけるべきとローラに制限をかけられたのだ。
 あくまで制限で以前とは違い完全に禁じられたわけではないのだが、
それでも三人にとっては食事するな、水も飲むなと言われるよりも過酷な話らしいので、
今日ぐらいは目こぼしをしてもいい、そう思っていたのだ。

 が、持っている楽器が非常にまずかった。

 よりにもよって、各々が一番得意な楽器を持っている。
 三人共あらゆる楽器を使いこなす事が可能で、普段は状況に応じて色々な物を使うのに、だ。
 大概の場合は放置して大丈夫なのだが、全員が得意楽器を持っている時だけはまずい。
 しかも今日の様子からすると全力で演奏をする事間違いなしだ。
 放置すれば、傍迷惑この上ない演奏が始まってしまう。 
 
 危機感に駆られたシェリスが立ち上がりかけた瞬間、屋敷に繋がるドアからシャロンが飛び出してきた。
 
「待ってください先輩方ぁぁぁっ! 今演奏されると他の皆の業務に支障が出ます!
どうか! どうか自重してくださいぃぃぃっ!」

『無理!』

 半泣きで縋りつこうとする後輩を三人揃って華麗に回避する。
 その間も楽器の調整の手を止めていない。

「せ、せめて遮音魔法を! 屋敷内に響かせるのだけはやめてください!
それでも駄目なら楽器を取り換えるとか! お願いですからそのままの演奏だけは絶対にやめてくださいぃぃぃっ!」

『やだ! 今日は思いっきり演奏する!』

 再度飛び掛かりながら懇願するシャロンをいなしつつ、調整を終える三人。 

 もはや猶予なし、とシェリスは三人に向かってナイフを投擲するが、
三人はナイフを見る事すらなくそれぞれ半身になり、首を小さく傾け、
軽くジャンプする事で回避してしまう。

 ――――が、対処される事はシェリスも予測済み。

 ナイフへの対処で僅かに動きが硬直した隙に、間合いを詰める。
 瞬く間に三人に肉薄したシェリスは、一番手近にいたショートカットの女性に拳を放つ。

「ありゃ、やっぱり動き鋭くなりましたねっ、と」

 軽い声と共にショートカットの女性は拳を回避し、投げを放った。
 片手の動きと重心移動だけで放たれたそれは、主を容赦なく地面に叩き付ける。

「くうっ……相変わらず無駄に器用な……!」

『我ら脆弱なれど、音楽に魂を捧げし者!
ゆえに、何人たりとも我らの演奏を妨げる事あたわず!』

 三人で声をハモらせつつ、楽器を構える。

 慌ててシャロンが再度飛びかかるも、それすら受け流す。
 シェリスが跳ね起きて自爆覚悟の最速突撃を敢行するが、それすらも避ける。

 そしてついに、演奏が始まった。

 最初に鳴り始めたのは、ショートカットの女性――――タチアナ・コグラストが叩く小鼓。
 小さくも良く響くそれが、ドンドンと骨の髄を揺さぶるようなリズムを響かせる。

 ついで鳴り始めるのは、ロングストレートの女性――――ナンシー・コグラストが弾く竪琴。  
 しっとりと、どこか物悲しくも強い情感を持つ音色が、魂の芯まで響き渡る。

 最後に鳴り始めたのは、ポニーテールの女性――――チェルシー・コグラストが吹く横笛。
 高く、鋭く、それでいて柔らかい音色が、場を包み込む。
    
 初めはゆったりと始まった演奏は、徐々にそのテンポを上げていく。
 力強く、情熱的な、それでいてどこか優しい音色。
 そのあまりに魅力的な旋律は聞く者全ての心を揺さぶり、気分を盛り上げていく。
 
 そしてそれは――――屋敷内で仕事をしている者達でさえ、例外ではない。

 パン、とどこかでリズムに合わせた手拍子が鳴る。
 それに釣られたかのように、またどこかで手拍子が鳴る。
 そうして手拍子の数はみるみる増えていき、屋敷を揺るがす大音量と化した。

(やっぱりこうなったぁぁぁぁっ!? ど、どうにか止めないと!)

 自身もリズムに乗って手拍子しながら、思いっきり焦るシェリス。

 一度こうなってしまえば、なかなか止まらない。
 曲が途切れるまで、駄目と頭で分かっていてもノッてしまう魔性の演奏が続く。
 緊迫した状況下なら流石に誘惑を無視できるが、平時の精神では非常に難しい。
 ついつい、旋律に浸った分は後で頑張って取り返そうと思ってしまうのだ。
 
 幸いにして一曲一曲はそう長くないので取り押さえる機会自体は多いが、
この三人の戦闘力を考えると成功確率は低すぎる。

 それでも、やるしかない。
 シェリスはそう決意し、止められぬ手を呪わしく思いながら好機を待った。

 やがて一曲が終わり、三人の手が止まる。

 すかさずシェリスが三人を止めるべく駆け出そうとした瞬間、その足がピタリと止まった。

『では次の曲……!』

「自分達への鎮魂歌ならば、思う存分歌いなさい」

 静かでやや低い美声が、三人の耳朶を打つ。
 聞き覚えがありすぎるその声に振り向くと、予想通り美貌の化物がいた。

『ぴっ……!?』

「ロ、ローラ、よく帰って来てくれたわ!」

「思いのほか早く収獲が得られましたので。
さて、それはそれとして―――――三馬鹿娘」

 主に恭しく頭を下げると、ローラは冷たい視線を三人に向ける。
 特段殺気を放っているわけではないが、向けられた三人の反応は劇的だった。

『はいいいいいっ!』

 ハモりながら、ビシッと背筋を伸ばす。
 あまりにも伸ばしすぎて、まるで三本の棒のようである。

「どうしても演奏がしたいなら、しばらくは仕事が終わった後、
屋敷から離れたどこかの森の中でやりなさい、そう言ったはずだけど?」

「そ、その。やはり仕事後に遠出して演奏すると翌日に差し支えますし……」

「森に行くと魔物が寄ってきて色々問題ありますし……」

「なによりやっぱり観客がいた方が楽しいですし……」

 三姉妹は口々にどうにか弁解しようとするが、最後の一人―――チェルシーが致命的に口を滑らせた。
 慌ててタチアナとナンシーが口を抑えるも、時すでに遅し。

「なるほど、その為ならば命を捨てる事も厭わない、と。
素晴らしい覚悟ね――――それに免じて、苦しむ暇は与えずにすませてあげるわ」

『すいませんでした! お許しくださいぃぃぃぃぃっ!!』

 ずざっ、と一斉に見事な土下座を披露する。
 地面に額をこすり付け、ガタガタと震える様は非常に哀れみを誘う。

「……シェリス様、何曲やりましたか?」

「まだ一曲だけよ。一応」

「左様ですか。先程のは『焔の恋』でしたから、四分弱……そういう事であれば、今日は仕事の追加だけで許しましょう。
今日から一週間、メイベルが担当している書類の三割を貴女達で処理を行うように」 

 ローラが下した処断に、三姉妹の顔が輝く。

 どういうわけかここ数日仕事量が増えている同僚の書類の三割の処理を一週間追加はキツいが、
ローラの下した罰としては奇跡的なまでに軽い。
 それに加え、一週間連続の組手で根性を叩き直すぐらいはされても不思議はなかったのだ。
  
 安堵した彼女らに、ローラは静かに言葉を付け加えた。
  
「ただし―――次、大きな仕事がある時は負担を倍加させるから覚悟なさい。
分かったら、さっさと仕事に向かうように」

『は、はいっ! かしこまりましたぁっ!』  

 勢いよく頭を下げると、三人は揃って屋敷の中へと駆け出した。
 その背中が消えるのを見届け、シェリスが口を開く。

「……さっき、収穫があったって言ったわよね?」

「はい。あの件について追加情報がございました。
目的地がこの国であれば、一波乱は確定したと思ってよろしいかと」

「構成人員が判明したって事かしら?」

「一部ではありますが、その通りです。内約はこちらに」

 ポケットに入れていた紙片を、シェリスに手渡す。

 それを広げてみたシェリスは、思わず目を見開いた。
 意外な名前が載っていた、というわけではない。
 出来れば載っていてほしくなかった名前が幾つかあったのだ。 

 これだけで一波乱確定、そう言って問題ないような名前が。

「……これ、断定して問題ないと思うんだけど?」

「場所を特定できているとは限りません。エアウォリアーズもダミーの居住国を複数用意しているようですから、
ただの通過点という可能性もなくはないでしょう」

「……いずれにせよ、最悪を想定して迅速に動くべきでしょうね。
シャロン、カナール滞在中のケルヴィン・マクギネスの所に伝令を。
アンリエッタ・マーキュレイと接触したい旨を伝えて。彼女のしているであろう事への協力の意思も。
それと今から手紙を書くから、カイトさんの所にも一人お願い」

 数瞬考えた後、シェリスは今後の動きを決めた。

 アンリがカナールに現れた事は、既に報告を受けている。
 状況からして、彼女もシェリスと同じ危惧を抱いて動いているのだろう。
 そうであれば協力した方が同士討ちの危険を減らせるし、最良の結果を導ける可能性が高くなる。
 問題はひっきりなしに動き回っているらしいアンリの居所が掴み辛い事だが、
同僚であるケルヴィン達なら接触手段を持っている可能性が高い。
  
 本音を言えば海人から正式な協力を求められた後で動きたいところだが、
その場合もしアンリとの接触に時間がかかれば対応が後手に回りかねない。
 一応昨日その時は協力を頼むと言われたので、それで良しとすべきだろう。
 幸いにして海人は義理堅く、シェリスが勝手にやった事などと恩を感じない事はありえない。

 ゆえに、最善の手を迷いなく打つ事が出来た。

「かしこまりました!」

 鋭い口調で下された指示に返事を返すと、シャロンは素早く屋敷に入っていった。

「どうやら、忙しくなりそうね。ところで、次大きな仕事がある時って……」

「今回になる可能性は非常に高いかと」

「……四分弱思う存分演奏を楽しんだのと引き換えに、書類の激増と大波乱のど真ん中への突撃、か。
割に合わないわねぇ……」

「それぐらいでなければ、懲りませんので」

 部下達を哀れむ主に、ローラは非情な言葉で答えた。











 
 
 



 グランベルズ帝国内の、とある平原。
 そのど真ん中を、一台の荷馬車が全速力で駆け抜けていた。

 背後には、執拗に後を追うグレイウルフの群れ。
 総数実に二十匹以上のそれに追いつかれれば、多くの食材を積んだその荷馬車は瞬く間に食い荒らされるだろう。
 言うまでもなく、それを引く馬やそれを駆る人も。

「た、頼む! 頑張ってくれ! このままじゃ追いつかれちまう!」

 愛馬二頭の速度を上げさせる御者―――中年の旅商人は、あまりの不運に涙を流していた。

 このような事態を避ける為、現実的に打てる限りの対策は打っている。
 道中安全とされるルートは完璧に頭に叩き込んだし、立ち寄った町でも毎回情報収集を怠らず、
臨機応変に最も野盗や魔物を避けられる可能性が高いルートを選んできた。
 さらに地域ごとに一番遭遇率の高い魔物が嫌う匂い袋を用意し、その香りを絶やさないようにしている。
 収支の関係上護衛は雇わない、というか雇えないが、毎回それでも問題ないぐらいに徹底した準備を行っているのだ。
 それを上回る事態に遭遇した事は一度や二度ではないが、それも咄嗟の機転や交渉術、
それと申し訳程度に身につけた戦闘技能で切り抜けてきた。
 
 だというのに、今回はもはや絶体絶命。

 愛馬達は頑張ってくれているが、グレイウルフの速度とスタミナなら追いつかれるのは時間の問題。
 攻撃魔法で攻撃しようにも、自分の少ない魔力では良くて一匹仕留められる程度。
 怒りをかって状況が悪くなるだけで、好転はしない。
 まだ五体満足で生きてはいるが、このままでは遠からず食い殺される。 
 
(荷を捨てるか……!? だが、ここで荷を捨てれば最悪飢え死にだ……!)

 ギリ、と歯を食いしばる。

 現状最も生存率が高いのは、荷を捨てる事。
 荷は食料品が多いので、運が良ければ荷に集中してこちらへの追撃を諦めてくれるかもしれない。
 また荷物が無くなれば馬の速度は更に速くなり、引き離せる可能性も出てくる。
 荷を切り離す作業自体も、この馬車の構造なら難しくはない。

 が、荷は財産の大半だ。
 最低限の資金は御者台の下に隠してあるが、新たな荷馬車を買った上で仕入れを行える程ではない。
 もし荷を失えば、しばらくはごく小規模の商いで地道に資金を貯めて行かねばならなくなる。
 大都市の商人ギルドに掛け合えば中古の荷馬車を貸与してもらえるだろうが、それも貸借料の負担が大きい。
 いずれにせよ、今後の生活は非常に厳しくなるだろう。
 最悪、この年では耐え切れない程に。

 とはいえ、死んでしまえばそれまでなのも事実。
 断腸の思いで商人が荷を切り離そうとした時、前方に馬に乗った数人の男女が見えた。

「げっ!? おい! 前のあんたら危ねぇ! 後ろからグレイウルフの群が来てるんだ!」

 商人の警告に、前方の集団が一斉に振り返る。
 
 が、そこに動揺の色はなかった。
 彼らは一斉に馬を止めると、そのまま荷馬車が通れるだけの隙間を作る。
 
 そして集団の先頭にいた女性がおもむろに馬を下りた。
 そのまま流れるような動きで、背に負っていた荷物を解く。 
 
「ま、待て! やり合う気か!? 勝てるわけ……!」
 
「心配無用だ」

 商人の声に短く応えると、女性は荷物の中身―――槍を片手に、馬車を飛び越える。

 着地すると女性は長い髪を軽くかき上げ、槍を構えた。
 直後彼女を食い殺さんとグレイウルフ達が殺到するが、
その牙が到達する前に先頭部にいた数匹がまとめて薙ぎ払われる。

 仲間の死に魔物達が動揺した一瞬の間に、女性はさらに動く。

 まず動きが硬直している者達に、穂先による斬撃を。
 その背後にいた者達には、踏み込んで柄による薙ぎ払いを。
 それで警戒して距離を取ろうとした者達には火炎魔法を。 
 そんな具合の非常に無駄なく効率的な攻撃を加え、瞬く間に群の数を三割以下に減らしていく。
 
 そして一呼吸置くと、残った魔物達に向かって彼女は槍を腰だめに構えた。

 睨み合う事、数秒。
 グレイウルフたちが、耐え切れず一斉に襲い掛かった。
 上下左右、あらゆる方向から襲いくる突撃。

 その牙が彼女に到達する前に――――グレイウルフたちの頭が残らず弾け飛んだ。

 視認すら許さぬ、神速の連続突きによって。

「……もういないな」

 ふん、と軽く息を吐くと、女性は槍に付着した血を拭い、再び布で覆った。
 そのまま振り向くと、先程の荷馬車が振り返り、商人が唖然としている姿が目に入った。 
 
「怪我はないか?」

「は、はい! 助かりました! ありがとうございます!」 

 命の恩人に商人は深々と頭を下げ、感謝を述べる。
   
「礼には及ばん。力なき者を助ける。これは我らナーテア教の神官戦士の務めだ」

「ナーテア教の神官戦士……!?」

 女性の言葉に、商人は思わず目の前の女性の姿を見つめ直した。

 絹糸のような金髪と怜悧な美貌に思わず目を奪われるが、衣装にも強い特徴があった。
 体にフィットした、強度の高い布素材を用いたコバルトブルー基調のワンピース。
 袖口とウエストに巻かれたベルトは白く、体の両脇にも白いラインが入っている。
 これは彼女の言った神官戦士の女性用衣装、それも位階の高い者しか纏う事を許されない物だ。
    
 ついで他の人間にも目を向けると、彼らも似たような衣装を着ている。
 違いはほとんどの人間がベルトや袖口、脇のラインの色が白ではなく黒であるという事。
 男性はワンピースではなく襟付きのシャツとパンツであるという点ぐらいだ。

 武勇で知られる神官戦士達であると確信し、商人は恭しく頭を下げた。

「なるほど、噂に違わぬ御力、感服いたしました」

「ナーテア様の御名を汚す事なきよう、精進を積んでいるだけの事だ。
さて、こうして会ったのもナーテア様のお導きだろう。良ければこの先の町まで我らが守るが?」

「い、いえそんな! そこまでしていただくわけには!
情けない話ですが、お金もお礼の品もそれほど御用意出来ませんので……」

「言っただろう? 力なき者を助けるのは、我らの務めだと。
ナーテア様の教えに従うだけの事、礼など不要だ」

「いえ、これでも商人の端くれです。
護っていただくならば、多少なりともお礼をさせていただかねば私の矜持に関わります」

「ふむ……では、保存食はあるか? 実は予定より消費が多くなってしまっていてな。
出来れば補充しておきたかったのだ」

「はい、干し肉から瓶詰まで色々と揃えております」

「では、見せてくれ。それの値段を多少勉強してもらえればそれでいい」

「かしこまりました。では、今御用意いたしますので、しばしお待ちを」

 恭しく頭を下げると、商人は荷台の中に入っていった。
  

   
コメント

アンリ、シリルの実家、ナントカ教の兵、はじめて名前の出た音楽狂コグラスト姉妹、と登場人物は揃ってきました。

しかし各所を少しずつ動かしているので、一話が短く感じました。次話ではもう少し動いて欲しいですね。まぁ12話構成なら、3分の1が終わったということでこんなところかな。


ナーテア教の神官騎士なる女のシーンですが、グレイウルフに「者」を使うのは微妙かと。者っていうんでグレイウルフ以外に敵がいたかと確認してしまいました。

それにしても全く華々しくない登場。いちおう槍使いは初めてかな。しかし他に戦士がいないのでこの世界でどの程度の腕前なのかもわからず、カイトたちがインフレしているので全くすごい感じがしないという。
読む方としては「シリルの実家がナーテア教とか?」って思ってかかるところもあるのでなおさら第一印象微妙ですね。敵ならおとなしくカイトたちに蹴散らされてください、ご愁傷様。
[2016/04/11 05:39] URL | カトレア #HxK6MxNI [ 編集 ]


うむ、ついに出たか、この世界の宗教関係者。今回の話で台詞や地の文で出なければ答えがまず無いことを承知で質問しようかと思いましたが…無粋でしたか。
ちょっと今後の展開が読みづらくなってきましたね。…展開が読みづらいということはそれを知りたいからこそ次話が楽しみということです。

追伸
醤油を使った照り焼きネタとかいかがでしょう?
[2016/04/11 07:53] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]

面白かった
某サイトで紹介されてたので読みに来ました。
中々におもしろい。
なろうにくれば書籍化の話もきそうですな。

団長夫妻が主人公の両親くさいよな・・・
[2016/04/12 07:00] URL | 黄金拍車 #JlKmYmuM [ 編集 ]


うん、今回会話間の解説がかなりスマートになってて読みやす(テンポ結構よ)かったです
漸くなんかイベントおきるのかな?
[2016/04/12 22:53] URL | #- [ 編集 ]


エアウォリアーズにナーテア教、今回はなにが起きるのかな?
カイトがどう関わっていくか楽しみです。
[2016/04/13 13:27] URL | リゼルグ #dS5vVngc [ 編集 ]


ここまで、一気読みさせていただきました。

適度な軽快さを保ちつつ、軽すぎない文章と、魅力的なキャラクター達にとても惹かれました。


このような面白い作品を読ませていただき、本当にありがとうございます。
これからの更新、楽しみに待っています。
どうか、お体をお大事に。
[2016/04/25 21:01] URL | たこ焼きこそが至高である #- [ 編集 ]


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