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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
没ネタ披露三回目。
というわけで没ネタ三回目です。
どうにか今回は二週間切れると思いますが、やはり一週間の壁は厚いですね(汗)
それと、今回から没理由もちょこっとだけ書いてます(詳しく書くと愚痴になりそうなんで本当に少しだけですが)

そして、コメントを頂いて二つミス発見いたしました。
17話冒頭、客五倍とか尋常じゃない事書いてましたが、正しくは三倍です。
元々そこそこ客来てたのに五倍だったら大繁盛です(汗)
ノリで書いた数字を修正したつもりでいたら、し忘れていました。
その後に『同様に収益も増えている』と書いてありましたが、これもミスです。
正しくは『収益も増えている』です。収益と客の数は正比例していません。
真に申し訳ありませんでした。

では、恒例のコメント返しを。


ズーさん

今回は海人の強化の程度は比較的軽いです(彼にとってはどのみち限度越えですが)
なんだかんだでシリルもルミナスも甘いので、かなり手加減してます。
もしも本気ならその時点で主人公死亡です(笑)

さん

シェリスが知ったら確かに暴走しますね。
というより、この話の登場人物、ほぼ全員暴走しそうですが(笑)

華羅巣さん

いえいえ、拍手コメントも毎回欠かさず読ませていただいております。
二回連続手放しで褒めていただきありがとうございます。

ローラとシェリスが出てこない回……確かに最近ありませんでしたね(笑)
18話で再び登場予定ですのでお楽しみに。

archさん

御指摘ありがとうございました。
ただ、今回の場合三人の容姿に釣られて来た客(本来的な需要客ではなく三人と話す切っ掛けを作るために来た客)が多かったという点を考えれば不可能ではないかもしれません(いずれにせよ五倍はかなり無理があると思いますが)

あさりさん

クオリティが高いと思っていただけるのなら何よりも嬉しいです。

ちなみにさすがの彼も医療機械無し、薬も初対面で飲ませられるとは思えない事まで考えるとその場では無理ですね。
そもそも既存の薬で治る病なら自分が目立つ事を嫌っている彼は放っておくと思います。
その薬では後遺症が残るとかなら話は変わりますが。


では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。

気分の向いた方は『続きを読む』で没ネタをお楽しみください。


 没ネタその一。十六話ラスト。


「別にいーけどねー、私どーせ信用ないもん……いじいじ」

 海人に見せつけるようにテーブルにのの字を書き始めた。
 つまらなそうに口を尖らせ、かすかに目を伏せて寂しさをアピールしている。

 その仕草はあくまで海人に罪悪感を持たせるためだったのだが、
予想の斜め上の反応をした者が現れた。

「お、お姉さま、その仕草は、私に襲ってくれとそう仰ってるんですわね!?
かしこまりましたこのシリル、全力を持ってむぎゅ!?」

 飢えた野獣の如き形相でルミナスに襲い掛かろうとしたシリルは、
すかさず当人によって捕らえられ、頬っぺたを両手でむにゅりと挟まれる。

「あんたね。そーいうことばっかやってると…………」

 そこまで言いかけ、言葉が止まる。
 出来もしない事では脅しにならない。
 かと言ってなんだかんだで可愛い部下であるシリルにルミナスが出来る事など大した仕打ちではない。
 どうしたものか、と数瞬考え、彼女はふと閃いた。

「カイトにくすぐらせるわよ?」

「……ふ、何を仰るかと思えば。
お姉さまほどではありませんけれど、私もくすぐりには耐性があるのをお忘れですの?」

 よもやルミナスが以前成す術もなく笑い死にさせられかけた事など知る由もなく、シリルは不敵に笑う。
 それを見て、ルミナスは先程の閃きがまさに天啓であった事を悟り、憐れな蝶を蜘蛛の巣へと叩き落す。

「そこまで自信があるんなら、一度受けてみる?
十分以上耐え切ったら今晩添い寝しながら抱きしめてあげてもいいわよ?」

「その言葉お忘れなく! さあカイトさん早速くすぐってみなさい!」

 見事なほど罠に嵌まってしまったシリルは、くすぐりやすいように堂々と両手を上げた。
 自らの選択が地獄への一方通行だと気付かぬまま、至福の未来を夢想し、にへらと笑う。

「あー……ルミナス、いいのか?」

「いいのよ。あ、やりすぎは構わないけど、手の抜きすぎはしないように」

 にっこりと笑いながらルミナスはシリルに極刑を宣告する。
 その妙に威圧感溢れる笑顔を見ながら海人は――――これで自分に責任はなくなった、と内心でほくそえんだ。


 没理由――シリルの年齢暴露ネタをやる事は決まっていたため、立て続けに酷い目にあわせるのもどうかなあ、と。








 没ネタその二。十七話冒頭。



 翌朝、ルミナスの説教を受けていたはずの二人は、妙に晴れやかな顔で窓を眺めていた。
 ぶすっとした顔をして朝食を作っているルミナスの背中を眺めながら、二人はこれみよがしに息を吐いた。
 
「まったく、酷い目にあったな」

「ええ、お姉さまって意外にサディストなんですから」

「どっちがサドか! 説教されてる最中に逆襲すんじゃ無いわよ!」

 言葉とは裏腹ににこやかに笑い合う二人を調理の手を止める事無く怒鳴りつける。
 
 昨晩説教開始から二時間ほどは正座をしたまま素直に耳を傾けていた二人だったが、
そこから反撃を開始した。

 とはいえ、やった事は単純。
 ルミナスの言葉に相づちも打たず、ただ無言で苦痛の表情を浮かべた続けただけだ。
 
 最初にそれを始めたのは海人。それを見たルミナスは若干後ろめたさを感じ、語気が弱まった。
 次にシリルが海人の作戦を少し改良した。ただ無言で、目尻に涙を滲ませルミナスに顔を向けるという手法に。
 元々心根が優しすぎるルミナスは、それで説教の言葉を止めてしまった。
 そしてしばし恨めしそうに二人を眺めた後、部屋に戻る許可を与えた。

 が、二人はその場から動かなかった。
 ただひたすらに無言を貫きルミナスに訴えかけるように辛そうな表情を浮かべ続けた。
 いくら彼女が部屋に戻れと言っても聞きはしない。

 そこではたと思い当たる。というか、思い当たってしまう。

 人の道に関する説教をしながら、相手に苦痛を強いて自分の言葉に耳を傾けさせるというのはいかがなものか、と。
 
 そして散々逡巡した後、ルミナスは二人に頭を下げた。
 
 当然といえば当然だが、返ってきたのは性悪二人の大爆笑であった。
 その笑いっぷりは凄まじく、まさに抱腹絶倒という言葉を体現していた。
 正座を貫いていた事には変わりなく、二人共足の痺れは強烈だったのだが、それすら気にならないかのように笑った。
 ハイタッチしようとして痙攣のために失敗し、互いの顔に平手を打ち込んでなお、二人は笑い続けた。  
 
 そして改めて冷静に考えたルミナスに二人は鉄拳制裁を受け、そのままリビングで一夜過ごしたのである。

 ――余談だが、それでも朝二人が起きた時にはきちんと毛布が掛けられていた。

 ルミナス・アークライト。どこまでいっても甘い女性であった。

「いや、まさかあそこまで効果があるとは思わなかったからな」

「ええ、もう、お姉さまったら本当に可愛らしいかったですわねぇ」

 かたや押し殺すように、かたやゲヘヘと笑い、両者は昨晩の記憶を反芻する。
 しおらしく頭を下げた時のルミナスは二十代半ばを過ぎた女性とは思えないほどに、可愛らしかった。
 
「だあああああああっ! やっかましい! もっぺんぶん殴るわよ!?」

 怒声を上げながらも乱暴に二人の前にも朝食を置く。
 今日のメニューはソテーした塩漬け肉と目玉焼き、さらに甘い香りの漂う焼き立てのパンだ。
 置くなりすぐさま苛立たしげに肉を噛み千切り、パンを放り込む。
 もっしゃもっしゃとリスのように頬張る彼女を見ながら、海人が軽く頭を下げた。

「悪かった悪かった。あまりにからかい甲斐があるんで、調子に乗りすぎた。許してくれ」

「ふんだ。謝るんならもっと誠意見せなさいっての」

 不機嫌そうに海人を睨みながら、テーブルの上に置いてあった袋に手を伸ばし、中の物を三つほどまとめて口に放り込む。 
 美味しい物を齧っている間に徐々に気分が落ち着いたのか、顔の朱が引いた。
 若干美味しい物の力が傾いた機嫌に勝ったらしく、表情も幾分和らいでいる。

「……それ、私のビーフジャーキーなんだが」

「文句あんの!?」

「ありませんです、はい」

 睨み殺しそうな強烈な眼光に、海人はすごすごと引き下がった。
 が、さり気なく伸ばされていたシリルの手は看過しなかった。 

「何をどさくさ紛れに自分も食べようとしている?」

 細身ながらもしっかりと筋肉がついた腕を握りながら、腕の主を半眼で睨む。
 膂力の差でシリルの手はそれでも前へと伸ばされるが、海人はもう片方の腕で袋をシリルの手が届かない位置まで遠ざけていた。

「お姉さまだけがおこぼれに与るなど不公平ですわ。
そもそも美味しい物はみんなで分け合うべき物であり、独占すべき物では……」

「正直に言えば分けてやらん事もない」

「だってこの味癖になるんですもの! お願いですから私にも分けてください!」

「素直でよろしい。ほれ」

 平静を捨て去って身も蓋もなく懇願するシリルの口に、ビーフジャーキーを咥えさせる。
 モグモグと美味しそうに噛締めているシリルを楽しげに眺めていると、

「仲間はずれにすんなぁぁぁぁっ! 昨日といい今日といいどーして私は無視されてんのよ!?」

「いや、そんなつもりはないが……君ももう一つ食うか?」

 机の向かいから身を乗り出してきたルミナスに、ビーフジャーキーを差し出す。
 しばし物言いたげに唸った後、ルミナスはそれを口に咥えて受け取った。
 鳥の餌付けのようだ、などと失礼な事を思いつつ、海人は物欲しげに手元にある袋を見つめるシリルに二本目を与えた。
 

 没理由――これをやるためには時間を飛ばせず、飛ばさないと話のテンポが悪くなるため。
      入れるために色々頑張りましたが、結局諦めました(涙) 
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