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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編+九十六話若干修正。
というわけで番外編と最新話の微修正です。
番外編のネタは珍し……くはないと思います。

では、コメント返しさせていただきます。


カインさん

楽しんでいただけたならなによりです。
本当は過程もある程度楽しんでいただける内容であるべきなんですが……精進します(汗)

設定に関しては出し切れないというより、出す匙加減に悩んでる感じですね。
一気に出しては白ける、かと言って出さなすぎるとつまらないので。

コスモさん

シリルは兄程ではないですが、姉にも敬意を抱いていました。
だからこそ許せない、という側面もあります。

パフェネタ……大好物なんですが、ネタに乏しいです(汗)
チョコバナナパフェが大正義な人間なので。

 さん

すみません、ネタが分からなかったです。
多分楽しんでいただけたんだろう、と勝手に納得しておきます(笑)

名無しの権兵衛さん

感動した……そこまで思っていただけたのであれば、作者冥利に尽きます!
あそこは第九部で一番書きたかった場面ですし!

ホセさん

御指摘ありがとうございます。
該当箇所を修正しておきました。
仰る通り、死体刺して血が噴き出るなんてありえないはずですね。
まあ、何度も何度も勢いよくぶっ刺してれば噴き出たように見える可能性もあるのかもしれませんが。
勢いのまま書いて、普通に気づいてませんでした(汗)

メルヴィナの発言ですが、当然教皇や枢機卿も全員皆殺しです。
分かりにくいようなので、こちらも若干修正しておきました。

他については、次話以降のお楽しみという事で。

シャオさん

足手まとい、とはちょっと違うかと。
ルミナスもシリルも強いので、能力的には足を引っ張りません。
いなくても、あの三人なら十分殲滅出来てしまうだけです。

後半の方は、ネタバレ絡むので伏せさせていただきます。

リゼルグさん

本気が槍、というより天分が槍ですね。
十年握れてすらいなかったわけですから。
ただし、次話の暴れっぷりは色々凄くなる予定です。
海人がどんだけぶっ飛んだ槍を生み出したのかと合わせ、楽しみにしていただければと思います(笑)

 さん

そう思っていただけたのであれば、作者的には成功です。

飛べないブタさん

あくまで今回はシリルがメインなので、主人公は影が薄いのです。
決して主人公らしい場面を取られたとか彼にはこういう事は無理だとか、そんな事は……ない、はずです(笑)
次話ではある意味大暴れする予定ですし。

海人陣営の戦力、実はかなりイカレてます。
リレイユの機動力+海人開発の攻撃魔法+魔力タンクとしての宝石だけでも十分ヤバいですし。
ぶっちゃけ、ローラなどのぶっ飛んだ個人を投入しない限り、数揃えても勝ち目ありません。

海人の成長を感じていただけたようでよかったです。
ゆっくりとではありますが、彼も少しずつ変わっているように書いてるつもりなので。


次話ですが、かな~り筆が進んでます。
大きい情報いくつか開示出来た為か、気が楽になりました。
色々盛り込まなきゃならない内容があるので手間取りそうではありますが。
更新速度上げられるよう頑張りたいと思います。

では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。







 番外編



 アンリエッタ・マーキュレイ。
 それはエアウォリアーズ第二部隊隊長にして、団内四位の実力を誇る男装の麗人だ。
 顔立ち自体が女性寄りの中性といった感じであり、豊富な知識と経験から滲む知性と相まって同性にモテる。

 基本的に、アンリはその事実を軽く受け止めている。

 同性と知らず告白してくる女性には辟易するし、同性と知って思いを告げてくる女性には頭を抱えもするが、
その特性が情報収集に役立っている面もあり、利益不利益併せて考えれば相殺されるからだ。

 とはいえ、時としてそれが心情的に不利益へ傾く瞬間もある。

(……そ~んなに、女っぽさがないっすかねぇ?)

 自分の胸を見下ろしながら、溜息を吐く。

 男装している為にまっ平らだが、服を変えれば多少は膨らみがある。
 そもそも、ボディラインを隠すような服を着なければ女性寄りの外見。
 体型が出やすいぴっちりした服などを着れば、男と間違える人間はほぼいない。
 それは、この薄暗い森の中でも変わらないだろう。

 にもかかわらず、同僚の一人はこう言うのだ。
 女らしさの欠片もない男女、と。

 実に失礼な話である。
 
 ルミナスにこそ及ばないが、アンリとて女性らしさは持ち合わせているつもりだ。
 料理はそこらの女性よりも出来るし、その他の家事も基本は完璧。

 気遣いも、正直出来すぎるぐらいではないだろうかと思う。
 なんせ毎度毎度自覚なく面倒事を引き起こす馬鹿な同僚の尻拭いも、愚痴りつつきっちりやっているのだ。
 魔物仕留めるつもりが貴族宅の外壁粉砕して、その先に飼われていた希少動物狩っちゃいました、
などという事件すら、少額の賠償金で後腐れなく治めてやったのだから。
 
 苛立ち紛れに、ふかふかした椅子の毛を何本かむしり取る。
 同時に何か聞こえたが、気にする事無く体勢を変え寝そべった。

(ちったぁ、ルミナスさん見習えって言われてもねぇ……ありゃ根本的に場違いな人っすからねぇ)

 指の間にある毛をふっと息で飛ばし、頬杖を突く。

 恩知らずな同僚の気持ちも、まあ分からなくはない。  
 ルミナスは淑女には程遠いが、女性らしさという点では極めて優れている。

 家事全般が完璧な上に、プロ顔負けの料理上手。
 性格も多少手が早い事に目を瞑れば、完全な良妻賢母タイプ。
 家庭の事情さえなければ、傭兵ではなく専業主婦なり料理屋なりをやるべき人間だ。

 敗北宣言のようで癪だが、比較対象が悪すぎる。
 見習えなくはないが、無理が大きくなりすぎるのだ。
  
(つーか、あの人がもう少し打算的な性格ならとっくに傭兵引退して幸せ掴めてるはずなんっすよねぇ。
そういう人だから色々成立してるんでしょうけど……不器用っすよねぇ)  
 
 椅子のふかふかした毛の感触を味わいながら、憂う。

 ルミナスはその美貌と性格と能力ゆえに、これまで多くの男から求婚されているが、
彼女はこれまでそれらを迷う事すらなく、即断で振っている。
 その理由は全て同一で、少々夢見がちじゃなかろうかと言いたくなる内容だ。     

 曰く、付き合って幸せそうにしている自分が思い浮かばない。
 関係を深めた先を想像すると嫌な気分にすらなってくる、と。

 実際の言葉はもっと柔らかいが、内容は同じだ。  
 全て、自分の心が相手に向くとは思えないとすっぱり切り捨てている。
  
 そこで少し妥協出来ていれば、ルミナスはとうに幸せを掴んでいるはずなのだ。
 中には、人格・知力・行動力・財力全てを兼ね備えた人間も何人かいたのだから。
 
 とはいえ、そういう人間だからこそあの曲者揃いの第一部隊をまとめ上げ、
多くの優秀な男から熱烈な求愛を受けているのも事実だ。

 誠実な人格ゆえに人が集まるが、それゆえに幸せを逃してしまう―――なんとも救えない話だった。

(厄介なのは、こういう人ならってのが無いって事なんっすよねぇ。
つまり一般的な条件じゃなく、人格的な相性や言葉に表しにくい要素を求めてるわけで……変な人には引っかからないでしょうけど、
一生結婚できなくてもおかしくないんっすよねー……)

 同僚の未来を想像し、少し涙が出そうになる。

 アンリの持論では、男女の相性は付き合っている過程で併せていく側面が強い。
 政略結婚が一般的な貴族にも、仲睦まじい夫婦はさして珍しくはないように。
 男が女に、女が男に、あるいは互いが合わせていき、相性を良くするものだと考えている。

 最初っから相性バッチリな相手など、いたとしても極めて稀有。
 ましてルミナスが結婚するに値する能力を持つ人間となれば、大海のどこかに沈んだ海賊船の金塊でも探す方がまだ堅実に思える。  
 誰よりも結婚願望が強いのに、誰よりも結婚が遅くなりそうな同僚に、涙を禁じ得ない。

 アンリが物悲しい気分に浸っていると、彼女の下から何やらくぐもった呻き声が聞こえ始めた。

「……むぐー! むぐぐー!」

「椅子は喋らないもんっすよー?」
 
 アンリが軽い言葉と共にトンカチによる重い打撃を椅子に浴びせると、声が聞こえなくなった。
 代わりに、ぶるぶると激しい震えが始まる。

「座り心地悪いっすよー?」

「ぐぶっ……! ……っだあああっ! アンリてめえ! 人が大人しくしてりゃ好き放題やりやがって!」

 アンリにエルボーを叩きこまれた椅子―――ケルヴィンは猿轡を噛み千切ると、アンリを思いっきり真上に払い飛ばした。
 飛ばされたアンリは慌てる事もなく上空で身を翻し、自身に重力魔法をかけてケルヴィンに着地する。  

「ぐぺっ!?」

「好き放題やったのは誰っすかねぇ?
立入禁止されてる森に無断で入った挙句、その原因である希少植物サラダにして食ってやがった大馬鹿野郎っすか?
それとも、それをどうにか庇ってやった人間の説教に逆ギレして男女だの女らしさの欠片もないだのほざいた恩知らずっすか?
あるいは挙句の果てに殴りかかって無様に返り討ちにあい、なんでもしますから全身丸坊主は勘弁してくださいっつったのに、
たかが一時間椅子になる事も出来ない躾の悪い低能な駄犬っすか?」

「ぐっ……! お、お前だって俺に散々言ったじゃねえか!
看板も読まないなんてマジで子供以下、むしろ子供に失礼とか!
生えてる植物適当に引っこ抜いて皿に入れてサラダなんて料理って言葉に土下座しろとか!
挙句関係ねぇのにこれまでの失恋履歴並べ立てて、そんなんだからモテねえんだとか!
五時間の説教も黙って聞けないなんて、犬未満だとか!
そりゃ我慢だって限界にくるわっ! 殴りかかりもすんだろうがっ!」

「これまで散々世話焼かせやがったくせに、一向に改善の傾向が見られないのは誰っすかね。
ま……そこまで言うならしょーがないっすね」

「……な、なんだよ! やんのかこらぁっ!? 今度は負けねえぞっ!?」

 不気味なほど優しい笑みを浮かべるアンリをケルヴィンが威嚇するが、その腰は引けている。
 この笑みを浮かべた時のアンリが、極めて危険な事を知っているがゆえに。

「以前ガン泣きしてそれだけは勘弁してくれって言ってたんで封印してたんっすけどね。
優しい躾がここまで役に立たないとなれば……使うしかないっすよねぇ?」

 言い終えると、アンリは近くに転がしていた道具袋から物を一つ抜き出した。
 ここ二年ほど全く使っていなかった道具―――乗馬鞭を。

「そ、そそっそそそっそれは!?」

「本来犬の躾に使うもんじゃないっすけどね。
まあ、知能は犬未満でも体はそれより余程頑丈だし、全力でぶっ叩いても問題ないっしょ。
さて、覚悟はできたっすね?」

「ま、ままま待てっ! いや待ってください! お、おおおお俺が、俺が悪かったです! 
ごめんなさい! すみません! 許してくださいお願いしますっ!」   

「遅い。説教の時間は終わり。今度は躾の時間っすよ」

「く、くくくくそったれ! こうなったらやってやる! いつまでも負けっぱなしと思うなよ!?」

 ゆっくりとにじり寄るアンリに、ケルヴィンは愛用の戦斧を構えた。

 この後、この森ではちょっとした噂が広まる事となる。
 夜な夜な森の奥から、泣き声とスパァン、バシィンという鞭の音が響くという噂が。

 泣き声はある者は犬の悲鳴だったと言い、またある者は人間の声だったという。
 原因はかつて飼主の厳しい躾の末に殺された犬の霊、拷問の末に命を落とした敵国間諜の霊、
あるいは単に加虐趣味の人間が鞭で人を調教していた、など色々と想像されたが、次第に音を聞いたという話がなくなり、
最終的には最初に聞いた者達の空耳、ということで落ち着く事となる。  





  
コメント

この二人を見て(読んで?)ふと思ったんですが、片方がドSでもう片方がドMになればくっつくんじゃないかって……なまじ両方ともノーマルなのが拗らせている原因かなって。なお、どっちがどっちになるかは割愛しますが。
胸については…大きいと赤ちゃんに乳を含ませるのにも大変だし、子供を抱いて寝てると胸で窒息する可能性があるから(棒)

追伸
質問ですが、本来ならもうとっくに出ているはずだけど話の都合上先延ばしになっているキャラはいますか?
[2017/02/06 08:42] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


小説を読みながら日本語を勉強する身として、
描写不足なのかそれとも自分の理解力が足りないなのか
偶には分からない時もありますが、
修正の手伝いに役を立っててよかったです。

次回、海人サイドも暴れる予定ですか?
かなり長い時間で開発し続けてきたから
どこまでオーバースペックになってるか
非常に楽しみにしています。
[2017/02/06 09:06] URL | ホセ #- [ 編集 ]


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