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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄100


 メイベル・ハーロックは執務室で書類の海に溺れていた。

 現状は、最古参メイド専用になっている広い執務室。
 かろうじてドアから各机への通路は確保されているが、それ以外は書類が埋め尽くしている。
 その通路もまるで壁の如くそそり立つ書類で構成されている為、寄りかかりでもすれば即潰れてしまう。
 実際、疲労で足を滑らせた間抜け三人が書類の山に潰されており、今は各山の下から寝息が聞こえている。
 叩き起こしたいところだが、下手に掘り起こすと別の壁が崩れそうなのでそれも出来ない。
 
 仕方なく、メイベルは目の前の作業をひたすらこなしていた。

(コグラスト三姉妹は今日も徹夜確定、と)

 さらっと同僚達を見捨て、書類を捌き続ける。

 なにせ、普段ならローラが処理している書類がそっくり回ってきているのだ。
 普段でも作業量が平時の倍近いはずだというのに、今は先日のナーテア教絡みの後始末が残っている。
 国に溶け込んでいた者が多かった事もだが、目立たぬながらも安定生産していた農村が幾つも消えたのが大きい。
 あちこち駆けずり回って無人の農村へ人を送り農作物の維持には成功したが、人の数が少なくあくまで一時しのぎ。
 早急に次の手を打たなければ、今後の収穫高に無視できない影響が出てしまう。
 
 こんな時こそローラにいてほしいのだが、

(……あの状態じゃ仕事にならなかったものね) 

 親友の荒れ具合を思い出し、息を吐く。

 先日一仕事終えて帰還したメイベルを出迎えたのは、地獄のような重圧だった。
 あらかじめ身構えていなければ優れた武人すらも昏倒させる、絶望的な威圧。
 それが屋敷一帯を覆い、可愛い後輩達も全員倒れ伏していた。
   
 何事かと思い鞭を引き抜き威圧の中心地に突撃すると、そこには親友の姿。
 彼女はじっと、何かを耐えるかのように自分の席で静かに瞑目していた。
 じりじりと昏倒したシェリスに近づくタチアナなど意識もしていないかのように。

 そんなローラに意を決したメイベルが声をかけたのだが――――見られただけで意識を刈られそうになった。


 いかなる状況であろうと、動けぬ事に利益はない。
 ゆえにどれほど恐ろしい相手であろうと意識を失うなど以ての外。
 経験上それを嫌になるほど理解しているメイベルが、だ。

 それほどまでに、ローラが荒ぶっていたのだ。

 幸いにして我に返った段階で圧はほぼ収まったが、それすら不完全。
 その後メイベルを含む最古参メイドとの組手などでの発散も試みたが、それも大した効果はなし。
 昨日など最古参総がかりによる組手で暴れさせたというのに、だ。

 一応後輩達が再び昏倒するような事態にはならなかったが、それでも屋敷にいるだけで冷や汗が止まらない状態。
 なので仕方なく、メイベルは一週間休暇を与えるようシェリスに掛け合ったのだ。
 少しでも心を安らげられるよう、海人の所に行くようローラに勧めつつ。

(……まあ、仕方ないわね。昔を思えば、あまりに今更。
今を思えば、なんとしても手に入れるべき物を取り逃した。荒れ狂うのも当然だわ)

 書類の墓の一つに視線を向け、再び溜息を吐く。

 ローラが荒れ狂った理由を聞いた時、メイベルは思わず意識を飛ばしかけた。
 親友がかつてどれほどそれを渇望していたか、知っていた為に。
 
 しかも、今はかつて以上に欲する理由は強いはずだ。
 完遂は出来ずとも目的は果たし、新たな目標を得た今。
 にもかかわらず、間近に来ていたそれを、絶大な力を取り逃がした。

 荒れ狂わぬはずが、ない。
 ローラ・クリスティアという人間の根幹にすら関わる話なのだから。
 
「姉さん、手ぇ止まってるよー」

 思いにふけるあまり手を止めたメイベルを妹―――レザリア・ハーロックが窘めた。
 声音は軽いが、その手は重要書類を次々的確に処理している。

「ああ、悪いわね。ちょっと考え事してたの」

「別にいいけどね。後で困るのあたしじゃなくて姉さんだし」

「む……ローラに休暇取らせたの根に持ってるの?」

「まさか。普段からローラさんの仕事量おかしいんだから、あの程度の休暇当然でしょ」

 うーん、と軽く伸びをしながら、答える。

 ローラの仕事量が異常なのは、分かりきった話。
 この三年の状況を聞く限り、あと一月休暇を取っても文句を言われる道理はないだろう。
 なにより、経緯を知ってしまえばあの荒ぶりようも無理はないと納得できる。
 レザリアとて、ローラの過去は知っているのだから。 

 姉が強引に休暇を取らせた事に、文句などあろうはずもない。

「その割には言葉に棘が感じられるんだけど?」

「あっはっは、仕事が終わってやっと帰ってきたら事情も聞かされず組手を通達。
後輩達への手本かと思って表行ったら、加減が怪しくなってる状態のロー姉。
ヤバいと思って逃げようとしたらどっかの馬鹿に鞭で捕らえられて処刑台へ逆戻り……何か言う事は?」

 朗らかに笑いながら、怒りに燃える瞳を姉に向けるレザリア。

 レザリアが屋敷に帰ってきた時の流れは、まさに悪夢だった。

 一仕事終え、軽く紅茶でもと思っていたら、まさかの組手。
 疲労が残った状態での戦い方の見本でも後輩達に見せるのかと思って行ってみれば、極めて危険な状態の姉貴分。
 一見普段と変わらないようで、その実内側に色々とため込んだ爆発寸前の状態。
 あの状態では宥めても効果がなく、むしろ被害が増える事は散々経験していた。

 迷う事無くレザリアは回れ右して全力で逃亡を図ったのだが、伸びてきた鞭に右足を絡めとられ失敗。
 組手という名の処刑台に引きずり戻された結果、手加減されながらも満身創痍。
 一瞬でも気を抜いていれば確実に死んでいた、それほどの目にあった。 

 とはいえ、ローラに対する怒りはない。
 あの苦労性の姉貴分は、昔から一人で抱え込みすぎる。
 極めて珍しい癇癪を受け止めるぐらいは、妹分として問題ない。

 が、一切の事情を説明せず素知らぬ顔でローラの元に引きずり出し、
挙句鞭で逃亡を防いですっ転ばせた人間に対しては、当然怒り心頭だ。

 妹の視線を正面から受け止め、メイベルはおもむろに口を開いた。  

「……ローラの呼び方が昔に戻ってるわよ?」

「表出ろ馬鹿姉ぇぇぇぇっ! 今日という今日はごめんなさいって言葉叩きこんでやげほっ!?」

 憤怒で思わず立ち上がったレザリアの言葉を、風の低位攻撃魔法が遮った。
 威力は低いが狙いが絶妙で、口を開けたレザリアの喉に入り込み彼女を咳き込ませている。 

「……レザリア、気持ちは分かるけど落ち着きなさい。
もうすぐ昼食なのに、姉妹喧嘩の騒音聞きながら食べるなんて願い下げよ。
貴女だって、冷めた昼食は願い下げでしょう?」

 下手人―――シャーリー・ライラックが、淡々と諭す。
 目の下にうっすらクマを作りながらも健気に働く同僚の言葉に、レザリアは毒気を抜かれた。
 
「はあ……それもそうだね。今日のお昼なんだっけ?」

「スカーレット特製ローストビーフね。私達の分は多めに用意するようお願いしてあるわ」

「さっすがシャーリー! 気が利くねぇっ! って、んな事言ってる間にお昼じゃん!
ほらほら、さっさと行くよ!」

 さっきまでの不機嫌さはどこへやら、レザリアは上機嫌で一足先に食堂へ向かった。
 背後で苦笑する姉と同僚の視線には気づかぬまま。  
















 シャロン・ラグナマイトは、眼前の光景に思わず眩暈を覚えていた。

 昨日行われた、ローラと彼女を除く最古参メイド全員による組手。
 連日行われた個別の組手見学の総仕上げとして見せられたその戦いは、これまで培った自負を木っ端微塵に打ち砕いた。

 うぬぼれていたつもりは、なかった。
 強くなった、その自負は今も残っている。
 戦士として一流の三歩手前ぐらいにはいる、今もそう認識しているし、そのはずだ。

 が―――――今なら一部の先輩達には勝てる、そんな自負は消し飛ばされた。

 その場にいるだけでも呼吸が苦しくなる、凄絶な殺気。
 離れていた自分が恐怖のあまりまともに動けなくなったそれを間近に浴びながら、彼女らは平然と戦っていた。
 恐怖も焦りも見せず、ただ強い戦意のみをその目に宿して。

 そればかりか外れた拳圧が大地を吹き飛ばし、外れた蹴圧が上空の鳥を叩き落とし、踏み込み一つで大地が揺れる、
そんな化物の猛威にさらされながら、意識が完全に途絶えるまで戦意を失わなかった。
 意識が飛んでいるにもかかわらず、拳を構え戦い続けた人もいたほどだ。

 今の自分に、あの気概はない。
 本気で戦えば戦力で勝れど、精神力の差で敗北するだろう。
 戦いにおいて精神がどれほど戦局を左右するか、これまで散々思い知っている。

 いかなる化物相手だろうと、戦うならば一歩も引かぬ不撓不屈の心。
 それを持つ先輩方は、やはりまだまだ遠く及ばぬ領域の超人達。

 改めてそんな敬意を抱いていたのだが、
 
「あ、こらレザリア! 私の肉取らないでよ!」

「ふ~んだっ! 昨日どっかのアホが肝心なとこでミスったせいでダメージでかいんだからむしろ自ら進呈するべきでしょーが!」

「ほほ~う、それ言っちゃう? じゃあ私も言わせてもらうけど、どっかの馬鹿が折角お膳立てした好機に攻撃入れられなかったのはどうなんのかしらね!?」

「お膳立て!? まさか鞭で左足縛った時の事!?
そのままぶん回されて人間ハンマーになって味方薙ぎ払いかけただけじゃん!?」

「咄嗟に手を放したからハンマーにはならなかったでしょ!? 
それに一瞬だけ溜めがあったじゃない! 貴女なら拳一発ぐらいは入れられたはずよ!」

「あの状況で一撃入れようとしたら、奇跡的に叩き込めても同時に蹴りの軌道変えられて即脱落でしょうが!」

 ぎゃーぎゃーとローストビーフを奪い合いながら見苦しい口論を続けるハーロック姉妹。

 シャロンからすれば、どちらも責められる話ではない。

 レザリアが言うメイベルのミスは、ローラの対処が凄すぎたからだ。
 なにせ三人がかりの接近戦でローラの動きを制限していたレザリアの足を払って軽く蹴り上げ、メイベルの風属性攻撃魔法に直撃させたのである。
 それもメイベルは察知されにくいよう、正面に陣取りながらローラの左後方から発現するよう放っていたにもかかわらず。
 背中から味方の攻撃魔法を受けた挙句、連携して足止めしていた仲間の打撃を受けて吹っ飛ばされたのは気の毒だが、あれはどうにもならない。

 メイベルの言うお膳立ても、大したものだったと思う。

 鞭で左足を捕らえついでに電撃魔法を流した事で、ローラは珍しく硬直した。
 一瞬と呼べるかどうかも怪しい短い時間ではあったが、シャロンでも認識できる程度に硬直したのだ。
 ローラにあれほどの隙を作るなど、尋常な話ではない。

 が、それがどうしたという話でもある。

 言うまでもなく、そんな短い時間であの超人に決定打など打てるはずもない。
 レザリアが言うように攻撃が入るだけでも奇跡的だし、入ってもそれと引き換えに意識を刈られる。
 折角作った隙が無駄になった挙句、はるか遠くまで超高速で飛んでいく羽目になったメイベルは気の毒だが、あれは必定だ。   

「仲が良いのは結構だけど、食事は静かにするべきじゃないかしら」

『開始三秒で沈んだ役立たずに発言権はない!』

 呆れ交じりに口を挟んだ小柄な女性――――ソニア・ヒズデルトを、ハーロック姉妹は揃って怒鳴りつける。
 彼女は言い返すでもなく、ただ無言で肩を落とした。

 これもまた、仕方のない事だとシャロンは思う。

 眼帯に鉄球付きの手枷足枷が標準装備という変態っぽい先輩だが、
その戦闘能力はこの屋敷で不動の第二位を誇る化物。
 修行用というこの装備のままでも、剣を握れば三位であるメイベルでさえ足元にも及ばない強さを発揮する。
 当然修行用装備全てを外し、剣を握っていた昨日の組手では最大戦力として期待を一身に受けていた。

 が、組手だろうが何だろうが、厄介な人間から潰すのは定石。
 ローラは開始の合図と同時にソニアの方へ駆け、腹に拳を叩きこんだ。
 周囲の妨害を鎧袖一触に払いのけ、先手必勝と切り込んだソニアの剣へのカウンターとして。
 
 あれはどうにもならないと思うし、一切言い訳しようとしないソニアは高潔でさえあると思う。
 ハーロック姉妹も失態を罵りあってはいるが、昨日の組手直後のダメージを考えると、随分穏やかなやり取りだ。
 周囲で食べている他の先輩方も、互いに愚痴ってはいるが昨日の怪我を考えれば静かなものである。
 なんだかんだで、人格的にも良くできた先輩方だ。

 大半が山盛りにされたローストビーフの山を奪い合う様は些か見苦しいが、
食わなきゃやってられないぐらい消耗したのだろう、と思えば軽く流せる。

 問題は――――全員、肉体的な回復力がおかしすぎるという事だ。

 昨日の組手は限りなく実戦に近くという事で、全員怪我も相応に負っていた。
 一番軽傷だったのはソニアだが、その彼女でさえ肋骨を2本折られていたのだ。
 言うまでもなく、重傷者たちはそれとは比較にならない怪我を負っていた。

 にもかかわらず、最古参全員今朝には仕事に復帰して、今はこうして元気に昼食を奪い合っているのだ。
 レザリアにいたっては医師が目を覆いそうになる有様だったというのに、組手終了直後に起き上がってそのまま食事に行った始末。
 もはや精神力云々以前に、人間とは思えない。

 いったいどんな体をしているのか、とシャロンが見つめていると、
 
「……ん? シャロン、どうかしたの?」

「あ、いえ……その、先輩方、特にレザリア先輩の回復力が凄すぎるなぁって」

「ああ、それね。慣れよ慣れ。4桁突入する勢いで死にかかってりゃ、そりゃ回復も早くなるわよ」

「左手がありえない箇所で曲がってたんですけど!?」

「人間の体って凄いわよねー」

 あっはっは、と笑い飛ばすレザリア。

 あまりにも軽いその様子に、シャロンもそんなものだろうか、と思わず納得してしまう。
 自分もこの屋敷に務め始めた頃より怪我の治りは早くなっているのだから、そういう事もあるのかもしれない、と。
 これからどれほど死の淵から這い上がればいいのか、考えたくもないが。

 そんなシャロンを、メイベルは微笑みながら観察していた。

(……ホント、これで満足してないんだから貪欲よねあの子は)

 親友の手腕に感心しつつ、その貪欲さを嘆く。

 昨日総仕上げという名目で実施した組手。
 それを最後まで見学できたというだけで、後輩達の精神力の強さは証明されている。
 そうでなければ、身構えていたところで殺気で昏倒しているのだ。

 そしてなにより、あれを見てもなお平常心を保っている事。

 はっきり言って、昨日の組手は武人にとっては猛毒に近い。
 自分が及ばない化物集団が、より強大な化物に成す術なく蹂躙される。
 どれほど強くなってもその上がいる、それを知らしめる光景だからだ。

 それを目の当たりにしてなお、ごく自然に上を目指している。
 武人の精神性としては、極めて優秀と言って差し支えないだろう。 

(ま、少しはゆっくりしてきなさい。あれを目指し続けるなら、まだまだ道は長いんだから)

 頑固な友人に思いを馳せ、メイベルはそんな事を思った。 




















 


 海人の屋敷の中庭に、剣戟の音が響く。

 音の主は、刹那と雫。
 刹那が刀を振るえば、雫は小太刀で受け流す。
 雫が小太刀を囮に暗器を使えば、刹那は刀でまとめて払う。
 刹那が刀を振るついでに蹴りを放てば、雫はそれを足場に後ろに跳びのく。
 雫が苦無を投げつつ突っ込めば、刹那はそれを待ち構え、全てを迎撃し尽す。

 ひっきりなしに攻守を交代して戦ってはいるが、優勢なのはやはり刹那。
 手札の量は雫が圧倒しているが、刹那はそれを個々の武技の練度で蹂躙する。
 
 やがて疲れ始めた雫が足を滑らせたところで、刹那の刀が彼女の首に触れた。

「……雫、何か悩みでもあるのか?」

 刀を納めながら、刹那が尋ねる。

 動きそのものは、悪くなかった。
 小太刀においてはその特性を生かし、小回りの良さで勝負。
 それだけでは刹那に到底及ばないので、暗器を巧みに取り入れ隙を作る。
 それらの定石だけでなく、時に奇手奇策を用いつつも、それに頼りきらない。

 まだまだではあるが、悪い点は徐々に改善している。

 が、今日は疲れ始めてから隙ができるまでが早すぎた。
 以前ならともかく、今の雫なら足を滑らせてももう一足掻き出来たはずだ。

「いや……今ローラさん屋敷掃除してるでしょ?」

「そうだな。つくづく、恐るべき人だ」

 先程垣間見た様子を思い出し、重々しく頷く。

 前回来た時もとんでもなかったが、今回はそれに輪をかけて凄まじい。

 前回は、あくまでも全室の徹底清掃。
 部屋の家具の配置は何一つ変わっていないのに、清潔感で同じ部屋とは思えないほどに美しく見えてはいたが、
あくまでも屋敷内部が綺麗になったのみ。
 彼女が帰ってからのあまりの落差に自信を木っ端微塵に打ち砕かれて膝をついた人間もいたが、それだけだった。

 今回は、屋敷全域の徹底清掃。
 室内は勿論、この屋敷の敷地全域が清掃の対象になっている。
 庭の落葉落花が残さず消えたばかりか、屋敷の外壁や屋根までも綺麗になっていた。
 おかげで、今やこの屋敷の外観は十年若返ったかのような状態になっている。
      
「……仮に、仮にだよ? 海人さんがローラさんと結婚したとするよ?」

「ふむ?」

「その上で、護衛でも他の女は許容できないって事にならなかったとして――――あたしら、存在価値ある?」

「………………なるほど」

 重々しく、この上なく重々しく頷く刹那。

 もし海人とローラが結婚した場合、護衛の価値は下がる。
 夫婦別行動するのでもなければ、ほぼ無敵の護衛が側にいる事になるからだ。
 少なくとも、刹那と雫よりもローラの方が圧倒的に優秀な事は間違いない。
 
 とはいえ、あくまでも価値が下がるだけだ。
 ローラの性格からして、四六時中べったりとは考えられない。
 別行動の可能性はいくらでもあり、その穴を埋められる護衛には価値がある。
 
 しかし、低くなった価値を補う必要はあるだろう。
 そうでもなければ、夫婦にとって邪魔な異物になりかねない。
 
 そしてそれを補いうる要素は家事全般だが――――それが絶望的なのだ。

 ローラのやっている掃除。
 あれは倍の時間かけても、常人には同じ成果は出せない。
 仮に刹那の清掃能力が人並みになり、雫の技量が一流になったとしても倍の時間をかけてやっとだろう。
 まして毎日となれば、体がもたない可能性も出てくる。

 料理も、到底届かない。
 一番重要な味では、まったく及ぶ気がしない。
 雫も料理はそこそこ上手いが、あくまでも一般的な基準。
 刹那はまともに料理が出来るようになったばかり。
 対してローラは店出せるのではないかという程に幅広く美味い料理を作れ、
かつ一度に大量の料理を作る事も難なくこなす。

 洗濯においても、同様。
 なんせ、泥だらけになった衣服すら当日に何事もなかったかのように綺麗になって折り畳まれている。
 さらに言えば、肌着の類の破れもどこが破れたか分からぬほどに塞いでいた。
 
 そう考えると、雫の心情は理解できる。
 もし海人とローラが結ばれれば、どう足掻いてもこの屋敷を出るしかないのではないか。
 そう思わずにはいられないのだろう。 
  
「勿論、海人さんがローラさんとそうなる可能性は低いと思うけど……」

「やれやれ……なまじ小賢しいせいで馬鹿な事を考えるな、お前は」

「む……馬鹿ってなにさ」

 あやすように頭を撫でてきた姉に、唇を尖らせる。

 心配してくれているのは分かるが、馬鹿呼ばわりは心外だった。
 雫としては、非常に真剣に悩んでいるのだから。 

「前に海人殿が仰っていただろう? あの方は独占欲が強い。
であれば、一度身内と認識した人間を役に立たないからと手放すと思うか?」

 諭すような刹那の言葉に、雫はハッとした。

 確かに、その通りだ。
 海人の独占欲は、極めて強い。
 友人の結婚相手でも、見極める為にプチドラゴンをけしかけると言う程に。
 
 途轍もなく身勝手で我儘な話だとは思うが、その独占欲は雫にとって都合が良い。
 海人の独占欲の強さは、言い換えれば思い入れの深さでもある。
 あの根が優しい男がそこまで思い入れを持っているなら、役に立たないからと手放すはずはない。
 
 それどころか、雫を手放させる可能性がある人間をそもそも恋愛対象にしない可能性すらある。

「……色恋に絶対はないっていうけど……うん、かなり安心できる材料ではあるね」

「そういう事だ。さて、不安はとりあえず解消したようだし、本題に移るか」

 雫の頭から手を放し、刹那は彼女を真っすぐに見つめた。

「本題?」

「悩みを抱えたまま、相談もせず組手。どれだけ危ないか理解できんか?」

 穏やかな微笑みと、優しく諭すような言葉。

 しかし、雫の目にはその奥に隠れた表情が見えていた。
 優しげな言葉に秘められた、もう一つの意味も。
 
 それがもたらす結果を瞬時に悟った雫は、即座に行動に移った。 
 
「逃げるが勝ちっ!」

「逃すか馬鹿者っ!」 

 逃げ足だけは速い妹を、刹那は全速力で追いかけ始めた。
   













 

 屋敷全域の清掃を終えたローラは、一息入れていた。
 ピカピカにした室内を見て、彼女は思う。 
 
「……前回も思ったけど、たまには自分で掃除するのも悪くないわね」

 呟き、ティーカップを傾ける。

 自分で掃除をしなくなって、かなり久しい。
 かつては慣れぬ掃除で色々壊す馬鹿共をぶっ飛ばしながら技術向上に勤しんだものだが、
その馬鹿共も一部を除けば後輩の指導に当たれる程度には掃除をこなせるようになった。
 おかげで最近掃除に関わるのは、部下達の最終チェックぐらい。
 
 喜ばしい話だが、折角習得・開発した技術を使う機会がない事が寂しいのも事実。

 そういう意味で、この屋敷の清掃はなかなか楽しい。
 定期的にきちんと掃除されてはいるが、あくまでも素人としては。
 一見すれば綺麗に見えるが、所々粗が目立つ。 
 それらを全て完璧に仕上げる作業は手間だが、技術を使っている実感が得られて実に良い。

 軽い運動の後にこうして堪能する、穏やかな時間も。
 そんな事を思いながら、ローラは再び紅茶を飲む。

 非常に、良い茶葉だ。
 シェリスの屋敷で使っている最高級の茶葉。
 良質な茶葉から極上の物だけを厳選して集めたそれに、勝るとも劣らない。

 違いはシェリスが愛飲している茶葉は香りに重きを置き、これは味に重きを置いているという事ぐらいだろう。 
 それも強いて言えばの話で、どちらを気に入るかは個人によって変わる程度の事だ。
 海人の故郷にある最高級の茶葉らしいが、絶賛するに足る味わいである。

 が、ローラは物憂げに溜息を吐いていた。

(……腕前が停滞して久しい。やはりこれ以上は費やす時間に成果が見合わないわね)

 再度紅茶の味を確かめ、確信する。

 以前は、日々紅茶を淹れる技術が目に見えて向上していた。
 その日の気温、湿度、葉の状態、あらゆる要素を計算に入れ、湯の注ぎ方にいたるまで工夫を凝らす。
 見極めの技術を向上させる事で安定化も図り、今となっては常に最高に近い淹れ方が出来るようになった。
 
 それ自体は喜ばしいし、あくまでも最高に近いであって真実最高ではない為、
驕るには遠いのだが、それでも注ぐ労力と成果の不均衡は無視できない。
 
 なにせ、毎日のように紅茶を淹れている。
 休憩時間どころか、就寝前の一時でさえも。
 そこまでの労力を費やし続ける価値が感じられないのだ。
   
 なのでそろそろ別の物―――ローラが最も好む飲料に移行したいのだが、そうもいかない。

(……色々と手間がかかるし、香りも強すぎるのよね。寝る前に飲めば眼が冴えてしまうし)

 嫌いではないが好物でもない飲み物を飲みながら、ローラは息を吐く。
 
 ローラが最も好む飲み物は、紅茶や緑茶に比べ手間がかかる。
 紅茶も緑茶も茶葉さえ良ければ後は短時間で美味しく淹れられるが、
それは物が良くともその後の処理に時間がかかってしまう。

 また、お茶に比べ香りが強い為、シェリスの側に侍る際はあまり飲むべきではない。
 店を壊そうかと本気で検討する程に薄く香りの弱い物で、ギリギリだ。

 その上まともな物は飲むと目が冴えるので、就寝前に飲むのも不適切。
 好物とはいえ、ただでさえ貴重な睡眠時間を削りたくはない。
 
 なにより、この大陸でもっとも主流なのは紅茶。
 ローラが好むそれを栽培している農家は多いが、味の改良にあまり熱心とは言えない。 
 だからこそ一般的にもそんな程度の物だという認識が広まり、稀に良い物を作る農家がいても高く売れないという悪循環が起きている。
 当然、自分で淹れようと思っても良い材料を仕入れられるかどうかも怪しい。
 
(希望自体はあるけれど……)

 カップを置き、天を仰ぐ。

 あるいは海人なら、極上の材料を作れるかもしれない。
 ローラが求める物は、海人の創造魔法で生産可能なはずだ。
 
 ただ、品質が問題になる。

 作るには色々と手間のかかる飲料。
 そんな物を海人が好んで飲んでいたとは思えない。
 しかも彼は緑茶を好んでいる為、ローラの好物の優先順位は間違いなく低い。 

 それでも食に興味がないわりに色々と美味い物を知っている彼なら、とは思うのだが、
それを許容しても今度は別の問題が生じる。

(……この短期間で、色々おねだりしたものね)

 これまで海人に頼んだ事を思い返し、そっと息を吐く。
 
 一応全て交渉という形を取ってはいるが、海人には短期間で色々頼んでいる。
 初対面では渋る彼を激戦の中共闘させ、その後も肺死病の特効薬の製法、カレーのレシピ、
色々秘密の多いこの屋敷の宿泊許可と譲歩させている。
 全て対価は払い、海人にも納得してもらってはいるが、厚かましいと思われている可能性もなくはない。
 要望があれば遠慮せず、とも言われているが限度はあるはずなのだ。
 
 差し迫った事情があるわけでもないので、頼むならもう少し時間を置きたいところだ。
 欲しい物とはいえ、海人の不興をかうリスクとは比べるべくもない。

 そんな事を思いながら紅茶を飲んでいると、海人の気配が近づいてきているのを感じた。  

「お、ここにいたか」

「あら、わざわざ探してくださったのですか?」

「接触の機会を増やせと言ったのは君だろうが。あとは、わざわざ大掃除してくれた労いだ」

 そう言うと、海人は持ってきた台車から荷を下ろした。

 奇しくも、ローラが今しがた考えていた物を。
 この場で淹れる為の道具一式まで全て揃えて。 

「……それは、コーヒーでしょうか?」

「ん? ああ。いつも紅茶か緑茶だし、たまには目先を変えようと思ったんだが……嫌いだったか?」

「いえ、そんな事はありませんが……手間がかかるでしょう?」

「魔法で良い状態の豆を作れば、後は挽いて淹れるだけだ。大した手間ではない。
フィルターも作り置きしておけば使い捨てできるしな」

 なんでもなさそうに答えつつも、海人は内心納得していた。

 紅茶も緑茶も、良い茶葉を手に入れれば後は保存と淹れ方だけだ。
 対してコーヒーは、良い豆を手に入れたところでその後焙煎しなければならない。
 焙煎機がないこの世界では焙煎の手間は馬鹿にならないし、美味い物を飲みたければ長期の作り置きは論外。
 抽出方法もネルドリップなので、使い終わった後のフィルター掃除がまた一手間。
  
 味に強くこだわらなければ手軽に淹れられる海人の世界とは、事情が全く異なる。

 そんな事を考えながらも、海人の手は的確に動いていた。
 豆を粗く挽き、出来上がった粉をフィルターに適量入れ、適温のお湯を注いでいく。
 基本に忠実に回数を分け、じっくりと。

 やがて注ぎ終わったカップをソーサーに乗せる。
 
「一応牛乳と砂糖も持ってきたが、どうする?」

「ブラックで」

「了解」

 海人は頷くと、ローラにカップを差し出した。
 濃いブルーの薔薇があしらわれた、美しいカップだ。

 ローラはそれを受け取ると一口含み――――目を見開いた。

 口に入れた途端広がる、香ばしく鮮烈な香り。
 焦げ臭さは一切なく、目の覚めるような芳香が鼻の奥へ突き抜けていく。
 それと同時に広がる味わいもまた、堪えられないほどに刺激的。
 真っ先に感じるのは強い苦味だが、不快感はない。
 それと同時感じる甘みと僅かな酸味が、見事なまでに口当たりを柔らかくしている。
 ごくりと飲み込むと、置き土産とばかりに喉奥から香ばしい香りが広がり、これが心地良い。
 
 一口を存分に堪能し、ローラは口を開いた。
 
「………これはまた、非常に美味しいですね」

「それは良かった。が……ひょっとして、君はコーヒー好きなのか?」

「……実を言えば。なぜお分かりに?」

「紅茶や緑茶を飲んだ時と表情の満足感が明らかに違う。
まったく、そういう事なら早く言ってくれればいくらでも出したものを……」

 答えながら、肩を落とす海人。

 普通は分からない程度の変化ではあるが、今のローラの表情には笑みが浮かんでいる。
 紅茶や緑茶を飲んでいる時には全く出なかった、満足そうなそれが。

 そんなに好きならもっと早く言ってくれれば、そう思わずにはいられなかった。

「短期間で、おねだりが続いていますので」

「おねだり……? ああ、これまでの交渉か。
真っ当な対価払ってるんだから気にする事はなかろう。
それに、君の事は可能な限り最高にもてなしたいと思っている。
要望があるなら言ってくれた方が助かるぞ」

 最後に、つまらん事を気にするな、と軽い調子で付け加える。

 最初こそ脅迫同然だったが、その後は健全な取引。
 納得済みで対価ももらっているので、海人としてはねだられたとは感じていない。
 
 またローラに対しては恋愛感情こそないが、友情と敬意は強く持っている。
 欲しい物があるなら教えてもらえた方が、それを示しやすくなるのでありがたかった。

「では私への愛を耳元で囁いていただけますか?」

「それは不可能だな」

 ローラの軽口を、海人もまた軽く返す。
 どちらも、口元に穏やかな笑みが浮かんでいた。

「残念です。では、これの生の豆は作れますか?」

「ああ。もっと言うと、同等の品質の豆も二、三十種類は作れる」

「…………嬉しいですが、なんとも複雑な気分ですね。
カナールの長老方でさえ、良い豆は滅多に手に入れられませんので」

「そういえば、カナールでコーヒーを飲んでる人間は少数派だったな」

 ふと、そんな事を思い出す。

 周りが紅茶を頼むので、その香りを打ち消しかねないコーヒーは避けていたのだが、
よくよく思い出すと周りもほとんどが紅茶を飲んでいて、コーヒーを飲んでいる人間はほとんど見かけなかった。

「肝心の豆の質があまり良くないからです。
味わいの刺激が強すぎる、と豆の量を減らすような店もございますが」

「ん? カナールでそんな店が生き残ってるとなると……」

 海人の目が軽く見開かれる。

 カナールは各店の競争が激しく、怠惰な店はすぐ潰れてしまう環境だ。
 それどころか、そもそも屋台での出店すら出来ない可能性が高い。

 コーヒーに使う豆を減らすような店は、それこそ早晩潰れてしまうはずだ。
 まして、刺激が強すぎるからなどという、コーヒーの味も何も分かっていないような店など。
 それがそうなっていないという事は、そもそもコーヒーという物の価値が低いという事ぐらいしか考えられない。

 海人が立てたその予想を、ローラは静かに肯定する。

「コーヒーはその程度の物、というのが一般的なのです。
そもそもミルクや砂糖を入れてから飲む場合が圧倒的に多いので、何もなしで飲むのは酔狂扱いです」

「……酷い話だな、まったく」

 しみじみと、海人は呟く。

 海人は特別コーヒーが好きというわけではないが、美味いコーヒー自体は知っている。
 砂糖やミルクを入れるのがもったいない、そう思わせる物も数多く。
 無知は時として罪である、そう思わずにはいられなかった。

「まったくです。ところでカイト様。貴方はこの味が好みという事でしょうか?」

「いや。私はどちらかというともう少し苦みが強めで、もっと味に力がある方が好みだ。
君にはこういう味の方が無難だろうと思ってな」

 ローラの問いを、軽く否定する。

 今出したコーヒーは綺麗に酸味や苦味などのバランスが整って非常に美味いのだが、海人の好みとは異なる。
 彼の好みは味のバランスがやや苦味に傾き、コクの強い物。
 美味いコーヒーの良さを楽しみつつ、かつ重く響くような味わいが好みなのだ。

 ローラにこれを出したのは、彼女の好みに合わせようとした結果。
 彼女が作る料理の味などから、こういう系統の味が好みだろうと推測したのである。
  
「仰る通り、この味は見事に私の好みに合致しております。
とはいえ、カイト様が仰るような味のコーヒーも嫌いではありません。
濃厚なケーキと合わせる場合などは、そちらの方が良いでしょうし」

「ふむ……となると、コーヒーに関しては味の許容範囲は広そうだな。
ちなみに、酸味が強めの軽快な味わいはどうかな?」

「同様に、嫌いではありません。そちらはフルーツ系のケーキとよく合うでしょうし。
もっと言いますと、コーヒーについては質さえ良ければいかなる傾向の味でも問題ありません。
流石に、バランスが崩れすぎているのはどうかとは思いますが」 

「なるほど……それなら、折角だし滞在中色々なコーヒーを試してみるか?
私はあまりこだわっているわけではないが、知識はそれなりにあるからな。
多分、楽しんでもらえるはずだ」

 若干力説気味なローラの態度を見て、海人はそんな提案をした。

 海人の世界では、コーヒーは歴史の長い一大産業。
 古くは薬として愛飲され、現代でも嗜好品として多くの人間に愛されている。豆の種類も豊富だし、淹れ方も様々。
 海人も一通りの知識は網羅しているし、実際に飲んだ事も多い為、淹れるのではなく創造魔法で最高級のコーヒーを作る事も可能だ。
 それらを活用すれば、環境に恵まれないコーヒー好きには素晴らしい娯楽を提供できるだろう。
 
 彼女の想いには応えられない為、こういった事で少しでも報いれるなら海人にとっては有難かった。 

「是非」

 海人の言葉に、ローラは頷きを返した。
 その表情を、僅かに緩めつつ。 
 
   
コメント

更新、お疲れさまです。
ローラにコーヒー、読んでみると確かに、紅茶よりも合いますね。
アイスコーヒーやコーヒーゼリー、ディカフェコーヒーなどの楽しみかたも試してほしいです。

ローラとの掛け合いはこれからが本格化されるかと思います、楽しみにしておりますので、執筆活動頑張って下さい。
[2017/07/10 07:14] URL | ガリナオ #KGAhWzec [ 編集 ]


まあ、ローラは性格と無に近い表情以外は完璧ですからね、雫が危機感を持つのはある意味当然でしょう。海人の性格を考えなければですが。
コーヒーの道は深いですからねぇ、個人に合わせるにはかなりの試行錯誤が必要なくらいには。


追伸
もし海人が転移した時に意識と知識をそのままに体だけ若返ったというifを書くとしたら、高校生位の年齢と小学生位の年齢のどちらが比較的書きやすいですか?
[2017/07/10 08:30] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


ああ……ええ雰囲気やないか……
もうなんというか、もう夫婦やん……
やはり二人には上手くいって欲しい……
ローラさんマジ頑張って!

[2017/07/10 12:45] URL | #- [ 編集 ]


100話おめでとうございます!
そして、ローラという素晴らしいヒロインを生み出していただきありがとうございます!
[2017/07/10 16:08] URL | ローラ好き #- [ 編集 ]


100話おめでとうございます!
ローラの印象が変わる回でニヤニヤしてしまいました。
遠慮してしまうローラ可愛い!
[2017/07/10 20:09] URL | hsk #5ZHf/ovw [ 編集 ]


更新お疲れ様です。
ここにこうしてコメント書くのは初めてですが、第四章連載あたりから楽しく読ませていただいております。

ふと疑問に思ったのですが、この小説は外部サイトには投稿しないのでしょうか?
私は出版関係に携わっている訳ではないので断言は出来ませんが、外部サイトに投稿すればすぐに書籍化の話がくるようなクオリティだと思っております。

この質問によりお気を害されたら申し訳ございません。
作者様の事情も知らず、踏み込みすぎかとは思いましたが、この小説を書籍として手にとって読みたいと思っております。
[2017/07/10 22:01] URL | #- [ 編集 ]

100話おめでとうございます
はじめまして
毎週楽しみに読まさせてもらっています
今回は100話目更新おめでとうございます!
海人の性格の良さというか、男前な感じと、ローラの海人への行動に対する思考の揺らぎが印象的な1話でとても楽しませてもらいました
ただ、海人があまりにも男前すぎてローラとの関係が加速して進んでいかないかと心配になりました笑
ルミナスがいない間にイチャイチャされるとより一層二人の関係にハラハラしてしまいますね
個人的には刹那の思いも伝わってほしいと思いますがこれからどうなるのか、今後の展開に期待しています
どのような展開になってもハッピーエンドを迎えられたらいいなあと一読者として願いつつ、今後の展開を楽しみにさせていただきます
だんだんと暑くなって来ましたが体調など気を付けつつ、また次の更新を宜しくお願いします
P.S.
個人的な話になりますが、最近家で中華料理を作ることにはまっています。
いわゆる炒め物ですが、動画などで中華鍋を使って炒飯などを作る姿にとても興味を持ちよく作っています
ただ炒めるだけでもどのタイミングで調味料を足そうかとか考えていると飽きることがありません笑
是非、ルミナスたちにも食べてもらいたいし調理の姿を見てもらいたいです!
みんな食欲がものすごいのでさぞ美味しく食べてくれるのではないでしょうか
ぜひみてみたいのですがどうでしょうか??
[2017/07/10 22:28] URL | スコブルイヌスキー #uk36oDr. [ 編集 ]


これ以上わがままを言うわけにはいかない
VS
もてなす以上好みはできる限り教えてくれの熾烈な譲り合い

ダメなものはダメときっぱり言うだろうし、言うだけ言ってみてはと外野は思うんですけどねぇ
ローラの考えも分かるだけに何ともですが
[2017/07/10 23:18] URL | #mHdfaKpc [ 編集 ]


更新来てて嬉しすぎです( ´∀`)
ローラさん本当ええわー( ´∀`)

百話達成おめでとうございます!
[2017/07/11 07:35] URL | #- [ 編集 ]


更新楽しみにしています。ローラさん恐るべしですね。
[2017/07/11 16:04] URL | ロボット三等兵 #- [ 編集 ]

更新お疲れ様です
100話到達おめでとうございます
100話記念に本編ではなく記念番外編でも書くのではと少し考えてしまいましたが本編更新で安心したのは内緒です笑
いや、私にとっての100話記念はローラの耳元で愛を囁いてほしいとのデレです(意味不明
ローラが来て初日でこの破壊力なら一週間後どうなるのか、私の心臓はもつのか、今から楽しみですね。


さて、改めて100話到達おめでとうございます。これからも応援させていただきますので完結目指して執筆よろしくお願いします。

p.s.感想にて追究をしてしまい申し訳ありません。ついつい聞いてしまいましたが、そこで作者様が答えてしまったら自分の首を絞めるどころか、他の皆様の楽しみも奪ってしまいますからね。反省です。
ネタバレ、ダメ、ゼッタイ
[2017/07/12 14:46] URL | 名無しの権兵衛 #y2a4lNMg [ 編集 ]


必要な描写なのかもしれませんがシェリスsideがちょっとくどいです
[2017/07/12 19:09] URL | #- [ 編集 ]


ローラさんが一番好きな私としては嬉しいです。
ルミナスも嫌いじゃないけれど、やっぱり以前の家族のような関係の方がしっくりきますし。
第十部の物語も楽しみです。
[2017/07/14 21:03] URL | #- [ 編集 ]


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