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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編+最新話一行修正。
というわけで、番外編と最新話の微修正です。
番外編の方は珍しくはないネタになります。
修正については修正し損ねてた箇所一カ所のみで、読み直す必要はまずないと思われます。

では、コメント返しさせていただきます。


ガリナオさん

実は序盤だとコーヒー飲んでたりします。
ローラとの掛け合い含め色々やる予定ですので、どうぞお楽しみに。

コスモさん

基本作者が緑茶派なので、コーヒーは調べるのに手間取ってます(笑)

その条件ですと、多分小学生の方が書きやすいですね。
高校生だと良くも悪くも今とあまり変わらなくなってしまうので。

 さん

上手くいくかどうかはともかく、ローラさんは頑張ります。

ローラ好きさん

ローラは作者も好きなキャラなので、気に入っていただけるのはとても嬉しいです。

hskさん

多分、今章はまだまだローラの印象変わると思います。
伏せてた情報もちょっと出しますので。

 さん

外部サイトに投稿したい気持ちもありますし書籍化も夢ですが、更新ペースが遅すぎて腰が引けます(汗)
踏み込みすぎという事はありません。そこまで思っていただける程楽しんでいただけているなら、作者にとっては嬉しいかぎりです。

スコブルイヌスキーさん

現状は良くも悪くもそこまで加速はできません。
海人自身、いまだ過去に囚われっぱなしですので。

中華料理は作者も好きです。
多分本編のどこかしらでネタぶち込むと思います。
幾つか腹案もあるので。

 さん

難点はダメと言われたときに海人に自覚がない程度に評価が下がるかも、という懸念ですね。
そのリスクよりは黙ってた方が、という判断です。

 さん

ついに百話、あるいはようやく百話というべきか(汗)
ローラは今章出番増えますので、お楽しみに。

ロボット三等兵さん

最古参も大概デタラメ集団なんですが、やはりローラは格が違います。

名無しの権兵衛さん

流石に私もそこまで馬鹿な事しません(汗)
ちなみに、今章は多少ローラの過去も出る予定です。

追究についてはあまりお気になさらず~。
色々伏せてるので気になるのは当然ですし。
問題があるとすれば、その期待に応えられるのかと作者が脂汗流すぐらいです(笑)

 さん

くどく感じられたなら申し訳ないです。
入れときたい描写だったので、ご理解いただければと思います。

 さん

第十部は色々と情報が出る予定です。
あるいはローラに対する見方がちょっと変わったりするかもしれません。
どう変わるかは分かりませんが。


さて次話ですが、作者的には調子良いです。
100話の修正案を考えて息抜きしてるせいか、筆は軽い感じです。
問題は、最初調子が良い時ほど後でまとめるのに苦戦する事が多いという事ですが(汗)

では、今回も数多くの方の御来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。







 番外編



 ゲイツ・クルーガー。
 シュッツブルグ国内の冒険者でこの名を知らぬ者はないだろう。
 様々な功績自体もだが、それらがほぼ彼単独によるものという事実が大きい。

 いわゆる冒険者のパーティーに所属していない冒険者自体は、そう珍しくない。
 むしろ駆け出しなら、地域によってはそちらの方が多いぐらいだ。

 が、駆け出しから名を上げるまでそれを貫く冒険者は滅多にいない。

 冒険者に限らず、人が一人で出来る事には限りがある。
 武を磨けば力は上がるが、それに費やした時間の分知に費やせる時間は減り、
知を磨いた人間には知識で劣る事が多い。
 かといって満遍なく磨けば、芸の幅は広がっても一つ一つが浅い器用貧乏になってしまう。
 それでは幅広い依頼はこなせても、難度の高い依頼はこなせない。
 
 だからこそ、多くの冒険者はパーティーを組むのだ。
 各々得意な分野に注力し、不得手な分野を補う為に。
 さらには意思疎通を円滑にし、連携を磨き、個々の力を何倍にも発揮する為に。
 
 にもかかわらず、ゲイツは基本的に一人で活動し続け、若手最高の冒険者の名をほしいままにしている。
 他の数多いる若手の冒険者パーティーをさしおいて、だ。

 当然嫉妬もやっかみも多いが、功績に比すればそれは少ない。

 というのも、ゲイツを直に知る冒険者の多くがその能力を称賛するからだ。
 ゲイツは時と場合によっては一時的に他の人間と組む事もあるのだが、そういった間近で彼を見た人間ほどその傾向は強い。
 
 中位ドラゴンを前にしても動じぬばかりか、あっさりと狩る戦闘能力。
 若手冒険者屈指の動植物の知識に加え、分からない物でも危険な物は察知する超直感。
 そしてなにより、予想外の危地においても保ち続ける冷静さと高い判断能力。 
 
 どれ一つとっても、若手どころかベテラン冒険者の水準すら軽々上回っている。
 あれこそまさに天才であり、秀才、まして凡人が及ぶ存在ではないのだと、多くの人間が称賛するのだ。

 当の本人は自分は断じて天才なぞではない、と言い続けているのだが、
彼を知る多くの人間は謙遜としか受け取っていないのが現状である。

 それが―――――紛れもない、本心だとは知らずに。

「ぐぼへぶふぎゅぎゃ!?」

 人の声帯から発せられたとは思えない声を上げて、ゲイツが吹っ飛ぶ。
 
 理由は、単純明快。
 彼の回避も防御も間に合わない速度で、三十発程の打撃を叩きこまれたからだ。
 この大陸の平均的なレベルの騎士の攻撃なら、鼻歌まじりに捌ける彼が。

「――――飛ばされながらでも体勢を整え直す。それが出来ねば格上には殺されるだけです」

 冷たい声音と共に、吹っ飛ぶゲイツの進行方向にローラが現れる。

 咄嗟の直感に従い、ゲイツが渾身の力を振り絞り体を曲げると、直前まで彼の頭があった部分を足が通過していった。
 風圧だけで体が別の方向に吹っ飛んでいる以上、あのままであればどうなっていたかは想像するまでもない。

 恐怖に駆られながらもゲイツは自分に風属性の攻撃魔法を叩きこんでローラに突撃し、渾身の蹴りを放つが、  
  
「良い気概ですが、見てもまともに応戦出来ない相手に、背中から突っ込むのは無謀です」

 ローラはゲイツの足を受け流しながら回転し、そのまま地上へと叩き落とした。   
 ゲイツの攻撃力まで上乗せされたその投げ技は、見事に大地にクレーターを作る。

「あ、がが……ぐう……」

 全身ズタボロになりながらもクレーターから這い上がるゲイツ。

 そんな彼の前に、ローラが悠然と着地した。
 彼女は、這いつくばりながらもどうにか立ち上がったゲイツを冷たく見据え、構えを解く。

「まあ、こんなものでしょう。以前に比べれば随分と成長なさいました」

「……成長してる実感まるでないんですけど」

 どさっと崩れ落ちながら、愚痴る。

 成長した、その実感がないわけではない。
 仕事で魔物と対峙した時、同業者と組んだ時、以前よりも強くなった実感はある。

 が、この目の前の絶世の美女を前にすると、それが錯覚に思えて仕方ない。
 
 どれほど死力を尽くしても、潰される。
 どれほど策を練っても、容易く破られる。

 最初に戦った――――否、蹂躙された時と同じように。

「成長はなさっておられます。基礎能力もさる事ながら、頭を使われるようになりました。
最初はこの猪を――――失礼、猪未満の知能を人並みにできるのかかなり悩みましたので」

「言い直してもっと失礼になってんですけど!? いや確かにそんぐらい馬鹿でしたけど!」

 抗議しつつも、ゲイツはローラの言葉ももっともだと思っていた。

 かつての自分は、本当に愚かだった。
 人の姿をした化物を外見で侮り、痛い目をみたのだから。
 たかが獣人族のハーフの小僧が多少鍛えた程度で戦える相手ではなかったというのに、
事もあろうに真っ向勝負を挑み、自信も自負も尊厳も全てを粉々に打ち砕かれた。

 それを思えば、猪未満という評価も仕方ない。
 猪とて、危険を感じれば逃げるぐらいの知能はある。
 少なくとも、必要もないのに上位ドラゴンに喧嘩を売り続けるほど馬鹿ではないだろう。

「とはいえ、やっと人を名乗れる程度に頭を使えるようになっただけです。
これから先冒険者を目指すなら、知識も不可欠でしょう」

「あの~、俺既に冒険者ですし、一応若手冒険者最優なんて言われたりする事もあるんですけど……」

「ゲイツ様、メイドの本分は何でしょう?」

「……掃除洗濯色々ですけど……まあ、家の中の事全般ですよね」

「その通りです。当然、知識においては各地を股にかけ見聞を広め、時に新たな知を発見する冒険者には及ぶべくもないでしょう。
ですが、今のゲイツ様は当屋敷のメイドの誰よりも知識量において劣っておられます。
そんな有様で冒険者を名乗ってはお恥ずかしいでしょう?」

「いやいやいや! 比較対象がおかしいでしょ!? 
つーかそもそもあれをメイドって言っていいんですか!?」

 鬼のようなローラの言い分に猛抗議する。

 ローラに限らず、シェリスのメイドは総じて知識が豊富だ。
 最低限の教養と称してあらゆる学問を貴族子弟レベルで叩きこまれ、それに加え各々得意分野がある。
 人によってはそれこそその道の専門家と語り合えるレベルの知識があり、どう考えてもメイドの知識量ではない。

 なにより、シェリスのメイドはメイドと呼んでいいのか怪しい集団だ。

 知においては前述の通り、武においても対人戦ならゲイツを超える者すら珍しくはない。
 能力的には、それこそ将来的に将軍やら参謀やら狙えそうな者ばかり。
 少なくとも、一般的なメイドの能力ではないだろう。
 
「メイドはメイドです。さらに言えば、料理長であるスカーレットにも劣っておられますね」

「うっ……」

 地味に痛いところを突かれ、ゲイツが呻く。

 事実として、ゲイツの知識は婚約者であるスカーレットに劣っている。
 恐怖と涙に塗れた地獄の教育によって得た、貴族子弟顔負けの教養。
 それに加え、動植物に関する知識が非常に幅広く、ゲイツも一歩譲る。
 その知識は料理に関する事が主体なので限定的と言えば限定的だが、それだけに毒系の知識は深い。
 毒草の類などは勿論、無毒化に関する知識まで多々持っている。
 
 最近では、ゲイツが教えてもらう事も多い。
 
「流石に、得意であるべき分野で婚約者に大きく劣るのは殿方として恥ずかしいのでは?」

「だああああああああああっ! 分かりましたよ! 
ええいっ! スカーレットに勝てねぇまでも匹敵はしてやらぁっ!」

「その意気です。丁度図書室にスカーレットがいますので、一緒に勉強されるとよろしいでしょう」
 
「……へ? あれ、まさか気を遣っ……」

「どうも結婚までが長引いているせいか最近腑抜けておりますので課題を出したのですが、
今思うと少しばかり量が少なかったのです。ゲイツ様にも課題を出しますので、御一緒に挑んでいただきましょう。
なお片方でも不合格の場合、後日二人揃って私との組手となりますので、御覚悟を」

 言い終えると、ローラはポケットから紙片を取り出しゲイツに手渡した。

 ゲイツが恐る恐るそれを広げた瞬間、凍り付く。
 そこに記されていたのは、計数十冊の書籍名とその覚えるべきページ。
 そして最後に、今日の夕方5時までという期限も記されていた。
 なお、今は既に3時である。

 冗談ですよね、と希望を込めてローラを見るが、彼女は冷酷にも無言で図書室を示す。

「こ、こんちくしょおおおおおおおっ!」

 走る時間も惜しい、と図書室に向かって全力で跳躍するゲイツ。
 狙い通り入口に着地した彼は、そのまま図書室の中へと消えていく。    
 
 若手最優の冒険者ゲイツ・クルーガー―――――その称号は、日々の汗と涙と恐怖に塗れていた。

コメント

うむ、随分とまわりくどい愛し合う二人への応援ですね、効果的と言えば効果的ですが。絶対に表に出さないでしょうが、内心では羨ましく思ってそうですね(笑)

追伸
親子三人川の字で寝ていたらなぜか見ず知らずの草原で寝ていて、その後紆余曲折あってルミナスに拾われて………な、悲しい夢を見た海人の話はいかがでしょうか?

追伸2
ふと思ったのですが、前のコメントで言った海人の小学生化ですが、その場合のヒロイン最有力候補は誰ですか?
[2017/07/17 08:25] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


なんかローラ信者が多いので抵抗

私はメインキャラの中でローラが一番嫌いですね。好きじゃない、じゃなくて嫌い

今回の「この猪を――――失礼、猪未満の知能を」のような不要な毒舌を含め

私はこういうキャラなんです、だから人を傷つけてもいいですよね

的な本人の態度が受け付けないし

それを深謀遠慮あってのことと評価せざるを得ない彼女に優しい世界が気持ち悪いです

ホント、私の中での評価は他人を貶めて笑いを取ろうとする芸人と同レベルですね
[2017/07/17 21:00] URL | #SFo5/nok [ 編集 ]


なんだろう、ゲイツは何になりたいのか。
人生を迷走してる感がある

ローラに師事して自らを磨き続けるのは英雄の道なんだが、
スカーレットと幸せな結婚生活はどうするんだ
[2017/07/18 19:42] URL | #- [ 編集 ]


更新楽しみにしています。ゲイツ君も大変ですね。
[2017/07/22 00:37] URL | ロボット三等兵 #- [ 編集 ]


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