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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編。
というわけで番外編です。
ちょい短めの定番ネタ……ですね。
いつもより内容粗いかもしれません。

では、コメント返しさせていただきます。


コスモさん

コーヒー、多分本当に良い物は違うってはっきり分かります。
私が飲んだ事あるのは、これほんとにコーヒーか!? って本気で思いましたので。

海人ですが、知識の価値は一応知ってます。
だからこそ、開示をあの世界の技術水準を元にすぐ思いつける範囲にとどめ、
思いついた内容を劣化させるような小細工もしています。
詳しくは次回の予定ですが、加減ミスったのは一応理由あります。

ゼリー……コーヒーゼリーやろうかなとちょっと考えてはいるんですよね。

 さん

海人にとっては、誰でも解けるはずなのになぜか誰も解いてない数式を暇潰しに解いてみた、みたいな感覚です。
それでなぜか大金渡されそうになって困ってるってとこでしょうか。

 さん

海人とローラ、基本的に相性は良いのです。
能力的にも性格的にも。

ガリナオさん

実のところ、知識流出に寛容になってるわけではありません。
今回海人が教えたのは、あくまであの世界に現状存在する知識の改良案。
それも、明日にでも思いつく人間が出ておかしくない内容です。
革命的というのも、斬新というよりはその手があったか、みたいな感じですね。

シェリスに関しては……海人はいいかげん絞め殺されるかもしれませんね。
もっとも、ローラとか宝蔵院姉妹とか高すぎるハードルを越えられればですが。

ロボット三等兵さん

ローラの高すぎる能力の理由、とりあえずその一端は第十部で出ます。
第十部のメインがそれ絡みなので。



現在の状況ですが、
100話修正案は、読み直したら現状の方が流れがよさげなので微修正にとどめる事になりそうです。
101話修正は、一カ所場面加筆するべきか悩み中です。その方が自然になりそうなので。
次話は書き進んではいるものの、また後で修正・削除の嵐になりそうです。

では、今回も数多くの方の御来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。







 番外編



 天地月菜にとって、息子は宝だ。

 愛する男との間に生まれた我が子。
 正直、生むまでは血の繋がりがあってもそこらの子供と大差ないだろうと思っていたのだが、
いざ生んだらこの子の為なら世界滅ぼせる、というぐらいに愛おしかった。 

 もはや生んだ段階で親馬鹿になる事は確定していたのだが、息子はそんな月菜をさらに堕落に誘う。

 なんせ初めて話した言葉が『おかーさん』である。
 呼ばれた時は感激のあまり思わず抱き上げ、そのまま頬ずりに移行してしまった。
 パパだぞー、とかおとーさんだぞー、とか必死こいて呼んでもらえるよう努力していた夫はいじけていたが。

 それに加え、自分達の息子とは思えないぐらいの良い子でもある。
 
 父に騙され山盛り山葵付きの刺身を食べさせられて悶絶した時も、
血祭りにされる父を見かね、泣きながら月菜にしがみついて止める程に。
 ボードゲームで大敗した父に盤面ひっくり返され、その盤面が顔面に衝突して鼻血を流した時も、
手入れ中の刀を構えようとする月菜を止める程に。
 父に高い高いで勢いあまって投げ飛ばされて天井にぶつけられた時も、痛みに悶えながら居合の構えに入った月菜を宥めた程に。

 能力面では問題しかなく、その性格すらも能力と組み合わさると大問題になる息子ではあるが、
本人を見ているとついそれを忘れてそうになる程に、可愛い息子である。

「みゅ? どしたの、おかーさん?」

「ん、なんでもないわ。海人、美味しい?」

「うん! おかーさんのごはんが一番美味しいもん!」

 輝くような笑顔で力説する海人。
 
 今日の夕食はさんまの塩焼きと各種野菜の小鉢だが、どれも美味しい。
 程良く焼き上がった魚の旨味、丁寧に煮つけられた野菜の優しい味、輝くように炊き上がった白米の甘味。
 何を食べても美味しいという感想しか出てこない、最高の食事だ。
 学校の給食でも似たような料理は出るが、まったく別の料理と言えるほどに違う。
 
 そして、これは決して海人だけの感想というわけではない。
 
 遠足で持っていった母の弁当を友達と一緒に食べた際、その美味しさに時が止まった。
 そして海人がある程度食べ終えたところで時が動き、争奪戦になったのだ。
 一番人気だった卵焼きは三秒で消滅、焼き魚も一分で消え、最後の白米も二分で消えた。
 その話が帰宅後各家庭に広まり、後日友達のお母さん一同が教えを乞いに来たほどである。

「ありがと。た~っぷり愛情込めた甲斐があるわ」

 頬を緩め、海人の頭を撫でる月菜。

 実のところ、美味しいのは当然だ。
 そこらの家庭とは、材料費から全然違う。

 旬の食材を多く用いている為そこまで極端な額ではないが、
それでも予算に強く縛られる一般家庭とは比較にならない。
 調味料なども、長年かけて色々試しながら選んだ物ばかり。
 米とて、良い生産農家から直接買い付けた極上品。

 ここに長年かけて磨き上げた月菜の腕が加わる為、並のプロでは太刀打ちできない域の味になっている。

 それゆえに、かつては懸念もあった。
 言うまでもなく、学校給食である。

 学校給食はコストと味と栄養のバランスで優れているが、非常に低予算。
 どれほど努力したところで、味には限界がある。

 日頃から母の美味しい手料理しか食べていない海人が、あれを食べられるだろうかと。
 もしまずくて食べられないなどと言って、教師に無理矢理食べさせられでもしたら。
 それを切っ掛けにいじめにでもあったら。

 ――――この区内で謎の連続失踪事件が起きるかもしれない、と。

(……まあ、杞憂だったんだけど。いや、ホント良かったわ)

 海人が初給食を体験して帰ってきた日の事を、思い出す。

 この暢気な息子は、両親の心配をよそに普通に給食を平げて帰ってきた。
 あまりに平然としていたのでそれとなく問題なかったか聞いてみたのだが、
そこで判明したのが息子の味への頓着の無さ。

 この息子、驚くべき事に給食を美味しくはないが母の料理と違う味で面白かったと評したのだ。
 友達と喋りながら食べるのも、楽しかったと。

 毎日精魂込めて作っている月菜としては若干複雑だったのだが、それは直後に解消された。

 海人は給食の感想を述べた後、こう言ったのだ。
 『おかーさんのお料理ってすっごく美味しいんだね!』と。
 なんでも、友達は皆給食を美味しいと言って食べていたからそう思ったらしい。

 嬉しさのあまり抱きしめ、頬ずり、ついでにその日の夕食が豪華になった。 
     
「どしたのおかーさん。笑ってるけど?」

「なーんでもないわよ。さて、そろそろお父さんの夕食用のお肉出さないとね」
  
 言いながら、立ち上がる。

 予定では、あと一時間もしたら夫が帰ってくる。
 今日の注文は極厚ステーキだったので、そろそろ肉を表に出さねばならない。
 あれだけの厚みとなると、常温に戻すにも時間がかかる。

「僕もちょっとだけ食べたーい」

「ふふ、後でお父さんにお願いすればくれるわよ。
たっぷりあるし、気にしなくていいからね」

「はーい!」

 満面の笑顔で元気よく返事をする海人。
 
 それを見て、月菜は改めて思う。やはりこの子は自分の宝物だと。
 これから苦労は多かろうが、何があろうと大事に育てていこうと。
 この笑顔が曇る事がないよう、いらぬ涙を流さずにいられるよう、なんとしても守り抜こうと。

 そんな決意を新たにしていたが――――その誓いはその日の内に崩れる事となる。

 肉の間に大量の山葵を挟むなどという小技で、息子を大泣きさせた彼女の夫によって。
    
 
コメント

うん、愛情のベクトルがズレまくっていて、さらに非常に重い人だというのがよくわかりました。こういってはなんですが、海人の妻にとってはいなくなってもらっていて良かったかもしれませんね、多分、結婚するとなったら親の愛で色々と拗れた可能性がありますから…

追伸
迷子の子犬(あるいはペット)ネタはいかがでしょうか?
[2017/08/21 06:56] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


更新お疲れさまです、返信ありがとうございます。

シェリス、絞めるには壁が少なくても高く、いっそ自分が泊まりにいこうとしたら屋敷メンバーの壁がそこそこ(それでも十分)高いし数は多く、そもそも本丸のカイトが許すかどうか ストレスとの日々ですね。

カイトの優しさは母から、子供っぽさは父からですかね(笑)
描写はありませんが、カイト父は、カイト可愛さと妻から愛される息子へのジェラシーとかもありつつ、楽しいから!みたいな印象を受けます。

執筆活動、頑張って下さい。
[2017/08/21 08:03] URL | ガリナオ #mQop/nM. [ 編集 ]


お父さんw
[2017/08/21 17:31] URL | #- [ 編集 ]


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