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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編。
番外編です。
思いつきの、それほど珍しくはないネタになります。
時系列などは特に考えていません。


では、急ぎ足ですがコメント返しさせていただきます。


コスモさん

お察しの通り、色々とローラが抱えてるものは重いので燻ってはいます。
むしろ燻り続けない理由がなかったりします。

つけだれとなると、しゃぶしゃぶも含めた鍋料理になりそうですね。
ネタは色々できそうな感じです。

ガリナオさん

基本的にあの二人、相性は良いです。
海人側も親愛と敬意は抱いていますので。

親ルミナス派さん

そうでもないかと。
男としては至極当然の反応ですし。
あれでそういう事には慣れた男なので。

 さん

コーヒー自体は割と重要な要素です。
詳細に描写する必要があるか、と言われると微妙なラインですが、書いた方が良いとは思って書いてます。

 さん

海人自体通常の手練手管が通じない相手ですからねぇ。
メイベルの手口を下手に真似るのは悪手ですし。

ロボット三等兵さん

割と面倒というか、複雑な女性ですね。
ある意味では単純とも言えますが。

ぷーさん

話自体現状は平和な描写多いですしね。
凄惨な展開にしたらダメージ凄くなりそうです。

一ヶ月掛かったさん

楽しんでいただけたなら何よりです。
かなり長い話なのに一気読みしていただけたのは素直にうれしいです。

なお、作者は割と食い意地が張ってます。
と言っても、食べ歩きはせいぜい23区内で、近くにその日食べたい物の美味しい店がなければ良い材料買って自分で作る程度ですが。

熱がないと感じられるのは、味の感動より味をどうにか表現しようとしてるせいで淡々とした感じに捉えらえるのかもしれません。
一応自分が文章読んだ時に味をイメージできるか、に重きを置いて書いているつもりです。
順番が逆、という事に関してはないと思います。
描写にもよりますが、味を感じてから言葉が出るのはなにもおかしくないかと。
一人称表現が混ざるのは、おそらく作者が味は主観的なものと考えているせいですね。

料理描写に関しては色々試行錯誤してますが、おそらく今後も大きく変わる事はないかと思います。
書き方は色々試してるんですが、他は胡散臭くなったり読んでて白けたりと散々なので。
ご理解いただけると幸いです。

飛べないブタさん

ええ、私も見たいです(笑)
汗で透けて張り付いたシャツって最高だと思うんです。



さて、次話ですが明日、というか既に今日ですが可能な限り書き進めたいと思います。
最近書き進められる時間があるうちに書き進めないと、本気で時間が消されそうな事が重なってるので。
いつもよりちょいと考える事多いですが、頑張りたいと思います。

では、今回も数多くの方の御来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。






 番外編



 睡眠。どんな人間も例外なく必要とする、生命活動の一環。

 それは、多くの人間にとっては安らぎの一時だ。
 一日中働き続けた体もその一時を経て回復し、再び仕事に向かえる。
 無論一晩では回復しきれない人間も多いが、それでも多少は回復するものだ。
 
 ゆえに、睡眠の質というのは極めて重要である。

 深く、そして安らかに眠れれば、たとえ一晩でもその効果は絶大。
 疲労は抜け、体の重さもなく、意気揚々と仕事が出来るだろう。
 対して、寝苦しい環境ではどれほど寝ても効果はさほど期待できない。
 疲労は残り、体も重く、この状態で仕事をしなければならないのか、と溜息を吐くだろう。
 眠っている間にどれだけ快眠できるかによって翌日の能力が決まると言っても過言ではない。

 雫は、自分の主君に対してそんな主張をしていた。

「というわけで、あたしの日頃の疲れがぶっ飛ぶぐらいの快眠を求めます!
ぐっすり気持ちよく眠れるなんかありまぁぁぁぁぁっ!?」

 予備動作を認識する間もなく繰り出された姉の蹴りを、咄嗟に受け止める雫。

 ただ受け止めるだけでは腕が折れかねないそれを、軽く回転しながら飛んで流す。
 それによって衝撃は見事に方向を逸らされたが、消えたわけではない。
 雫の体の回転はさらに速まり、まるでタイヤの如くゴロゴロ床を転がっていき、やがて壁にぶつかった。
 
 目を回している妹を一瞥もせず、刹那は主君に頭を下げる。

「……申し訳ありません、海人殿。愚妹がどんどん図々しくなってしまいまして」

「別に構わんよ。というか、口実自体は正当だしあそこまでやらんでもよかろうに」

 ぐ~らぐ~らとふらつきながら起き上がろうとしている雫を見て、海人は刹那を窘めた。

 睡眠の質が発揮できる能力に大きく影響を与える事は事実。
 そして雫も刹那も仕事内容は海人の護衛であり、有事には迅速な対処が求められる。
 海人も修羅場は潜っているからそれなりの危機対処能力はあるが、あくまでもそれなりレベル。
 一般人が肉体強化して石を投げただけでも、当たり所が悪ければ即死しかねないのだ。

 である以上、護衛たる彼女らのコンディションを最善に保つ努力は必要不可欠。
 僅かな対処の遅れが、文字通り致命的な事態に繋がりかねないのだから。

 雫の心情的にはただの我儘だとしても、それにつけた口実は至極真っ当。
 ならば、必要以上に咎める必要はないはずだった。

「……誰が、とは申しませんが、雫には非常に甘い御方がいるので、拙者が引き締める必要がございます」

「うぐ……」

 非常に珍しい刹那の半眼を向けられ、海人は思わず後退った。

 実際、刹那の指摘は当たっている。
 元々身内に甘い海人だが、雫には特に甘くなっている自覚はあった。

 かつて弟や妹を欲しがっていた時期の、名残だ。
 当時は頼れるお兄ちゃん、かつ仲の良い兄弟を夢想していたのだが、
雫の態度は見事にそれをくすぐってくる。

 遠慮の欠片もなく海人を頼り、スキンシップも嫌がらず、むしろ積極的に行おうとしてくる。
 それでいてそこに悪意はなく、あるのは溢れんばかりの親愛。

 いっそ見事なまでに、海人から抵抗を奪っている。 
 
(……うーむ、母さんの判断は正しかったなぁ)

 自己分析しながら、かつての記憶を思い出す。

 弟か妹が欲しい、そうねだられた時、海人の母はしばし悩んだ。
 
 当時の海人はお金が足りないのかな、程度にしか思っていなかったが、今は別の理由を思いつく。
 二人目も海人同様の化物だったら、本気でどうしようもないと思ったのだろう。
 一人目がそうであった以上、二人目が違う保証はどこにもないのだから。 

 が、五分ほど唸り続けた海人の母は、それとは別の理由を口にした。

 当時の海人が、心外だと思わず抗議してしまった理由を。
 今となっては、息子の性格をこの上なく熟知していたのだと感心してしまうその分析を。

『典型的なダメお兄ちゃんになりそうだから駄目』

 母にそう言われた事を思い出し、思わず頷く。
 あの当時の自分に弟妹がいれば、間違いなくそうなっていただろうと。

 とはいえ、性格だからとそれを片付けていいはずもない。

 兄のように慕われているのであればこそ、時に戒める事も必要だ。
 さもなくば、甘やかされた人間の堕落を招いてしまう。

 少しは雫に厳しくするべきか、と思った瞬間、
 
「あまりお気になさらず。拙者が引き締めている以上、度が過ぎる事はありませんので」

「……何も言っていないはずだが?」 

「最近は僅かながら海人殿の表情が読めるようになってきましたので」

「むう……」

 少しばかり勝ち誇った様子の刹那に、思わず唸る。
 最近、少しずつ刹那に手玉に取られつつある気がしてならない。

 困ったものだ、と海人が他人事のように考えていると、雫がようやくしっかりと立ち上がった。 

「お、おのれお姉ちゃん……あくまであたしの快眠を邪魔するか……!」

「やれやれ……そもそも快眠と言っても、これ以上何を求めるんだ?
ちゃんとしたベッド、暖かい布団、柔らかい枕と揃っていてこれ以上何がある?」

 恨めし気な妹の言葉を、刹那はにべもなく切って捨てる。

 大地というベッドで空気という布団をかぶり、荷物を枕にしていた日々に比べれば、今は天国。
 家具自体も良いので、かつての環境と比較せずとも睡眠についてはかなりの好環境だ。
 これでよく眠れないとなれば原因は日々の鍛錬による疲労だが、こちらは緩めるつもりがない。
 一度質を落としてしまうと、最悪実力まで落ちかねないのが鍛錬なのだ。
 例え海人に頼んだところで、劇的な改善が望めるはずもない。
 
 そんな刹那の認識を、海人が軽く打ち砕く。 

「いや、改善要素はいくらでもあるぞ? 布団はまだしも、最適なベッドや枕は個人差が大きい。
それに寝る前にうっすらとリラックス用の香料を部屋に漂わせておけば、これもかなり効果が期待できる」

「ほら、お姉ちゃん。あるってよ」

「……そんなに違うものなのですか?」

「こっちにないタイプのベッドなどもあるしな。とりあえず、試すだけ試す価値はあるはずだ。
折角だし、今夜から試してみるか? 部屋にいちいち運びこむのは手間だし、食堂片付けてベッドを置くか。
とりあえず一通り寝てみて好きな物を選び、そのあと枕を選ぼう。体の沈み込み具合で適切な枕の高さも変わるからな」

「は、はい。ですが、かなりお手間を取らせてしまうのでは……」

「別に構わん。というか、今までやってなかった私のミスだ。
ま、一晩じゃ実感できないかもしれんし、じっくり選んでくれ。雫もな」

「はーい、ありがとうございまーす!」

「うむ。だが、それと並行して生活習慣も気を付けた方が良いかもな。
例えば、雫の寝る直前の間食。これはあまりよろしくない」

「うええええっ!? ちょ、寝る前に和菓子食べてお茶飲んで寝るってあたしの楽しみの一つなんですけど!?」

「海人殿が仰る以上、事実だろう。お前の言う通り、睡眠は大事だ。今日から控えてみろ」

「うぐぐ……」    

 悔しげに唸る雫に、刹那は若干意地悪そうな笑みを向けた。
 が、直後その笑顔は凍り付く事となる。
 
「言っておくが、刹那が毎日やってる寝る直前の入浴も一般的には快眠しにくくなる要素だぞ?」

 海人の言葉に、刹那の意識が停止した。

 寝る前の入浴は、刹那の数少ない大事な趣味だ。
 鍛錬の疲れを湯に溶かしだすのではなく、ただ湯につかるという至福の一時。
 あまりの幸福感で時間が経つのを忘れる、そんな時間である。
 海人の言葉が正しければ、それが消えうせてしまう。

「………………か、海人殿、冗談、ですよね?」

 再起動した刹那が、おそるおそる尋ねる。
 が、海人の首は無情にも横に振られた。

 冷や汗をだらだらと垂らしていると、刹那の肩にポンと手が乗せられた。
 刹那が振り向くと、そこにはとてつもなく愉し気に嗤う妹の顔。

「睡眠は大事、今日から控えてみろ……だったよね?
雫、お手本ってとっても大事だと思うなぁ~」

「……………………………そう、だな…………」

 がっくりと肩を落とした刹那は、弱々しく呟いた。 


  
コメント

確かに甘い感じあったけどお兄ちゃんしてたのかw
そりゃ甘くなるw
[2017/10/09 03:40] URL | #- [ 編集 ]


まあ、睡眠は大事ですよね。海人の場合は寝る前にやってはいけないことだけは気をつけていそうですが(笑)

追伸
海人特製の名前は微妙だけど効果は素晴らしい快眠グッズネタはいかがでしょうか?
[2017/10/09 07:11] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


更新、お疲れさまです。
睡眠は大事ですね、子供の頃は感じなかったけど働くようになって痛感します。
カイトに下の兄弟がいたら、知の怪物2号か、力の怪物になりそうですね。と書いたら、ローラが妹になってるのを想像してしまい、これはこれでと思った番外編でした。
執筆活動、頑張って下さい。
[2017/10/09 08:00] URL | ガリナオ #mQop/nM. [ 編集 ]

とりさん
就寝直前の入浴は良くないのは確かですが、一時間も置けば問題ないはず。
ぶっちゃけ、女性だと髪を乾かしたり肌の手入れしてたらすぐです。
寝る前にお菓子食べてお茶を飲むのは論外ですけどね。
[2017/10/14 14:05] URL | #- [ 編集 ]


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