FC2ブログ
ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄104
 翌日、海人の屋敷に向かって一台の人力車が駆けていた。

 速度は、控えめに言っても速い。
 一般的な馬車はおろか、戦場の早馬にすら勝る速度だ。
 安全性も、非常に高い。
 速度ゆえに魔物の警戒域に入ってもそのまま逃げ切るし、
正面からかち合っても引いている女性は時に魔物を踏み台にして華麗な跳躍を決め、
時に魔物の態勢を崩してそのまま轢殺する。
 
 唯一の欠点は、乗り心地。
 
 極端な速度偏重ゆえに、乗っている人間に対する気遣いは皆無。
 振動を吸収しやすい作りにはなっているが、あくまでも常識の範囲内。
 魔物の体を豪快に轢き潰したり、大きく跳躍して着地したりなどという状況は想定されていない。

 結果、荷台の人間――――ハロルドの消耗は悲惨だった。

「おえっぷ……のう、レザリア嬢ちゃん。もう少し何とかならんかの?」

「申し訳ありませんが、急がないと仕事に差し支えますので。
昨日の今日で送迎手配しただけマシだと思って下さい」

「いや、そもそもなんで勝手に行くのは禁止なんじゃ?
ちと時間はかかるが、お主らの手を煩わせる程の話ではないと思うんじゃが」

 荷台にしがみつきながら、気を紛らわせるために尋ねる。

 ハロルドとて、名を馳せた大商人。
 速度の速い乗り物も所有しているし、口の堅い御者もいる。
 流石にこの人間やめて久しい速度は出せないが、個人で出向いて問題ないはずだったのだ。

 それが、先日ガーナブレスト女王が訪れたあたりで、シェリスから釘を刺された。
 交渉に口を出す気はないが、海人の屋敷に行く際は必ず自分に話を通すように、と。
  
 無意味な事やただの見栄でそんな事を言う人間ではないので素直に従ったが、疑念は尽きなかった。

「前は問題なかったんですが、最近飼い始めたペットがヤバいんですよ。
引く生物次第じゃ、そもそもあの屋敷に近づけません。
付け加えますと、近づけたとしても御者がうちの屋敷レベルの武人じゃないと腰抜かすか回れ右か失神かです」

「どんなペットじゃ!?」

「まあ、そこは着いての御楽しみという事で。
とはいえ御安心を。危険はございませんし、いざという時の対策もきっちりと用意しておりますので」

 振り向きもしないまま、レザリアは親指でハロルドの隣にある袋を示す。
  
 気になったハロルドがその袋を開けると、中には男性物の着替え一式。
 それも安物ではなく、大商人たる彼が身に纏って町を歩いても何ら違和感のない上質な物。
 それが、御丁寧に下着から靴下まで完備されている。 
 よくよく見れば、隅の方に消臭剤入りの瓶まで完備されていた。

「うむ、完璧じゃな―――と言うとでも思ったんかい!? 
カイト殿はいったい何を飼っとるんじゃ!?」

「とても多彩かつ精緻な芸を仕込まれた動く災害です。
個人的にはお茶汲み芸が一番凄いと思いますね。あれは一見の価値ありです」

 魔物顔負けの速度で突っ走りながら、レザリアはうんうんと頷く。

 リレイユの芸はどれも見応えがあるが、特筆すべきはお茶汲み芸。
 人間用のサイズでしかない道具を爪の先で器用に弄ってお茶を淹れるその絶技。
 どう仕込んだのかは謎だが、抽出時間も正確でなかなかに美味い一杯をいただける。

 レザリアもこれまで狼を乗り回す猿だの、立ち上がって調教師に前足で痛烈なストレートかます馬だの、
地面からトビウオの如く発射して熊の心臓をぶち抜くモグラだの色々と奇妙奇天烈な生物は見てきたが、あの衝撃は過去最高であった。
 死ぬ前に一度は見ておくべき芸、レザリアはそう確信していた。

 が、何も知らぬハロルドからすれば混乱を助長する態度でしかない。
 
「ますます訳が分からなくなったんじゃが!?」

「あ、それとお茶と茶菓子は期待していただいてよろしいかと。
あそこで出して下さるのは、全てシェリス様が認める極上品ですので」

「こんだけの速度でぶん回された後で何か食べられると思うのかの!?」

「大丈夫です。カイト様は気遣いの方ですから、茶菓子はちゃんと帰って食べられるよう包んでくださいます」

「おお、それは安心―――と言うとでも思ったか!? 何かが激しくズレとるじゃろ!?
むしろさっきからわざとやっとるよな!?」

「ええ――――クソ忙しい中、折角気を遣ってギリギリまで速度落としてんのに文句ばっか仰られるので」

 ようやくレザリアはハロルドに振り向いた。
 そこに威圧の色はないが、代わりにハロルドの言葉を止める冷たさがあった。

「うぐ……それはすまんが、そもそもなんでそんなに忙しいんじゃ?
先日ナーテア教絡みで何かあった事は知っとるが……」

「それに加え、総隊長が現在休暇中なんですよ。
臨時休暇なんで、それ用の準備もまともに出来てなかったんです」

「……なるほど。それは洒落にならんな」

 レザリアの返答に、ハロルドは納得した。

 ローラの仕事っぷりは、嫌になるほどよく知っている。
 その代替には優秀な人員が多数必要になるというのに、環境がそれを許さない事も。
 前準備なしの臨時休暇となれば、さぞ凄惨な事になっているはずだ。

「ええ。ま、あたしら不在の間はほぼ完全に休暇なかったみたいですし、その権利はありますけどね」

「じゃろうな。しかし、お主らがここまで献身的に働くというのは正直予想外じゃったな。
まあ、予想外というならローラ嬢ちゃんをシェリス様が雇えた事からなんじゃが」

 かつてシェリスに頼まれた時の事を思い出し、ハロルドは苦笑する。
 
 実在すら疑われていた最強の女傭兵。
 雇いたいからそれを探し出してほしい、と頼まれた時の事を。

 ハロルドとて実在を疑っていたのだが、よくよく調べれば信憑性の高い情報も多かった。
 そしてそれらを繋ぎ合わせて移動経路を予測し、その果てにかろうじてそれらしい情報を手に入れたのだ。
 ハロルドが情報を掴めた事自体が幸運の賜物だったが、シェリスにそれを活かせはしないと思っていた。

 より正確には、誰であろうとあれは雇えないと思っていたのである。  

「あ、やっぱりダメで元々でしたか」

「というより断られるのは確定で、経験を積んでいただく為のつもりじゃったな。
当時のあの方はまだまだ公爵家という立場を過信しておられたからのう。
側仕えのオレルスも真面目で忠義に厚くはあるが、それゆえにまるで融通が利かんかった。
誰が相手だろうと譲らぬ、それが可能な力を持つ人間とは一度まみえておくべきだと思ってな」

「にしたってもう少し人選あったと思いますけどねー。
しかも実際交渉にあたったのはシェリス様御一人でしたし」

「原因の一人が悪びれもせんで言ってくれるのう……」

 呑気に語るレザリアの背に、半眼を向ける。

 ローラを雇った当時、シェリスはまだ十歳。
 いかに覚悟の決まった公爵令嬢とはいえ、伝説の傭兵と単独で交渉にあたるはずがない。
 相手を探し当てた者の責任としてハロルド、護衛として彼女の側仕えをしていたオレルス・クランツがついていた。

 が、交渉が始まる前にローラ達の太々しい態度を見咎めたオレルスが拳圧で昏倒させられた。
 続いてハロルドもレザリアに絞め落とされ、シェリスは単身化物との交渉に臨む事になったのだ。 

「あれがあったから交渉になったんですよ。
いくら立派な事言っても、お守り付きの子供の言葉じゃあの人が耳を貸すはずないでしょ。
実際、結果としてはあの場でのお守りは必要なかったですしね」

「む……それはそうじゃが」

 レザリアの言葉を肯定しつつも、顔を顰めるハロルド。

 実際、あの時のシェリスは単独で交渉を成功させた。
 体を恐怖に震わせ、目からは涙を流し、それでも気丈に己の足で立ち続けて。
 その姿たるや、幼いながらに貴族の名に相応しい誇り高さに満ちていた。 

 が、それは直後に暴露されたある事実によって、脆くも崩れ去ってしまった姿でもあった。

「あの交渉の時のシェリス様は立派でしたねぇ……直後に気絶しましたけど」 

「疲弊しきったところで周りの素性聞けばぶっ倒れもするわ!
名が知られとる人間だけでも実績とんでもないじゃろうが!
しかも気に入ったから格安で雇われてもいいとか言い出しおったし!」

 楽しそうに笑うレザリアに、ハロルドは思いっきり抗議する。
 
 あの交渉の時ローラの側にいたのは、現在の最古参メイド。
 誰一人として常人と呼べる者はおらず、一部は英雄として名を馳せている。
 化物を雇おうとしたら、おまけに誰もが認める英雄達がついてきたのだ。
 
 十歳児、それもローラとの交渉を終えたばかりの人間が耐えきれる事実ではないだろう。  

「確かにそうですね。ま、戦力的には今から会うカイト様のペットもあれより低いですからご安心を。
衝撃度に関してはある意味あの時以上かもしれませんけど」

「……ふん、もう不安は煽られんぞ。考えて見ればあの時の衝撃に比べれば、大概の事は大した事がない。
魔物だろうが中位ドラゴンだろうがどんとこいじゃ」

 はっはっは、と豪快に笑うハロルド。
 それを見て、レザリアは再び前を向いた。
 口元に、悪戯っぽい笑みを湛えて。 
 
 













 海人の屋敷に到着したハロルドは、目を覚ますなりすぐに応接室を訪れていた。
 幸いにしてレザリアの準備は無駄になったので、時間はかからなかったのだ。

「……つくづくとんでもない男じゃの、カイト殿」

「半分事故ではありますがね。さて、エレガンス・タイム支店の制服のデザインでしたね?」

 昨日の内にシェリスの部下から予約ついでに聞いていた内容を、確認する。
  
「うむ。報酬の方はこんぐらいでどうかの?」

 ハロルドは革製の頑丈なバッグをテーブルに置き、海人に向かって開いた。
 そこにあったのは、ぎっしりと詰まった高額紙幣。
 一般人はなかなかお目にかかれない大金である。

 あからさまなほどの大盤振る舞いに、海人はこれ見よがしに溜息を吐いた。

「……たかが制服一つのデザイン料としては高すぎるでしょう。
それに、今回はどちらかと言えば私の手抜かりです。
店のイメージと言うなら、店員の姿も考えてしかるべきでした」

「店の設計どころか備品の製造方法まで細かく書いといてどの口が言うんじゃか。
いいから受け取ってくれい。制服一つと言うが、それは最終的な話。
過程でどれほどデザインを生むか分かるじゃろ?」

「それはそうですが……分かりました。今回は私が引きましょう。
お忙しい中、押し問答の時間も勿体ないでしょうし。
ではデザインですが……とりあえず、これだけ用意しました」

『ぶうっ!?』

 海人が差し出したデザイン案を見て、ハロルドとレザリアが噴き出した。

 差し出されたデザイン案が記された紙は、一目見て分かる程に異常。
 書籍のようにまとめられたそれは、レザリアの腕の太さの倍はあろうかという程の厚み。
 そして大きさは建物の設計図でも記しているのかと言わんばかりのサイズ。

 ハロルドがおそるおそる開いてみると、中身はさらにとんでもなかった。

 それは、いわば服の設計図。
 どんな色の、どんな素材の布を、どうカットして使うか。
 全3サイズの服の寸法を細かく記し、想像の余地すら残さない。 
 縫い目の細かさまでいちいち描いてあるほどだ。

 それが、全三十種。
 男女ペアの組み合わせになっているので、実際は六十種。
 御丁寧に店員の体型別の着用時のイメージ図も描かれており、より想像しやすいようになっている。
 しかも要望通り全ての服について店のイメージ図に入れ込んで働いている様子が描かれていた。
 全て、フルカラーで。

 はっきり言って、一冊の読み物としても成立する程に見応えがあった。

「お、おおおおおお主、これを昨日一日で書き上げたのか!?」

「ええ。なまじ時間があった分こだわり過ぎて、結局深夜までかかりましたが。
とりあえず一眠りしてからチェックしたので、ミスはないはずです。
まあ、仮にあったとしても職人なら的確に修正するでしょう」

「問題はそこではないわあああああああああっ!
どこをどうすりゃこの短時間でこんだけのデザイン案が浮かぶんじゃ!?
ましてここまで精密な計算するなぞ絶対不可能じゃろ!?」

「店舗は新築案、制服はその雰囲気に合わせた物、という事でしたから、デザインの幅は必然的に狭まります。
さらに機敏な動きが求められる職場である以上機能性も不可欠なので、さらに候補は絞られる。
そして伺った営業方針からして、今回の制服は店の象徴的な位置づけではなく、店に溶け込み引き立てる位置づけ。
これだけ絞れればデザインを出すのはそう難しくありません。
そしてデザインさえ決まれば、あとは着る姿を想像し、汎用性の高い寸法を割り出すだけ。
その計算は些か手強いかもしれませんが、私はそれなりに計算速度が速いので」

「ツッコミどころが多すぎてもはやツッコミきれんわああぁあああっ!?」

 頭をかきむしりながら絶叫するハロルド。

 海人はいかにもな説明をしているが、本来机上の空論だ。

 確かに求められる要素によってデザインの幅は狭まるだろうが、
普通ならデザインとその要素との両立を試行錯誤せねばならない。
 デザインとはこの材料ならこんなもんか、ですぐ完成する程単純ではないからだ。
 
 仮にぽんぽんデザインが浮かんだとしても、制服である以上着る人間を考えねばならない。
 サイズは当然ながら、体型によっても大きく印象が変わるのが衣服という物だ。
 それを前後左右上下から見た正確な絵として記せる人間はけっして多くない。
 御丁寧に、子供視点とか大人視点とか目の悪い老人視点まで書いてあるとなれば、尚の事だ。
  
 他にもあるが、確実に断言できるのは、どう考えても頼んだ翌日に仕上がるはずのない内容だという事。
 主に、一般常識的に。

「……毎回毎回思いますけど、カイト様ってホント色々デタラメですよね」

 ハロルドの手元で広げられっぱなしのデザイン案を眺めながら、レザリアがぼやく。

 さして深い付き合いでもないが、それでも海人のデタラメ具合は知っている。

 授業は言葉さえ通じれば、誰にでも理解させられそうな次元。
 ただ知識を教えるのでなく、生徒の知識量・理解力を把握して問題を出し、自ら答えに辿り着かせる。
 それゆえの深い理解と問題を解いた時の達成感が相まって、一度教えてもらった内容はまず忘れる事がない。
 しかも問題のレベルがまた絶妙で、頭を酷使すれば確実に解け、それが苦にならないギリギリの難度を出題する。
 そのせいで、最近では必要があるから教えてもらうのではなく、理解したいから教えてもらう生徒が増えているのだ。
 
 洗脳技術も、また恐ろしい。
 いつぞやのガーナブレストの諜報員への洗脳は、まさしく完璧。
 事実と全くの虚偽が混在した記憶を違和感なく植え付け、疑念すら抱かせていなかった。
 諜報員ならば、洗脳に使う薬物への耐性も極めて高いはずなのに、だ。
 
 極めつけは姉――――メイベルが色仕掛けで返り討ちにされている事。
 
 男好きゆえに数々のトラブルを引き起こすメイベルだが、それゆえに色仕掛けの手管は規格外。
 磨き抜いた美貌、声のトーン、表情の作り方、ささやかな仕草、その全てが男を篭絡する最強の武器。
 彼女に狙われその場で靡かなかった男はいても、最終的に陥落しなかった男はいない。
 軽く返り討ちにした挙句、あの姉に一途になる可能性を本気で検討させる男など、想像した事すらなかった。 
 
 唯一戦闘能力は低そうだが、それとて非常に怪しい。
 護衛二人と共にとはいえ、ガーナブレストが誇る三大公爵の一人と諜報員達を重症すら負わせず撃破。
 そして見る限り、この屋敷のペットは護衛の二人ではなく海人を主としている。
 少なくとも、見た目通りの実力ではない事は確実だ。

 デタラメ具合では、現在彼の背後に佇む休暇中の姉貴分と同等以上だろう。
  
「時間をかければ多くの人間が出来る事を短時間でやってるだけなんだがな。
この程度、少し複雑な計算式を解くのに一分かかるか見た瞬間に解けるかの延長線でしかないだろう」

「その短縮の為に凡人がどんだけ身を削っとると思っとんじゃあああああっ!? げほっ、ごほっ!?」

 しれっとのたまう海人に、ハロルドが絶叫するが直後咳込み始めた。
 それを見て、海人の背後に佇んでいたローラが口を開く。

「ハロルド老、一度落ち着かれるべきかと。
先日も申し上げたように、カイト様と付き合うコツはそんなものと軽く流す事です。
コーヒーを淹れますので、少々お待ちください」

(……コーヒー?)

 レザリアの目が、怪訝そうに細められる。

 普段ローラが客人に振る舞うのは、紅茶だ。
 そちらが一般的であるし、味を考えれば選択肢などない。
 良い物が手に入らない以上、人様に出せるのはそちらしかないのだと。
 休暇中とはいえ、ローラがそこを曲げるとは思えない。
 
 が、良い豆が手に入ったとも考えにくかった。
 
 なにしろ、ローラが人様に出すに足ると考えるコーヒーはレザリアでさえ飲んだ事がない。
 ローラは幾度か良質とされる豆を手に入れてコーヒーを淹れていたが、全て落第点を叩きつけていたのだ。
 世間一般で流通しているコーヒーよりはいくらかマシ、としながらも。 
 それが今更手に入るとは思えなかった。

 レザリアが首を傾げていると、出されたコーヒーにハロルドが口を付けた。

「――――――――――――」

 くわっと目を見開き、硬直するハロルド。
 飲んだ瞬間震えたが、その後は凍り付いたかのように動かない。

 そんな中で、ハロルドの思考だけは加速していた。

 ハロルドは、どちらかというと紅茶よりもコーヒー派だ。
 
 物好き呼ばわりされる事はままあるが、コーヒーにはコーヒーの魅力がある。
 慣れてくるとあの苦味やえぐみの奥に隠れた旨味や甘味を感じ取れるようになり、
意識をそれに合わせて味わいながら、香ばしい香りを楽しめるのだ。
 味のレベルとしてはどうしても紅茶が上だが、隠された輝きを見つけ出す楽しさ、
そして知る者が少ないそれを知っているというちょっとした優越感などは紅茶にはない魅力。
 それこそがコーヒーの魅力、そう思っていた。

 ―――――今飲んだこれは、明らかに違う。

 普通なら苦味やえぐみの厚いベールに隠されたコーヒーの魅力的な味が、口に含んだ瞬間に分かった。
 甘味、酸味、コク、あらゆる味が互いを引き立てあい、紅茶とは比較にならない程力強い味を生み出している。
 香りも香ばしさはあれど焦げ臭さは微塵もなく、ただただ恍惚とした気分に引きずり込んでくる。

 最大の違いは、苦味とえぐみ。
 コーヒーにあるそれらは通常不快になりうる要素であり、好みが大きく分かれる。
 ミルクや砂糖なしで飲めない者が多い最大の理由は、それだ。

 しかし、このコーヒーは違う。
 えぐみは一切なく、苦味は強いのに不快感を覚えない。
 それどころか、苦味それ自体が不思議な味わいの美味の一つと化している。
 余分な物を入れてこれを緩和してはもったいない、そう思ってしまう程に。
 これなら、あるいは子供でもなにも入れずに飲めるかもしれない。

 七十年以上生きてきた中でも、最大級の驚愕。
 天地がひっくり返ったかのような、心臓が止まりそうなほどの衝撃だった。

(うっわ……嘘でしょ? 今更ロー姉が言ってたレベルの豆手に入ったの?)

 ハロルドの反応から何が起きたかを悟ったレザリアは驚き、次いで唇を尖らせた。

 極上のコーヒー豆も、かつてローラが探していた物の一つだ。
 全てが終わり、未来に進む暁にはそれも必要になると。
 優先順位は低かったが、それでもこだわって探していた。
 親友や妹分がどうにか見つけてきた物に容赦なく落第点を出すほどには。

 そして、その過程で一つ約束をしている。
 いつか手に入ったら、どれほど稀少でもそのコーヒーを飲ませてくれる、と。
 
 今の今まで見つからなかった事からして、どう考えても超のつく希少品だ。
 間違いなく、量は確保できていないだろう。
 なのに、ハロルドにそれを分けてしまったのである。

 まさか約束を忘れたのか、とレザリアが抗議の意を込めて視線を向けると、
音は出さずにローラの唇だけがゆっくりと動いた。
   
 それを読んだレザリアがこっそり安堵の息を吐いたところで、ハロルドがようやく声を出した。
 
「ロ、ローラ嬢ちゃん……これは……?」

「これが、本当のコーヒーです。極上の豆とその扱いを一定以上弁えた腕。
両方が揃わなくては、どう頑張ろうがこういう味にはなりません」

「……わしがどうにか調達している豆は、質が悪かったんかの?」

 弱々しくうなだれながら、ハロルドは尋ねた。

 かつて、ローラにはシェリス共々一度だけエレガンス・タイムでコーヒーを奢った事がある。
 ハロルドが調達できた最高の豆を使い、あの店の店主が精魂込めて淹れた一杯を。
 
 その時の感想は、これならば紅茶の方が良いというもの。
 同じ感想を述べたシェリスが好みの問題かもしれませんが、
と付け加えたのでローラもそうだろうと勝手に思っていたが、今ならば分かる。
 あの程度のコーヒーならば、紅茶の方が良いという意味だったのだと。
 
「比較的上質ではありますが、その域は出ません。
とはいえ、私の知る限り極上の豆の栽培は至難な上に命懸けですので無理もありませんが」

 嘘偽りなく、ローラは答える。

 ハロルドが苦心して調達した豆が悪いわけではない。
 一般的に流通している豆と比較すればえぐみは少なく、甘味なども感じられる物だ。
 しかし、それはあくまでも相対評価であって絶対評価ではない。
 ローラの知る極上の豆と比べれば、まったくの別物だ。

 そしてそれは、無理もない話。
 
 幼い頃ローラが見た極上の豆の栽培地は、標高の高い山中。
 鳥型の魔物に畑を荒らされる可能性どころか、農家が食い殺されかねない危険地帯。
 一線を退いた腕の良い冒険者でもなければ、収穫すら至難だ。
  
「ランフォードの、エレガンス・タイムの店長の腕は?」

「腕前は私より上かもしれませんが、そもそも出発点が間違っておられます。
あのレベルの豆では、どう頑張ってもえぐみは抜けません」

 ローラはすらすらと、そして静かに答え続ける。
 
 ランフォードの腕は、決して悪くない。
 ハロルドが調達してきた豆の扱いであれば、ローラよりも上だろう。
 えぐみを極力減らしつつ、かつ適度な苦味を残す絶妙な抽出具合。
 評価に値しない味ではあったが、素材を考えれば見事と言う他なかった。

 が、えぐみが出る事が大前提となっている以上、出発点が間違っている。
 今のままでは、どう足掻いてもこの味に辿り着く事はありえない。

「……この豆はどこで手に入れたんじゃ?」

「秘密です。なお、希少品ですので残っている豆を御譲りする気もございません」

「どうにかならんのか!?」

「さて、なんとも。追加入手の暁にはシェリス様経由で流す事もやぶさかではございませんが」

 食い入るようなハロルドの剣幕にも動じず、ローラは淡々と答える。
 その無表情と相まって、取りつく島もないようにしか見えない。

 が、ハロルドも易々と引き下がるわけにはいかなかった。
 長い付き合いの友人の夢、それへの道が今まさに目の前にあるのだ。
 ゆえに、ハロルドは一足掻きしてみる事にした。
 
「……エレガンス・タイムの店長じゃが、
あやつはもう二十年は前から本当に美味いコーヒーを淹れたいと苦心しとるんじゃ。
その情熱に報いようとわしも色々協力したんじゃが、今でも遠すぎると言っておる」

「ふむ、まるで出口が見えない状況で二十年とは素晴らしい根気ですな。
コーヒーの美点だけを残そうとお考えで始められたのでしょうが……」

 ハロルドの言葉に、海人が感心したように頷く。
 その反応に気をよくしたように微笑み、ハロルドは話を続けた。

「いいや。詳しくは知らんが、一度だけえらく美味いコーヒーを飲んだ事があるらしい。
以来それを再現しようと暇があればコーヒー研究にかかりっきりなんじゃよ」

「冒険者がどこかで見つけた新種の豆でも手に入れたのでしょうかね?」

「いや、なんでもえらく辺鄙な場所の喫茶店で飲んだらしい。
が、次に行った時にはその店が無くなってようでな」

「で、自分で再現しようと思い立ったわけですか」

「うむ、正直そこまで執着するかと思ってたんじゃが……こういうコーヒーであったならば頷ける。
これは生涯をかけて追い求める価値のある味じゃ……が、豆が決定的であるならばどれほど努力をしても辿り着けまい。
ローラ嬢ちゃん、金ならば糸目をつけぬし頼みも大概の無茶は聞こう。
じゃから、どうか今残っておる豆を譲ってはくれぬか?」

 話を終えると、ハロルドは深々とローラに頭を下げた。

 これまで手を尽くしたはずだが、こんなコーヒーの存在は噂すら聞いた事がなかった。
 となれば、ハロルドが持つ人脈による入手は至難、あるいは不可能と言っても良い可能性が高い。
 ここは食い下がれる限り、食い下がらねばならない場面だった。

 ハロルドのその態度にもローラは眉一つ動かさなかったが、代わりに別の人間が動いた。 
 それも、ハロルドがこの場で一番動かすべき人間が。

「……そういう事であれば、私の手持ちを御譲りしましょう。
在庫は心許ないですが、私は若い分この先入手の機会も多いですから」

「……なに?」

 顔を上げ、呆けたように海人を見るハロルド。
 それには目もくれず、ローラは海人に問いかける。

「よろしいのですか、カイト様?」

「エレガンス・タイムの店長には何度か会っているが、かなりの御歳だ。
生気には満ち溢れておられるが、それでも老いというのは容赦がない。
それなりに通わせてもらっているし、それぐらいは構わんよ」

「ま、まさかこのコーヒーの豆は……!」

「この場での出所は私です。入手経路は秘密ですが」

「構わん! ローラ嬢ちゃんも良ければあやつに淹れ方を―――」

「お断りいたします」

 ハロルドの言葉を遮るように、ローラは彼の頼みを拒んだ。
 一切の躊躇もなく、ばっさりと。

「……なぜじゃ?」

「豆の質が違おうと、基本の淹れ方自体は変わりません。
なので、あの方なら何杯か淹れれば良いコーヒーを淹れられるでしょう。
ここまで苦心なさったのであれば、自ら結果を掴み取ってこそ最大の達成感を得られるはずです」

「ふむ……もっともじゃな。ではカイト殿、値段の方じゃが……」

 気を取り直し、ハロルドは身を乗り出して海人との交渉に移った。
 海人もまたそちらに注意を向け、静かに交渉を始める。

 ゆえに、誰も気づかなかった。
 ローラの表情がほんの一瞬、僅かに歪んだ事に。














 外から、人の声が聞こえる。
 そこには男も女も老いも若きも全てが入り混じっていた。
 わいわいがやがやと実に賑やかで、楽しげだ。
 
 が、だんだんと困惑の声が混ざり始めた。
 時刻を確かめる声、建物の中を気にする声、どれもこれも焦れが感じられる。
 
 それに申し訳なさを感じながら、ローラは手を動かしていた。

「野菜の仕込みは終わったよ! 後は!?」
 
「サンドイッチ用のハム四百枚切り分けて!」

 ローラの言葉に、間髪入れずフローネが返す。
 真剣味に満ちた表情は凛々しいが、同時に焦燥も張り付いている。

「了解!」

 冷蔵庫から塊のハムを二つ取り出すと、ローラはそれをまな板の上に乗せて二本のナイフを構えた。

 直後、どんどん切り分けたハムが量産され始める。
 まるで元々そうであったかのように、みるみる薄切りのハムが塊から剥がれ落ちていく。
 しかも手で押さえていないのに塊は動く事もなく、静かにその場に佇んでいる。

 程なくして塊は極薄切りのハム四百枚へと変貌を遂げた。

「ハム切り分け終わり! 後は!?」

「お客さん中に入れて注文取りお願い!」

「間に合うの!?」

 思わず、ローラは尋ね返していた。

 外で待ちかねている人々を中に入れ、注文を取るのは容易い。
 先程までやっていた作業に比べれば格段に楽だ。

 が、注文を取ったら即座に調理に取り掛からねば段取りが狂う。
 ただでさえ忙しい中、普段と違う流れで動けば間違いなく作業が遅れる。

 つまり、注文を取り終えるまでに残る仕込みを終えねばならないのだ。
 まだまだ残っている食材の下拵えを。

「間に合わせるから早く! もう開店時間五分過ぎてるわ!」

「分かった!」

 大きな声で返し、ローラは急いで厨房を出た。
 客席を抜けながら服を整え、喉の調子を整え、笑顔を作る。
 そして店のドアを開け、閉店の板をひっくり返して開店の面を表に出す。

「大変お待たせしました! ≪春の陽だまり亭≫ただいま開店で~す!」

 そう言ってローラは店のドアを全開にすると、客にメニューを渡しながら次々に店の中へ入れる。
 そうして並んでいた客の全てが店内に入ったところで、ローラは厨房と繋がったカウンターで紙とペンを構えた。

「では、御注文お決まりの方からお願いしま~す!」

 その言葉を待っていた、とばかりに各テーブルから浴びせられる大量の注文。
 普通に考えれば全てを聞き分ける事すら不可能な、混沌とした言葉の嵐。 

 が、ローラはそれに一切動じなかった。
 各テーブルの注文を復唱しながら紙に記し、次から次に厨房へ送っていく。
 そして全ての紙を厨房に送ると、ローラは一つのテーブルに歩み寄った。

「御注文はお決まりですか?」

 尋ねながら、にこっと微笑む。
 母から教わった、接客用の笑顔。
 毎日鏡で練習し、お客にも好評な自慢の表情である。

 それを向けられた男は、メニューを睨んでいた視線を僅かに緩ませた。
 
「うぅむ……今日のお勧めはどれかな?」

「さらっと食べたい方にはトーストセット、軽すぎては物足りないという方にはサンドイッチセット、
しっかり食べたいという方にはモーニングコースがお勧めです。
甘い物がお好きであれば、ケーキセットもお勧めです。
なお、当店は紅茶も自信がございますが、コーヒーが一番の自慢です。
初めてのお客様には、ぜひお試しいただければと思います」

 はきはきと言い切って、ローラは一礼した。

 店の品はどれも自慢だが、中でもコーヒーはローラも自信をもって勧められる物だった。
 ローラにとって生クリームや砂糖を入れるととても美味しい飲み物だという事もだが、なにより大きいのはお客の反応。
 村の大人が例外なく紅茶を頼まずコーヒーを頼み、たまに来る新しいお客もコーヒーを飲むと目を輝かせておかわりを頼む。

 フローネもコーヒーこそが一番の売りであると言い、まずいと言えるものなら言ってみろと豪語する程なのだ。 

「ふぅむ……では、モーニングコースをいただこうか。食後はコーヒーでな」

「かしこまりました~♪ 7番テーブル、モーニングコース準備お願いします!」

 最後の注文を厨房へ送ったところで、ローラは一息吐いた。
 それを見計らったかのように、近くの席にいたフォグがローラに大きな袋を差し出した。 

「ほれ、いつものじゃ。前回の分についてフローネはなんか言ってたかの?」

「うん、味が安定してきてとっても淹れやすくなったって言ってたよ」

「そうかそうか。ふむ、ならばもう一年ぐらいかければ安定した品質で生産出来そうじゃな。
くっくっく、あの馬鹿共が驚く顔が目に浮かぶわ」

「フォグお爺ちゃん、なんか悪い顔してるー」

「違うな、これは勝者の顔というもんじゃ。で、今日は何かあったんかの?
五分程度とはいえ、開店時間遅れるなぞ珍しいが」

「……ちょっと仕込みに手間取っちゃって」

「ほう、珍しい事もあるもんじゃな。どーりでフローネが焦っとるわけじゃ」

 言いながら、フォグは興味深そうに厨房の中へと視線を向けた。
 そこにはフローネがあちこち駆けずり回って調理を行っている姿がある。  
 
「うん、だから私も手伝ってこなきゃいけないんだ」

「む? まだ仕上げは任されとらんじゃろ?」

「えへへ~、昨日やっと一つだけ合格もらったの」

 えっへんと胸を張り、満面の笑顔で答える。

 毎日のように料理の練習はしていたが、それでも手伝えるのは仕込み止まり。
 料理自体は作れるのだが、客に出せる品質ではないと母の許しが出なかったのだ。
 それが、昨日ようやく一品だけ許可が出た。
 
 むん、とローラが気合を入れていると、客席から声が飛んでくる。 

「なに!? 今日はローラちゃんも料理作んのか!?」

「え? どれ!? どれなの!? というか注文変更まだ間に合う!?」

「え、いや、その……本日のサンドイッチ、です」

 矢継ぎ早に飛んできた言葉に、半ば反射的に答えるローラ。

 その言葉に、常連たちの目がギラリと光った。
 注文変更の必要はない、と悟ったようだ。

「おおしっ! じゃあ持ち帰り用にサンドイッチ二つくれ!」

「こっちは三つね!」

「ふむ、わしも一つ貰おうかの」

 はいはーい、と次から次に飛んでくる追加注文。
 
 慌てながらもそれらを余さず記憶し、咄嗟に取り出したメモに記載していくローラ。
 注文の声が止む頃には、メモに尋常ではない数のサンドイッチの注文が記されていた。 

「は、ははははいっ! かしこまりましたー!」

 その数を見て、慌てて厨房に駆けていくローラ。
 いくら及第点をもらえたとはいえ、普段ならありえない大量注文に応じられるかどうかは怪しい。
 こうなるとフローネがローラに作らせる量を限らせる可能性が高いが、
その場合ローラのサンドイッチが食べてみたいと言ってくれた客の期待を裏切る事になってしまう。
  
 残像すら見える程の速度で厨房を動き回る母に、ローラはおずおずと声をかける。 

「えーっと、店長……」

「うん、聞こえてたわ。そうね……よし、ローラ! サンドイッチは全部任せたわ!
でも数多くなったって言っても、ミスは許さないからね!?」

「……はいっ!」

 僅かな逡巡の末に発せられた母の言葉に、ローラは元気よく答える。
 あの料理には厳しい母が、任せると言ってくれた。
 その信頼が、堪らなく嬉しかったのだ。 

 ――――そんなかつての記憶を夢で体感し、ローラは懐かしむ。

 母がいて、フォグがいて、村のみんながいる。
 みんながみんな、村で唯一の子供である自分を可愛がってくれた。
 この日は初めて店に出したサンドイッチが昼前に売り切れ、新顔の御客が少し残念がっていたのを覚えている。
 みんな美味しかったと言ってくれて、それが誇らしくて母に自慢し、
大人げない母に翌日完全上位互換のサンドイッチで身の程を思い知らされた。
 それが悔しくて発奮したら、母は本当に嬉しそうに笑い、頭を撫でてくれた。 

 ―――――なんと幸せな時間だっただろう。

 人によっては、一笑に伏す程度のささやかな幸福かもしれない。
 どこにでも転がっている、大した価値もない幸福なのかもしれない。

 だが、これこそがローラにとって最も幸福だった時間。

 山奥の小さな村で、ただ日々の事を考えていれば良かった日々。
 同い年の友達がいない事は残念だったが、それでも不満はなかった環境。
 人の悪意などどこにもなかった、穏やかな生活。
 
 ゆえに―――――間近まで忍び寄っていた破滅など、想像もしていなかった。

(……出来れば、あれは見たくないわね)

 意識が浮上するのを感じながら、ローラはそんな事を思う。

 これまで海人の屋敷に来て以来見た夢は、時系列順だった。
 それも、ローラにとって印象的な記憶ばかり。

 次は、見たくもない記憶になるかもしれない。
 今のところは平和な記憶ばかりだが、あの忌々しい日までは毎日がそうだったのだから。 
  
 目覚めたローラはゆっくりと起き上がると、大きく息を吐いた。
 隙あらば燃え上がらんとする憎悪の熱を、少しでも排出せんと。
コメント

更新お疲れさまです!
いよいよローラさんの原点が明らかになる……のかな?
お気に入りキャラなので、掘り下げがあるのは嬉しいです
[2017/12/25 05:58] URL | #- [ 編集 ]


…あれ?プチドラゴンとの会合は…?まあ、長くなりそうだから削ったのなら仕方ないですが、今度番外編でいいので見たいですね。
もしかして前に行ったが次に行ったら無くなっていた小さな店というのはローラの実家なんじゃ…

追伸
寝具ネタはいかがでしょうか?
[2017/12/25 07:45] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2017/12/25 10:41] | # [ 編集 ]


更新、お疲れさまです。
流石はカイト、異常な高性能ぶりで良かったです。
ハロルドが気を失う瞬間も見たかったですが(笑)

ローラも小さい頃はハイスペックに可愛かったようで、益々カイトとお似合いに!ルミナスには急いで帰還してほしいです。

次は来年、番外編という事で楽しみにしています!執筆活動、頑張って下さい。今年も1年、楽しい作品をありがとうございました。
[2017/12/25 11:11] URL | ガリナオ #- [ 編集 ]


……な~んかシリルの時と似たり寄ったりになりそうな予感。そんなことはないでしょうが
[2017/12/25 15:03] URL | #- [ 編集 ]

わくわく
先がわくわく過ぎて辛い
[2017/12/26 09:55] URL | しらゆき #- [ 編集 ]


更新ありがとうございます。ローラさんの故郷は滅んだのですか?
[2017/12/26 17:54] URL | ロボット三等兵 #- [ 編集 ]


だんだんと明らかになっていくローラさんの過去。
楽しみです。

そして、最近出番の多いレザリアちゃん。これからどう絡んでいくのか?
カイトが無駄に発奮して、女性たちのファッションショーなんてのも良いかもしれませんね~
異世界の服で。

今年もおかげさまで何とか過ごすことができました。
来年もまた楽しみにさせてもらいます。
それでは、良いお年を!
[2017/12/31 11:23] URL | 飛べないブタ #t50BOgd. [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://nemuiyon.blog72.fc2.com/tb.php/601-237518d4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

九重十造

Author:九重十造
FC2ブログへようこそ!



最新記事



カテゴリ



月別アーカイブ



最新コメント



最新トラックバック



FC2カウンター



検索フォーム



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QRコード