ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年末の番外編ですが、もしもシャロンが海人を拾っていたらという『もしも』の話です。
ちょっと分かりにくかったようなので、セット作る時には横にその旨書いておこうと思います。

今回の番外編は、分類としては定番ネタです。
ただし、ほんの少し展開を変えてあります。

では、コメント返しさせていただきます。


飛べないブタさん

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

実はあの展開でもシャロンはそんなに存在感強くならなかったりします。
ぶっちゃけ、良識派すぎて他の濃い面々に押されます。
ちなみに、あの展開でも海人は引っ越します。
彼自身の研究を完成させないといけませんし、その為にはシェリスの屋敷は不都合すぎるので。

コスモさん

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

仮に押し倒しても海人は回避しちゃいますね。
ベッドの上で美女相手ならある意味無敵の男なので。

お雑煮ネタ……知識が、足りないです。
我が家はシンプルイズベストで具材が餅と葉っぱなので。
手抜きというわけではなく、具材増やしてもかえって味が濁っちゃうんですよね。

 さん

本編前半は初期以来大きな変更はやっていません。
前回の番外編は、もしも海人がシャロンに拾われていたら、という話になります。
分かりにくくて申し訳ないです。

名無しの権兵衛さん

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

前回の番外編ですが、実はあれでもリリーは助かります。
ただ、仰る通りルミナス・シリルとの縁が極めて薄くなってるので、流れは大きく変わりますが。
宝蔵院姉妹やラクリアに関しては、変更すらほとんどありません。
研究の都合上海人の引っ越しが変わらないので。
刹那の家事能力は著しく落ちますが。

ロボット三等兵さん

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

楽しんでいただけたなら何よりです

リゼルグさん

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

実はあの展開、見方によってはシェリスの利益ガタ落ちです。
シャロンが拾ったせいで気付いたら草原にいた事を多くの人間が知っている為、食品系の卸しが至難なので。
一緒に住んでる都合上、後々にならないと得られなかった利益が前倒しにもなってますが。
ただし、近くにいるせいで胃へのダメージは激増です。

どんじゅさん

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

楽しんでいただけたのは嬉しいんですが、シリーズ化ですか……。
話にまとめるのに時間かかってしまうので、ちょい難しいかもです。
ただもう少しマシな形に仕上げたかったという不満があるので、そのうちやるとは思います。
本来の予定ではカナール襲撃前、襲撃後、物件探し後で一話にまとめるつもりだったので。
その過程で第3部終了までは展開思いついたんで、ネタ自体はありますし。


次話ですが、割と順調です。
ある設定の開示をどうするかいまだに悩み中ではありますが。
とりあえず今日も休みなんで、書き進めながら考えたいと思います。

では、今回も数多くの方の御来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。








 番外編




 海人は自分の作りだした道具の生みだした結果を見て、愕然としていた。

 ある人は言った。これはまさしく悪魔の発明であると。
 また別の人は言った。これこそは、まさしく背神の道具であると。
 さらに別の人は言った。この道具はいずれ世界を滅ぼす、その一助になるであろうと。

 大げさな。海人はその評価を鼻で笑っていたが、今は否定できない。

 その道具の魔力に身も心も喰らわれてしまった身内。
 片方はまだ理性が残っているが、もう片方は理性ついでに意識も見事に消滅している。
 普段の凛々しさはどこへやら、緩みに緩んだ顔でくったりとしていた。
 頬を突いてみても、反応はない。軽くゆすってみても、やはり反応はない。

 見事に刹那は――――炬燵に心を喰い尽されていた。 

「……なあ、雫」

「なんですかー……むぐむぐ」

 べたっと頬を正面の板に張り付けながら、みかんを頬張る雫。
 器用な事に皮を剥いたみかんを丸々一つ咀嚼しながら、口から汁の一滴も垂れていない。

「炬燵で刹那がこうなる事、君は知っていたか?」

「いえまったく。つーか想像もしませんでした。
お風呂入ってる時も色々緩みますけど、ここまでじゃないですし」

 ぐりん、と雫が前方の姉へと顔を向けると、滝のような黒髪。
 長く艶やかなそれは光を反射して普段以上に美しく見える。
 
 それだけなら寝ているんだから仕方ない、で済んだのだが、
寝る直前に微睡む姉の顔を見た身としては、流石にどうかと思わざるをえない。

「幸せそうだから良いんだが……刹那がここまで緩むというのは流石に意表を突かれたな」

「最初っから海人さんがいれば違ったんでしょうけどねぇ……」

 しみじみと、息を吐く。

 事の発端は、雫が海人に頼み込んで広間に設置してもらった炬燵。
 鍛錬まで時間もある事だし、と姉を誘ったのだが、妙に渋りながら入ってきたのだ。
 今思えば入ったが最後、自分がどうなるか分かっていたのだろう。
    
 が、おそらくその時に海人がいればこんな醜態は晒していなかったはずだ。

 というのもこの姉、割と見栄っ張りなのである。
 男性、それも主君である海人がいる前なら気合で耐えるか、さっさと脱出するかしていたはずだ。
 たまさか海人が作業の息抜きに地下室から出てきて、炬燵の事を思い出してこの広間に来たから、
彼の前で愉快な姿を晒している。

「別に気取る必要はないと思うんだがなぁ……ま、おかげで炬燵設置の甲斐も生まれたな。
刹那のこういう表情は、私にとってはとても貴重だ」

 幸せそうに寝こける刹那に、海人は改めて微笑まし気な視線を向けた。

 普段から凛として美しい刹那だが、こうやって緩んでいる姿もまた目の保養になる。
 顔立ち自体は凛々しいが、緩んだ表情のせいかなんともいえぬ程に可愛らしい。
 温かく柔らかいその顔は、普段対照的に見える雫との血縁を強く感じさせられる。
 生真面目さの陰に隠れていた顔を発見できた事が、なんとも嬉しい。
  
 とはいえ、あまりに緩みすぎているのも護衛としては問題だ。
 少なくとも、どこぞの性悪が悪だくみをする口実になる程度には。

「およ? 海人さん、何を?」

「なに、私が来ても、突いても、ゆすっても気づかん程に緩むのは問題かと思ってな。
ささやかな教訓をくれてやろうと思っているだけだ」 

 悪戯っぽく笑うと、海人は創造魔法の詠唱を始めた。
 










 夕方、刹那は雫と組手を行いながら違和感を感じていた。

(追い詰められている割に、妙な余裕が感じられる……何を企んでいる?)

 刀の腹で雫を薙ぎ払い、刹那は警戒を強める。

 いつも通りと言えば、いつも通りの組手だ。
 小細工・奇策・正攻法、あらゆる手段を用いて叩き潰しに来る雫。
 それを看破し、その実力を持って返り討ちにする刹那。

 どれほど雫が手を尽くしても、姉の牙城は崩せない。
 たまに策が成功しても、それを覆す実力差があるために。

 それでも懲りずに挑む雫だが、流石に打てる手が少なくなってくると動きが荒くなる。
 それまで状況打開策を生み出していた負けん気が、翻って焦りを生み始める為だ。

 いつもならばそこからの決着は早いのだが、今日に限って妙に粘る。
 冷静さを長く保てるようになったとすれば成長だが、おそらくそうではない。
 
 雫の瞳には疲労も焦りもあるが、諦観はまったく見当たらない。
 勝機はまだ残っている、そう確信している目だ。 

 となれば、とっておきの秘策を温存しそれを使う機を窺っていると考えるべきだろうが、
刹那にはその秘策が思いつかない。
 魔物の巣に自ら突っ込んでそれらの追っ手を手札にしたり、
あらかじめ掘っておいた落とし穴に自ら嵌まって刹那の攻撃を回避してカウンターを行ったり、今日も色々な手を使ってきた。

 その締めくくりがいかなる一手か、興味が湧いてくる。 

(面白い――――機会はくれてやる。この姉がいかに高い壁か、見せてやろう)

 決断すると、刹那は再び襲い掛かってきた妹の腹に蹴りを叩きこんだ。

 樹を何本かへし折りながら飛んでいくが、その過程で幹が倒れ、木の葉が舞い散り、
雫にとっては丁度良い具合に視界が遮られた。

 すかさず雫は気配を完全に消し、姉の側面へと回り込み始める。

 とはいえただ気配を消すだけでは、勘付かれてしまう。
 雫の技術なら攻撃の瞬間でも殺気は感知されないが、刹那は他の要素で攻撃を悟る。
 ゆえに雫は足音を消し、移動で生じる風の具合すらも調整し、静かに密かに移動した。

 そして、目的地に着いたところで一気に攻勢をかける。

「焦りすぎだ馬鹿者」

 雫が大きく動いた瞬間反応した刹那が、左の刀を無造作に振るう。
 刃は返してあるが、それでも直撃すれば戦闘不能が確定する一撃だ。

(狙い、通り……!)

 予想通りの軌道できた攻撃を、小太刀を盾にして防ぐ。
 甲高い音と共に小太刀がへし折れ、その後にある雫に当たるが、それも織り込み済み。
 吹き飛ばされながらも雫は懐にしまっていた秘策を掴み、姉に向かってぶちまけた。

 刹那はそれをすかさず後ろに跳んで回避し、
 
「む、ただの紙では……っっ!?」

 直後、雫の秘策を見て絶句し、固まった。

「隙ありぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」

 千載一遇の好機を逃すまいと一気に距離を詰め、残る力を全て一本の小太刀に注いで姉へと振りかざす。
 
 完璧なタイミングだった。
 雫が振りかぶった時、刹那はまだ呆けていたのだ。
 いかに化物じみているとはいえ、これならばまず避けられない。
 
 ついに一矢報いた。雫がそう思った瞬間――――彼女の体はかつてない勢いでぶっ飛ばされた。

(あ、が……え? な、なにが……あれぇ?)

 もはや声すら出ない激しい衝撃を他人事のように思いながら、雫の意識は困惑で染まっていた。
 
 ぼやけた視界の中、刹那が右の刀を振り切った姿が見える。
 状況的に、雫の小太刀が今まさに触れるその一瞬で刹那は刀を振り切った事になる。
 その速度ならばこのダメージも頷けるが、想定外すぎる基礎能力だ。
 というか、いくらなんでも今までそこまで手加減されていたとは思えない。
 
 何があった、と雫がどうにか刹那に焦点を合わせる。

(あ、死んだ)

 かつて見た事がない形相の姉に、思わず死を確信した。
 なるほど、このレベルの怒りは計算外、と諦観と共に何が起きたのかを把握する。

「他の写真は?」

「……ない、よ」

 胸倉を掴みあげてきた姉に、どうにか返事をする。
 嘘ではない。雫の手持ちは全て先程ばら撒いた。
 そもそも、今嘘を吐くと本気で命がなさそうである。

 雫の返答を聞くと、刹那は全ての写真を拾い集めて焼却した。
 そして、一息吐いて気分を落ち着け、ぐったりとした雫に声をかける。

「まあ、拙者も迂闊だったか。まさか海人殿には見せていまいな?」

「………………ごめん、それ海人さんが撮ったのもらったんだ」

 ぴしり、と固まった姉を見て、雫は若干申し訳なさが込みあげてきた。

 先程使ったのは、炬燵で眠る姉の寝顔を撮影した写真。
 実に多彩な角度で普段の姉にはありえない可愛らしい魅力を表現しまくっている。
 普通の人間でも羞恥に悶えるだろうが、見栄っ張りな姉には余計ダメージが大きかったのだろう。
 
 さらに残酷な真実として、今しがた焼いた写真は複製であり、オリジナルは海人の手元にある。
 もっと言えば先程の二十倍ほどの枚数の写真が海人の手によって写真集に編集されている最中だ。
 見せた時の刹那の反応が楽しみだ、と実に愉しそうに笑っていた。

 そんな事を思いながら雫が意識を手放しかけたところで、刹那が正気に返った。 

「……はっ!? ま、待て雫! 嘘だろう!? 嘘だと言ってくれっ!
おい! 気絶したフリをするな! 白目むいてるぐらいではごまかされんからな!?
おい起きろっ! 起きてくれぇぇぇぇぇぇっ!?」

 完全に意識を失った妹をぶんぶか振り回しながら、刹那は絶叫した。 

コメント

更新ありがとうございます。刹那さんは本当残念ですね。
[2018/01/08 18:54] URL | ロボット三等兵 #- [ 編集 ]


寝顔の写真かぁ…刹那にとってある意味幸いなのは元を持っているのは海人だけという点でしょうか?

追伸
もし海人が空間魔法特化だった場合、転移魔法や空間断裂というある種の不可視の斬撃を放つ怪物になりそうですね
[2018/01/08 19:47] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]

あけましておめでとうございます
年末から底冷えする日々が続いております。風邪などひいておられなければよいのですが・・・
今年はどういった迷走ぶり(マテ)をするのか非常に楽しみにしておりますw
というか海人はエアウォーリアーズの団長副団長に出会うのだろうか?とか、シリルがデレる(!?)ことはあるのだろうか?とか、妄想が駄々洩れです。
番外編も楽しみなのですが、是非に本編の進行を速めていただければと^^;
あ、ifストーリーならばローラが海人を拾っていたら・・・とかが読みたいかもw
[2018/01/09 08:27] URL | neco #mQop/nM. [ 編集 ]


この姉も何気に規格外だよね。規格外の妹よりも違う意味で怖い(笑
コタツ・・・それは悪魔の道具。今も私を捉えて離さない!
相変わらずこういう日常の話はホッコリする。

[2018/01/12 20:32] URL | 飛べないブタ #t50BOgd. [ 編集 ]


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