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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄112
 十日後、海人達はリレイユの背に乗って移動していた。
 今回の観光旅行のガイドであるレザリアとの待ち合わせ場所に向かって。

 目指す先は王都に最も近い、そして王都への乗合馬車が出ている町だ。

 近隣に町がない王都に徒歩で訪れるのはもっぱら冒険者で、観光客は大体乗合馬車を使う。
 その為、荷物だけ持った観光客が徒歩で訪れれば、色々と怪しまれる可能性が高い。
 後ろ暗い事はなくとも、不快な事に遭遇する確率は確実に上がってしまう。
 手間をかけさせてしまうが、面倒を嫌う海人にはこれが最適。

 レザリアはそう判断し、海人もそれに従ったのである。

「ま、手間ではあるが気配りが細かいのはありがたいな」

「リレイユで行ければ楽ちんなんですけどねー。馬車って乗り心地良くないですし」

「……リレイユの努力の賜物だがな。努力するプチドラゴンなぞ他で聞いた事はないが」

 妹のぼやきに、刹那は軽く頭を抱えた。

 リレイユによる今回の空の旅は、実に快適だ。
 突き抜けるような蒼空、後方に吹き飛んでいく雲、そして座り心地の良い座席。
 リレイユの飛翔速度は凄まじいが、彼女が起動している術式盤によって背の空間は一切の影響がない。
  
 その快適性を更に高めているのが、リレイユの飛翔姿勢。

 時折翼を動かしはするが、あくまでも最小限。
 おかげで振動が伝わってくる事もほとんどなく、のんびりしていられる。
 雫など先程からお茶と煎餅を楽しんでいるぐらいだ。

 最初振動に振り落とされそうになった海人を何度か救出する羽目になった時とは、雲泥の差である。
 これまで騎乗した際に人間が快適に過ごせる飛翔方法を学び改善していたようではあったが、驚きの結果だ。 
 学習能力が高いにも限度がある、と言いたくもなる。  

 が、肝心の飼い主は無邪気かつ能天気にペットの成長を喜んでいた。   

「うむ、実に快適な乗り心地だ。上手く飛べるようになったな、リレイユ。偉いぞ」

「グールルッ♪」

 主の褒め言葉に、嬉しそうに一鳴きするリレイユ。
 
 これだけなら微笑ましい話だが、リレイユは災厄の化身とも称されるプチドラゴン。
 そして現在は超高速飛行中ゆえに、彼女の周りでは恐ろしい風圧が吹き荒れている。
 背に乗る海人達は魔法に守られている為普通に聞こえるが、リレイユが聞き逃さないのは尋常な話ではない。

(……あまりに今更だがな。つくづく、海人殿に慣れてしまったな)

 穏やかに微笑んでいる主の横顔を見て、刹那はそんな事を思う。

 ペットが下手な人間より賢かろうが、荒れ狂う暴風の中飼い主の声を聞き逃さなかろうが、所詮は些末事。
 天地海人という主君に付き合っていれば、そうあっさり受け入れる事も出来てしまう。

 そもそも、この高度で普通にしていられる段階でおかしいのだ。
 ここは死の天空と呼ばれる高度を大きく越える、本来一瞬すら意識を保てぬ超高空。
 魔物であるリレイユ以外は、意識を保っている事すら本来はありえない。

 言うまでもなく海人製の魔法による効果あってこそだが、こんな魔法を世に出せば間違いなく世界がひっくり返る。
 死の天空の高度は、本来地上からの重力魔法や遠隔視の魔法すら届かない域。
 そこを越えて活動できるとなれば、戦争の常識が崩壊してしまう。
 
 風圧から海人達を守っている魔法にしても、同様。
 これだけの速度による風圧を完全に無効化するとなれば、強力な風属性攻撃魔法すら無効化しうる。
 古代遺産で稀にある、威力も範囲も素晴らしいが範囲が広すぎて術者や味方も薙ぎ払ってしまうような魔法も有効活用できるかもしれないのだ。

 そして当然ながら、こういった魔法は多くの先人が研究開発に取り組み、例外なく敗れ去った魔法。
 もっと言えば現代の研究者達も挑み続け、未だ活路すら見いだせていない魔法だ。
 二十代前半の若造がそんな魔法を複数開発したなどと知れれば、阿鼻叫喚の地獄絵図になるだろう。 

 ――――これだけ異常なものを目の当たりにしても、今の刹那には僅かな動揺もない。

 海人だから、という便利かつ諦観に満ちた言葉で片付けられてしまう。
 
「ん? どうかしたか?」

「いえ、なんでもありません」

「ならいいが……その服の着心地は大丈夫か?」

「ええ。不慣れなので少し違和感はありますが、快適です」

 海人の問いに、刹那は服の着心地を再確認しながら答える。

 現在刹那が着ているのは着慣れた半着と馬乗袴ではなく、白い襟付きのシャツとネイビーブルーのパンツ。
 きちんと寸法を測って仕立てた服なためか、普段の服と比べて特別動きにくさはなかった。
 ベルトに差した二本の刀も、普段と変わらず抜刀できる事は確認済みである。
 普段よりも生地が肌に近い為、どうしても違和感自体は拭いきれないが。

「そうか。雫はどうだ?」

「あたしも着心地は問題ないです。暗器がちょっと取り出しにくいのが難点ですけどねー」

 雫も姉と同様着心地を再確認しながら、答える。

 雫も着慣れた半着と四幅袴ではなく、濃緑の襟付きシャツと紺のバミューダパンツ。
 刹那とは違いシャツには複数のポケットがついており、表からは見えない隠しポケットもある。
 収納自体は多いのだが、暗器を多用する雫にとっては普段と勝手が違うこの服は慣れるのに時間がかかりそうだった。   

「服の形が違うからなぁ……帰ったら改善案を考えてみよう」

「あ、無理しなくていいですからね? こっちにも慣れりゃいいだけなんですから」

「そうもいくまい。万一こんがらがって取り出す物間違えたら笑い話にもならん」

「ありがとうございまーす。そういえば、聖武具の元の方はどうなってるんです?」

 ふと思いついた事を訊ねる雫。

 少し前に海人が友人の為に作った武具。
 聖武具と呼ばれる武具の元であるらしいそれは、そのままでも異常な性能を発揮していた。
 魔力の増幅という目玉機能は勿論、破壊不能と言っても過言ではない強度、
さらに刃は斬れない物が片手で数えられるのではないかという切れ味を誇っていたのだ。

 装備を心配するならそちらから手を付けるはずなのに、海人はまだ着手する様子がない。  

「すまんがもう少し待ってくれ。まだ材料作るのに必要な魔力が溜まっとらんのだ」

 居心地悪そうに頭を掻く海人。

 先日雫が言っている武具を作り出した時、海人はその開発にそれまで宝石に溜めて保管していた魔力を全部使い果たした。
 急ぎだった為使用量の節約などと言っている暇はなく、まさに湯水の如く使い倒したのである。 
 無論新しく作る際はそこまでの魔力は必要ないが、それでも必要魔力量は絶大。

 人類最高であろう魔力値を誇る海人でさえ、だ。

「そんなに魔力使うんですか!?」

「製造そのものもだが、こないだチェックしたら製造に使用した機材が軒並み耐久限界だったんでな。
今度は機材を作り直すところから始めなきゃならん。とはいえ、今度の旅行が終わる頃には製造に必要な魔力は溜まるだろう」

「あれ? でも、そもそも金属ならいくらでも作れるんじゃ……」

 海人の言葉に、首を傾げる雫。

 海人の創造魔法の制約は、植物以外の生命が作れない事。
 金属はその制約に引っかからない為、いくらでも複製できるはずだった。

「試してみたが、無理だった。おかげでまた新しい謎が増えた」

 やれやれ、と頭を掻く海人。

 雫に言われるまでもなく、武具を作った翌日には複製品を作ろうとしたのだが、見事に失敗した。
 いつも通り創造魔法を使ったのに、まったく何も出てこなかったのだ。
 間違いなく魔法は起動したのに、である。

 その時に思い出したのが、創造魔法の正確な制約。

 これまで非生命体なら例外なく作れていた為忘れかけていたが、
最初に見た創造魔法の資料には非生命体ならほぼ例外なくと記されていた。

 聖武具の元となる金属は、その数少ない例外に該当するらしい。

「……あの、拙者共で何かお力になれる事はありますか?」

「いや、大丈夫だ。馬鹿みたいに魔力使うが、言い換えればそれだけで作れるからな―――ん?」

 刹那を安心させようと微笑みかけた海人の顔が、一瞬強張る。
 その直後、三人に僅かな振動が響いてきた。
  
 三人が振動の元へと視線を向けると、そこにはリレイユの口。
 そしてその端から僅かに見える、白い羽。

「逃げ損ねた魔物かー。ホント、リレイユで移動してると快適だよねー」

「乗り心地もだが、速度は速く魔物にも滅多に遭遇せず、遭遇してもリレイユが食べてしまうからな」

 妹の感想に、刹那も同意する。

 リレイユの最高速度は、もはや地上最速たるカイザーウルフすら大きく突き放している。
 彼女の飼い主から与えられた、加速魔法によって。 

 この追いつける者すらいない異常な速度自体が安全性を大きく確保しているが、それだけではない。
 空は比較的魔物が少ないが、その分空を拠点とする魔物は縄張り意識が強く、普通なら格上の魔物にも挑んでくる。
 遭遇率はそう高くないが、それでも普通は長距離を飛んでいれば一度や二度はぶつかり、戦闘になるのだ。

 が、ドラゴン系の魔物は例外だ。
 己より上位と悟った段階でほとんどの魔物が一目散に逃げる為、戦闘自体滅多に起こらない。
 上位ドラゴンに比肩しうるプチドラゴンとなれば、尚の事。
 起こるのは主に一方的な虐殺であり、捕食である。 

 そうやってしばらく話しているうちに、海人が時計を確認し始めた。

「……さて、そろそろ位置を確認した方が良いか。リレイユ、術式十一番起動」

「グルルッ!」

 海人の声に応え、リレイユは胴に巻かれた術式盤の一つに魔力を通す。
 さして間をおかず術式盤が起動し、刻まれた魔法が効果を現した。

 海人の前の空間に、地上の風景が映し出されるという形で。
 その地上の風景は超高速で上から下に流れているが、海人に気にする様子は見受けられない。

 風景の中心で一点だけ変わらず点滅を繰り返している光をただ静かに見据えている。

「この地形は……リレイユ、少し縮小だ」
 
 海人がリレイユに指図すると、彼の前にある風景が僅かに縮小された。
 まるで、地上を見下ろす高度を少し上げたかのように。

「ああ、やはりか。ロガザークの森までもう少しだな。
リレイユ、合図したら一時停止してくれ」

「グルッ!」

 リレイユは了解、とばかりに短く鳴いて答えた。

「刹那、降下用魔法の起動準備を」

 地表の様子を確認しながら、海人は刹那に指示を出す。

 降下用の魔法は、二種類。
 この超高空で地上と変わらず活動する為の魔法。
 そして降下する姿を他者に目撃されない為の透明化魔法だ。 

「はっ、既に術式は想起しております」

「ありがとう……っと、リレイユ止まってくれ!」
 
 海人が叫ぶと同時に、リレイユはピタリと止まった。 
 急停止によって食い込んだベルトの痛みに顔を顰めつつ、
海人は刹那と雫を伴ってリレイユの前へと無属性魔法の障壁で作った足場を伝って歩いていく。

「ではリレイユ、留守番を頼むぞ。食事は今朝説明した通り、もし何かあった時はアレを使うように」

 海人はリレイユに言い聞かせるように、彼女の目を見据えつつ鼻先を撫でた。

 留守中のリレイユの食事は、彼女が比較的気に入っているドライフードを一日分ごとに容器に入れ、
それを食べるように言い聞かせてある。
 足りなければいつも通り、自分で餌を取りに行っていいとも。
 
 そして万一に備え、通信手段もリレイユの寝床に用意してある。
 概ね、留守中の準備は万全であった。

 が、リレイユは嫌がるような鳴き声を出す。

「グルル……」

「……そんな顔をしないでくれ。お土産買ってくるから」

 寂しそうな声で鳴くペットに、海人は優しく言い聞かせる。
 それでも嫌だ、とばかりにリレイユは海人におねだりするように鼻先を擦りつけてくるが、
根気よく言い聞かせていると、やがて諦めた。 

「……グルゥ」

「良い子だ。では、頼むぞ」



    



 レザリアは町の外壁に背を預けながら、専門書じみた厚さの書類の束を読みふけっていた。

 中身は先日シャーリーに頼んだ王都の情報。
 各観光スポットのマイナーな情報は勿論、彼女独自の見解などもきちんと含まれている。
 これだけ揃っていれば、話を盛り上げながら案内する事もそう難しくない。
 提示した報酬のせいか、実に気合の入ったまとめ方だ。
 
 唯一の難点は、

(あー……頭パンクしそう……シャーリー、あたしが頭悪いの忘れてない?)

 思わず頭を抱えるレザリア。
 短時間でよくこれだけ揃えてくれたと感謝もあるが、それ以上に加減してくれと泣きたい気分だった。
 
 今日持ってきているのは手元の束一つだが、シャーリーから渡された書類はこの倍。
 本人曰くそれでもかなり簡略化し、必要になりそうな情報のみに絞り込んだらしいが、情報量が多すぎる。
 それも注文通りレザリアの知らない情報ばかり載っているので、到底この短期間で覚えきれる量ではなかった。
 
 なので一通り目を通した後情報を抜粋し、どうにか覚えるきれそうな量に絞り込んだのである。
 
 が、それでも足りず、ここ数日は人と会う時以外は書類を読み続けていた。
 
 休憩時間中にお茶を片手に、書類を読む。
 仕事に影響が出ない範囲で睡眠時間を削り、書類を読む。
 町から町への移動中に、走りながら書類を読む。
 襲ってきた魔物の首をへし折りながら、書類を読む。
 
 それだけ注力し、ようやく念の為情報を再確認すればいい程度までもってこれたのである。

(よし、確認終わり! 日程のチェックもしたしあとは待つだけ、と。
ここの安全も確保したし……したし……だ、大丈夫だよね?)
   
 荷物の中に資料を放り込むと、レザリアは脳内で周囲の安全の再検証を始める。

 海人が揉め事に巻き込まれやすいのは、重々承知。
 ゆえにこの町を拠点にしている冒険者の中で、彼に絡みそうな連中を依頼で遠出させた。
 僅かに誘導しそこねた者達もいたが、彼らも村にやってきた旅人に絡んで喧嘩した末に療養中。
 必然的に町の守りが薄くなったが、それも依頼で誘導した別の町の冒険者が滞在しているので補える。
 乗合馬車内部で揉める可能性も考慮し、同乗する客も様々な方面から手を回して本人達は知らぬまま厳選した。

 ――――が、これでもまだレザリアには不安が残っていた。

 まず、日付をずらしつつ冒険者達を遠出させた途端、近隣の魔物が凶暴化した。
 どうも冒険者という外敵が減少した事で餌の確保に大胆に動き出したようだが、いくらなんでも早すぎる。
 仕方なくレザリアが動いて適当に間引く事で騒ぎになる前に鎮静化したが、念の為ざっと見回っていなければ大騒ぎだった。

 次いで、誘導し損ねた冒険者達が臨時収入で酒浸りだった。
 それ自体は冒険者の行動としてさして珍しいものではないが、わざわざ町を泥酔したまま闊歩する馬鹿は珍しい。  
 まして拠点としている町で、パーティー総出で大っぴらに一般人に絡むなどそうそうない事だ。 
 とはいえ放置できるはずもないので、レザリアが変装して合法的に行動不能にした。 

 他にも何かしら海人用の対策を打とうとした途端普通ならありえない事態が起こり、レザリアはその都度対応に追われたのだ。
 何か致命的な見落としやら、常識的にありえない事態の前兆を見過ごしている可能性すら否定できない。

(……まさかとは思うけど、今回あたしが選ばれたのってこれも見越してた?)

 ぬう、と思わず唸るレザリア。

 ローラを除く他の最古参メイドであれば、今回のどこかで躓いていた可能性があった。
 彼女らは例外なく有能かつ戦闘における強者であり、才能に溢れている。
 それゆえに僅かながら無意識の慢心があり、知略を得手とする者でさえ己の予想を越える事態には弱い。

 が―――――レザリアだけは違う。

 変装術を除けば、最古参メイド唯一と言ってもいい凡才。
 戦闘で生死の境をさまよった回数はぶっちぎりの最多を誇り、知略においても下から数えた方が早い。
 だからこそ常に己の行動の穴を探し、予想外の事態が起きても比較的慌てずに迅速な対応ができる。
 自分の予想を越える事態など、珍しくもなんともないがゆえに。
 
 何が起きてもおかしくない、そんな状況への対処には性格的にレザリアこそが最適だ。

 そしてローラがそれを見込んでレザリアに仕事を回したのであれば、安心はできない。
 彼女の経験上、最終的に対処は出来ても能力の限界を軽々突破してくる事態が待ち受けている可能性がある。

(いやいや、考えすぎ考えすぎ。下準備がちょっと面倒だっただけで今回は実質休暇!)
 
 嫌な考えを振り払うようにレザリアが頭を振ったところで、彼女の気配察知に三つの気配がかかった。
 少し離れた森の方から、ゆっくりとこの町へ向かっている。
 状況から考えれば、正体は考察するまでもない。

(進路上に魔物の気配もなし。よしよし、これからは普通に楽しい観光旅行!
幾つかちょっとしたサプライズもある事だし、カイト様達にも存分に楽しんでもらわないとね!)

 気を取り直すとレザリアは手鏡を取り出し、軽く身だしなみを整え始めた。








 夕方。海人達はレザリアに先導され、無事王都の宿に辿り着いていた。

 手続きを済ませると海人とレザリアは従業員と挨拶などかわしつつ部屋に向かっていたが、
対して刹那と雫はガッチガチに固まりながら二人の後をついて行っている。
 落ち着かない様子で周囲を見回し、しまいには徐々に身を震わせ始めた。

 そして、その震えは部屋に入ったところでピークに達する。 

「あ、ああああああの海人殿、こ、こここここの部屋は流石にまずいのでは……!?」

「メチャメチャ広いし調度品も凄い豪華なんですけど!? 
あ、あああああたしが見ても明らかに高いって分かりましゅよ!?」

 緊張のあまり、呂律が怪しくなる姉妹。

 とはいえ、無理もない反応ではあった。
 
 そもそも、この宿自体が恐ろしく威厳に満ちている建物。
 歴史に名を残す芸術家による風格あるデザイン、それに百年もの月日が刻まれている以上当然だ。
 内装も公爵が宿泊しても恥じぬよう、華美ではないが落ち着きのある高級感に満ちていた。
 スタッフも貴族の執事さながらの装いと完璧な作法で出迎え、それでいて人当たりは柔らかい。

 そして極め付けが、この部屋。

 宿の最上階に位置する、三室の一室。
 最大でワンフロア五十室にもなる敷地を、三等分したに等しい広さである。
 中身もその広さに相応しい構造で、通常の寝室だけでなく、従者用の寝室やくつろぐ為のリビング、
果ては各種遊戯用の部屋まで用意されている。
 そして大半が落ち着いたデザインながら明らかな高級感が漂う調度品に溢れており、
傷つけでもすれば笑えない賠償額になりそうだった。

 そんなところに、極貧の冒険者生活を続けていた姉妹が放り込まれたのだ。
 見るからに柔らかそうで美しい意匠の絨毯を踏む事すら躊躇うのは、当然の帰結だろう。
    
 が、海人は落ち着いたものだった。

「そうだな。最高級ではなかろうが、それに次ぐかその次レベルではあるだろう。
当然値段も愉快な額だと思うんだが?」

 部屋を軽く見まわし、海人はレザリアに問いかけた。

 刹那達の想像通り、この部屋は明らかに超の付く上流階級用だ。
 何気なく置かれたティーセット一つとっても、シェリスの屋敷で使っている物と同格。
 それでいてそれら調度品は見事に部屋に溶け込み、一切の違和感を感じさせない。
 ただ贅沢というわけではなく細心の注意を払い最高の部屋を構築しようとしている証拠だ。

 それだけに、分からなかった。

 この部屋は確かに素晴らしいが、値段も間違いなくそれに見合っている。
 海人の稼ぎなら払えないとは思わないが、それにしても懐が寂しくなるはずだ。
 シェリスともあろう者が、あるいはそれに仕事を任されたであろう者がそのあたりの気配りを忘れるはずがない。

 そんな海人の疑問は、あっさりと解消される。

「御心配なく。今回の御旅行の費用は全額シェリス様持ちですので」

「は……? って、待て! 聞いとらんぞ!?」

 珍しく慌てた様子で、海人がレザリアに詰め寄る。

「それについては、シェリス様から手紙を預かっております」

 微笑みながら、レザリアは海人に一通の便箋を手渡す。
 海人が軽く唸りながらそれを開くと、中から優美な筆致の手紙が出てきた。
 
『これまで散々お世話になりながら碌に恩を返せていませんので、せめてもの気持ちです。
既に代金は全額前払いしておりますので、存分に楽しんでください』

 短い手紙を読み終えると、海人は頭を抱えた。
 そして無駄だろうとは思いつつも、一応確認してみる。

「宿代はまだしも、食事代はその日の食材の仕入れなども絡むから――」

「料理に合わせるお酒の代金も含め、想定しうる最大額を既に支払っておりますので御安心を」

 海人に皆まで言わせず、満面の笑みでバッサリと切り捨てるレザリア。
 その態度は、足掻くだけ時間の無駄だと何よりも雄弁に物語っている。

 が、それでも海人は一つだけ苦言を呈さずにはいられなかった。

「……いくらなんでも、ここはちと高すぎるんじゃないか?」

「あたしが組んだ旅程とカイト様の御都合考えると、この部屋が最善だったんですよ」

 困ったように笑うレザリア。

 町中で揉め事に巻き込まれたとしても、ここならば夜襲の心配が少ない。
 素行の悪い冒険者の類なら入口で弾かれ、無理に押し通ろうものなら騎士団が飛んでくる。
 公爵級の賓客が利用する事も珍しくないここでは、相手が高位貴族でも同様の対応になるというのも見逃せない。

 それでも完璧とは言えないが、その為のこの部屋だ。

 部屋とはいうものの、実際は小さな屋敷のようなもの。
 寝室も広めの部屋が隣り合う形で三部屋用意されており、
就寝中に外から襲撃を受けたとしてもレザリアや刹那達が即座に対応できる。
 安全性の確保という観点から見れば、この上なく有用なのだ。
 
 加えて、このレベルの部屋ならではの設備もある。
 普通の部屋にはない、そしてあってもまず使わない設備が。
 必要がないような旅程を組んだつもりではあるが、今回は滞在期間が少し長い。
 念の為、あった方が良かったのである。

 旅行の見積もりを見て頭を抱えたシェリスには、流石に罪悪感を覚えたが。

「……やれやれ。ここまで固められながら厚意を無下にするのも無粋か。
シェリス嬢にはあとでキチンと礼を言わなくてはなるまいが」

「そうしていただけると。ところで、今日はどうされますか?
今日に関してはお疲れになると思いましたので、夕食以外の予定は入れておりませんが」

「おかげさまで疲れてはいないがな。なにせ王都の門ですら何一つ引っかかる事がなかった」

 苦笑しながら、レザリアの目を見る海人。

 王都への旅行にあたって、海人が懸念していたのは門でのチェック。
 なにしろ、四人中三人がこの大陸では滅多に見ない完全な黒髪。
 他国人と思われる事は確実で、その分門番のチェックも厳しくなるだろうと思っていたのだ。
 
 が、蓋を開けてみれば、ほぼノーチェック。
 同じ馬車に乗っていた客と同等のチェック、と見せかけて門番達の視線は海人達には向いていなかった。 

 最初にレザリアの顔を見た瞬間、門番の表情が一瞬固まった事と合わせて考えれば、
彼女にそれだけの信頼があると考えるべきだろう。
  
「さてさて何のことやら。あたし達シェリス様直属程ではありませんが、
王都の門番は有能ですから一目で裏がない事を看破してもおかしくないですよ?」

「……なるほど。どうやら、快適な旅行は保障されているようだな?」

 レザリアの言葉でどういう事かを察し、海人は穏やかに微笑んだ。  

「ええ、お任せください。たっぷりと時間をかけて練り上げましたので」 

 いかにも自信満々といった様子で、レザリアは胸を張った。

 実際、今回の旅程は念入りに考えてある。
 旅行の目的である楽しむという事は勿論、旅行中の安全においてもだ。
 シェリスの人脈は勿論、得られた四大商会の後ろ盾もフル活用しており、そうそう揉め事に巻き込まれる事はない。
 そして万一巻き込まれた時用の保険も仕込んであり、それを使えば不測の事態にも対応可能。
 
 実質休暇同然のお仕事をきちんと憩いの時間にする為、しっかりと根回しを行った。

「楽しみにさせてもらおう。しかし、今日の夕食はこの服で問題ないのか?」

「はい。今日予約を入れているお店は平民向けですから。
まずは王都の料理を気軽に楽しんでいただこうと思います」

 自分達主従の服を示しながら訊ねる海人に、レザリアは首を縦に振った。

 海人達の服は高級料理店には入れないが、平民向けの店ならば何ら問題ない。
 今日予約を入れている店は気取った雰囲気など欠片もないので、常識的な服装であればいいのだ。
 刹那と雫もこの大陸で一般的な服装になっている事で、問題になる可能性はさらに少なくなっている。 
 
 が、海人はレザリアの言葉に首を傾げた。 

「ん? 平民向けの料理店だと、王都の質はカナールに劣ると聞いたが?」

「料理店に関してはシェリス様は詰めが少し甘いですからねぇ……最低点で判断しちゃうんですよ。
使い方次第ではカナールの店に劣らない、むしろほとんどを上回る店もあります」

 海人の問いに、軽く肩を竦めて答えるレザリア。

 料理店に関してシェリスの調査は厳しいが、評価には少し穴がある。
 人を招待する、それも我を通しがちな人間を相手にする事が多い関係上、店の料理の質を最低点で考えるのだ。
 相手が何を頼んでもこの程度の質は確実、それを重視しすぎる為に。

 ゆえに――――味の質に偏りがある店の評価は低い。

 肉料理は絶品だが、魚料理は駄目。
 野菜料理は美味いが、スープは駄目。
 そういった店は酷評される事が多い。

 が、世の中には選ぶべき料理さえ選べば、隙なく前菜からメインまで美味しい店もある。 
 海人達のように、相手に料理を決められる事を厭わない人間には使える店が。

「なるほど、それは楽しみだな」

「ええ、是非楽しみにしていてください」





















 その夜。レザリアに案内された料理屋で、海人達は舌鼓を打っていた。

 最初に出てきた山盛りのサラダは、数種の葉物にレモン系のドレッシングをかけ、ベーコンを散らしただけだったが、
これが不思議と後を引く味わいになっており、気付けばペロリと完食。

 次に出てきたキノコのソテーもシンプルだが、絶妙な塩加減と火の通り具合。
 しっかりと塩が利いているがしょっぱさはなく、キノコから溢れ出す肉汁の旨味を引き立てるのみ。
 キノコ独特のクセのある香りもハーブで程良く打ち消され、実に美味かった。

 その次の魚介のトマトスープも、これまた独特の美味さ。
 通常なら主役であるはずの魚介の旨味が、トマトの旨味を引き立てる脇役になっていたのだ。
 それゆえに、キノコのソテーの油の後味を綺麗に消す口直しとしても機能する一皿だった。
 
 その後もレザリアが頼んだ料理は一つとして外れがなく、かなり口が肥えている海人達主従ですら、
思わず感嘆の息を漏らす程だった。

 が――――唯一、雫が好奇心に負けて頼んだ鳥肉のソテーだけはいただけなかった。

 まず肉自体は悪くなさそうなのに、火の通しすぎで肉汁が少ない。
 その割に塩が強く、臭み消しのハーブも強すぎて肉の香りが消えてしまっている。
 決してまずいという程ではなかったのだが、レザリアの注文した料理との差は明白。
 
 レザリアの注文の正しさを否応なく思い知らされた海人達は、反省しつつメインディッシュを待っていた。 
 
「でも分かんないなぁ……あんだけ他の料理美味しかったのに……」 
 
「ふっふっふ、甘いですねぇシズク様。あたしは美味しい料理だけ選んでたんですよ。
ここ種類豊富なのは良いんですけど、料理ごとの味の差が凄いんですよ。
シズク様が選ばれたのは、比較的マシな方なんです」

「腕が悪いわけでもなかろうに、随分極端だな」

 不思議そうに首を傾げる海人。

 サラダはまだしも、他の美味かった料理はまぐれで作れるような物ではなかった。
 キノコの火加減は確かな技量を感じたし、スープもこれこそが最高という信念を感じるバランス。
 雫の言う通り、あれだけの料理を作れる人間がそこまで味の落ちる物を作ってしまう理由が分からない。  

「種明かししちゃいますと、あたしが頼んだ料理はここの開店当初からあるメニューなんです。
一番最初の出発点。それだけに味がブレず、余計な手を加えず、一番磨き抜かれてます」

「ふーむ……ひょっとして店主は少なかったメニューをどうにか増やそうとして失敗してるのか?」

「御名答です。なまじ真面目な分、失敗した時の迷走が激しいみたいですね。
新しいメニュー増やすたび外れ率が上がり、その為の仕入れで収益下がってるんですよ」

 目も当てられない、とばかりに首を振るレザリア。

 ここの店主は本当に真面目なのだが、それが空回りしているのだ。
 客から金を払ってもらうに値すると思える料理が作れるまで資金を貯め続け、結局店を開いたのは四十後半。
 店を開いてからもこういう料理も食べてみたいという客の要望に応えてメニューを増やし、
その評判が悪くともそれを頼むお客もいるからと改良でどうにかしようとする。
 そうしてメニューが無駄に増え、結果収益が減っているという悪循環。
 
 それを更に泥沼化させているのは、初期メニューの評判が良くそれなりに儲かってしまっている事。
 それゆえに常連の多くからいくら勧められても、メニューの整理の踏ん切りがつかずにいる。

「見事なまでの悪循環だな。
まあ、店やってるのに不採算メニューに見切りが付けられないのでは、同情の余地はないが」

「そーなんですけどねー……っと、メインが来たみたいですね」

 そう言ったレザリアの視線の先には、大きな皿に豪快に盛られた肉料理があった。
 皿は非常に大きいが、運んでくるウェイトレスは慣れた様子で両腕と頭で計五皿乗せて運んでいる。

 そして、ついに海人達の前にメインディッシュがやってきた。

「うわぁお、こりゃまた豪快な料理ですねー」

「牛のあばら肉、それも骨付き……素晴らしいな」

「ここはこれが一番の名物料理でしてね。
お酒に合わせるんじゃなく付け合わせと交互に食べながら、その薬茶で口の油流すのが美味しいんですよ」

 肉を豪快に切り分けながら、前もって注文しておいた薬茶を顎で示すレザリア。
 あっという間にそれぞれの皿に肉と付け合わせを取り分けると、彼女はどうぞと手で海人の皿を示した。 
  
「……これは美味いな。見た目も肉の味も豪快だが、皿全体としては恐ろしくバランスが取れている。
一緒に食べる付け合わせでまた味が変わるのが実に楽しい」

 軽く味見した後感心したように頷きながら、海人は本格的に食べ始めた。

 焼けた表面はこんがりと香ばしく、切られた断面は肉汁でしっとり。
 噛みしめれば塩気の強い香ばしい部分がたっぷりの肉汁に絡み、絶妙な味わいを醸し出す。
 これだけでも美味いが、付け合わせと一緒に食べる事で脂を程よく緩和しつつ、野菜の旨味が加わり実に美味い。 
 しかも付け合わせによって味の特徴がかなり変わるので、食べ飽きそうになかった。

 それでも脂が多い為付け合わせと一緒に食べながらでも徐々に重くなってくるが、薬茶を口に含むと一気に緩和される。
 飲むと口の中の油が綺麗に消え、再び肉を存分に楽しめるようになるのだ。

 一切の瑕疵がないとは言わないが、十分絶品と呼ぶに相応しい皿だった。

「ですねー。あたしはニンジンが好きです」

「拙者はほうれん草だな。脂の緩和具合が実に良い」

「私もほうれん草だな」

 美味しそうに食べ進めながら、料理の感想を語り合う主従。
 それを見て、レザリアは人知れず安堵の息を吐いた。
 
 選んだ店には自負があったが、相手は海人達。
 授業を受けに行った時に振る舞われるお茶や茶菓子を味わっただけでも、到底気を抜けない相手。
 さらにカナール有数の名店であるリトルハピネスの常連であり、あそこの店主をして味覚が鋭いと言わしめている。
 味に強烈なこだわりがあるわけではない事は調査済みだが、不満は抱かれずとも満足させられなければ仕事しては失敗。
 なので、とりあえず一安心であった。
  
 気を取り直したレザリアが皿に手を伸ばしたところで、彼女の背後から野太い声が響いた。

「はっはっはー、楽しんでくれてっかー! レザリアちゃん!」

「あ、コトルダさん。ええ、いつも通り抜群に美味しいです!」

「そりゃよかった! が、そっちの兄ちゃんは気に入らなかったかい?」

 コトルダ・ガヘトリス―――この店の店主は、海人にそう問いかけた。

「いえ、非常に美味しいです」

「そうかい? 手が止まってたみてえだが……」

 心配そうに海人の手元を見るコトルダ。
 そこには、まだまだたっぷり残った肉料理がある。
 
「元々少食なので、骨際の肉をしっかり味わう為に先にそっちを食べるか悩んでいただけですよ」

「お、そうかい。それなら良かった。もし食べきれないなら持ち帰り用の箱もあるから、遠慮なく言ってくれ。
んじゃ、楽しんでくれなー」

 コトルダは安心したように笑うと、後ろ手をふりながら厨房に戻っていく。
 その姿が厨房に消えた事を確認すると、レザリアは海人に向き直った。

「……カイト様、何かありました?」

 真剣な顔で海人に尋ねるレザリア。

 レザリアは観察眼が特別優れているわけではないが、人の感情の動きにはかなり敏感だ。
 出会った頃から現在まで筋金入りの無表情な姉貴分やら、油断すると厄介事に強引に巻き込んでくる実姉を持っている為、
そうならなければ身が持たなかったのである。

 そしてそんなレザリアの感覚は、先程の海人の言葉に嘘があった事を明確に捉えていた。

「あー……ちょっと、な」

 レザリアの眼差しに、海人はごまかすように視線を別の方向に向ける。
 彼にしては珍しく、言うべきか言わざるべきか悩んでいるようだった。 
 
「……薬茶の香りですか?」

「……御名答」

 刹那の指摘に、海人は苦笑しながら頷いた。

 この薬茶、口の油を流す能力は高いが、些かハーブの香りが強すぎる。
 不快な香りではないが、飲むたびそれなりの時間残る為、肉を味わうには邪魔に感じられたのだ。

「あー……なるほど。お気持ちは分かりますけど、ここまでクセなく油流す飲み物って他にないですよ?」

 申し訳なさそうに、だが明確に主張するレザリア。

 ここの薬茶の香りがやや長く残ってしまうのは事実だが、大きな瑕疵とは言えない。
 紅茶であれば流すには弱く、他の薬茶であれば大概苦みがキツイか香りがより強烈。
 店主が研究を重ねて辿り着いたここの薬茶は、完全ではなくとも高品質ではあるのだ。 

 が、海人はそんなレザリアの意見を居心地悪そうに否定する。

「それがあるから困ったんだ。口の油流すだけなら絶対あれの方が良い」
 
「おや、そんな物があるのですか?」

「うむ。ついでに言うと、それに伴って君らに食べさせた事がない菓子を思い出してな。
ルミナスにバレたらまた怒られそうだ」

 興味深そうに見つめる刹那から目を逸らしつつ、海人は答える。

「……つまり、相当美味しいと」

 確信を込めてニヤリと笑う雫。 

「うむ……部屋に厨房があったし、宿に戻ったら軽く作ってやろう。
レザリア女士、ここのデザートは結構重いのかな?」

「いえ、ここのお勧めは季節のフルーツですから、軽くならその後でも入るかと」
 
 海人の懸念を、あっさりと否定するレザリア。

 この店で勧められるデザートは、季節のフルーツのみ。
 店主が毎日厳選して仕入れるそれは、見事なまでに外れがない。
 特にオレンジは香りの良さは勿論、酸味と甘味のバランスも黄金比ではないかという程良い物を出してくる。
 
 一応それを用いたケーキなどもあるが、そちらはバランスがよろしくない。
 間違いなく、フルーツをそのまま食べた方が美味い、そう言われてしまう出来だ。

「では、宿に戻り次第用意させてもらおう」

 そう言うと、海人は残りの肉を包んで貰うべく、近くに来たウェイトレスを呼び止めた。
コメント

毎度思うけどカイトならリレイユ用の翻訳こん○○く(会話用)やらスモ○○ライト(町中同伴用)的なものを余裕で作りそうなもんだけけど。あとリレイユ移動のイメージはマスタードラゴン(てんくうのベル)です
[2018/10/29 10:52] URL | #- [ 編集 ]


あっさりと王都着いちゃいましたね
行く途中で何かやらかすんじゃないかと思ってましたがリレイユでショートカットするとはw
11部もまだ4話だしこれからどうなるか楽しみにしています

飲み物とデザート…
油っこいものだとウーロン茶と杏仁豆腐とか?
[2018/10/29 20:43] URL | どんじゅ #- [ 編集 ]

更新お疲れです。
久々にいじられ役でない出来るシェリス嬢が(出番なしですが、当初は出来るお嬢様でしたのに・・・)・・・・。

今まで出ていない菓子だと揚げ菓子ですかねぇ・・。揚げ饅頭とかかな・・・ドーナツもありか・


ほぼ生きて半世紀ですが初見でびっくりしたのは長野で食べた牛乳ラーメンと某所で食べて栗饅頭(揚げ饅頭)

でした・・・。

事実、じじいですが母方の祖母が朝飯前に鶏の首ちょんぱして昼に唐揚げとささみの塩もみになってたのは今でもトリウマ(トラウマ)です・・・。

すっぽんとかも首チョンポで唐揚げの世代ですので・・・(母方が農家で父方が漁師です)



とりあえずばれて困るのはルミナスかローラか・・・・・


最近コンスタントに更新されててうれしいです・・。
[2018/10/29 21:53] URL | のび犬 #- [ 編集 ]


リレイユは…なんか、すごく可愛いくなってますねぇ、見た目は恐怖の象徴なのに(笑)もしこれで自分を巻き込みかねない広範囲破壊魔法の盤を持っていなら手が付けられなく可能性が
骨に付いた肉…Tボーンステーキ見たいな感じですか?その油をさっぱりさせる…抹茶かな?

追伸
質問ですが、海人のヒロインの中で性格やら何やらを無視してヤンデレやツンデレが似合うキャラはそれぞれ誰ですか?
[2018/10/30 08:22] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


油を洗い流すと言うと烏龍茶の類かな?ほうじ茶もありだとは思いますが。
あれも紅茶緑茶コーヒーと同等の深淵を持つ飲み物なので海人の出せるものによっては周囲が暴走しそう。あえて避ける理由がないならに一通り嗜んでそうだけど。
あと、ジャスミンティーも考えましたけど流れ的に少し香りが強いかな。こっちも上等な烏龍茶をベースにした上級品はまた別格の味わいなので行けるかもですが。
[2018/10/30 20:15] URL | ホルス #mQop/nM. [ 編集 ]


 寂しそうな声で鳴くペットに、海人は優しく言い聞かせる。
 それでも嫌だ、とばかりにリレイユは海人におねだりするように鼻先を擦りつけてくるが、
根気よく言い聞かせていると、やがて諦めた。 

「……グルゥ」
ーーーーーーーーーー

賢いリレイユは考えた。
ヒトガタだったら同行できたと。
\ 人化フラグ発生! /
女の子率が増えるよ!やったね!
[2018/11/19 13:29] URL | #- [ 編集 ]


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