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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編。
番外編です。
短めの定番ネタになります。

では、急ぎ足ですがコメント返しさせていただきます。


 さん

立場的には一応可能なんですが、心情的に無理ですね。
そして仰る通り、海人の対応で謎の借りが溜まってます(笑)

 さん

はい。最初にそういう設定にした私がアホという話です。
作者なのにエアウォリアーズのスケジュール調整難しくなっております。
しかし、ローラ達の方が好きだから出番削ってるわけではありません。
正直、ルミナスもシリルもいた方が書きやすいので。

コスモさん

今回は芸術が地味に大きな要素になります。
小さい要素だけど影響が大きい、の方が正確かもしれませんが。

烏龍茶はやはり予想されてましたね。
個人的に口の油綺麗に流すにはあれ以上の物はないと思ってます。

クレープシュゼット……とは違いますが、そういう実演系の料理の案はあります。


次話ですが、ちょい手間かかりそうです。
重要なのにどうにも上手い表現が浮かばないのが一場面ありまして。
いろいろ調べつつ頑張りたいと思います。

では、今回も数多くの方の御来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。








 番外編



 唐突だが、シェリス・テオドシア・フォルンは公爵令嬢である。
 シュッツブルグ王家を代々支え続ける、由緒正しきフォルン公爵家。
 爵位継承権がなくとも、その一員として恥じる事なきよう幼い頃から英才教育を施されている。

 礼儀作法に始まり、座学、ダンス、果ては護身術まで。
 幅の広さもさることながら、何より求められるレベルが高い。
 なにしろ一番要求水準が低い護身術でさえ、女子であるシェリスが最終的にランクD冒険者を撃退出来るレベル。
 その厳しさたるや、他の貴族が流石はフォルン公爵家と敬意を表す事をはばからぬ程だ。

 かつてのシェリスは、それを国を支える公爵家に相応しい厳しさであると信じ、甘んじて受け止めていた。
 民をより良い方向に導き国全体を富ませ幸福を広げる、その為にはこの厳しさが不可欠であると。

 が、今は違う。

「……毎度の事だけど、我が国の貴族教育はどうにかならないかしらね。
せめて、私の兄達と同等ぐらいに……」

「貴族伝統の教育は滞りなく行われているでしょう?」 

 白々しい答えを返すローラに、シェリスは半眼を向ける。

 一応、ローラの言う事は間違っていない。
 シュッツブルグ王国の貴族は、例外なく貴族たる教育を受けている。
 礼儀作法、学問、武芸、あらゆるものを会得するように。

 フォルン公爵家には及ばずとも、平民とは比べものにならない教育レベルだ。

「次男三男は百歩譲って大目に見るとしても、伯爵家の長男がこの程度ではね。
教育にかかっているお金と成果が見合ってないわ」

 手元の資料を叩きながら、シェリスは溜息を吐く。

 そこに記されているのは、最古参メイドが作成したとある伯爵家の後継候補の能力評価。
 どれもこれも見事なまでにこき下ろされており、褒められている点があまりに少ない。
 数少ない高評価は勤勉かつ真面目で将来には一応希望が持てるという玉虫色な言葉であり、
これを除くと泣けてくる内容になる。 

 そして、この評価がこの上なく正しい事もよく分かっていた。

 なにしろ、親切丁寧な解説付きだ。
 礼儀作法一つとっても、食事中に不要な音を立てた回数、歩いている時に姿勢が崩れた回数、
指先の動かし方に優雅さがなかった回数、口調に気品が欠けた回数までいちいち記録されている。
 いつどのようにどんな問題があったかまで記されているので、反論の余地すらない。

 しかも、これでさえこの国の次代を担う貴族の中ではマシな方ときている。
 シェリスからすれば、泣きたくなる話であった。

「それでも、一般的な貴族としては高水準でしょう。
シェリス様の実態を隠す為の看板の一つとしてはそれなりに使えるかと」

「その機能すら怪しくなってきた内容も混ざってるんだけど?」

 シェリスは書類の束から一枚抜き出し、これ見よがしに掲げる。

 先程の伯爵家の長男について細々と情報が記されているが、シェリスが言っているのは唯一点。
 武における己の実力を認識しておらず、過剰な自信ありという記述だ。
 己の強さを実感する為に、身分を隠してBランク冒険者との戦いを企てているとも。

 ――――はっきり言って、無謀である。

 Bランクの冒険者と言っても色々だが、少なくともこの資料に乗っている青年が太刀打ちできる相手ではない。
 ゲイツであれば良い勉強として放置できるが、ここに記載されている候補は無理だった。
 決して素行が悪いわけでも残虐なわけでもないが、あまりにも冒険者らしすぎる。
 真剣勝負とあれば、殺しはせずとも相手の腕の一本ぐらい落としても気にも留めないだろう。 

 そして、そうなる可能性は極めて高い。

 ゲイツのような御人好しかつ巨大な得物の使い手なら格下相手にはまず素手でやってくれるが、
普通の冒険者なら使い慣れた武器で楽に決着を着けるからだ。
 四肢のどれか一つは失われると見ていい。

「左腕一本ぐらいなら、なくても事務は出来るかと」

「不可避の事ならともかく、無謀な喧嘩で腕無くした貴族なんて論外でしょう。
それに、都合よく利き腕を斬られない可能性は非常に低いわ。
高確率で伯爵家の後継には選ばれなくなるでしょうね」

「それならそれで問題ないでしょう。そこなら次男でも三男でも代わりはいます。
その場合、長男の致命的な失態は良い方向に働くと思いますが?」

 シェリスの言葉に、ローラは淡々と返す。

 年齢差も考慮すれば、シェリスの手元にある後継候補は誰でも大差ない。
 それぞれの性格の差はあるが、次男や三男であっても将来的に長男と同等の働きを期待できる。
 むしろ、長男が馬鹿な事で次期伯爵の立場を失った方が、弟達がその後よく伸びる可能性が高い。
 資料に記載されている問題点には、思慮の浅さも含まれているのだから。

「ごもっともだけど、一度ぐらいは機会を与えたいわね。
今のところは特に問題があるわけではないし、なにより将来に余計な禍根は残したくないわ」

 非情な部下の言葉を認めつつも、シェリスは反論する。

 確かにこの伯爵家の後継は能力的に代替が可能だが、若気の至り一度で未来の爵位を奪うのはやや気の毒。
 加えて、もしそうなった場合自棄になって自分のいるはずだった地位を奪った弟達を恨む可能性もあるが、
先手を打って処理するには少々理由が弱く、害が出始めてからでは手間がかかる。

 とりあえず、今回のところは穏便に勉強の機会にしたいところだった。

「であれば、そのようにいたしましょう。
近々身分を隠して視察に赴く場所の近くで手頃な賞金首が目撃されておりますから、なんら後腐れなく処理できるかと」

「……いつも手間かけて申し訳ないけど、つくづく便利ね彼女」

 残っていた紅茶を一気に飲み干すと、シェリスは早速今後の手配に動いた。

 ―――――後日、このとき話題になった伯爵家の領内でちょっとした騒ぎが起きる。

 酔っぱらった手配中の賞金首を捕らえようとした青年が、
見事に返り討ちにあって財布を巻き上げられ、彼の仲間と共に路地裏に捨てられたのだ。
 腫れで元の顔が分からなくなる程に殴られてはいたが、それでも賞金首の気まぐれで見逃された事はかなりの幸運だった。
 かの賞金首は戦闘力こそ低いものの、それまで勝てる相手は高確率で殺していたからだ。

 なお、その賞金首も翌日逃げ込んだらしい森で魔物に襲われたらしく、食いちぎられた首だけが発見されたという。
  
コメント

>しかし、ローラ達の方が好きだから出番削ってるわけではありません

説得力が欠片もないですね~
作者が『出す』と決めて、休暇が取れただの仕事がキャンセルになっただの理由付けをすればいいだけの話でしょう?
なのにグタグタ理由をつけて登場させずに居るのは登場させるつもりがないからじゃないんですか?

>人様を楽しませられるレベルの文章を目指して~

いくら文章力・描写力が上がろうと、構成力・設定管理力が低いことを言い訳にしているうちはある程度で成長も止まるでしょうね

あ、自分は脳内異世界の出来事を書き連ねているだけのノンフィクション作家だ、というのなら申し訳ありませんでした。
それならエアウォリアーズのスケジュール管理なんてできるわけないですからね。
[2018/12/03 03:50] URL | #c8dTRiQ2 [ 編集 ]


…そういえば、シェリスがここまで出来るのは何か理由が有るんでしょうか?たとえ公爵家の出でも爵位継承順位は下の方だろうし……国王陛下に何か関係が…?

追伸
蒲鉾や竹輪といった練り物ネタはいかがでしょうか?
[2018/12/03 16:57] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


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