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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄116
 翌日の午後、雫は幸福感に満たされていた。

 昨日までの観光は楽しかったが、少しばかり退屈でもあった。
 様々な豆知識やらなにやら色々聞けるのは楽しいが、究極的には見て解説を聞くのみ。
 海人が楽しそうにしているので不満はなかったが、もう少し起伏が欲しいところだったのだ。

 そして、今日は見事なまでにそれが満たされている。

「ふっふっふ、いかがですかシズク様。あたしお勧めのホットドッグのお味は」

「ホントに美味しいです! この後を引く味、口が止まりません!」

 はぐはぐはぐ、とホットドッグを貪りながら、雫は満面の笑みを浮かべる。

 物はシンプルなホットドッグだが、凄まじく後を引く味わいだった。
 これでもかと存在を主張するソーセージは、噛めば極上の肉汁が弾け飛ぶ。
 表面だけパリッと焼かれたパンの内部は垂れた肉汁を吸い、ソーセージと非常に良く馴染む。
 それだけではややソーセージの燻製臭が気になるのだが、他がそれを見事に打ち消している。
 タマネギやピクルスの刺激的な香りに、ケチャップやマスタードの力強い香り。
 これらが絡み合う事で、見事と言う他ない程完成した逸品となっている。

「確かに美味しいですが、レザリア殿はよく見つけられましたね?」

 刹那が、感心したように頷く。

 このホットドッグは確かに美味いのだが、店の場所は売る気があるのか非常に怪しい。
 場所自体は表通りにある精肉店の裏だが、そこに辿り着くのは精肉店側からでは不可能。
 裏手にある書店から回り、そこかしこにある荷物を飛び越えてようやく到着する。

 普通に探していては、まず見つからない店だった。
  
「肉屋のおじさんに教えてもらったんですよ。週一回、昼だけやってるってね」


 ふふん、と自慢げに笑うレザリア。

 このホットドッグは、表通りの精肉店の店主が趣味で売っている物。
 あくまでも趣味なので大っぴらに売る程の量は確保しておらず、だからこそ目立たぬ場所でひっそりと店を開いている。
 来る客拒まずの店ではあるが、立地的に教えてもらわなければまず分からない。
 
 割とこまめに顔を出していたレザリアだからこそ知る、隠れた名品なのだ。

「ん~……確かに美味いんだが、ちと量が多いな」

 もぐもぐと食べながら、海人は手元のホットドッグを見る。

 美味いには美味いが、海人にはいささか量が多い。
 少食という事もあるが、それ以上にサイズが大きいのだ。
 それこそ、海人ならこれ一つで昼食にしても問題ない程に。

「御主人様! 残されるのであれば可愛い護衛にお恵み下さい!」

「構わんが、夕食が入らなくならんか?」

 海人は再び齧りつこうとした手を止め、上目遣いで媚びる雫に問いかける。

「心配御無用! いざとなれば早目の鍛錬でお腹空かせます!」

「ほう? お前にしては感心な心掛けだな」

「ふふふふふ、美味しい物食べる為ならキツい鍛錬も頑張りますとも」

 姉の疑念に、やましい事は何もなしとばかりに胸を張る雫。
 そんな彼女に対し、半信半疑な刹那に代わって海人が口を開く。

「ふむ、本音は?」

「お腹膨れた状態なら少なくともどてっ腹ぶっ叩かれる心配はないかなー、と……はっ!?」

 あっさりと本音を白状し、直後膨れ上がった姉の殺気に慄く雫。
 その反応を見た刹那は溜息を吐きながら殺気を収め、

「そんな事だろうと思った。今日は顔に袋でも被って組手をやるか。それならお前の顔以外に被害はなかろう」

 しれっと妹を地獄に突き落とした。

 常人なら互いに視界を塞げば組手自体成立しないが、刹那と雫なら可能ではある。
 相手の気配を探り、音などの僅かな情報から正確な位置を絞り込んでいく。
 難度は高いが、組手は可能だ。

 無論、腹だけ器用に避けて戦うような事は出来ないが。

「ひどっ!? ってかお姉ちゃん相手にそれは無理だよ!?」

「そう言いつつ自分の分を食べきったな。ほれ、じっとしとれ。鼻にケチャップがついとるぞ」

「うに……えへへ、ありがとうございまーす」

 苦笑しながら手を伸ばした主君に顔を差し出し、雫はにへっ、と笑う。
 それにつられるように、海人も穏やかに微笑んだ。

(ん~……やっぱりカイト様はそういう人なんだねー)

 自分の分のホットドッグを頬張りながら、レザリアは己の分析の正しさを確信する。

 観光案内をしている時の反応はかなり良い。
 新たな知識を得る事だけでなく、既存の知識を自分で確かめる事にも喜びを覚えるタイプのようだ。
 なので細々と当初の予定を変更し、海人が疲れない範囲で回る箇所を増やしている。

 美味い料理を食べた時の反応も、悪くなかった。
 美食にさしたる興味はないようだが、味覚は鋭く美味い物の価値を理解できるようだ。
 どちらかと言えば、料理に込められた発想や技術への感心が強そうではあったが。

 職人や芸術家など高い技術の持ち主との対話も、かなり楽しんでいるようだった。
 時折相手の反応を見て何かを確認しているような様子も見られたが、基本は純粋に会話を弾ませていた。
 観光案内よりも、こちらに比重を置くべきだったかと少し悔やんでいるぐらいだ。 
 
 が――――何よりも楽しそうなのは、今のような時。

 刹那や雫と笑いあっている、その時間。
 他の何よりも、海人はそれを愛おしんでいる。 
 まるで、宝物を愛でるかのように。

(多分……色々あったんだろうなぁ)

 海人の過去に思いを馳せ、レザリアは少しばかり海人に同情する。

 心許せる誰かとの一時。
 それをあそこまで愛でられる人間は、そう多くない。
 幸福だと認識するだけでは、今の海人のような表情にはならないからだ。

(…………その割にはちょっと愛情表現ひねくれてるけど)  

 そんな事を思いながら、レザリアは視界の中の海人達に焦点を合わせる。

 そこではケチャップを拭き終えた海人が、雫の頬っぺたをふにふにして遊んでいた。
 感触が心地良いのか、変わる表情が面白いのか、なかなか手が止まらない。
 最初苦笑していた雫もついに耐えかね抗議するが、食べかけのホットドッグを差し出された瞬間、
仕方ないなーと言いながら笑顔に変わる。

 あまりのお手軽さに海人が面白そうに笑い、刹那は嘆かわしそうに天を仰ぐ。 

(やっぱ、主従っていうよりは家族だよねー。幸せそうで何よりだけど……)

 少しだけ、レザリアの目が細まる。

 幸せそうなのは、良い事だ。
 仕事が上手くいっている証明だという事もだが、純粋に微笑ましい。
 
 が、だからこそ――――レザリアとしては、複雑だった。

 確かに微笑ましく好ましい光景だが、レザリアにとっては一人足りない。
 誰よりも幸せになってほしい、自慢の姉貴分の姿が。

 彼女が望む席はまだ空いているとはいえ、油断は禁物。
 そこを狙っている、あるいは狙ってもおかしくない女性が何人かいる。
 しかも、姉の話では姉貴分――――ローラは、一度海人に振られているらしいのだ。 

(……最終的には勝つにしても、精神衛生上良くないよねぇ)

 今も忙しく働いているであろう姉貴分に、思いを馳せる。

 ローラの勝利は、微塵も疑っていない。  
 スペックそれ自体もだが、何より狙った獲物は逃さない女性だ。
 誰が何をしようが、必ずや海人の心を掴んで幸福を掴み取るだろう。

 が、ただでさえ苦労を背負い込む姉貴分。
 少しでも、荷は軽くしてやりたいところだ。

 数瞬悩んだ末に――――レザリアは、観光ルートを少しだけ変更する事にした。
 
 
 

















 一時間後、表通りを歩いていた海人達の速度が若干遅くなった。

「ん? あれは……」

 通りの先の方を見て、海人が声を漏らす。

 前方に、なにやらかなりの人だかりが出来ていた。
 彼らの視線の先を見れば、建築中の建物に多くの職人が群がる光景。
 どの職人も仕事が早く、恐ろしい程の速度でテキパキと作業を進めている。
 
 が、何よりも注目を浴びているのはその建物の窓。

 極めて透明度の高い、大きな窓が随所に配置されている。
 採光力が見るからに高そうで、晴れた日にあんな所で食事をしたら気持ち良さそうだと囁き合っていた。
 王都の建物としては異端とも言える構造だが、外壁の色彩を合わせている事で不思議と周囲に溶け込んでいる。

「おおう……かなり工事進んでますねー」

 レザリアが、若干慄きながら呟く。

 先日今回の旅行の手配をした時にこの通りは通ったが、まだ骨組み途中だった。
 それがもはや外壁がほぼ完全に出来上がり、内装を仕上げ始めている。
 常識では考えられない速度の施工速度だ。

 職人の腕と、頭数が揃わなければまずこんな事はありえない。  
 実現するには金もだが、それ以上に強力な人脈が不可欠だ。

(……流石ハロルド老と言うべきか。ちと照れ臭くはあるが、良い光景が見れたな)

 建物を見ながら、海人はそんな感想を抱く。

 この建物は、紛れもなく海人が少し前に設計した≪エレガンス・タイム≫王都支店。
 自らの設計に従い多くの職人がその技量を発揮している光景はなんとも言えない満足感があった。
 加えて言えば、照れ臭くもあるが建物を見て目を輝かせる人々の称賛の声は、同時に嬉しくもある。

 そんな海人の様子を知ってか知らずか、雫が素直な感想を口にした。 

「へえ~、凄い綺麗な建物になりそうですねー。
それに、中でも外でお茶するような気分になれそう」

「ほっほ、おそらくはそうなるでしょうな。
こんにちは、いつも御贔屓ありがとうございます」

「これはランフォード老。ひょっとして……」

 突如現れた馴染みのある老人――ランフォード・コルツバーンに海人は一礼しつつ、とぼける。
 ランフォードは、設計者が誰なのか知らないはずなのだ。

「はい、当店の王都支店です。遠からず開店しますので、機会があれば是非こちらにもご来店を」

「ええ、次に王都に来る機会があれば。メニューはカナールと変わらないのですか?」

「共通メニューもありますが、こちら限定の物も出す予定です。
既に決まっている限定メニューが一つありますが……それは味わった方々の価値観を覆す品と自負しております」

「ほう? カナールでは出されないのですか?」

「材料が稀少すぎまして、入手の目途がなかなか立たないもので。
長きにわたる夢であったこの店舗限定にさせていただくつもりです」

「長きにわたる夢、ですか?」

「ええ。私がこれまで訪れた店の中で最高と断言できる店。
ここは、その店を目指して作っているのです」

 言いながら、ランフォードは懐かしそうに目を細める。

 かつて一度だけ訪れた、山奥の村にひっそりと佇む一軒の店。
 恐ろしく美しい母と娘によって切り盛りされていたそここそが、ランフォードの目指す至高。
 料理の味は非の打ちどころがなく、幼い娘が作ったサンドイッチでさえ絶品の味わい。
 コーヒーにいたっては神の奇跡としか言いようがない、まさしく神品。

 そしてなによりも――――店内が、明るい笑顔で満ち溢れていた。

 店内自体はそこまで明るくないのに、営む二人の雰囲気が太陽のように店内を照らす。
 それにつられたかのように客も笑顔に満ち溢れ、笑いながら至福の一時を楽しみ仕事に戻っていく。  
 夜になれば再び客が集い、彼らの顔にある疲労感が美味い食事で瞬く間に吹き飛ばされる。
 そんな彼らの間をちょこまかと看板娘が駆け回り、その愛らしい姿がなんとも言えぬ温かい気持ちを呼び起こす。
 そうして一通り酒と料理を楽しんだ後は締めのコーヒーを味わい、各々気持ちよく家に帰っていく。

 これこそ自分が目指す店の姿。
 かつてのランフォードは、そう確信した。

 カナールの店舗もそれを目指したのだが、何しろ手探り。
 当初はあの店の雰囲気を支えていたのが営む二人であった事には気付いておらず、妙に高級感が強くなってしまう。
 遅れてそれに気付き接客方針を変えたりもしたが、あの二人の接客には及ばず、かえって質が落ちてしまい、結局元に戻す羽目になった。
 幸いにしてそれで繁盛したが、誰もが気軽に入れて美味しい食事を楽しめる、その目的からは若干逸れてしまったのだ。

 だからこそ、この支店にはそれまでに得た知識を全て注ぎ込んでいる。

 接客手法は明るくも軽薄にならないようこだわり抜き、従業員に徹底的に仕込んだ。
 それでも足りぬであろう天性の接客による明るさを補う為、店の建物自体が明るくなるようデザインも厳選した。
 制服も親友越しにデザイナーに無理を言って、店内に調和した素晴らしいデザインを考えてもらってある。
 料理もこれまで培った物に加え、店のコンセプトに相応しい新メニューを考えに考え抜き、ひたすら突き詰めたのだ。
 それでもコーヒーという絶対的な差があるが、ない物ねだりをしても仕方がない。
 今は親友の心当たりとやらが当たってくれる事を祈るだけだ。

 やれる事は全てやった、そんな達成感に浸っていると、海人が口を開いた。

「ふむ、それは楽しみですな。是非とも、今度用事を作ってここに来てみたくなりました」

「是非お願いいたします。ささやかながら、これをどうぞ」

 言いながら、ランフォードは右手に持っていた袋を開いた。

「クッキー、ですか?」

「先程言った店では、食後のおまけとして娘さんが焼いた物が付いてきましてな。
ここでもやってみようかと思っているのです。ま、お試しあれ」

 どうぞ召し上がれ、と促すランフォード。
 それに従い、海人達がパクリと一口で食べると、

「あ、美味しいですね。全体的に控えめな味わいですけど、良い感じです」

「ああ。劇的な感動はないが、なんとなくもう一枚食べたくなる味だな」

「良いお味ですねー」

 雫、刹那、レザリアがそれぞれ感想を述べる。

 本当に、素朴なクッキーだった。
 香りが強烈なわけでも、魅力的な味というわけでもない。
 じんわりと優しい味が広がるが、これといった特徴がない味。

 にもかかわらず、なぜかもう一枚食べたくなる味だった。

「……おや、お口に合いませんでしたかの?」

「いえ、良いお味です。とても」

 怪訝そうなランフォードに笑顔で答え、海人はクッキーを飲み込んだ。














 
 

 
 

 

 

 

















 その夜。夕食を終え宿に戻ってきた海人は、バルコニーで静かに座禅を組んでいた。

 姿勢は綺麗に背筋が伸びた、半跏趺坐。
 半目を開け、微動だにせず唯一点を見つめている。
 呼吸の間隔も長く、音も風の音にかき消される程度。

 そんな状態で海人が一時間ほど過ごしていると、

「……海人殿?」

「ん……? ああ、刹那か。どうかしたか?」

「ええ、少しばかり酔い覚ましに」

 恥ずかしそうに頬を掻く刹那。

 昨日のレザリアの言葉通り、今日の夕食は昨日よりも美味かった。
 上品な味付けであっても、どれもくっきりとした味で印象が強い。
 昨日の料理は確かに美味かったが、比べると印象に残りにくかった。 
 華やかさにおいては劣っていたが、味だけであれば完勝だ。
  
 そのせいか、ついつい酒が進んで飲みすぎてしまったのである。
 海人が食事も酒も楽しむもので無理に我慢するものではない、と言ってくれたのも拍車をかけた。
 肉体強化で酔いを消す事も可能だが、折角の海人の厚意なので酔いが醒める過程も楽しむ事にしたのだ。

「楽しそうでなによりだ。折角の旅行だし、少し羽目を外すのも悪くなかろう?」

「……はい。ところで、海人殿が坐禅とは珍しいですね。
坐の組み方がかなり慣れておられるようでしたが……」

 怪訝そうに、刹那が尋ねる。

 海人が坐禅を組んでいるのは初めて見たが、恐ろしく様になっていた。
 姿勢などもさる事ながら、纏う空気があまりにも清浄。
 海人の周囲だけ別世界に見えるほどに、清冽な場となっていた。
 一種の神聖さすら感じられ、十分ほど声をかけるのを躊躇ってしまったほどだ。

「昔、母に教わってな。
最近はやってなかったが、昔は研究が行き詰まると一度頭をリセットする為にやっていたんだ」

 刹那の疑問に、懐かしむような顔で答える海人。

 子供の頃の海人は、研究に行き詰まる事がままあった。
 大概は別の研究に取り掛かる事で思考を切り替えていたが、それすら行き詰まる事もある。
 何度も行き詰まった果てに頭を抱えて床を転げ回っていた海人を見かねた母が、坐禅を教えたのだ。

 姿勢の整え方から呼吸まで、丁寧に、優しく。
 坐禅を組んでいた母の美しい姿に憧れた事もあり、基本の習得は早かった。

 そして、その後気を取り直して研究に取り掛かると、すんなり進んだ。
 まるで道を隠していた濃霧が、突風に吹き飛ばされたかのように。

 成長するにつれ別の手法を幾つか見出した為頻度は減ったが、忘れたわけではない。 

「という事は、何かお悩み……ひょっとして、昨日の芸術関連でしょうか?」

「……よく分かったな」

「海人殿の事はよく見ておりますので。やはり、作品に刻むべき海人殿の価値観ですか?」

「ああ。漠然としたものでは、おそらくまともな作品になるまい。
これこそが己の価値観、そう言える方向性ぐらいは見つけたいところだ。
なんで、自分の価値観について色々考えていたんだが上手くいかなくてな」

 刹那の推測に、重々しく頷く海人。

 自分の中の、これだけは変わらないという価値観。
 作品に刻むべきは、自分自身の根幹とも言えるそれだ。
 そしてそれを見つけるには、自分自身をより深く追求する必要がある。

 が、上手くはかどらなかったので、坐禅を組んでみる事にしたのだ。

「やはり難しいですか?」

「雫と戯れるのが楽しい事は再確認できたがな」

 くっく、と意地悪気に笑う海人。

 今日は少しいつもより多めに雫をからかってみたが、思いのほか楽しかった。
 おちょくるのが楽しいというよりは、ころころ変わる彼女の百面相が楽しいのだ。
 なにより、最後には笑顔になる彼女が可愛かった。

「おや、拙者には何も感じてくださいませんでしたか?」

「君に抱くのはどちらかというと安心感だな。
いつもさりげなく気配りをしてくれるせいか、不思議と側にいて気が休まる」

 いかにも心外そうな顔を作る刹那に、海人は微笑みながら答える。

 雫とは違い、刹那に感じるのは不思議な安堵感。
 普段意識する事はないが、彼女の存在を感じると少し心が落ち着く。
 眠気が出た時に、ゆっくりと夢の世界へ引き込まれていくような感覚を覚えるのだ。

「恐縮です。しかし……何が上手くいかないのですか?」

「いや、ある程度は方向性が決まったと思うんだが……よく分からんが、どうも妙に引っかかる」

「引っかかる、ですか?」

「ほとんど直感的なもので上手く言えんのだが、何か肝心なものが欠けている気がするんだ」

「―――――」

 唸る海人に、ほんの一瞬刹那の表情が歪む。
 まるで何かを嘆くように、憐れむように、案じるように。

 が、思考に没頭する海人はそれに気づかなかった。

「割れた水瓶の欠片を集めて完成したように見えて実は底のパーツが抜けていた、というか……あと一歩な気はするんだがなぁ」

「……まあ、自分の事などそうそう全て分かるものでもないでしょう。
あまり考えすぎても毒かと思われますが?」

 うーむ、と唸る海人を、刹那は優しく諭した。
 慌てて答えを出す必要はないだろう、と。
 
「ま、そうかもしれんな。気長に考えてみるか」

 刹那の言葉に納得し、海人は気を取り直すかのように軽く伸びをした。
 そんな彼に、刹那はなんでもなさそうに話を続ける。
 
「とはいえ、海人殿が見落としてらっしゃいそうな事の心当たりはありますが」

「む? なにかな?」

「拙者がドレスを試着した際、海人殿の視線に少々珍しい色が混ざっておられました。
人間を、特に女性を描く場合はそういう価値観も含めて作品に刻むべきなのでは?」

 刹那にしては珍しく、悪戯っぽく微笑む。

 刹那のドレスを選んだ時、海人は彼女の姿をまじまじと見つめていた。
 興味深そうに、隅々まで調べ尽そうとするかのように。

 それだけなら研究者らしいで済んだのだが、その時の海人の視線には非常に珍しい感情が混ざっていた。

 海人が、という要素さえ抜ければ珍しくもなんともない感情。
 むしろこれまでほとんど海人が見せた事がない方がおかしい感情。
 刹那にとっては、比較的向けられ慣れている感情。

 いわゆる、情欲の感情が。

 作品に作者の価値観を込める必要があるのであれば、男が女を描く上でそれも含まれて当然。
 ソルジェンスが言うように、美醜が芸術の一側面でしかないのであれば尚更だ。
 
 そんな刹那の指摘に、海人は居心地悪そうに頭を掻く。

「あー……気付かれていたか。ならば不快な思―――にゃにをすりゅ?」

「不快などとんでもない。メイベル殿の色香にすら動じぬ海人殿が、あんな視線を向けて下さったのです。
誇りこそすれ、不快であるはずがないでしょう?」

 海人の顔を両手で軽く潰しながら、刹那はやんわりと諭す。

 メイベルは、まさしく色香の専門家。
 同性である刹那から見てさえ、思わず引き込まれるものがある。
 男性が彼女に迫られれば、普通は平常心を保てるはずがない、そんな次元だ。

 それにビクともしない海人が、刹那のドレス姿には僅かながら情欲を垣間見せた。
 海人の性格とメイベルと刹那の立ち位置の大きな違い。
 それを考慮してもこの上ない称賛と言える。
 
「そんなものか? いやまあ、不快でなかったならいいんだが」

「むしろ安堵いたしました。海人殿は拙者の容姿を称賛してくださいますが、ああいう視線は皆無でしたので。
実はこれまでただの御世辞で何の魅力もないのではないか、と不安がありました」

「そんな嘘は言わん」

 心外だ、と気を悪くしたように答える海人。

 優しい嘘というのは、海人はあまり好まない。
 誰かがそれをバラした途端、その優しさが猛毒に変化するからだ。

 ゆえに、少なくとも身内である刹那に向ける称賛は全て本音。
 御世辞など一度たりとも口にした事はない。 
   
「信じております。が、先日汗をかかれたローラ殿を見てらした時はもっと分かりやすく強い視線でしたので。
容姿の次元の差を考えれば、無理もないとは思いますが」

「むう……」

 痛い所を突かれ、海人は呻いた。

 容姿のレベル差だけなら刹那も納得してくれただろうが、立場の違いがある。
 身内である刹那と好意を寄せてくれてはいても部外者のローラでは、ハードルの高さが違う。
 それで明らかに視線の熱が違うとなれば、文句の一つも言いたくなるだろう。

 苦々しそうに、それでいて申し訳なさそうな海人の態度に、刹那は微笑ましげな視線を向けた。

「話を戻しますと、題材次第でしょうが、やはり海人殿の周囲の人間を描くのであればそういった価値観も入れるべきかと。
何をどういったところで、海人殿は殿方で周囲は女性ばかり。ない方が不自然では?」

「ごもっとも。が、毎度そんな視線を向けられては流石に不快だろう?
いやまあ、やるなら作品を作る時に限定するつもりではあるが」

「少なくとも拙者は、海人殿なら行動に移される時は、しっかり手順を踏んでくださると信じておりますので」

「……信頼が重いなぁ」

 一切の偽りがない刹那の笑顔に、海人は肩を落としながらも穏やかに微笑んでいた。


















 とある宿にて、シェリスは書類と睨めっこしていた。
 
 そこには、幾つかの人名とその詳細が記されている。
 共通する卓越した技能は勿論、家族構成まで事細かに。
 食べ物の好みなどについても注意事項として記載されている。

 それをしっかりと目に焼き付け直したシェリスは、書類を燃やして安いベッドに横たわった。

「もう少し時間があればよかったのだけどね……」

「先方の都合もありますので、そこは仕方ないかと」

 宿に備え付けの紅茶を飲みながら、淡々と答えるローラ。
 飲み下した瞬間、常人には分からぬ程度に眉間に僅かな皺が寄る。

 が、ローラはすぐさまその皺を消すと、口直しとばかりに自作のクッキーを口に放り込んだ。

「それは分かっているけど、やっぱり時間が欲しかったわ。
せめてあと一月あれば、もうちょっと見切りつけやすかったと思うのよ」

 寝そべりながら、愚痴る。

 現在とある国と共同で進めている計画。
 成功すれば非常に大きな価値のある計画で、成功率も非常に高い。
 ルクガイア滅亡の時よりも、さらに高いと自信を持てる。

 が、唯一困っているのが実行が間近であるという事。
 
 実行前に済ませておきたい事があるのでシェリス直々に出張ってまで急いで対処しているのだが、
それでも理想レベルまで事を進めるには時間が足りない。
 
 やろうがやるまいが本体の計画そのものに影響はないが、やった方が利益が大きく、
素直に諦めるには惜しいのだ。 

「同感ですが、あまりこちらがやりすぎても先方の反感を買うでしょう。
最高の結果とは言い難いですが、それに次ぐ結果ではあるかと」

「分かってるけど……分かってるけど、せめてもう一回ぐらい……!」

 ガルル、と飢えた獣のように唸るシェリス。
 その形相は、御世辞にも公爵令嬢に相応しいものではない。 

「愚痴ったところで状況は変わりません。
ところで、カイト様の件は本当によろしかったのですか?」 

「構わないわ。そもそも今回はどこまでいっても下拵え止まり。
それに、セツナさんが言い当てた打算もあるもの」

「その程度の打算に見合うリスクですか?」

「分かりきった事を聞かないでほしいわね。大きく見えるだけ。
私達がしっかりと仕事を果たしてさえいれば、リスクはないでしょう?」

 ローラの問いに、なんでもなさそうに答えるシェリス。

 今回海人に観光旅行を進呈した本命の目的は、確かに危うさも孕んでいる。
 極めて低い可能性ではあるが、海人が他国に移住するような可能性を。

 が、シェリスからすれば無視できる程度の可能性だ。

 筋金入りに義理堅く慎重な海人なら、この国を捨てられるはずがない。
 シェリス達が余程の失態を犯せば話は変わるが、それこそ国の存亡に関わるレベルの話。
 万一そんな事をやらかす人間がいれば、シェリスは親であろうと迷いなく処刑する。
 
「そうでしょうね。ですが、万一もございます」

「その時はその時よ。それに私の信念上、カイトさんの現状は看過すべきではないわ」

「と仰いますと?」

「才に溢れ、努力を怠らない働き者。そして何より――――優しく穏やかな人格。
こんな人に現状程度の幸福しか許せない。そんな愚物が貴族を名乗っていいはずがないでしょう?」

 ぎちり、と凄絶な笑みを浮かべるシェリス。

 文句は付けるし、ぶん殴りもするが、シェリスは海人に敬意を抱いている。
 あれほどの出鱈目な能力を有しながら、力に溺れないその精神。
 それどころか、自分よりも人の為に使う事の方が多い。

 シェリスの信念としては、こんな人間はもっと幸福になるべきだ。

 災難を警戒し、屋敷にこもり、数少ない友人と平和な時間を過ごす。
 それが悪いとは言わないし、それだけが海人の心の底からの望みであれば、口出しする気もない。
 
 だが、シェリスの見立てでは、海人には自覚していない別の願いがあるはずなのだ。

 貴族の立場としては自覚のない現状の方が都合が良いが、貴族の誇りはそれを看過しない。
 あれほどの男がほとんど報われぬ社会しか構築できないなど、恥さらしにもほどがある。

 うっすらと殺気を漂わせ始めたシェリスに対し、ローラは淡々と問いを重ねる。
 
「その幸福の分、あの方の危険が大きくなると思いますが?」

「選ぶ選ばないはあの人の自由でしょう? 
現状は選びたいという気持ちにすら気付いていないわ。
カナール戦の時にタイミングが少し違えば、気付けたかもしれないけど」

「気付かぬままであれば、あの方は無駄に傷つかずに済むかもしれませんが?」

「……今日は随分試すわね。そんなの無理に決まってるでしょう?
以後何も起こらない平穏な人生であれば可能性は0ではない、程度ね」

 愚問を、とばかりに右手を軽く振るシェリス。
 それを見て、ローラはゆっくりと頷いた。

「そこまで分かっておられるのであれば、及第点です。
もっと考察が浅ければ、今から解説しつつ再訓練のつもりでしたが」

「満点ではないの?」

「セツナ様とシズク様というストッパーがあるのをお忘れでは?」

「……あ゛」

 ぴきり、と固まるシェリス。
 それが一番まずい反応だとは気づかずに。

 畳みかけるように、ローラは言葉を続けた。 

「とはいえ、機能はしないでしょう。御二人の忠誠心なら、カイト様の願いを最優先するはずです。
そしてカイト様もそんな御二人の心を尊重するでしょうから」

「そ、そうよね! 結果は間違ってないわよね!?」

「ええ。考察はまったくもって足りず、満点など思い上がりも甚だしくはありますが」

 ローラは嘆息しつつ立ち上がり、先程飲んだ安物の紅茶が残ったティーカップを手に取った。
 まだまだ未熟すぎる主君の口へと、中身を流し込む為に。
 







 






 とある地下深くの古代遺跡。
 そこで、総勢十人の男女が激しく息を切らしていた。

「はあ、はあ……よもや、ここまでとんでもない遺跡だったとは……!」

「ふう、ふう……どれぐらい、進んでいるのでしょうか……」

 安全を確かめた壁にもたれかかりながら、男と女が愚痴りあう。

 目的があって訪れた遺跡だったが、詳細は知らなかった。
 前任者達がかけた時間を含めれば、実に百年近くの時間をかけてようやく存在を知れた遺跡。
 当然内部の情報など知る由もなく、自ら足を踏み入れて実態を確かめる他ない。

 が、いざ入ってみれば内部はまさに迷宮。

 一見何もなさそうな床が踏んだ瞬間消失するなど、序の口。
 そこを飛び越え着地した瞬間、雷撃がほとばしり消し炭になる。
 別の道かと引き返せば来た道が壁で塞がれ、それを破壊した途端火炎が噴き出してきて焼死。
 進むしかないと再び足を翻せば、何事もなかったかのように道が元通り。 
 
 そんな道を進むだけでも恐ろしいというのに、道の分岐はこれまでに三十以上。
 正しい道を進んでいるのかなど分かるはずもなく、出来るのは仲間の死を無駄にしないよう前進するだけ。
 もし最初の分岐から間違っていたのであれば、そんな可能性を必死で否定し、ひたすら罠を潜り抜ける。

 それでも、否、だからこその良い情報もあった。

「統計上、罠が多く危険の大きい古代遺跡程……より価値の高い物がある。
ここの奥に眠るというアレの信憑性は、更に高くなったと言えるだろう」

「辿り着くまでに全滅すれば、意味ないですがね」

「まったくだ……しかし、諦めるという道もない。そうだろう?」

「それはそうですが、ね……しかし、仮に見つけたところで、活用できるんですかね?
『絶望をもたらす不尽の力』って言っても、詳細までは記されてなかったんでしょう?」

 同意しつつも、疑問を返す男。

 彼らがここにやってきたのは、ある文献に記されていた『絶望をもたらす不尽の力』を手に入れる為。
 古代魔法帝国時代に生まれたというその力を、仕事に使う為にこの危険極まりない迷宮に挑んでいるのだ。
 
 が、分かっているのはその信憑性が非常に高いという事だけ。

 そう呼ばれる何かが存在する事は確かだが、詳細は不明。
 魔法の一種なのか、聖剣のような古代の武器なのか、あるいは魔物なのかさえも。
 古代魔法帝国時代に使用されていたはずなので、利用は可能なのだろうが現代人に可能とは限らない。
 古代遺産には、特殊属性系の術式盤などもあるからだ。 

 文献の検証の過程で現代人にも使える可能性が高いという結果は出たが、
こうも散々な目に遭い、複数の仲間を喪えば弱気が出てしまう。

「使用が可能で持ち帰る事が出来れば、おそらく活用は容易だろう。
これまでの古代遺跡の調査では、そういった曖昧な呼称の物は総じて術式盤だ。
そして、私の知る限りここ程強力そうな名称のは聞いた事がない。
あるいは魔法が使い放題になる魔法とかかもしれんぞ?」

「古代遺産だとありえそうなのが恐ろしいですね」

 冗談めかした言葉に、くくっ、と男が苦笑する。

 現代魔法学の常識ではありえないが、古代遺産であれば絶対に無いとは言い切れない。
 大した事のない術式の方が圧倒的に多いが、当たる時は常識を覆す、それが古代遺産だ。
 子供の妄想じみた内容であっても、全否定できるような話ではない。

 彼らはしばし取り止めのない雑談に興じていたが、やがて一人の声がそれを止めた。

「……よし、無駄話はここまでにして先に進むぞ。
おそらく、そこの扉以外に道はあるまい。総員、警戒を怠るな!」

『はっ!』

 号令に従い、全員が気を引き締めるとゆっくりと扉を開いていく。 
 誰ともなく生唾を飲み込み、その音が響く中現れた光景は、これまでとは全く違っていた。

「ここは……最奥部か!」

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!』

 一斉に歓声を上げる男女達。

 ここまでの苦難の道程。
 全身に刻み込まれた、多くの傷。
 なによりゴミのように遺跡に命を喰われた仲間達。
 
 それらが無駄でなかった、無駄にならなかったという歓喜の雄叫びだ。

「喜ぶのはまだ早い! 手分けして周囲を調べろ! 古代文字を見つけたら触れずに分かる者を呼べ!」

 緩んだ気分を引き締めるようなその声に、全員の顔に真剣味が戻った。
 
 そう、まだ報われたわけではない。
 もしもここで何の成果も得られなければ、全ては無駄に終わる。
 それを思い出し、彼らは一斉に散って血眼になって収穫を探し始めた。

 そうして二十分ほどしたところで、大きな声が響き渡る。  

「た、隊長! こちらにいらしてください!」

「どうした?」

「……こ、これが『絶望をもたらす不尽の力』の術式盤だと!?」

 隊長と呼ばれた男は、目の前を見て思わず叫んだ。

 そこにあるのは、そびえ立つ金属製の壁。
 横にも非常に長く平らに続いているだけののっぺらぼう。
 術式などどこにも見当たらない。
 
 が、こんなところに嘘が書いてある理由もない。

 となれば答えは一つ。
 今見えている金属製の壁が、術式盤の側面だという事だ。
 全体ではどれほどの大きさの術式盤なのか、見当もつかない。 

「はい。それと、こちらに詳細が……」

 女に促され、隊長が金属板に彫り込まれた古代文字を読む。

 そこには、この巨大術式盤の使い方と効果の詳細が記されていた。
 隊長は一文字の誤読もないよう、じっくりと何度も読み返していく。
 更に部下達の中の古代文字の解読が可能な者にも読ませ、それが正しい事を確認する。

 そして最終的な確認が終わったところで、全員が唸った。

 御大層な名称通り、恐ろしい術式盤だ。
 冗談でもなんでもなく、都市が滅びる程の効果がある。
 起動には効果に見合った膨大な魔力を要するが、それも術式盤内部にある宝石によって補われ、
使用者がやる事はいわば魔力による刺激を与える事だけ。
 
 が、使い勝手はあまりよろしくない。

 一番の問題が、起動魔力が補われるのがただ一度という点。
 二回目以降は宝石に魔力が自然に溜まるのを待つか、一人の術者が連日流し込む他ない。
 自然に溜まるのを待てば百年以上の月日を要し、術者が流し込んでも十年以上。
 実質一回限りの使いきりで試運転すら出来ない。

 他にも今回の主目的を考えれば問題点が多々あり、使いどころが難しかった。 

「…………万全を期すべきだな。
ここから出る為の地図などは見つからないか!?」

 考えた末に、隊長は指示を飛ばす。

 罠の多い古代遺跡の多くは、最奥部に脱出用の情報がある事が多い。
 その多くは往復の安全な地図であり場合によっては、

「隊長! こちらに安全な出入り口があるようです!」

「出口はどの辺りになる!?」

「この距離だと……王都からかなり離れた森の中です!」

「よし! 半数をここに残し、他は一時脱出する!
万一誰も戻らぬまま一日経過したら、術式盤を起動させて遺品を取り戻しに行け!」

『了解!』

 かくして彼ら――――エルガルド王国特務部隊は、己が役割を果たす為散っていった。
コメント

なんというか、裏で色々蠢いているようだなって。
情欲を絵に塗り込む…海人の悩みを解決に導きつつ自分をアピールする一石二鳥な案をこっそり言う刹那に草
今回出てきた古代の魔法盤…海人なら普通に起動出来たのだろうか?

追伸
海人が作ったネタ魔法…ていうネタはいかがでしょうか?
[2019/03/04 07:19] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


大分前にコメントしたことがありますがまた追いついたのでちょっと質問します。
海人は傭兵故にルミナスとシリルが今住んでいる国と敵対してしまうことをとても危険視していますが、創造魔法の使い手であることを考えるとルミナスが弟妹達を支えるくらいの食料なり金銭なりを負担したうえで2人を新たに護衛とすることも簡単だと思います。
ルミナスとシリルは仲間をとても大切にしているようなので簡単にその誘いに乗るかどうかはわかりませんが提案してみるくらいはしてもいいと思いますが、海人がそれをしないということは今金銭的理由以外に絶対にそうしないという理由がどちらかにあるのでしょうか?
[2019/03/04 11:31] URL | #nLnvUwLc [ 編集 ]


話が進むにつれて取り合いが激しくなりそうな席……
ローラさんマジ頑張って!
海人ならローラさんを幸せにしてくれるはず……!
[2019/03/04 15:59] URL | #- [ 編集 ]


更新お疲れ様です。
気付かせたくない事や秘密にしたい事は放置だと致命的な時に爆発するのが常ですからね・・・。
余裕のある時に爆破処理できるのは良いこと。

それはそれとして、一方その頃で出てくるたびに小物の悪役感が増してくるエルガルド勢に感心する。
必死な状況は理解したけど、原因と想定される末路を考える度に何とも言えなくなります。
[2019/03/05 09:46] URL | #mHdfaKpc [ 編集 ]


あれ?なぜか話が頭に入ってこない
今までとなにか変えたのでしょうか
[2019/03/06 03:29] URL | #- [ 編集 ]


うーん、面白いんだけど毎度毎度はぐらかしすぎてて最後まで終わって読み返さないと何起こってんのか分からんないんだよなぁ……文章といいワンパになりすぎな気がします
[2019/03/06 21:43] URL | #- [ 編集 ]


>「話を戻しますと、題材次第でしょうが、やはり海人殿の周囲の人間を描くのであればそういった価値観も入れるべきかと。
何をどういったところで、海人殿は殿方で周囲は女性ばかり。ない方が不自然では?」

そういう意味では、凛々しく雄々しい種族のはずなのに、初見以外では遊び盛りの子犬のような姿しか見ていない某生き物も補正せず書いたほうがよかったのかな。

ということで補正して書いた場合としなかった場合を両方書いてソルジェンスに見せて反応を見たくなりますね。

それと彫刻を見せた場合にも興味がわいてきましたね。
[2019/03/10 08:06] URL | シャオ #xDU5tAck [ 編集 ]

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[2019/04/21 12:02] | # [ 編集 ]


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