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ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
番外編+最新話若干修正。
タイトル通り、番外編と最新話若干修正です。
番外編の方は、短めの本編前のネタになります。
最新話の修正ですが、結局多少の修正と加筆になりました。
入れたい内容全部入れると、どうしても話が不自然に歪んでしまうので。
入れる予定だった情報は、次話に放り込もうと思います。

では、コメント返しさせていただきます。


コスモ さん

最近かき氷食べてないな、と思って書いたネタだったりします。
今は色々あるんですよねぇ……・食べてみたいです。

飛翼族ハーフの翼……ある、なし、小さくなるの3パターンあります。

 さん

変わらず汗は流れるんですよねぇ。
どうでもいい事ですが、作者は夏が苦手で冬が好きです。

冷える布素材自体はあるんですが、商材にはしないかと。
なんだかんだでオーバーテクノロジーの流布は自重してます。

名無しさん

どうなんでしょうね?
軽く調べた感じですと、考えようによってはある意味賞賛のような気がしますが。
元ネタ自体書籍化どころかアニメ化までした作品みたいですし、そう呼ばれてるのも一定の需要がある作品ばかりに見えました。



次話ですが、気合い入れて書き進めております。
今週は多めに執筆時間取れるはずなので、頑張りたいと思います。

では、今回も数多くの方の御来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で番外編をお楽しみください。




 番外編


 
 メイベル・ハーロックは、ベッドで寝込む妹に呆れた視線を向けていた。

 彼女の視線の先にあるレザリアの姿は、無惨の一言。
 全身包帯ぐるぐる巻きで、その包帯すらあちこち血が滲んでいる。
 顔は比較的無事だが、それでも青痣が五ヵ所ほどあった。

「で、逃げ遅れてた子供助けてそのザマ、と。
自分が弱っちいの分かってるでしょうに、どうしてさっさと逃げないかしらねぇ……?」

「あんな小さい子供見捨てて背後でひき肉になったら夢に出るでしょうあだだだだっ!?」

 姉の言い分に抗議しようとしたレザリアだが、言い終える前にベッドに沈んだ。
 つんつん、と地味に強い力で傷を突いてきたメイベルによって。

「もう、大丈夫よ。あんなのに巻き込まれれば跡形も残らないに決まってるでしょ?」

「あ、それもそっか……なんて言うと思うか馬鹿姉! 
そもそも誰かさんのとばっちりでしょうが!」

 仕方ないわね、と窘めるド外道な姉に、猛抗議するレザリア。

 今回怪我を負う事になった原因は、毎度のように姉の御遊びのとばっちりだ。
 とある大商人の一人息子に手を出し、過保護な親が悪い虫退治に飼い慣らした魔物を放ってきた。

 それ自体は割とよくある事だが、今回は幾つか問題があったのだ。

 第一に、魔物がやや強力だった事。
 通常飼い慣らされた魔物というのは、そこまで強くない。
 大半は元々下位の魔物で知能が低く、飼い慣らされる事で体が鈍るからだ。
 一部強さを維持する魔物やしっかりした教育を受ける事で強くなる魔物もいるが、少数である。
 
 が、今回はその少数が混ざっていた。

 マッシャ―スライムという、中位の魔物。
 超重量の流動体で進路上のあらゆる物体をすり潰しながら捕食する魔物だ。
 飼い主に従っていれば餌が手に入ると学習する程度に知能があり、定期的に餌を与えていれば使役しやすい。
 かなりの大食らいで、多少の金持ちでは餌代の工面すら出来ないが、それさえクリアすれば飼いやすい部類だ。
 中堅どころの冒険者も油断すると無惨な最期を遂げるぐらいには強くもある。
 一匹しかいなかったのだが、それがメイベルではなくレザリアの方に来たから、悲惨な事になった。

 第二に、放ってきたのが真昼間の町中であった事。
 当然ながら多くの人々がいて、蜘蛛の子を散らすように逃げたが、全員ではなかった。
 普通に広場で遊んでいた、年齢一桁の姉弟などは、反応が遅れたのだ。 

 他にも諸々要因が重なり――――レザリアはマッシャ―スライムに轢かれた。

 咄嗟に攻撃して接触部分を最大限減らし、肉体強化したおかげで命は助かったが、
対応がもう少し悪ければ命はなかっただろう。

「それについては悪いと思ってるわよ? まさか町中で仕掛けてくるなんて思ってなかったし」

「だったらもう少し申し訳なさそうな顔してくれないかなぁ!?」

「と言われても、悪いのは子供の色恋に口出しして魔物までけしかけてきた馬鹿じゃないかしら?」

「真面目だった跡取りが、腰振る事しか頭にない猿になったら普通の親は怒り狂うにきまってんでしょーが!」

 しれっと責任転嫁する姉を、全力で糾弾するレザリア。

 今回メイベルの標的になった青年は、元々真面目で勤勉だった。
 それが彼女と関係を持った途端、休憩時間は足繁くメイベルの元に通い、
仕事中も上の空、接客態度すら悪化の一途になったのだ。

 親が怒り狂うのは、至極当然の話である。 

「そこもねえ……一回気持ちイイ事覚えてずるずる堕落するのって私が悪いのかしら?」

「せめてブレーキかける努力してから言いましょうねそんな事は!?」

 なおもとぼける姉を怒鳴りつけるレザリア。

 堕落したのは青年本人の責任、それは正論だ。
 女で身を滅ぼすとは言うが、自制できない男の弱さこそ責任がある。 

 が、堕落の兆候が見え始めても諫める事無く、むしろそれを加速させて泥沼に引き込んだ人間が言って良い事ではない。

「まあ、どのみちあの一家は終わりよね。
マッシャ―スライム町のど真ん中でけしかけた以上、後ろに手が回るわ。
今朝偶然、休暇中の王都の騎士が来てたみたいだし」

「……偶然にしては出来すぎだと思うのは穿ちすぎでしょーか、おねーさま」

 疑念に満ちた視線を姉に向けるレザリア。

 件の商人は、この町ではかなりの権力者。
 ここはそこまで大きな町ではない為、かなりの無茶も押し通せる。
 マッシャ―スライムの件は明確な犯罪だが、握り潰されかねない。

 が、休暇中だろうと王都の騎士がいたなら話は変わる。

 マッシャ―スライムの飼育自体重犯罪なので、報告しなければ騎士も罪に問われる。
 買収される可能性もあるが、露見した時のリスクを考えれば非常に低い。
 なにしろ、ほぼ確実に死罪だ。
 
 肝心の商人達一家が逃げてしまった事が気になるが、それでもお膳立てが整いすぎている。
 マッシャ―スライムも、一応その騎士が倒したのだ。
 レザリアがかなり弱らせていたとはいえ。

「穿ちすぎね。ほら、いいかげん寝て回復に専念しなさい。今度ケーキ焼いてあげるから」

「……クラウンストロベリーパイで手を打ちましょう」

「はいはい、分かったから寝なさい」

 半眼で睨み付けてくる妹の額を軽く撫でてやる。
 しばらくそうしているとレザリアの瞼が下がり始め、やがて寝息を立て始めた。

 微笑みながらレザリアの頬を軽く撫でると、メイベルは背後にやってきていたローラに問いかける。

「……首尾はどう?」

「一家全員町外れにある倉庫の床下の部屋に放り込んであるわ。
レザリアは私が見ておくから、好きにしなさい」

「そ、ありがと」

 ローラから倉庫の鍵を受け取ると、メイベルはその場を後にした。   
 
 翌日――――件の商人一家は、死なない程度に全身の骨を打ち砕かれた状態で見つかったという。

コメント

レザリアに迷惑かけた事をそれなりに悪いと思っているし、手を出した連中を死なない程度にボコボコにする怒りもある、と…不器用というか何というかw
…しかし、メイベルのターゲットが、メイベルに惚れずにたまたま相席していたレザリアに惚れた事とかまあまあありそうな…

追伸
仮に海人と刹那の間に子供が産まれた場合、吸血衝動とかどうなるんですか?
[2019/09/02 06:30] URL | コスモ #Y2SfxCmk [ 編集 ]


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