ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄26

 翌日、朝早くに出立した二人を見送った海人はそのついでに、屋敷の門の清掃をしていた。
 別段気になるほど汚れているわけでは無いのだが、この屋敷に客が来る可能性は低い物ではない。
 一応の礼節として屋敷の入り口はしっかりとしておこうと思い立ったのである。 

 妙に慣れた手つきで屋敷の門を丁寧に磨いていると、高速で飛来する人間が視界に入った。
 見慣れた服装に手を止めた海人が着地したその人物――シャロンに向き直ると、彼女は軽やかなお辞儀をした。 

「おはようございます、カイト様」

「おはよう。で、仕事の進行状況の確認か?」

「はい。どの程度進みました?」

「昨日の夜前には検算含め全部終わったぞ。出来れば持って帰ってくれると嬉しい」

 海人の言葉に、シャロンの呼吸が止まった。
 
 数瞬息を止めた後、今しがた聞こえた言葉を反芻する。
 検算を含め全て終わった。たしかにそう聞こえた。

 それは事実か――ありえない。
 いくらなんでも一日で終わる量ではない。
 
 では目の前の男が嘘を吐いているのか。これもまたありえない。
 おおよそ嘘を吐いている気配は感じられないし、なにより嘘であるなら持って帰らせようとはしないだろう。
 そもそもそんな事をすれば中身を検分した段階で嘘が発覚するので、嘘を吐く意味自体無い。
  
 ではこの状況はどういう事なのだろうか。
 
 シャロンは少し考え――目の前の男へ哀れみに満ちた傷ましげな目を向けた。

「――――お辛かったのですね。大丈夫です、悪いのは限度を弁えなかった主と総隊長です。
次からはちゃんと人間がこなせる分量にしてもらうよう働きかけますので、どうぞ今日はゆっくりお休みください。
きっと目が覚めた時には常識的な現実がありますから」

「議論の余地なく全否定!? あの書類そんな量だったのか!?」

 精神に異常をきたしたと思い込まれた男が、驚愕の面持ちで訊ねると、
シャロンは涙を滲ませながら、質問に答え始めた。
 
「はい……だからいいんです、出来なくてもそれが当然なんですから。
そんな無理に平静を取り繕って現実逃避なんかしなくていいんですよ……っ!」

 瞳から大量の涙をこぼしつつ、海人の体をきゅっと優しく、強く抱きしめる。
 まるで今にも崩れてしまいそうな物を必死で繋ぎ止めるかのような、そんな抱擁。
 それは演技などでは決して出しえない、温かい優しさに満ち溢れている。
 そんな彼女の心根の優しさを表す慈愛に満ち溢れた抱擁を、海人は引き攣った表情で見下ろしていた。

「あー、うん。そこまで見事に否定されると、本当に終えたかどうかだんだん自信がなくなってきた。
終えたはずなんだが、念の為見てもらえるか?」

 海人の言葉にシャロンは、小さく、だが力強く、はっきりと頷いた。
 その表情には、一つの強い決意が現れていた。
 残酷な現実から逃避する人間を現世へと引き戻すために、涙を堪えてでも非情な現実を突きつける、と。
 背中に悲痛なまでの哀れみに満ちた視線を感じつつも、海人は何も言わずシャロンを自室へと案内した。


















 海人の部屋へと案内されたシャロンは、書類入りの木箱を開けて愕然とした。
 あるはずの無い物がある。むしろ普通に考えれば、自分の常識を守るためにはあってはならない物が。
 どれだけ目を擦っても、頬を抓っても、頬を張っても、頭を殴っても、目の前の幻覚は消えない。
 シャロンはそんな無駄な抵抗をしばし試みた末に、

「……申し訳ありませんカイト様。私、思った以上に疲れが溜まっているようです。
色々試しても書類が全て完成している幻覚が消えてくれません」

 それでもなお現実を認めなかった。
 あまりにも自然な心の底からの全否定に、流石の海人も段々本気で自信を失い始めた。

「いや、幻覚ではないはずなんだが……ここまで徹底されると本気で自信無くなってくるなぁ」

「だっておかしいですよ! 
総隊長だって限界ぶっちぎって睡眠時間消しても期日に間に合わない量のはずなんですよ!?
いくらなんでも一晩で出来るはず無いじゃないですか!」

「……なるほど。まあ、いずれにしても君の目に映っているのは現実だ。
幻覚でもなければ錯覚でも無いので、そこは理解してくれるとありがたい」

 心の中でこの場にいない二人に呪詛を呟きつつ、海人はひとまずシャロンの説得を行うことにした。
 このまま押し問答していたところで、彼女の後の仕事のスケジュールが悲惨な事になるだけで、利益は無い。
 完全に勘違いとはいえ、色々気遣ってくれた女性を苦しめるのは些か心苦しかった。

「うう……未だ非常に納得しかねるものがありますが、分かりました。
目の前の常識を破壊する光景は現実で、私はこれを持って帰らないといけないんですね」

「理解してもらえたようで何よりだ。それじゃ早速外に運び出すと……」

 海人がそう言って木箱を抱えようとした時、シャロンがそれを一旦押し止めた。

「あの、書類とは別件で後二つ用件があるのですが、よろしいでしょうか」

「構わんよ。何かあったか?」

「まず一つ目ですが、昨日総隊長が御馳走になったという……御飯、でしたか。
それを試食してみたいと主が申しておりまして、よろしければ少し分けていただきたいのですが」

「……そういえば米は渡してなかったか。
分かった、まだ残ってるし後で渡そう。もう一つは?」

「こちらはあくまでついでなのですが、最近この近辺で強い冒険者をお見かけになられませんでしたか?
おそらく、ルミナス様級の実力者だと思うのですが」

「冒険者ね……ぶっちゃけ私は相手の力量測るような技能の持ち合わせはないが、二人ほど心当たりがなくもない」

「へ……ほ、ホントですか!?」

 有益な答えが返ってくるとは思っていなかっただけに、シャロンは思いっきり驚いた。
 
 この屋敷の裏にあるドースラズガンの森から一番近い町はカナールになる。
 しかし森の奥地からカナールへと行くためには、立地の関係上この屋敷を通るのは確実に遠回りになる。
 だからこそ、昨日シェリスはローラを全く咎めなかったし、シャロンも海人の返答にまるで期待していなかったのだ。  

 予想外の返答に、シャロンが目をぱちくりとさせていると、海人が話を続けた。

「確証はないがな。一つ聞くが、君はこの裏の川に生身で入って苦もなく魚を次から次へ乱獲する事は可能か?」

「アミュリール川でですか……う~ん、やってみないと分かりませんが、難しいかと。
あの激流で視界も悪いですし、中にいる魚の動きも速いですから」

 シャロンは熟考した末に、そう結論を出した。

 裏の川で生身で魚を獲る事自体はさほど難しくもないのだが、次から次へ獲れるかと言われると難しい。
 生息している魚自体かなりの速度で動くし、加えて荒れ狂う激流のせいで魚の姿を目では捉えにくい。
 
 決して不可能ではないが、相当な集中力の持続が必要になり、シャロンはまだそこまでの領域に達していない。 
 
「とりあえず、片方はそれが可能な人物だ。目の前で見たし、証拠が三十匹ほど内庭の隅で干物に加工中だ」

「……本当ならば当たり、ですね」

「ついでに言うと昨晩屋敷に泊まってな、君が来る少し前に帰ったところだ」

「ええっ!? な、何でそれを早く言ってくださらなかったんですか!」

「いや、聞かれなかったからな。それに二人共強そうではあったが、シェリス嬢の事だから把握してるだろうと思ってたし」

「信用が裏目に出たわけですか……主が聞いたらきっと涙するでしょう。
もしよろしければ、詳細な話を主に直接説明していただけると助かるのですが」

 おずおずと、シャロンは海人に頼んだ。
 
 直接の面識があり一泊させたとなると、得た情報量はかなり多いはずだ。
 記憶力にはそこそこ自信があるシャロンだが、聞いた内容全てを記憶して主に伝えるとなると難しい。
 覚える自信はあったが、記憶違いの可能性を考えると、やはり海人に直接説明してもらうのが最善なのだ。

 が、海人はやや申し訳なさそうに、だがきっぱりと断った。

「そうしてやりたいのは山々だがな。
この屋敷は私一人しか住んでいないから、空き巣に入られる可能性がある。
盗まれては困る物もあるんで、残念ながら無理だ」

 海人の言葉に、シャロンは戸惑ったような顔になった。
 そのまま首を傾げながらなにやら考え込む。
 そうやってしばし迷った末に、シャロンは恐る恐る海人に問いかけた。
  
「……あの、ひょっとして主から聞いておられませんでしたか?」

「何をだ?」

「この屋敷に限らず、一度主の手を通った屋敷はおおよそ盗難の心配はございません。
盗賊ギルドとは契約が成立しておりますし、野盗などの突発的なならず者はいても迅速に除去されております。
それに……そもそもこの辺りでは盗賊を働くと三日で行方知れずになるという噂が流れていますので、
ここ何年かは野盗の類は現れておりません」

 ふ、と息を吐き、憂鬱そうに壁を眺める。

 一応最後に言った噂のおかげもあり、この近隣、より正確にはシェリスの手が直接及ぶ範囲の地域は治安が極めて良い。
 国内はおろかこの大陸でも有数と言われるほどの安全地帯だ。
 
 が、それが成り立つまでに積み重なった人間の屍を思うと、素直に誇れない。
 まして、その積み重ねに自分も加担していただけに、尚の事。

 その憂いを帯びた表情に海人はおおよその事情を察し、とりあえず防犯の心配はあまりしなくてもよい事を理解した。
  
「なるほど……分かった。では、少しだけ待ってくれ。すぐに準備をする」























 シェリスの屋敷の応接間。
 普段ならば屋敷の主の背後にはローラが控えているのだが、今日は用事で不在との事だった。
 代わりにシャロンが控え、紅茶の継ぎ足しなどの雑務を行っている。
 不満は無いものの、いつもより味の劣る紅茶で時折喉を湿らせつつ、海人は宝蔵院姉妹についての説明を行っていた。
 
 とはいえ、所詮二回会った程度なので、説明する内容が極端に多いわけではない。
 程なくして説明は終わった時、海人は二杯目の紅茶を飲み干したところだった。

 海人がカップを置くと同時に、シェリスが笑顔で深々と頭を下げた。

「非常に参考になりました。情報提供ありがとうございます」

「別に大した内容でもないだろ」

「いえいえ、足がかりの有無は大きいですよ。
それはさておき……カイトさん、一つだけどうしても言いたい事があるんですが」

 隙の無い笑みだったシェリスの口元が、少し引き攣った。
 自覚はあるらしく、必死でそれを消そうとしているらしいのだが、
かえって他の部位が引き攣ってかなり怖い事になっている。

 若干それに慄きながら、海人は間抜けた問いを返した。

「あーっと……なんだ?」

「どんな手品使えばこの短時間でアレが終わるんですか!?
計算速度が速いのは知ってますけど、どんだけ集中力保てるんですか!?
貴方の作業時間よりこっちの確認作業の方が時間かかりかねないってありえませんよ!?」

 ズダン、とテーブルをぶっ叩き、思いっきり身を乗り出す。
 肝心の用件が先、と今日会った時から押さえ続けてきた感情が見事に爆発していた。

 当然だが、終わらないという心配はしていなかった。
 海人の能力は言わずもがな、真面目な性格と他の仕事が無いはずの現状を考えれば、余裕だろうと思っていた。

 しかし、しかしだ。それを見越して二日を少しオーバーぐらいの量を渡したはずだというのに、
その半分に満たない時間で終わらせてしまうというのは、いくらなんでも想定外だ。
 
 嬉しい誤算ではあるのだが、どこまでも果てしなく化物な飄々とした男に、突っ込まずにはいられなかった。

「さてな。一応言っておくが、大変ではあったんだぞ? 流石に終わった時には肩と首がかなり凝っていた」

「……その程度ですか……はあ、ところでお米は持ってきていただけました?」

「ああ。ついでだし、実際に調理した物も持ってきた」

 布袋に入れた白米と笹の葉で包んだ握り飯を取り出し、手渡す。
 笹の葉の方の包みを解くと、丁寧に形を整えた握り飯と脇に添えられた沢庵が現れた。
 握り飯は塩も無しの、完全な白米。より味が分かりやすいようにとの配慮だ。

「相変わらずマメですね。では、早速失礼して……」

 ぱくっとおにぎりを一口頬張る。
 モグモグと数秒かけて咀嚼した後に飲み込み、シェリスは興味深そうに頷いた。

「どうだ?」

「……以前食べた物とは随分と味が違いますね。
甘味もそうですが、この……コクとも言うべき旨味が違います。
好みの関係でスカーレットのパンに軍配が上がりますが、これはこれでたまに食べたい味です」

「なら、少し卸すか?」

「うーん、前々から思ってたんですけど、御飯ってこのまま食べるか何かと一緒に食べるかしかないんですか?」

「要するに、食材の一つとして料理に混ぜられないかという事か?」

「ええ。粒が細かいですから色々活用法がありそうな気がしまして」

「あるにはあるが……一番馴染み易そうなのは、グラタンのマカロニの代わりに入れる事か」

「あ、それ美味しそうですね。他にもありましたら教えていただけますか?」

「う~む種類は多いからな……そうだな、今度暇を見て栽培法と同じように本を書いておこう。
口頭での説明よりそっちの方が確実だろうし」

 熟考した末、海人はそんな結論を出した。
 米を使った料理は色々多彩なため、この場で口頭で話していては日が暮れてしまうし、
なにより言葉と違って本は内容が残る。
 後々の手間などを考えれば、書くのは面倒なものの本にした方が効率的なはずだった。

「ありがとうございます。
……あ、それで思い出したんですが、出来ればカイトさんにお願いがあるんですけど、よろしいですか?」

「何だ?」

「魔法の術式構築理論に関して分からないところがありまして。
時間がおありでしたら少し解説をお願いしたいなー、と」 

 にっこりと微笑み、シェリスは海人の顔を覗きこむ。
 意識してかどうかは不明だが、男の保護欲をそそる上手い仕草である。 

「私は構わんが、時間はあるのか?」

「今日の面会は既に終わってますし、後は書類仕事だけなんですよ。
それもカイトさんのおかげでかなり時間に余裕が出来ましたから、大変ではないんです。
よろしければ、早速図書室へ――」

 そう言ってシェリスが立ち上がろうとした瞬間、ノックの音が響いた。
 すぐさまシャロンがドアへ向かい、顔を覗かせた小柄なメイドと短い会話をした後、
主の背後へと戻ってきた。

「何かあったの?」

「はい。リグラベン商会の会長が急ぎお目にかかりたいと」

「……ジラード老が?」 

「はい。いかがいたしましょう」

 自分の顔色を窺いながらの問いに、シェリスは迷った。

 今来ているという突然の来客は物腰柔らかい礼儀を弁えた老紳士だ。
 普段ならば予約もなしにやってくる事はありえない。
 なにかしら厄介な事が発生したと考えて問題ないだろう。
 
 とはいえ、それが一秒でも早く聞かなければならない用かといえばそれもまた疑問だ。
 それだけの大事であればシェリスの耳に噂程度は入っているだろうし、
何より部下に名言はせずとも一刻を争う事態である事ぐらいは伝えているはずだ。
 
 どのみち早く聞くに越した事はなさそうだが、現在は心証を害したくない相手を接客中。
 しかも、自分から頼み事をした直後だ。
  
 どうしたものか、と一秒にも満たぬ間で思考を巡らせていると、海人が口を開いた。

「私の事は気にするな。どうせ時間は余っている。
できれば少し調べたい事があるんで先に図書室を使わせてもらえると助かるが」

「ありがとうございます。では、礼を失しますが、中座させていただきます。
シャロン、図書室への御案内と可能な限りのおもてなしをお願い」

 シェリスはそう言うと、シャロンに図書室の鍵を手渡して部屋を出た。















 燦々と陽光が降り注ぐ昼下がり、ミッシェルに伝言を伝え終えた宝蔵院姉妹は町を散策していた。
 気前の良いミッシェルについでだから、と一食奢ってもらった腹ごなしを兼ねて、現在二人はある場所を目指している。
 その途中で、刹那が唐突に口を開いた。 
 
「……うーむ、雫。やはりなにがしかきちんとした形でお礼をせねばならんと思うんだが」

「そんなに着心地良い?」

「ああ。この形状の服は着慣れていないし、少し大きいから違和感はあるが……非常に肌触りが柔らかい。
いつも生地が安物だったせいもあるだろうが、おそらく相当高級な素材だろう」

 自分の服装を見下ろし、刹那は腕を組んで唸った。
 現在彼女は着慣れた和装ではなく、白のシャツと黒の綿パンという非常にラフなスタイルになっている。
 刀はベルトの部分に差しているが、不思議とそれほど違和感はなかった。
 昨日の刹那の上半身サラシ一枚という扇情的に過ぎる姿を見かねた海人が、代わりの服を与えたのである。
 最初は今のままで問題ないと固辞していた刹那だったが、海人と、
なによりそんな姿の姉と歩く事になる雫の強い説得に圧されて渋々着替える事にした。

 流石に男物だけあって些かサイズが大きいのだが、元が海人が成長しきる前の服であるため、ぶかぶかにはなっていない。
 むしろ服と体の間に出来た絶妙な空間が彼女のスタイルの良さを強調している。
 さらに生地の質の高さと刹那の凛とした佇まいが相まって、なんとも気品のある空気を醸し出し、
まともな男なら目を奪われずにはいられない姿になっていた。

「うーん、肌触りからすると、上は上質の絹っぽいけど、下は綿だよね。
下の履き心地は悪くないの?」

「ああ。袴ほどではないが、それほど足の動きが妨げられない。
実力伯仲の相手と一戦交えるのでもなければ問題なく戦える」

「ふーん。あたし相手だったらどう?」

「安心しろ。昨日と同じ事になっても同じ結果にしてやる」

「んー……安心しろって言われてもなー。まだ骨痛いんだけど」

「自業自得だろうが、未熟者」

 そんな会話をしながら、二人はある古びた建物の前にやってきた。
 入り口上の看板には《冒険者ギルドカナール支部》と描かれている。
 それを確認し、二人は軽く安っぽいドアを潜った。
 中に入るとすぐ近くにいくつかテーブルがあり、何箇所かで強面の男達がたむろしながら談笑している。
 二人が歩みを進めると、中でもとりわけ賑やかなテーブルの中心にいた老人が視線を向けた。 

「おや、新顔じゃな。腕は立ちそうじゃが」

「おいおい、オーガスト爺さん、こんな可愛らしい娘達がそんな強いわけねえだろ」

「バカモン。んな事いったらルミナス嬢ちゃんやシリル嬢ちゃんはどうなる。
お主らが全員捨て身でかかってもかすり傷も負わせられずに皆殺しじゃろうが」

「……あの二人は化物代表格だろーが。まるで次元が違うっつーの」

 出された例えに、中年の冒険者は思わず頭を抱えた。
 オーガストが出した例えはどちらも規格外の女性だ。
 両者共に傭兵業界では知らぬ者の無い名うての超人。
 戦闘能力で比較されれば性別年齢問わず劣る人間の方が圧倒的に多い。
 
 が、二人共可愛らしいとさえ言える、特にシリルはそれ以外の形容がありえない容貌だ。
 外見で判断するな、というオーガストの言葉の趣旨を否定する事は出来ない。

「おそらくそこの二人も同格かそれ以上じゃぞ。すまんの、お嬢さん方。
こいつらはまだまだ未熟ゆえ、相手の力量もろくに読めんのじゃ。
気を悪くせんでくれ」

「別に気にしてはおりません。ところでオーガスト、と仰ってましたが、
貴方がかの《大いなる孤狼》ですか?」

「いかにも。わしがオーガスト・フランベルじゃ。お嬢さん方は名はなんと?」

「宝蔵院刹那と申します。この国式に言えばセツナ・ホウゾウインになります」

「同じく宝蔵院雫でっす♪」

「ふむ、元気が良くてよいのう……しかし、聞かぬ名じゃな」

 二人の返事に笑顔を浮かべつつも、オーガストは若干困惑していた。

 見た感じ二人共相当な達人のはずだというのに、名前をまるで聞いた覚えが無いのだ。
 年老いたとはいえ元が歴戦の冒険者であるオーガストは、今でも広い情報網を持っている。
 有望株の冒険者であれば、一度ぐらいは名前が耳に入っているはずだ。

 どういう事なのか、と思って二人を見ると、刹那が居心地悪そうに頬を掻いていた。 

「冒険者になって日が浅い事と……まあ、他にも色々ありまして、ランクが非常に低いので」

「……主にどっかの誰かのお人好しのせいだけどね」

「ぬぐっ……」

 じとーっと冷たい目で睨まれ、刹那は呻いた。
 残念ながら雫の言葉は冷酷なまでに厳然たる事実であるため、刹那としては否定も出来ず押し黙るしかなかった。 

「まあまあ、喧嘩は良くないぞ。で、今日は仕事を探しに来たのかね?」

「ええ。少し稼いでおこうと思いまして」

「ほれ、ザックス。お客さんじゃぞ」

「分かってらあ。とりあえず今うちに来てる依頼はこんだけだ」

 そう言ってカウンターの下から紙の束を取り出す。
 ドサ、と目の前に高く詰まれた依頼書の山に、宝蔵院姉妹の目が輝いた。
 これだけの数の依頼はよその町ではなかなかお目にかかれない。
 この数ならば高額依頼の一つや二つ、確実に入っているはずだ。
 
 喜び勇んで依頼書の検分を始めた二人だったが、次第にその表情が曇っていく。
 そして全てを見終わった後、姉妹を代表して雫が万感の思いを込めて叫んだ。  

「どれも安いですよっ!? 仲介手数料取られたら雀の涙じゃないですか!?」

「ま、その反応は当然だな。ここら辺は安い依頼ばっかなんだよ。そんだけ平和だって事なんだけどよ」

 すっかりお馴染みとなった反応に、ザックスは苦笑した。

 最初にこのギルドに来た冒険者は、大体が雫と同じ反応をする。
 別段仕事の条件自体は悪いわけではないのだが、報酬が安い。
 稼ぐためには相当な数をこなさねばならず、かなり大変なのである。

 ただ、言い換えれば数さえこなせば安全に金が貯まるという事なので、悪い事ではない。
 冒険者という職業が博打そのものな人間がそう思うことは稀だが。

「シェリス嬢ちゃんからの依頼は無いのかの?」

「何日か前にゲイツが持ってった。あいつが失敗するこたぁねえだろ」

「うあー、昨日何日かかかるって言ってたやつか~……」

 シクシクと涙を流し、雫は項垂れた。
 仕方なく雀の涙でも0よりはマシ、と再び依頼書の束に手を伸ばした時――その場の時が止まった。
 
 誰も彼もが入り口に視線を向け、固まっている。
 何事かと思い、雫も依頼書から入り口へと視線を向け――凍りついた。

 最初に目につくのは形容できぬほどに端整な顔立ち。
 それはただそこにあるだけで周囲の人間に劣等感を植え付けるほどに強烈な美貌だ。
 
 次に目につくのがソバージュの銀髪。
 やや癖のある髪型でありながら、それは神々しいまでの銀の艶を放っている。

 最後に、美の女神すらひれ伏しそうな、至高のプロポーション。
 全てが完璧に調和したそれは、芸術品のような神聖さと生身でしかありえない妖艶さが同時に存在している。 

 男であれば、否。老若男女問わず見惚れずにはいられない絶世の美女――ローラ・クリスティアがそこにいた。

「失礼いたします。このギルドに最近新しい冒険者は……オーガスト老、こんなところで何を?」

「い、いや、その、これはじゃな、決して仕事をサボって酒を飲んでいたわけではなく、
若い冒険者達に人生の先達として色々アドバイスをじゃな」

 冷たい視線を向けられ、オーガストは慌てた。
 多くの人間がローラに見惚れて呆ける中、オーガストが固まった理由は違っていた。

 魔力判別所の所長という仕事をサボってここに来たため、この後の最悪の展開を考えてしまったのだ。
 彼女自身は別にオーガストがサボろうが何しようが興味など無いだろうが、その主は違う。
 なにせ一応オーガストの部下であり、仕事に対しては真面目な女性だ。
 知られたらそれこそ碌な目には遭わない。

 どうにか上手い言い訳はないかと考えていたオーガストだったが、その淡い希望はたった一言で打ち破られる事となる。
 
「言い訳は自由ですが、いずれにせよシェリス様には報告させていただきます」

「殺生な!? また長々と説教されてしまうじゃろ!?」

「それは自業自得かと存じます。さて、いずれにせよ今日は運が良いようですね。
よもやいきなり当たりを引くとは思っておりませんでした」
 
 オーガストから視線を切り、ローラは視線を宝蔵院姉妹へと移した。

 どちらもオーガストと同じく見惚れる事無く、ローラを見つめ返している。
 彼女らが固まった理由もローラの美貌ではなく、別の要因。
 一目見ただけで彼女の尋常ならざる力量を悟らされたがゆえだ。

 そんな相手が自分達に興味を持ったのだから、心中穏やかなはずも無い。
 二人は自然と腰を落とし、臨戦態勢寸前になっていた。
 
「あー、理由は分からんが、穏便にの」

「御心配なく。当面は穏便な用件です。
御二人共、突然で失礼ですが、少々お時間をよろしいでしょうか?」

 緊張している二人に、あくまで淡々と、感情の動きを見せず語りかける。
 その声には親しみも含まれていないが、敵意も含まれていない。
 それを感じ取った刹那は構えを解き、ローラに当然の疑問をぶつけた。
 
「……構わないが、貴女は何者だ?」

「これは失礼いたしました。
フォルン公爵家長女シェリス・テオドシア・フォルン様にお仕えしております、ローラ・クリスティアと申します。
以後お見知りおきを」

 仕草以外はどこをとっても使用人らしからぬ使用人は、ペコリと優雅な一礼を披露した。
 
























 海人は図書室で魔法書を読み漁っていた。
 以前来た時に粗方の内容は把握したのだが、あくまでそれは無属性魔法中心。
 他にも色々知らなければならない事が多かったため、他の属性に関してはおざなりだった。
 
 だが、他の属性の術式に使われる文字や図形を知れば無属性魔法に転用できる可能性もあるし、
出来ずとも何かしらの糸口になる可能性はある。
 
 防犯の心配はほぼ不要と聞かされはしたものの、やはり不測の事態は起こりえる。
 なにより何かしら揉め事に巻き込まれる可能性を考えれば、備えておくに越した事は無い。
 近代兵器などのオーバーテクノロジーは極力使いたくなく、創造魔法も同様。
 
 結局海人が戦うとすれば無属性魔法と魔力砲が主軸になるため、それらの改善は急務であった。
 他の属性の魔法と比較して発動時間が短いとはいえ、防御魔法は最速でも発動まで一秒弱かかり、緊急時の防御としては不安が残る。
 最大の問題が、事実上唯一の攻撃法である魔力砲。
 威力はともかく効率が悪すぎる。
 無属性魔法の術式で同様の効果を生み出せないかは考えておかなければならないことだった。
 
「…………とはいえ、これは面倒な作業になりそうだな」

 一通り読み終えたところで、海人は猛烈な速度でページを捲っていた手を止めた。
 
 様々な魔法書を読んだが、やはり得る物はさほど多くなかった。
 一部使えそうな内容はあるにはあったが、今海人が使っている防御術式の効果と比較して二割の強度増加、
一割の魔力消費低減といったところで、魔法の発動時間短縮はできず、なにより魔力砲の代替に繋がりそうな方法が無い。
 
 ――収穫が無いわけでもなかったが、満足には程遠い。

 そんな事を思いながら海人が暗い天井を眺めていると、
彼の斜め後ろにずっと黙して控えていたシャロンが、温かい紅茶を差し出してきた。 

「ありがとう」

「凄い速度で読み漁ってらしたようでしたが、お目当ての記述は見つかりませんでしたか?」

「ん、駄目だな。やはり思い通りに術式の改良はできん」

「それはそうですよ。術式一つ改良するのに平均十年はかかるんですから。
こんな短い時間で改良できてしまったら世界中の学者が発狂しちゃいますよ」

 そう言いながら優しく笑うシャロンに、海人は曖昧な笑みで応えた。
 実のところ、海人は今得た収穫だけでもすぐさまシャロンの言う学者を発狂させる成果が出せる。
 
 即座に結果に繋がりそうな物がなかったから不満なだけで、腰を据えて研究すれば防御魔法の劇的な改良は可能。
 残念ながら、魔力砲の代替に関しては今のところ当てがないが。 

 そんな事を考えながら、テキパキと本を棚に戻していくシャロンの背中を眺めていると、
階段の方から足音が響いた。

「遅くなって申し訳ありません」

「気にするな。それなりに有意義な時間を過ごせた。
それと教える代わりと言ってはなんだが、その前に一つ頼みがあるんだが、いいか?」

「なんでしょう?」

「例の資料を見せて欲しい。五分で構わん」

 シェリスに目配せをし、海人は端的な言葉で頼んだ。
 一瞬その意味が理解できず戸惑うも、シェリスはすぐさま察した。 

「あ、はい。分かりました。
では、隠し部屋へ御案内しますので、ついてらしてください。
悪いけどシャロンはここで少し待ってて」

 そう言うと、シェリスは先導するように歩き始めた。
 案内されるまま階段を登って四階にたどり着き、そこから少し奥まで歩き、ある本棚の手前で止まった。
 彼女が重い本棚を中身ごと持ち上げると、下から金属製の扉が現れた。
 そこに鍵を差し込んで開けると、シェリスは扉を支えながら言った。

「申し訳ありませんが、中が狭いのでお一人で入ってもらう事になります。
中に入ると金庫がいくつかありますが、七十二番に入ってますので。鍵はこれです」

 そう言って、シェリスは鍵の束から一つ鍵を外し、海人に手渡した。
 七十二と数字が刻まれているそれは、やや質素で素っ気無い作りだった。 

「ありがとう」 

 シェリスに短く礼を言って中に入る。
 短い梯子を伝って降りると、本当に狭かった。
 一本道の通路一つしか存在せず、それもかなり短い。
 道幅は人一人なら多少余裕があるが、これでは壁になるよう配置された金庫を開けるのがやっとだ。
 長身の海人にとっては些か辛い場所だった。 
 
 が、悪戦苦闘しながらも目当ての金庫を見つけ、渡された鍵で開く。
 そして以前一度だけ見た資料を中から取り出すと、海人はポケットから超小型のデジタルカメラを取り出し、
創造魔法に関する資料を根こそぎ撮影した。

「……よし、終わり」

 つつがなく一仕事終えた海人は、ほっと息を吐いた。

 こんな事はもっと早くやっておくべきだったのだが、ローラがいると安心して撮影出来ない。
 困った事に、彼女は海人が使う凶悪な近代兵器の存在を知っている。
 創造魔法でそれがいつでも量産可能だなどと知れれば、将来的な危険排除に動く可能性は否めない。
 なにせ、海人の気分一つでそこらの三流盗賊団でもこの屋敷の精鋭を皆殺しにしかねない軍団へと早変わりしかねないのだ。
 知られれば、殺されないまでもあまり愉快な未来が待っていない事は想像に難くない。 

 一応こちらから敵対しなければそういう事はしないという契約は結んでいるが、所詮は二人きりの口約束。
 本当に危険だと思われてしまえば、反故にされる可能性は否定しきれない。
 決してローラに対する信用が無いというわけではないのだが、自分が逆の立場であった場合を考えるととても安心は出来ないのだ。
 
 勿論シェリスが命じればローラは図書館に入らないだろうが、それは疑念を呼ぶ。
 そこまでして隠蔽する内容とは何なのか、と。
 そこで創造魔法の可能性に気付かれてしまえば、後はあっという間だ。
 今までやってきた事のおかげで、状況証拠は嫌になるほど揃っている。
 ごまかしきる事は不可能としか言いようが無い。 

 なので可能な限り彼女が屋敷にいない時を狙って創造魔法の資料に触れなければならなかった。
 ローラがいない時を逃さぬべく、屋敷に越してから白衣にデジカメを常備していたのだが、それが思いの外早く役に立った。
 しかもシェリスの目を上手く逃れなければならないと思っていたのに、容易く秘密裏に撮影する事が出来た。
 今日に限って言えば、海人の運は絶好調であった。

 資料を元の位置に戻し、金庫の鍵を閉めて隠し部屋を出ると、シェリスが若干驚いた様子で声をかけてきた。

「もう終わったんですか? もう少しゆっくりなさっても良かったんですよ?」

「いや、大丈夫だ。魔法関係だし、下の階に行って教えた方が良いか?
関連する質問も出てくるだろうし」
 
「あ、はい。お願いできるのでしたら。質問多くなるかもしれませんけど、よろしいですか?」

「別に構わんよ。さっきも言ったが、どうせ時間はある」

 シェリスの問いに答えながら階段を下りて二階に着くと、シャロンの姿が見えた。
 何やら魔法術式構築の理論書を見ながら、難しい顔をしている。
 よほど深く集中しているらしく、二人が階段に姿を現しているというのに、まるで気付いた様子が無い。

 見かねたシェリスが近くまで寄ると、ようやく気付き、慌てて立ち上がった。

「も、申し訳ありません!」

「それはいいのだけど……どうしたの?」

「ええっと、実はランドルガード配置法について、分からない箇所がありまして。
レクラスドンズ配置法と競合しそうに無いと思うのに、競合すると記されていて……」

 シャロンは開いていたページを指し示し、首を傾げた。
 海人の用事が終わるまでの時間潰しのつもりだったのだが、あまりに理解できなかったので、思わず没頭してしまった。
 本の記述を読んだ限りでは二つの配置法を併用しても問題無さそうに思えてしまうのだ。

 が、シャロンのその考えを海人があっさりと否定した。

「いや、それは見事に競合するぞ。かなりややこしい迂遠な形だが、どう足掻いても競合するようになってる。
狙ったんじゃないかと思うほどにな」

「ええ!? 本当ですか?」

「あの、私もこれは前々から疑問だったんですけど……」 

 シャロンばかりか、シェリスまで海人の答えに疑問を呈した。
 よほどその内容が信じられないらしい。

「……分かった。それではそれから説明するから、シェリス嬢はここに座ってくれ」

 海人はシャロンの横に腰掛けながら、自分の隣の椅子を指差した。
 そして素直にシェリスが席についたと同時にシャロンから問題の本を受け取り、   

「先に言っておくが、分からない箇所があったらその都度質問しろ。
後からそこが分からないと言われると、説明に余計な時間がかかるからな。
それじゃ、始めるぞ。いいか、まずは……」

 可能な限り二人に分かりやすいよう噛み砕いた、丁寧な解説を始めた。
 理解力に関係なく強制的に理解させてしまうような、そんな説明を。
 聞き逃すにはあまりにも勿体無い、そう思ってしまうような授業を。
       



 

テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

コメント

今回は海人先生のターン!
もしかして教員資格持っているのでしょうか?
持ってそうですね…
[2010/05/31 01:29] URL | さとやん #6x2ZnSGE [ 編集 ]


……ん?危険因子だったはずのオーガスト老の登場時間?がかなり短い気が
あのていどでも作者を手こずらせるのか!?
もしくは消されました?

海人は平穏に生きたいなら開発者じゃなくて教師とかになるべきでしたね
才能はもったいない気はしますが人にものを教える事が出来るのも立派な才能ですし

では、きっと次回の仕事量がさらにおかしくなるであろう海人に同情しながら次回の更新を楽しみに待っています
[2010/05/31 01:58] URL | 華羅巣 #zR7lJLBY [ 編集 ]


更新お疲れ様です。
>そこまで見事に否定されると、本当に終えたかどうかだんだん自信がなくなってきた
こ子まで来るとある意味洗脳か暗示になってそうですなwww
それにしてもカイト、先生が天職じゃなかろうか。
こうしてシェリス勢が徐々に強化されていくんでしょうかねぇwwww
[2010/05/31 09:07] URL | ズー #- [ 編集 ]


はじめまして~
登場キャラのチートっぷりにも関わらず、
それでいて高品質な小説、初めて見ました。

刹那のお人好しっぷりは見ていて自分の嗜好欲をそそられますw

更新お待ちしておりますw
[2010/05/31 10:20] URL | ガルス #1MF87p5. [ 編集 ]


更新お疲れ様でした。
やはり海人は、肉体労働以外なら何でもできるんですね。それも最高の質で。
しかし超人の代名詞のように使われるローラでも三日なものを一日以下で終わらせるとは化け物ですねぇ。
海人とローラ、ついでにオーガスト老が本気で組んだら世界征服ができるのではと思ってしまいます。
次回の更新も期待させていただきます。
[2010/05/31 11:28] URL | fuji #- [ 編集 ]

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[2010/05/31 13:33] | # [ 編集 ]


創造魔法の中位と上位が使ってみるとどんな感じなのか楽しみですね
城塞王に関しての描写からすると、カイトが習得すると洒落にならないことになりそうですがw

あとこの作品の世界観で町から離れた一軒屋なんて、
モンスター的にも盗賊対策的にも無謀だなぁと思ってたんですが
今回の話で、両方について納得できました
[2010/06/01 13:42] URL | J.A #99DFA69w [ 編集 ]


なんか、カイトが万能ぶり発揮→誰かが驚く、の流れがが物凄くワンパターンでこれ以上繰り返す意味があるのかと思う。
展開もそうだけどキャラの反応がほとんど同じに見えるから、またかってなる。

一回通しで読み直してみたら余計にそう感じた。
[2010/06/02 22:57] URL | A.S #- [ 編集 ]

面白かったです
ここまで一気に読んでしまいました。
非常に面白かったです^^
続きを楽しみにしていますね。
[2010/06/03 01:12] URL | osu #LogKjSjk [ 編集 ]


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