ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
没ネタ十二回目……今回も苦戦(汗)
没ネタ十二回目です。
今回は11話の展開候補一つ(正規版と重なる部分を省いたため、二つに分かれてはいますが)です。
まあ、こんな話の可能性もあったんだぐらいの気持ちで楽しんでいただければと思います。

今回も毎度の如く苦戦してますが、ある程度目処は立ったので次の日曜には更新できると思います。
気分転換にやってる懐かしのRPGに時間を食われすぎなければですが(汗)

では、しょーもない話はこの辺りでコメント返しを。

J.Aさん

創造魔法に関しては後のお楽しみに。
色々、考えている事はありますので(笑)

A.Sさん

一応理由はあるんですが、まだ言えません。
単調と感じさせてしまうのは私の未熟ですので、精進します(汗)

osuさん

ありがとうございます。
面白いと言っていただけるのは何よりも活力になります。

kkkさん

ん~、難しい質問ですね(汗)
下手に答えると後に影響しかねないので、無回答でご容赦願います。

科蚊化さん

また難しい質問が(汗)
当面は充電状態での分解経験がない、といったところで納得していただけるとありがたいです。
詳しく答えると後の話に影響してしまいますので。



さてさて、今回も作者の手を離れて勝手に動くキャラの制御に苦労していますが、
どうにかなるとおもいます。
最大の問題は現在進めているゲームですが……面倒になったら『ムテキ』と『ダヨン』でも作ればいいか(笑)


では、今回も数多くの方のご来訪ありがとうございました。
気が向いた方は『続きを読む』で没ネタをお楽しみください。




 没ネタその一、11話展開候補。


 海人は貧弱な彼なりに肉体強化を使って街中を全力で走っていた。
 襲撃されず、かつ街の遠くまで精密に狙えるような狙撃ポイントを探して。
 壊れた建物の瓦礫が道を塞いでいる事などで思うように動けない事も手伝い、作業は難航した。

 しかし諦めず数十分ほど走り回った末に、

「あれは……よし、あそこなら申し分ないはずだ」

 ようやく条件に合いそうな建物を見つけた。そのまま少し遠くに見えた町全体を見渡せそうな高い鐘楼に向かう。
 一刻も早くルミナス達の援護を行うべく、最後のスタミナを振り絞って全力で走り続けた。
 その甲斐あって現場には早く着いたが――致命的な問題があった。

「さあて、随分てこずらせてくれたが、ここまでだ」

「……まったく、か弱い女一人に、随分な戦力を投入したものです」

「はっ。この依頼をきっちりこなせば、エルガルドの騎士に取り立てるって契約なんだよ。
万に一つもしくじるわけにはいかねえんだ。
まして、俺の団の大半を一人で殺しやがったてめえ相手じゃ、残る総力を出さねえわけにゃいかねえだろうが」

 よりにもよって、鐘楼の入り口前で20人近い男達が誰かを取り囲んでいた。
 海人の耳に届いた声の質からすれば、若い女性のようだ。

(な・ん・でこんなところで厄介事が発生しているっ!?)

 海人は声には出さず、内心でジタバタと七転八倒した。
 
 今の彼の手持ちの武器は先程使った拳銃、ホーンタイガーと戦った時に使ったあと一回しか使えないスタンガン、
 半径一kmを根こそぎ消し飛ばす破壊爆弾、一息で死に至るガスを広範囲に散布する猛毒ガス弾。
 
 その他にもいくつかあるが、拳銃とスタンガンを除けばどれもこれも女性もろとも男達をあの世に送る物ばかりだ。
 流石の彼も、敵でもない人間を殺すのは気が引けるため、使いたい物ではない。かといって姿を見せて戦うには危険すぎる人数だ。
 仕方なく、建物の陰に隠れたまま神経を麻痺させるガス弾でも作ろうと術式を思い浮かべ――

「そこに隠れている方、助けてくださっても怒りませんよ」

 術式ごと思惑を木っ端微塵に打ち砕かれた。
 声に反応して自分の方を振り向いた男達に、狙いもつけずに二丁の銃を向けて乱射し、次々に打ち倒していく。

 男達は見慣れぬ武器に数瞬戸惑うが、すぐに海人を仕留めるために向かってくる。
 それでも海人は怯まず引き金を引き続けるが、十三人ほど打ち倒したところで弾丸が尽きた。

 急いで次の弾倉に交換しようとするも、相手は肉体強化で身体能力を高めている武人。
 彼が次の弾倉を手に取る前にその目前まで到達し、剣を振り上げる。

「こんなところで死んでたまるか……!」

 海人は刃が振り下ろされる直前に、破れかぶれで男の懐に飛び込み、かろうじて刃から逃れる。
 それでも振るわれた腕からは逃れきれず、左肩に重々しい痛みが走る。

 男は剣が外された事に舌打ちするが、すぐさま海人の背中を貫くべく剣を逆手に持ち替える。
 海人もそれには気付いており、殺される前に、とスタンガンを取り出して男の腹に押し当てようとする。

 が、男の行動の方が早い。
 
 スタンガンのスイッチが押される前に、その冷たく輝く刃が海人の背中に突き立てられ――なかった。
 
 彼の白衣は刃物が貫通する事を許さず、剣が海人の命を奪うことは無かった。

「なにっ!?」

「おおおっ!」

 男が驚愕している隙に海人は男から僅かに――だが完全に体を離し、
鎧越しにスタンガンを押し当て、スイッチを押した。

 直後、男の体が激しく痙攣し、倒れる。

 だが、すでに別の男が海人に接近しており、その頭を打ち砕かんと剣を振り上げていた。

「くそっ!」

 海人は息絶えた男の死体を盾にし、初撃をかろうじて逃れる。

 だが、振り下ろされた剣は死体の鎧の背の部分を切り裂き、その体の半分ほどまで到達していた。
 次の一撃までは何とか防げるだろうが、その次はない。
 それでも諦める事だけはするまいと、男の追撃に備えて死体を盾に身構える。
 
 そして再び剣が振り下ろされようとした時――――男の首が飛んだ。

 いつの間にか背後に忍び寄っていた女性のナイフによって。

 よくよく周りを見渡せば、もはや周囲には海人と女性以外に生きている人間はいなかった。
 何とか生き延びたか、と海人は深い安堵の息を漏らす。

 左肩は折れているし、背中も貫かれこそしなかったものの、かなりの衝撃を受けているため、激痛を発している。
 それに加え、先程のローブの男の不意打ちを受けた際の衝撃のダメージなども残っているため、無事には程遠い。

 しかし、それでも利き腕は無事で、両足も無事。鎮痛剤さえあれば、ルミナスの援護は可能だ。
 けして褒められた戦果ではないが、状況を考えれば十分な結果ではあった。

 一息つき、とりあえず体を起こそうとしたところで、彼の前に女性の手が差し出された。
 その手を掴み、ゆっくりと立ち上がる。そして手を貸してくれた女性に目を向ける。
 
「おかげで助かりました。ありがとうございます」

 女性は海人と目が合うと、ペコリとまるで見本のように完璧な体勢でお辞儀をした。

「……ああ、気にするな。さして役に立ったわけでもない。
あれほどの腕前があるなら、私がいなくてもなんとでもなっただろう」

「いえ、なにぶん先程からずっと戦い続けておりますので、魔力が底をつきかけているのです。
もはや肉体強化は数分も持たず、魔法も中位魔法二回がせいぜいといったところですので、非常に助かりました」

「……つまり、言い換えれば私がそれなりの数を仕留めなければ、君の道連れにされていた、と」

「そうとも言いますね。可能なら生きるために足掻くべきですし、一人で死ぬのも寂しいと思いませんか?」

 冷たい目で睨みつける海人に臆する事無く、女性はしれっと言い返した。
 その表情には一切の揺らぎがなく、本気か冗談か非常に分かりづらい。
 
 ただ、海人は目の前の女性が思った事をそのまま言っているだけだと、不思議とそんな確信を抱いた。 

「いい性格だな。まあいい、戦えないなら向こうのほうに行くといい。結構手薄だそうだ。
私はこの鐘楼に用があるので、失礼する」

「あ、お待ちに……」

 何やら引きとめようとする女性に構う事無く、海人は早々に鐘楼の中へと消えた。


 没理由――疲弊していてもこの程度の雑魚に銀髪の女性がこうも容易く追い詰められるはずがないため。
      勢いで書いていたため冷静に状況を客観視できず発生した、無駄な労力の結晶。









 没ネタその二 その一の続き。正規版とかぶる箇所を省いたため分割。


「ふん、数が多い分狙いやすいな。
流石に前衛の方は誤射が怖くて狙えんから、そのあたりはルミナス達に頑張ってもらうか」

 調子に乗って海人は次々に弾丸を発射していく。
 弾が切れてもすぐに近くにある弾倉を掴んで装填。そして再び発射。
 この一連のプロセスにかかる時間はおよそ2秒。
 近距離ならば軽く十回は殺される時間だが、この距離ならばいかなる戦士も手が届かない。
 
 そもそも彼らの常識の射程を遥かに上回る距離からの攻撃なので、位置を気付かれる心配すら少ない。
 数多の時間を積み上げて己を鍛えてきたであろう戦士たちが、武器を交える事さえ許されずに命を次々に絶たれていく。
 
 海人はそんな敵兵を若干哀れみながらも、引き金を引く指を休ませる事は無かった。
 
 ただひたすらに、淡々と数多の命を人差し指一つで刈り取っていく。
 次第に初期の感傷も忘れ、ただ無感情に引き金を引く事に慣れ始める。
 
 まるで現実から解離し始めているかのように。

「素晴らしいですね。この遠距離から、ああも見事に敵を吹き飛ばすなんて」

 前触れも無く耳元で聞こえた声に、一気に現実に引き戻された。
 咄嗟に飛びずさりながら狙撃銃を声の主に向け、躊躇なく引き金を引く。

 が、その先に人はおらず、外れた弾丸は外へと無意味に飛び出していった。
 慌てて海人が周囲を探ろうとすると、

「……驚かせてしまったのは申し訳なく思いますが、いきなり攻撃せずともよろしいのでは?」

 少しハスキーな美声が、再び彼の耳元から聞こえた。
 
 いつの間にか声の主は海人の背後に立ち、華奢な体で彼の動きを完全に封じていた。
 強靭な腕力で押さえ込むのではなく、海人が動こうとするたびそれに合わせて体を動かし、巧みに動きに制約をかけている。
 拘束されているにもかかわらず、優しく抱きしめられているかのような感覚であった。
 
 その柔らかい束縛ゆえに、海人は背後で自分を捕らえている人物の正体を確かめる事ができた。

「……先程の女性か。逃げなかったのか?」

 海人は体の力を抜き、背後にいる銀髪の女性に問いかけた。

「はい、少々悩みましたが、まだやれる事はありそうでしたので。
とりあえず敵ではございませんので、暴れないでいただけると助かります」

「分かった。放してくれ」

 海人の抵抗が無くなったのを感じ、女性が体を離す。
 そして慣れた様子で失礼いたしました、と優雅にスカートの端を持ち上げて一礼した。

「で、やれる事とやらがあるのなら、早くそちらに行った方がいいんじゃないか?」

「やれる事というのは、戦闘訓練を受けたわけでもない、やせ我慢のお上手な殿方の護衛です」

「……よく分かったな」

「気付いたのは先程拘束させていただいた時ですので、自慢にはなりません。
本題ですが、魔力の大半を消費し肉体的な疲労も溜まっているとはいえ、それでも貴方様が単独でおられるよりは生存率を上げられます。
先程の恩義を返すため、僣越ながら私が護衛を務めさせていただきます」

 女性は淡々と宣言した。
 その口調には、ありとあらゆる問答が時間の無駄になると感じさせるほど、有無を言わせぬ強さがある。
 海人は押し問答を避けるべく素直に諦め、黙って元の位置に戻って狙撃を再開した。
 
 しばし、奇妙な静寂がその場に満ちる。
 銃声は絶え間なく響いているというのに、その場の空気はひたすらに静かだった。
 元々口数が少ないのか、女性は海人の背中を見つめているだけでまったく口を開かない。
 それどころか時折姿勢を変えているにもかかわらず、衣擦れの音一つ立てていない。
 
 海人の方も無言のまま、ただひたすらに引き金を引き、弾が切れたらカートリッジを交換するという、作業を繰り返している。
 そのうちに、海人が思い出したように口を開いた。

「そうそう、言うまでもないとは思うが、この武器の事はできれば他言しないでくれ」

「かしこまりました。これでも口は固い方ですので御心配なく」

 感情を感じさせない声で、了承する。
 
 そして彼女は再び口を閉ざした。
 
 やがて彼女はただ突っ立っている事に飽きたのか、海人の投げ捨てた使用済みカートリッジを回収し、自分の足元に集めた。
 次いで未使用と思われるカートリッジを集め、海人が取り易い位置に運ぶ。
 短く感謝の言葉を述べる海人に一礼し、彼女は再び静かに待機し始めた。

 
 没理由――当然ながらその一と同じ。他にも色々あった気はするが、筆者の鳥頭により全て忘却。
 
コメント

>まあ、先の展開に絡む話は控えていただけるとありがたい

作者様がこうおっしゃってるのに、あいもかわらず身勝手な“感想”が。
結局、頭のいい自分はいろいろ気がついてるんだぞ、って自慢したがってるようにしか思えん。

どうして先の展開を楽しみに続きを待つことができないのか。
というか、それが本来の楽しみ方だと思う自分がずれているのか。
グースさまには是非、いちいち伏線かも知れないことまでごちゃごちゃ言ってくる読者様に負けず、ご自分のペースで頑張っていただきたく思います。
[2010/06/06 22:05] URL | どあら #HfMzn2gY [ 編集 ]


危ない!今日が日曜日なの忘れてた!
1週間で一番の楽しみと言っても過言でもないこの時間を忘れるとは……

この辺りの話は個人的に好きですねー
ただ、九重様の言うとおりローラがあの程度では危険域には程遠いでしょうね
ローラを無力化するにはどのような状況が必要なんでしょうね?

次回更新を楽しみにしています
[2010/06/07 01:05] URL | 華羅巣 #zR7lJLBY [ 編集 ]

こ・・・こう・・しん・・を・・・・
更新を待ってましたが、私の時間切れです。
また明日期待して訪問させてもらいます。
おやすみなさい。
[2010/06/14 02:40] URL | Gfess #knJMDaPI [ 編集 ]


目がやヴぁい・・・寝る前に・・・読むん・・・ (。・_・。) ウトウト(。u_u。) ギブ(o_ _)ozzz..
[2010/06/14 04:38] URL | #4ssAsxF2 [ 編集 ]


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