ラノベを目指してみよう
グース・カピーこと九重十造が人様を楽しませられるレベルの文章を目指して色々書き連ねる場所です。          軽く楽しく読める話を書ければいいなと思ってます。
白衣の英雄28
 それから一週間後、海人は自分の屋敷の地下室でくたびれていた。
 周囲には書き散らかされた大量の紙。
 魔法の術式がびっしりと書き込まれたそれに埋もれながら、海人は呻いた。

「つ……疲れた……」

 ここ数日、海人は色々と大変だった。
 それらはほとんど自分で招いた事なので、愚痴る事も出来ないが。

 彼の疲労の原因は大別すれば三つ。
 
 一つはリトルハピネスに赴いた時。
 この間刹那達が伝言に来た際にミッシェルの味見用として米を渡しておいたため物を持っていく手間は要らず、
授業の条件決めのついでにシェリスに頼んで、屋敷に帰る際カナールに寄ってから帰れるよう使用人を一人つけてもらったのだが、思わぬところで手間取ってしまった。
 
 米の売買という性質上当然の如く金額交渉や卸す量の交渉があったわけだが、そこで問題が起こった。
 最初海人は『どこからどうやって仕入れているのか』という疑問の肥大化を避けるため、少量しか卸せないと言った。
 ここまでは良かった。いつもの豪放磊落なまでの威勢の良さですんなり受け入れてもらえた。
 問題はここからだった。よくこの店を利用する事もあるので、海人は比較的安い値で売り渡すつもりだったのだが、金額を言った途端ミッシェルに怒鳴りつけられた。

 そんなんじゃあんたの儲けが出ないじゃないか、と。

 そこからが凄かった。
 お金を稼いで貯める事の大切さ、安易な安売りがもたらす将来的な不利益、
果ては商売の理想的な在り方まで懇々と説教された。
 途中色々言いたい事はあったのだが、それら全て海人は飲み込まざるをえなかった。
 
 さすがゲイツの母と納得できるような迫力も理由の一つだが、
それ以上に自分を心配して親身に諭してくれている事が良く分かったからだ。
 ついでに言うと幼い頃に受けた母の説教に比べれば、関節を極められたりドロップキックが飛んできたり逆さ吊りにされたりしない分はるかに気楽だったというのもある。
 
 とはいえ、説教は良し悪しを問わず精神力を削る。
 しかも訪れたのがランチと夜の間の休憩時間であったため、数時間ぶっ続けだった。
 結局最初に提示した額の倍額で卸す事になって儲けたは儲けたのだが、やたらと疲れた。
 
 そして、必然的にそれに付き合わされて、屋敷へ送ったシェリスの使用人も帰還時間が遅れる事になった。
 それはつまり、帰ったら書類地獄が待ち受けているという事でもある。
 幼い顔立ちの彼女が必死で溢れそうな涙を堪えて一生懸命取り繕った笑顔で帰っていった事に罪悪感を覚え、
海人の疲労はさらに疲労が増した。
 
 結果として海人は自分の部屋に戻った瞬間、倒れこむように自分のベッドで爆睡する事になった。
 
 二つ目の原因は引き受けた授業のための準備。
 これはある意味一番難関であった。  
 
 最初に片付けたのがメイド達が持ってくるであろう図書室の書籍の問題。
 海人の授業の売りの一つにどんな分野であろうと教えられるという点がある。
 だからこそ安心してどんな内容でも気軽に質問できるのだ。
 
 今まで読んだ書籍の内容とその応用で対応しきる自信はあったが、結局海人は図書室の本全てにざっと目を通す事にした。
 シェリスに頼んで丸一日図書室を貸しきって頭に一通り叩きこめたが、
流石に山のような書籍を要旨だけとはいえ全て頭の中に叩きこんだのは流石の彼もかなり堪えた。
 
 第二に学習環境の整備。
 海人の授業能力に問題は無くとも、授業をやるにあたっては必要な物がある。
 とはいえ、今回の場合教える内容が各個人バラバラなので、黒板のような大勢相手の物は必要ない。
 
 だが、それでも机と筆記具は必須だ。
 書きながら説明した方が楽だし、生徒側も自分で書きながらの方が覚えやすい。 
 相手が年頃の女性達という事も踏まえれば、それらのデザインも大事である。
 文句は言うまいが、あまり安っぽい物ではやる気の低減に繋がりかねない。

 そして一番肝心なのが教室。
 勉強に集中できるようにするためには余計な雑音は無い方が良い。
 かといって狭苦しい部屋に押し込められて授業を受けるのでは、ストレスでかえって効率が落ちる。
 逆に広すぎてもかえって落ち着かず、これまた効率が落ちる。
 
 さんざん悩んだ結果、海人は使用人用の部屋の壁を一つぶち抜いた。
 一つ分では少し狭いが、二つ分あれば丁度ゆったりと落ち着いて授業が受けられる広さだったのだ。
 構造上抜いても問題の無い箇所を開けたので建物の強度に影響はないのだが、問題は内装。
 力技で開けたためかなり見苦しく、海人の手作業で整備するには時間がかかるため、ロボットを使わざるをえなかった。
 丁度地下の工事も終わったのでそちらのロボットを流用できたのは良かったが、肝心のリフォーム用の材料が無かった。
 
 そこで海人はこの前撮影した創造魔法の中位術式を純金の板に刻み込み始めた。
 通常、魔法を発動させるためにはその術式全てを発動まで詳細に思い浮かべ続けなければならない。
 そして、創造魔法の術式は一番単純な物でさえ基本属性の上位術式の数倍複雑だ。
 海人は使用する術式の各パーツをある程度は正確に覚えているが、
複雑精緻を通り越しもはや奇々怪々としか言いようが無い術式全体を正確に揺ぎ無く思い浮かべ続けるには、
まだかなり遠い道程が必要になる。

 なので、今回は消費魔力は倍になるが術式を思い浮かべる手間の無い、貴金属の板に術式を刻み込むという手法を取ったのだ。

 下位術式でさえ莫大な消費魔力を誇る創造魔法の中位術式の消費がどうなるかは不安だったが、
毎日余った魔力をこつこつダイヤモンドに溜め込んでいたため、それを使えば賄えると判断した。
 
 しかし、肝心の彫り込む作業が難航した。
 海人の手先は常人よりはるかに器用なのだが、彫らなければならない術式はあまりに複雑すぎた。
 なにしろシングルベッドほどのサイズもある板に細かい、それこそ一番小さな文字だと一ミリ程の物を延々彫り込んでいくのである。
 驚異的な集中力と技量で予定より早く終わったものの、結局この作業のために丸三日徹夜する羽目になった。
  
 とはいえ、その甲斐あって数多くの高級感には欠けるが洒落たデザインの机と筆記具、リフォーム用の建材一式が一度の魔法で揃い、現在屋敷では地下と教室の工事が同時に行われている。 
 案の定魔力消費は推定五百六十万と凄まじかったが、きっちり自分で術式を扱えるようになれば半分で済む。
 どの道傭兵業界屈指の魔力量を誇るルミナスの全魔力でさえとても届かない消費量ではあるが。

 余談だが、魔力消費の測定にはルミナス達との同居中に教わった体内の魔力残量の割合を感覚的に把握する技法を使った。
 魔力残量の把握が生死に直結する二人の厳しい指導の甲斐あって、この手法は海人が信頼するに値するだけの精度がある。

 無論この方法では海人の総魔力量が増加していた場合には計算が狂ってしまうのだが、
魔力量が短期間で一気に増加する事は極めて稀なので、仮に増加していたとしても誤差が極端に大きくなる可能性は低い。
 海人は念を入れて今度シェリスに魔力量を計ってもらうつもりではあるが、時間の無駄に終わる可能性の方が高いぐらいである。

 そして最後の疲労要因だが――これだけは完全に自業自得である。

 一通りの作業が終わったところで、無属性防御魔法の改良案を思いつき、それを形にすべく地下室に篭り始めたのだ。
 常識外の短期間で一応術式を仕上げ、板に刻み込んでしまうあたりはさすがなのだが、体の疲労はいかんともし難い。   
 それでも彼はすっかり重くなった体を強引に起こし、最後の気力を振り絞って最終チェックを行った。

「……理論、法則にミスはなし……構築手順も使用文字・図形も問題なし……完成……」

 その言葉を最後に、海人は机の上に突っ伏した。
 くー、くー、と安らかな寝息を立てながら数日振りの睡眠を貪っている。
 
 ここ数日の自分の行動が何を意味しているのか――それに気付く事もなく、ただ穏やかに眠っていた。 






























 カナールの冒険者ギルド。
 そこでは情報交換がてらの酒盛りで冒険者たちが盛り上がっていた。
 その中心にいるのはこの国の冒険者であれば誰もが知る偉大な冒険者。
 オーガスト・フランベルその人であった。

 彼は酒樽を片手で持ち上げ、ゴッゴッゴ、と凄まじい勢いで飲み干し、
己の頭ほどもありそうな鳥の腿肉のソテーに豪快にかぶりつき、と小柄な体格にもかかわらず十分に目立っている。
 というより、他にも興が乗って盛り上がっている者はたくさんいるが、彼以上に目立っている人間はいない。
 
 しかしさすがと言うべきか、それだけの御乱行でありながら動きは素面のそれであり、
時折声をかけたそうにしている冒険者には目敏く気付いて自分から声をかけている。
 話の内容が相談だった場合は周囲の興を削がぬ程度に飲み食いの手を緩め、話を吟味した上でアドバイスをし、
馬鹿話であれば話をより一層盛り上げて周囲を沸かせる。
 
 なんのかんので偉大なる先達としての役割を果たしている御老人を中心に盛り上がっていると、
入り口から新たな人間が入ってきた。

「おっ、この間のお嬢さん達か。首尾はどうじゃった?」

 入ってきた刹那と雫に目敏く気付いたオーガストが軽い調子で近寄ってきた。

「ブラッディアントの巣、卵から巣穴に至るまで全部根こそぎ潰してきましたよー。
証拠として兵隊蟻と女王蟻の顎とついでに卵の殻少しづつ持ってきました」

 お気楽な口調で答えつつ、雫が担いだ袋の中身を見せた。
 
 その中には人の腕よりも大きな深紅の顎、それの倍以上の大きさの漆黒の顎、
そしてそこらの岩よりもはるかに固い卵の殻の残骸が入っていた。

 どれも、間違いなく彼女の言った魔物の一部である。 

「……二人共余裕そうじゃな。大したもんじゃ」

 袋の中身から体に傷一つ見当たらない二人の姉妹へ視線を移し、オーガストは感心した。
 
 ブラッディアントは成人男性よりも二回りは大きい巨大な蟻の魔物である。
 個体ごとの強さに特筆すべき点はないのだが、集団になると統率の取れた動きと物量で危険度が跳ね上がる。
 それを相手に無傷で巣穴ごと叩き潰せる者は一流の冒険者でもそう多くない。    

「言うほど楽ではありませんでしたが……」 

 ふ、と遠い目をしながら刹那は巣穴を潰した時の事を思い返した。

 本格的にすを潰す際に二人が取ったメイン戦術は至極単純。
 刹那が巣穴の出口で待機し、雫が内部に入り込んで女王蟻を討ち取る、ただそれだけだ。
 
 この戦術、兵隊蟻がひしめく巣穴に単身突っ込んだ雫の負担は勿論だが、
女王蟻が倒された後巣穴から逃げようとした蟻を残らず討ち取らなければならなかった刹那の負担も大きい。
 雫が女王蟻狙い一直線だったため、かなりの数の蟻が残っていたのだ。
 女王蟻を失った蟻達は逃がすと出鱈目に散逸するため、一匹も逃すわけにはいかない。
 そのため、ひっきりなしに出てくる蟻を視認した瞬間に端から全て斬り捨てなければならなかった。
 
 とはいえ、本来一番厄介なこの作業は二人にとっては余裕の作業だった。
 
 雫の力量であれば襲い掛かる蟻を斬り捨てつつ女王蟻を始末する事など容易く、ついでに卵と巣穴を潰す事も造作も無い。
 刹那は刹那でひっきりなしに出てくるとはいえ出現場所が固定なので、かなり楽だった。

 彼女らにとって厄介だったのは本格的な退治の前に巣穴の外に餌を探しに出ていた蟻を倒した時だった。

 全部始末しなければならないため、何日もずっと外で待機だったのだ。
 勿論、戻ってこなくなっても日を開けて戻ってくる可能性を考え、交代で見張りをしなければならなかった。

 まあ、これ自体は冒険者の仕事としては一般的で、泥臭くはあるが厄介でもない。
 問題はその最中に起きた出来事だった。

 待機中運悪く大雨に降られたうえ、その時に限って数匹の蟻が一度に戻ってきた。
 しかもどういうわけかタイミング悪く二人の刀に狙ったかのように雷が落ちた。
 嫌な予感を感じて直前で刀を手放していなければ危なかっただろう。  
 トドメは咄嗟に手放した刀が蟻の真っ只中に入ってしまった事だ。
 結局二人はその蟻達を素手で倒す羽目になった。

 思い出して苦い顔をしている姉をよそに、雫はケロッとした顔で奥へと歩いていた。 

「それじゃ、仕事は終わりましたんで、報酬いただけますか?」

 あっけらかんとした表情でギルドマスターに手を差し出す。
 中年から初老に差し掛かろうとした年齢の男は、苦笑しながらその手に札束を乗せる。
 そして札束を数え始めた二人に一声かけた。 
  
「そうそう、おたくら二人にシェリス様から言伝があってな。
『先日の件について説明いたしますので、よろしければ屋敷の方まで御足労願いませんか?』だそうだ」

「ふむ、約束は守ってもらえるか。日時は指定されているのか?」

「いや、今週中なら時間作るからいつでもどうぞ、だとさ。
それより遅くなると調整が難しいから、すぐに会えるとは約束できないそうだ」

「ふむ……なら今日の内に行くとするか。行くぞ、雫」   

 『せめてどっかで昼食食べてからに!』と喚いている妹を引き摺りながら、刹那はシェリスの屋敷へ向かう事にした。












 一眠りした海人は、のっそりと身を起こしながら目を開けた。
 明かりも消さずに寝たためか、今一つ疲れが取れていない。

 が、じっとしていても仕方ないので、軽く肩を回しながらゆっくりと立ち上がった。
 柔軟をして軽く体をほぐすと若干体の重たさが取れる。
 しばらく体をほぐした後、最後に伸びをして海人は術式を刻み込んだ板を手に取った。
 
「さて、効果の程は……」

 言いつつ魔力を流し込むと、瞬時に純金の板が魔力に包まれ、空中に一個の黄色く輝く直方体が出現した。
 それを確認すると海人は床に転がしておいた剣――ルミナス愛用の剣のコピーを手に取った。
 
 その剣は非常に重い。流石に肉体強化して持てないほどではないが、素の海人ではまともに構える事もできない。
 ドラックヴァン鋼という素材らしいが、海人の知識にあるいかなる金属よりも重く、堅く、それでいてしなやかである。
 とはいえ、今重要なのは唯一点。これが海人の知る限り、この部屋で使える中で最も強力な武器だという事だ。

 自身の分を超えるまで強化を強め、海人は思いっきり剣を振りかぶった。
 やめろ、と言わんばかりに両腕に鋭く強い痛みが走る。
 が、海人はそれを無視して空中の直方体を全力で殴りつけた。

 ゴッ、と鈍い音がして剣が止まる。
 それに伴って海人の動きも止まり――返ってきた衝撃の強さに耐え切れず、剣を落とした。 

「っつう~~~っ……!」

 足元に落ちた剣に一瞥もくれず、海人は両腕から響いてくる痛みを堪えていた。

 ただ、海人の苦しみぶりのわりには足元の剣には微かな歪みも無い。
 流石は傭兵業界にその名も高き《黒翼の魔女》の剣と言うべきか、
刃筋も通せないド素人に無茶な扱われ方をしてもビクともしていなかった。

「……ぐぐ……だが、成功は成功か……」

 ようやく痛みが収まると、海人は涙目で目の前の空間を見つめた。

 そこは先程までは無属性魔法で作成した防御壁があった場所である。
 通常の魔法ならば最低十分前後は消えずに防御壁が残っているのだが、既に跡形も無い。
 まるで初めから何もなかったかのように、綺麗さっぱり消えていた。

 だが、それでも今回の実験は海人の中では成功と位置づけられた。

 今回作った術式は持続時間を極度に短くする代償に強度を強め、発動時間を短くした物だ。
 持続時間が通常の一%未満ではあるが、発動時間をコンマ二秒まで縮め、強度は上位魔法並になっている。    
 もう一つ魔力消費も上位魔法級という難点があるのだが、これは海人の莫大な魔力量の前では大きな問題にならない。
 欲を言えば発動時間を更に半分以下に減らしたいところではあるが、本腰を入れ始めてまだ日が浅い事を考えれば十分な成果と言えた。
 
「できれば実戦での実験もしたいが……ルミナス達がいない現状では無理か」

 一応術式自体は成功と言えたものの、実戦の緊張という条件下で狙い通りに発動させられるかどうかは未知数だ。
 勿論、単に発動させるだけならば容易だ。板に魔力を流し込むだけで魔法は発動する。
 
 しかし、防御壁を狙うべき場所に出現させる事が出来るか、と言われると考え込まざるをえない。
 今回開発した術式に限らず、防御壁を出現させる系統の魔法は効果範囲内であれば狙った場所に出す事が出来る。
 だが、そのためにはある程度正確なイメージが必要で、それが無い場合は一番意識しやすい場所――術者のすぐ真正面に現れる事になる。
 悪い事ではないのだが戦略的に運用する場合、どうしても出現場所を自由自在に選べなければならない。
 敵の進路に効果的に防御壁を配置すればそれだけ足止めの効果が高まり、それに伴って海人の生存率も高くなるのだから。

 ――なにより、狙い通りに出せるのであれば防御魔法は別の使い方も出来る。
  
「……ま、二人が戻ってきたら頼んでみればいいか」

 そんな事を呟いた時、くう、と腹が鳴った。
 設置した時計に目をやると、既に時刻は昼を指している。
 
 ――しばし、考える。

 一応眠気は覚ましたものの、まだ睡魔は今か今かと海人が気を抜くのを待ち受けている状態だ。
 自室に戻って惰眠を貪るというのも悪い案ではない。

 しかし海人の胃は食べ物が欲しいと喚いている。栄養をよこせ、と。
 睡魔に気を許さず食事を作って食べるのも悪い案ではない。

 ただし、両方の案を同時に実行する事は出来ない。
 いくら器用な海人でも熟睡しながら料理をして食べるなんて真似は出来ない。
 
 つまり選択肢は二つ。食べてから寝るか、寝てから食べるか。
 
 前者は健康の事を考えると食べてから時間を置いて寝る事になる。
 後者は一眠りしたら眠気を覚ましつつ料理を作って食べればいい。

 海人は当然のように後者を選び、地上の自分の部屋へと戻っていった。
 
 
  












 その頃、シェリスの屋敷では依頼を終えた宝蔵院姉妹と屋敷の主が睨み合っていた。
 と言っても、別に険悪な雰囲気というわけではない。
 生真面目な女性二名が頭を悩ませ、快闊を絵に書いたような少女が欠伸を噛み殺し、
無表情な女性がそれらを淡々と見守っているだけだ。

 やがて、刹那が顔を上げて口を開いた。

「……つまり、ミドガルズ鉱石の希少価値が跳ね上がるかもしれない、と」

「ええ。我が国最大の採掘地域が枯渇したとなると影響が大きいでしょう」

 シェリスは頭痛を堪えるかのように頭に手をやった。

 先日やってきた老紳士の用件は、この国最大のミドガルズ鉱石産出地が枯渇したという情報だった。
 前々から採掘量が減り始めたという話はあったのである程度心構えは出来ていたのだが、それでも困った話であった。
 ミドガルズ鉱石の輸出はこの国の大きな産業の一つなのだ。
 無論他にも大きな産業はあるし、いずれ確実に尽きる鉱石の産出など無くとも国が成り立つように、心ある貴族達が尽力している。
 
 しかし、最大の産出地だけにしても枯れるにはまだ時期が早過ぎる。

 昔に比べれば比較に値しないほど商業などが発達したとはいえ、まだそれだけでは国の予算を支えられない。
 このままでは遠からず増税の流れが生まれるだろう。
 そうなれば最悪の場合、折角勢いづいている商業の成長が止まりかねない。
 せめてあと二年は産出量が激減するような事態は避けなければならない。
 
 だが、避けなければならないと言っても鉱石の量は決まっている。
 シェリスの力で出来る事など本当に少なく、限られている。
 こういう時はつくづく創造魔法の素晴らしさを確信する。
 
「それで、先日教えてもらえなかった理由は?」

「あの時点で教えては急遽依頼を蹴ってそちらに向かわれる可能性もありましたから。
あの依頼は急務でしたので」

 シェリスのしれっとした言葉に、刹那は思わず呻いた。
 
 たしかにあの依頼は急務だった。
 向かった山の近くには小さな村があったのだが、ブラッディアントは数が増えると人工的な建築物のある場所も襲い始める。
 あのまましばらく放置されていれば、あそこの村はそのうち壊滅していただろう。
 なので、貴族の立場としてより確実な手段を取ったというのは分かる。

 が、それは刹那達が一度受けた依頼を蹴る可能性があると疑っていたという事だ。
 この間が初対面なのだから仕方ないとは思うのだが、あまり気分の良い話ではなかった。

 それでも、下手な嘘を吐かず真っ正直に話してくれた事には好感を抱けたが。
  
「――まあいい。それで鉱石の入手を依頼したいという事だったが、その前に聞きたい事がある」

「なんでしょう?」

「この前ゲイツ殿からあそこのミドガルズ鉱石の発光を見分ける事が可能な人物がいると伺ったのだが……」

「おそらく、ローラの事でしょうね。彼の人脈からしてそれ以外にはいないでしょう」

 シェリスは刹那の言葉を即座に断定した。

 ゲイツはスカーレットの婚約者でもあるため、人間関係もかなり深く把握している。
 だからこそ、そんな規格外の観察眼を持つ人間が彼の知り合いにローラ以外いない事も分かっている。
 
 正確には持っていそうな人間ならいるのだが、ゲイツがその事を知っているとも思えない。
 さらに言えば、その事を話して当該人物を危険な森へ連れて行かれても困るので、シェリスはあえてそれには触れなかった。
 
「……彼女に手伝ってもらう事は出来ないのか?」

「はい。ローラは別の用事でしばらく動き回ってもらわないといけませんので」

「ならば仕方ないか……しかし、多少時間をかけたとて大量に入手できるとは限らんぞ」

「分かっています。今回の問題の方に関しては別口で大量に入手する当てがありますので、メインはそちらです。
御二人に依頼するのは、多いに越した事は無いという意味合いが強いですね」

 刹那の念押しの言葉に、シェリスは軽い口調で答えた。

「……ならば構わんが、どの程度持ち帰ればいいんだ?」

「あそこの物は純度が極めて高いですからね。
こちらの用意した袋全てが満杯になるまで集めてくだされば、一千万支払いましょう」

 その声に答えるかのように、ローラが背後から袋を四つ取り出した。
 どの袋もさほど大きくはないが、鉱石を詰めて持ち帰る事を考えるとかなり嵩張る事は間違いない。
 ただ、刹那はそれとは別の事を気にかけていた。

「その条件だとこちらが水増しする事も可能だが?」

「勿論構いませんよ。こびり付いた土などで水増しして楽に報酬を手に入れるも、
真っ当にきっちり集めて報酬を手に入れるもお二人の自由です。
それで今回の報酬を減らす事はないので御安心を」

 そう言って柔らかく微笑む令嬢に、刹那は若干寒気を覚えた。

 おそらく、シェリスの言葉に嘘偽りはない。
 例え二人が大量に水増しして袋を持ってきたとしても、普通に一千万を支払うだろう。
 
 だが、目の前の女性は『今回の』と言った。
 言い換えれば次以降はその限りではないという事である。
 それの意味するところを察し、刹那の表情に緊張が走った。   
  
 そんな姉とは対照的に、雫があくまでものんびりと気楽そうに質問をぶつけた。

「一つ気になったんですけど、ゲイツさんやオーガストさんには依頼なさらないんですか?」

「困った事にゲイツさんは未だ前の仕事から戻っておらず、オーガスト老は別件の仕事があります。
どちらも終わり次第依頼するつもりではありますが……いつになる事やら」

 はあ、と息を吐いて天を仰ぐ。
 
 本来であれば刹那と雫にゲイツとオーガストを加え、四人でやらせる事が理想的だった。
 実力者四人もいれば万一の事態は起こり辛く、それこそオーガストが周囲を警戒している間に
残りの三人で近くを掘りまくるという手段が使える。
 
 しかしゲイツは少し前の依頼に手間取って未だ帰還しておらず、
オーガストにはローラの用事の関係で少し手伝ってもらう事になっている。
 
 後者は仕事をサボった罰、というか説教を逃れるために進んで向かってくれるので費用がかかっていないのが救いではあるが、
同時に少し悲しくもあった。

 シェリスは知っている。
 あの老人がギルドに行く時は酒を飲む方がついでであると。
 メインは後輩達に命を落とさないための心得などをそれとなく教えてやることだと。
 
 ただサボるだけなら激怒するが、ギルドに行って後輩達の酒奢りにかこつけてアドバイスをしているのなら話は別だ。
 それであればサボる限度さえ弁えていれば目くじらは立てるつもりはない。
 仕事の少ない魔力判別所の局長として働くよりも、間違いなくそちらの方が国益に繋がるのだから。 

(ま、サボりはサボりですし、働くというなら働いてもらいますけどね)

 そんな拗ねたような事を考えていると、刹那が問いかけてきた。

「もし他の冒険者と競合した場合、対応はどうすればいいんだ?」

 これは確認しておかなければならない事だった。

 冒険者同士だと、獲物がかち合った場合の殺し合いはそう珍しくない。
 最初に獲物を見つけた冒険者達が殺し合って相打ちになり、
結局その次に来た冒険者が悠々と獲物を持ち帰ったなどという実話もあるぐらいだ。 

 普段なら話し合いで決着がつかずとも競合相手を迷わず斬り捨てられるが、今回彼女らはシェリスの雇われだ。
 同じように彼女に雇われた冒険者とかち合った場合を考えると、交渉決裂で即座に斬るというわけにもいかない。

 が、シェリスはそんな刹那の懸念をあっさりと一蹴した。

「お任せしますよ。どうせ雇う冒険者はさっき名前の出た二人と貴女方だけです。
このメンバーなら話し合いで決着が着くでしょうし、潰し合いにはならないはずです」

「なるほど……具体的な期限は?」

「定めません。依頼の内容が内容ですから、下手に区切っても焦るばかりで上手くはいかないでしょう。
時間がかかったとしても、依頼した量を持ってきてくだされば報酬は支払います」

「承知した。では、早速向かわせてもらう」

 そう言うと刹那は席を立ち、雫と共に軽く一礼してから部屋を出て行った。
 
 二人が出て行ったドアを眺めながら、紅茶を啜る事しばし。
 二人が屋敷から離れた事を確認してから、シェリスは紅茶を啜りながら背後に控える従者に問いかけた。

「それで、貴女の仕事はどれぐらいで終わると思う?」

「最短で三日かと」

 主の問いにローラは短く、かつ簡潔に答えた。

 今回主に任された仕事は、ローラにとっては容易い。
 しかし仕事をしなければならない箇所が複数あり、距離が離れているため時間がかかる。
 ローラの移動速度で多少頑張ったところで、三日以下には縮められない。
 
「そう……もしも集められた量が予定量に達しなかった場合、貴女も向かって。
それと穴埋めは私がやっておくけど、皆の訓練メニューだけは決めておいてね」 

「かしこまりました。カイト様にも書類の方をお願いしておいた方がよろしいですか?」

「いえ、今回はいいわ。確かにあの方は頼りになるけど、頼りすぎるのは問題があるもの」

 そう言って、シェリスは厳しい目で虚空を睨んだ。

 海人の能力はまさに破格であり、凡百の人間をいくら集めても賄えない。
 さらに言えば、彼にとって譲れない事以外はあっさりと引き受けてくれる。
 おそらく、今回も理由を説明すれば二つ返事で地獄の書類仕事を引き受けてくれるだろう。

 だが、それに頼りきる事だけは絶対にしてはならない。

 ほいほい人に頼るなんて、という精神的な問題もそうだが、もっと現実的な問題がある。
 ある程度ゆとりを作るために頼る程度ならともかく、何でもかんでも頼っていてはそれは依存に変わる。
 そしてその依存は遠からず己自身の能力の劣化を招く。
 海人が書類仕事をしなくなっただけで事務作業が麻痺するような事になっては困るのだ。
 
 同様の事は創造魔法についても言える。

 確かに便利な魔法だし、この先海人から大きく信頼を寄せてもらえるような関係を構築できればそれこそ困る事は激減する。
 だからと言ってそれに依存してしまえば、シェリスの状況対処能力の低下を招きかねない。
 そうなればいずれは海人からの信頼も低下し、それに伴って創造魔法というカードも消え、
後には前より劣化した能力で対処しなければならないという現実のみが残る事になる。

 今回の話を海人に伝えていない最大の理由はそこである。
   
 創造魔法という反則がいつ使っても間に合う物である以上、頼るのは最後の最後でいい。
 できるのであれば今まで自分が培った物で対処しなければならない。
 このような突発的な事件でこそ、その人間の真価が試されるのだから。
 シェリスは極当たり前にそう考えていた。

 そんな主の考えを悟ってか、ローラの口元に僅かな微笑が浮かぶ。
 もっとも、見ていても余程観察力の高い人間以外には分からない程度の物だが。
 
「御立派です。ところで、奪取した物の輸送手配などはいかがいたしましょう」  

「盗賊ギルドに話は通してあるから警備を潰せば後は任せて大丈夫よ。
ただ、ガルツェフ伯爵とディード子爵とライラック子爵は始末しておいて。
あの三馬鹿は発見した採掘場を国に秘匿して勝手に売り捌いてるから。
把握してる数字で合っているとは思うけど、一応月ごとの平均産出量聞き出すのも忘れないでね」

「御意」 

 主の非情な命に眉を顰める事も無く、ローラは恭しく一礼した。 
 











 刹那達は冒険の準備のためにカナールに戻ってきていた。
 主目的は食料それも穀物である。この間雫を怒らせた経験から、刹那はその重要性を学習していた。
 無論雫がそれに異論を唱えるはずも無く、姉妹仲良く食料品店を目指している。
  
「しかし、憂鬱だな。金のためとはいえ当てもなく穴掘りを延々と続けなければならんとは」

「まったく同感だね――ところであたし、一人だけ発光見分けられそうな人の当てがあるんだけど」

「は? お前さっきはそんな事……」

「あの時はまったく気付かなかった――っていうか思い出さなかったんだけどね。
さっきから少しでも楽できないかな~って考えてたら思い出したんだよ」

「オーガスト老でも無理、ゲイツ殿でも無理――他に誰がいる?」

「ん~……やっぱりかな~り強い縁があるんじゃないかな、って言えば分かる?」

 そう言われた瞬間、刹那の表情が強張った。
 
 言われてみると、今まで思いつかない方がどうかしていた。
 観察力が極めて高い――仕置きと称して集めてきた草の中からマンディアルの葉だけをそれとなく姉に押し付け、
ゴルトースの葉を自分で独占して食べた雫ですら分からない傷の跡をあっさり見分けた男がいた。
 確かにあの男ならまるで分からないあの土地での鉱石の発光を見分ける事も可能かもしれない。

「――海人殿か。異論はないが、そもそも引き受けてもらえると思うか?」

「無理だろーね」

 雫は苦笑しながら断言した。

 海人という男はどう見ても好んで危険に首を突っ込む類の人間ではない。
 先日の会話から判断すればシェリスから仕事を貰っているようだし、金銭的にも不自由は無いはずだ。
 ではややお人好しそうな人格につけ込んで多少強引に説得すれば渋々ながら引き受けるか――これも無いだろう。
 確かに穏やかではあるが、あの男には凄まじく強固な芯を感じる。
 譲歩してもいいところはするが、しないところでは絶対にしない、そういう類の人間だ。

 だが、根拠などどこにも無い、むしろ断られる根拠があるにもかかわらず、雫には妙な予感があった。
 
「でも、なーんか引き受けてくれそうな気がするんだよね。ただの勘だけど」

「お前の勘は当てになるが――仮に当たったとして何かあった時に自制する自信はあるのか?」

 姉の心配そうな言葉に、雫は一瞬思案する。

 姉の心配はもっともだ。
 自分の悪癖を自制できなければ海人を同行させる事は問題がある。
 それが顔を出す状況を考え、そしてその時に自制出来るかどうかを考えた末――雫は笑った。
 自信たっぷりに。

 それを見て、刹那は試してみようかと思った。
 雫の悪癖は多少顔を出す程度ならばそう大きな問題ではない。
 姉が妹に刻み殺されそうになったと悟っていながら平然としている海人なら気にしない可能性が大きい。
 流石に最悪の事態になるとまずいが、その場合は前兆があるので適当な理由をつけて海人を先に帰せば良い。

 なにより、悪癖に関してこれほどに自信に満ちた妹の姿は初めて見た。 
 姉としては是非試してやりたい。

 そんな事を思っていた刹那に、雫は不敵な浮かべて堂々と宣言した。

「あるわけない!」

「アホかぁぁぁぁぁあっ!」

 絶叫と共に放たれた神速のアッパーが雫の顎を打ち抜いた。
 その威力を物語るかのように、雫の体は現在進行形で天高く舞い上がっている。
 しかもぎゅいんぎゅいんと激しい縦回転をしながら。
 町往く人々が何事かと思って足を止めているが、彼らの視界にあるのは腕を振り上げた姿勢のまま拳を震わせている刹那のみ。
 あまりに速過ぎる攻撃速度ゆえに、誰一人として何が起こったのか分からずにいる。
 
 注目を集めている事を感じた刹那が拳を下ろすと、一人、二人と野次馬は散っていった。
 刹那が不機嫌そうな顔のまま妹のふっ飛んで行った方向に歩みを進めようとした時、 
 
「お茶目な冗談なのに~……」 

 背後から恨みがましい声が聞こえた。

「手応えがおかしいと思ったが……身代わりの術か」

 雫が手に持っていた袋が無くなっている事に気付き、まんまと騙された事を知る。

「痛いのやだもん」

「まったく……真面目に考えた拙者が馬鹿みたいだ。
結局、海人殿を誘うというのは冗談なんだな?」

 はあ、と刹那が嘆息しつつ肩を落としていると――雫の声音が変わった。

「違うよ。自信が無いのは本当だけど、自制できるように頑張る。
これは本当。無いとは思うけど、もし本気で海人さんが危なくなるような事になったら――殺していいよ」

 一転して真剣な眼差しで姉を見つめる雫。
 その瞳に揺らぎは無く、今度は真面目である事が窺える。
 
 刹那はそんな妹の瞳をしばし睨みつけた末に、折れた。
  
「――はあ、仕方ないな。断られたら素直に諦めるんだぞ?」

「そこらへんは弁えてますって。それじゃ、準備整えたら御屋敷に行ってみよっか」

 楽しそうに笑い、雫は刹那の腕を引いて近くの食料品店へと入っていった。








テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

コメント

画面の前で正座して待ってました
一番気になったのは泣きそうな使用人という罠
海人先生、図書室全部読破とかパネェ
誤字脱字乱丁落丁たくさん見つけたことでしょう

続き楽しみにしています
[2010/07/01 00:12] URL | とおりゃんせ #KB5hZkYI [ 編集 ]


良かった、予告通りに更新された。海人の授業準備はちゃくちゃくと進んでいるみたいですね。魔法の改良(と言うかもう発明の域か?)も進んでいるみたいですが。

一方、ドースラズガンの森の奥地のミドガルズ鉱石は枯渇しなくても、別の産地のミドガルズ鉱石が枯渇するかもしれないとは。なかなか難しい国庫の問題も関わってきそうですね。

ところでドラックヴァン鋼とミドガルズ鉱石、もし宝蔵院姉妹の武器を作るのならどちらの材質の方が良いのかな?気になりました。刀に向いている材質ってただ堅いだけの鉱物ではだめでしょうから…。

海人は雫に襲われるのでしょうか、それだけが心配です。まあ防御法を用意するのかな?
では次の更新を楽しみにしています。
[2010/07/01 00:14] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]


更新お疲れ様でした

ふと思った質問なのですがこの世界に宗教のようなものはないのでしょうか?
[2010/07/01 00:43] URL | さとやん #ao52Tjc2 [ 編集 ]


更新お疲れ様でした。無理はしないように気を付けてくださいね。

今回雫嬢と海人のバトルフラグが立った気がします。

今回で疑問に思ったことですが、ドラックヴァン鋼と海人の魔法、上位龍の牙や骨等で一番強いものは何ですか?できれば回答のほど、よろしくお願いします。

次回の更新も楽しみに待ちます。
[2010/07/01 01:31] URL | fuji #viWYSvG2 [ 編集 ]

海人の現在の魔力量
>案の定魔力消費は推定五百六十万と凄まじかったが

なぜわかったのだろう・・・?
[2010/07/01 12:00] URL | 無刃 #66zat/ic [ 編集 ]


↑その後に以前から使っていた創造魔法を何回使えるかで大体分かったんじゃないでしょうか?
[2010/07/01 13:00] URL | 戸次 #Wjzbkqqg [ 編集 ]


雫の悪癖ってのは殺人衝動とかそういうのっぽいですね。
能力とか才能を奪うとかそういうのかとも思ってましたが。(保健室の死神とかめだかボックスとかみたいなwww)
[2010/07/01 22:21] URL | ぼるてっかー #.VnE0uX. [ 編集 ]


あ、更新されてる

海人は本当にいろんなことに巻き込まれますねー
こういう問題のある人と言うかなんというかそういう人たちとばかり知り合うというのは一種の奇縁ですかねー

結局あの涙目メイドの仕事は終了したのでしょうか
そこが気になります
いや、むしろ涙目が気になります(何

昼寝(?)して起き抜けなので文がむちゃくちゃかもしれませんが気にしないでください……
[2010/07/02 23:04] URL | 華羅巣 #zR7lJLBY [ 編集 ]


初めて読みましたが、なかなか面白かったです。
最初に読み始めた時は「はいはい、チートチート」と言いながら読んでましたが、なかなかの展開に思わず「おぉ」と声を上げました。

それなりに売れたラノベを読んでいる気分でした。
これかも頑張ってください。
[2010/07/10 13:03] URL | てぃんく #lwdeC1mQ [ 編集 ]


ドラックヴァン鋼とかミドガルズ鉱とかいうのは、海人の元いた世界にある元素とは違うようなものでできているのでしょうか
それとも合金のようなもので、配合が違うだけの、材料は元の世界でも手に入るようなものなんでしょうか

たいした問題じゃないけど気になったもんで
[2013/06/03 14:51] URL | #- [ 編集 ]


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